浜松町のターフ

 最近のマイブームは庭園めぐりです。
 昨年度は小石川後楽園の年間パスで済ませましたが,なぜか今年度は都立9庭園の年間パスを買ってしまいました。買ったからにはそれなりに巡らないと勿体ないので,浜松町から芝離宮であります。
 それにしても浜離宮と芝離宮,近所にあって名前が紛らわしいから困ります。旧古河と旧岩崎にもいえますが。名前が似ているためにここでも「Q.浜離宮恩賜庭園とは同じ庭園ですか?A.いいえ、異なる庭園です。」などというよく分からない禅問答が行われております。

 地図を見ると浜松町駅南口と隣接してそうに見えたので,少なくとも入口はあるだろうと思って乗り込んで見ましたが,出入り口は北口からいかないとダメでした……。ちゃんとホームページに「北口」「出入り口は1カ所」と明記されているのに,Q&Aを馬鹿にするからこういう事態に陥るのであります。反省。

日の出桟橋に向かう道
もうちと英語表記があってもいいような
解説 入口は逆側です

 そんなこんなで,浜松町北口に戻ってようやく芝離宮へ。個人的には,浜松町南口にもっと大々的に「浜離宮は北口!」と書いてほしかったところですが,完全な逆ギレであることは承知しております。

 てなわけで,芝離宮へ。週末ではありましたが,特に特別なことのない週末だったので特に並ぶこともなく(=並ぶべきかどうか迷うこともなく)入場。

解説 昭和10年建立

 感想としては,高層ビルの借景は自分には合わないな,ということです。「都会の庭園としてふさわしい姿」という評価も出来うるところだとは思いますが,やっぱり高層ビル群は邪魔だな,と思う次第です。でも,こういった高層ビル群のなかに別世界としての庭園があるってのは素晴らしいことだとは思います。
 サイズはぐるっと歩くのにはぴったりで,これはいいですね。いわゆる池泉回遊式庭園で,これを8の字に歩くのが毎回恒例となっております(といっても過去2回だけだけど)。

入って 進んで 左手には灯籠と松 奥に池が見えます

 そんなわけで,まずは左回りに回っていきます。
 早速現われるのが海水取入口跡であります。
 かつては潮入の池ということで,海水をいれていたようですが,現在は完全に淡水だとか。これってどうやって塩を全部洗い流したのでしょうか。これってかなりの大事業なんじゃないかと思うのですが……。まあ,農作物を作るわけではないから,そこまでがっつりでなくてもいいのかな。

海水取入口跡 このあたりから池を見る
あまり話題にされていませんが,
このあたりの大きな石も結構勇壮で好きです

 で,橋を渡って中島へと入っていきます。
 この島の石組みで蓬莱山をあらわしているらしいです。


 そして,西湖堤へと入っていきます。西湖堤はあちこちにありますが,是非一度ホンモノの西湖にもいってみたいものです。
 自分が初めて(明確に意識して)見た西湖堤は縮景園だったかと思いますが,あそこも周囲がビルだらけだったなあ……。

 
解説 まっすぐに 西湖堤と中島 再度西湖堤 ぽっかりと

 で,石柱。今では謎が解明されたようですが,謎が本当に謎だったときはさぞかし不気味だっただろうなあ。ドラクエとかのダンジョンに出てきそうな見た目です。

解説 そびえ立つ 唐突に登場するのがなんとも 中島から 別角度で

 で,ちょっと振り返って枯滝石組とそのバックにある築山の大山。

枯滝石組
面白い枯滝の姿だと思います
大山 上からの眺め

 そんなこんなで池のまわりを回っていくと,またも島(大島)が現われます。そして,根府川山と鯛石の橋。いやあ,どこからこんな立派な石を集めてきたのやら。

根府川山を望む 鳥が飛んでいる 大島へ 鯛石
根府川山 小川のような雰囲気 大島を出る

 で,再度中島方面への橋を渡っていくのでした。


 で,今度は右に回って進んでいきます。こっちには砂浜や雪見灯籠。狭い池ながらもいろいろ詰め込まれております。
 また,この時期は彼岸花の時期でもありました。


 池ののこちら側から見る西湖堤もまた趣があります。


 そんなわけで,1周しておしまい。
 コンパクトな庭園なので,気軽にぐるっと一周できてよいですね。これで入場料150円ならお手頃じゃないでしょうか。


 続いて,紅葉の時期に再訪してみました。あまり紅葉を見にどこかに行くことはしないのですが,まあ近くの公園なら交通費もたかがしれてるし,入場料もかからないのでいいかな,てなもんです。
 上述の通り,歩行ルートは前回と一緒。最初に左に進む8の字であります。
 基本的に紅葉しているのは出発地点付近だけなので,途中は特に大きく前回と変わることはありませんでした。

出発 灯籠と紅葉
もうちょっといい構図がないもんだろうか
あまり鮮やかにならず

 そんなわけで,庭園内を散策。
 紅葉の時期ではありましたが,特段人が増えているということもありませんでした。このあたりは小石川後楽園とは違いますが,まあそもそも紅葉している木の数が全然違うからなんでしょうね。みなさんお詳しい。


 そんなわけで,無事芝離宮散策終了。
 再度来て,さらに今回は直後に浜離宮も歩いてみて思いましたが,やっぱり池のサイズ・庭のサイズが「軽く歩く」のにぴったりなのがいいですね。旅行の目的地としては若干物足りない面もありますが,散歩目的で行く庭園としては素晴らしいです。

 で,この日はこのあとイタリア庭園を経て浜離宮へ。
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