港を歩く新年

 あけましておめでとうございます。これを書き始めててる時点ではもうそこそこ明けており,おそらくこれをアップする時点では明けるも何ももうすぐ暮れるような時期になってる危険も感じているのであります。しかし,なにはともあれあけましておめでとうございます。

 さて,世の中には七福神めぐりというものがあるらしいんですね。
 一般の人が

 というわけで,いざ出陣!!

番外1.豊田地蔵尊

 出陣,といいつついきなり番外からスタートしてしまうあたりが問題ですが,中央線豊田駅前にお地蔵さんがあるので番外として紹介。この由緒書って昔からあったっけかなあ?
 単にこのあたりでお子様が亡くなったから作られたのだと思ってたのですが,戦没者の鎮魂と平和祈願だったとは。勉強になるなあ。

番外2.谷保天満宮

 さらに番外は続きます。いや,せっかく写真を撮ったのにほかに乗せる場所がないんですもの。
 てなわけで,国立市にある谷保天満宮です。僕の中で天神様といったらここです。小学校の頃からほぼ毎年お参りしております。交通の便はあまりよろしくなく,立川から南武線に乗ると再度立川に帰ってくるまでに1時間は見積もらないといかんのでありますが,まあここまできたら惰性というか,本能というか,そんなものです。
 1月2日の昼に行くのは実は初めてかもしれず,手水舎前に大行列ができておりました。1月1日の暗い時間に行ったときは手水どころの騒ぎじゃなかったのでおそらく手を清めておられない方が大半だと思いますが(これって全国的に同じことがいえる気がする。明治神宮クラスの初詣客が手を清めてなんかいたらいつまでたっても参拝客が前に進まんよな),2日の昼となると多少余裕が出ますね。

番外3.櫻木神社

 場所は打って変わって文京区の櫻木神社。
 普段は神職さんはどなたもおられないようなイメージの神社なのですが,やはり年始とあってお守りやお札を新しくしないといけませんからね。巫女さんが拝殿前に机を置いてお守りやお札を授与しておられました。なんか,受付のお姉さんみたいで変な感じですな。それにしても,寒そうです。雨や雪が降ったらどうするんでしょうかね?

豊田地蔵尊 谷保天満宮 摂社 谷保天といえば,にわとり 櫻木神社

番外4.築土神社

 日付も場所も変わり,九段の築土神社。
 最近NHKの「風と雲と虹と」のDVDを借りて見ているので,平将門がマイブームなのであります。
 神田明神は現住所に引っ越した際にお参りしたので,今度は築土神社であります。
 将門公を御祭神とする有名な神社なのでそれなりの(神田明神レベルの)敷地があるのかと思っていたら,完全にビル群に囲まれた都会的な神社でありました。
 どこから入るのか迷って,無駄に坂を上り下りする羽目になりましたが,まあいい運動になったと前向きに考えるのがいいんでしょうな。

鳥居
ビルの間に突如登場
参道には見えない 狛犬の解説

口の開け方がかわいく見える
拝殿 力石 世継稲荷

番外5.靖国神社

 そして,おそらく初詣場所としては築土神社よりもはるかにメジャーな靖国神社。参道にはお店も多数出ていて,大変盛り上がっておりました。ここに来る前に九段下交差点の小諸そばに行ってなかったらたぶん何か買い食いしていたことでしょう。
 そして,この日初めて遊就館に行きました。本当はこの日に港七福神を回るプランもあったんですが,家を出るのが遅れて時間内に回れそうもなかったのでここで時間を使うことにしたのです。普段の混雑具合はよく知りませんが,初詣期のわりにはそこまで混雑しておらず,そんなにストレス無く見て回れました。

第一鳥居 第二鳥居 神門 中門鳥居 遊就館 能楽堂ではイベント開催中

番外6.東京大神宮

 飯田橋方面から九段方面に進んでいると,東京大神宮の幟が多数はためいておりました。これまで全然なじみのない神社だったのですが,明治期に建立された伊勢神宮の出張所?なんですな。それより,神前結婚を創設したのがこの神社だということにびっくり。案外歴史が浅いんですな。確かに歴史ドラマを見ても神前結婚なんてしてないもんな。それにしても,皇族方も神前結婚してなかったのね。

 と,だらだら書いてみたものの,行ってみたら大行列。どこに自転車を止めていいかも分からず,すごすごと退散したのでありました。
 神社としては興味があるので,もっと参拝者の少なそうな時期に行ってみたいと思います。

その1.久國神社(布袋)

 ようやく本番。廻り方は自由,ということで,職場から最も近い(注:仕事で終電逃したので近くのホテルで前泊するというよく分からない準備で参戦したのです)
 階段を上ると,鳥居の前に狛犬。この狛犬,表情がコミカルです。どこかで見たことあるんだよな,この顔。
 本尊の横に猿田彦神社があります。場所が場所だけに無駄ないスペースの利用法ですね。
 で。拝殿の右手に明らかに朱印所があり,朱印はさておくとしても地図がほしくて仕方がないのですが,神職さん不在。まあ,一応それなりにルートは分かってるんですが,やっぱり人間,地図がほしいのよねん。正式な朱印授与時間を認識せずに,どうせ9時からだろ,と思って必要以上に速く起きてしまった自分を責めたい。もっと寝ればよかった。

鳥居が見えてくる 鳥居と狛犬 拝殿 猿田彦神社
なんだか分からないけど,コミカルというか,
馬鹿にされて見下ろされているような錯覚を受けてしまう
誰が作ったんだろうか


その2.天祖神社(福禄寿)

 しばし歩いて天祖神社。朝っぱらに歩いているのでよく分かりませんが,結構な夜のお店の間を抜けて歩いたんじゃないかと思います。
 先ほどのコミカルな狛犬とは対照的に,ここの狛犬の表情はきわめて邪悪。なんか悪巧みでもしてるんじゃなかろうか。
 ここでの参拝を終えたころ,七福神めぐり?の団体さんが登場。おお,団体さんより早く着いてよかった。早起きしてよかったよかった,とさっきと逆のことを思うのでした。

天祖神社 見よ!この表情 拝殿
稲荷神社 とらわれのキツネ テレビ朝日の寄贈
場所柄ですな

並び立つ幟 何もなかったら単なる住宅だな
番外7.出雲神社東京分祠

 歩いていると,港七福神とは別の幟を発見。見てみると,出雲大社でした。港七福神と争うように幟を立てて,参拝客を呼び込んでおります。出雲大社のネームバリューはあれど,新年という観点からは七福神の方が上になるのかな。
 ではありますが,出雲大社も住宅街のど真ん中にあり,階段で2階3階と上がっていく形になります。
 いやあ,島根県の出雲大社とは雰囲気が全く違いますな。ついでに,階段を上りきった安堵感で,手水舎がまさか後ろにあるとは気付きませんでした。くぅぅ。



その3.櫻田神社(寿老人)

 六本木ヒルズなどを横目に見つつ,櫻田神社であります。こんなところに神社があるんですなあ。しかも,ビルの中ではなく,案外緑が多い。
 さて,参道を歩いて中へ。ご本尊の右手に寿老人。掲げられている提灯には寿老人ではなく寿老神とありますね。どっちが正解なんだろうか。それにしてもこの寿老人,本尊右手にひっそりと立っているので,絶対七福神めぐりでもお参りしてない人がいると思われます。賽銭入れたときの音も「チャリン」(←ほかのお金に当たった音)ではなく「コトン」(←木の音)だったし。まあ,事の本質は歩いて巡ることにあるんだからいいんでしょうが。

外から。さすがに車通りが多く,
切れ目を待つのが面倒に
参道
二の鳥居 寿老人 おみくじが結ばれた木
ふと思ったんですが,
これって最終的に神社の方が
全部取らないといけないんですよね?
大変だなあ……
水があふれる手水舎

狸坂
 さて,ここからどう動くかちょっと迷いましたが,とりあえず適当に地図を見ながら氷川神社を目指します。途中,狸坂という坂を通りました。
 この辺は坂の名前と由来を表示する文化があるようです。これは港区主催なのか,それともロータリーとかライオンズクラブとかがやっているのか?
 見たところ表示板は新しいので,もしかしたら全力坂とかの影響もあるのかな。いずれにしても,こういう表示があると旅行者的には嬉しいです。たぶん地元の人はスルーしてるんでしょうが……。

その4.氷川神社(毘沙門天)

 そんなわけで,氷川神社に到達。
 これまでの,狭いスペースになんとか神社を構えてます,という都会的な神社とは打って変わって,広々とした境内であります。
 絵馬を見てたら,勢いのあるものを見つけて思わず写真に撮ってしまいました。最後の「でも」が接続詞としていいのかどうなのかには議論があるところでしょうな。

鳥居 拝殿 稲荷社 接近
キツネの表情がいかつい
よく分からないのですが,狛犬が下にいた木
ご神木,という感じもしないんだけど
文化祭とあるから中学生か高校生だと思うのですが,
不明金ゼロという目標から会計係担当かな?
勢いに満ちた若々しい絵馬ですな

その5.大法寺(大黒天)

 さて,もときた道を戻りつつ,さらに進んで目指すは大法寺。途中,一本松坂の標識に出会いました。一本松坂の名前の由来となっている松は見つかり,その先にあるのが一本松坂だと思ったら,「大黒坂」という標識が登場。結局,一本松坂というのがどの坂なのかはよく分からずじまいでありました。

 坂を下っていくと,左手に大法寺。
 大法寺境内では,はっぴを着たおじいさんっぽい人と,お孫さんが小さいサッカーボールを蹴って遊んでおられました。お参りをして本殿右の朱印所を見ると誰もいなかったのでたぶんこのおじいさんが住職さんだと思います。
 で,稲荷大明神のお参りもしてそっちにいくと,同じくはっぴを着た奥様がおられ,甘酒をいただいてしまいました。ごちそうさまでした。あと,転がってきたサッカーボールを上手くトラップできてよかったよかった。運動神経が皆無だとこういうところでも緊張するのであります。

一本松坂
一本松 下り方向を見ると,奥に大黒坂の案内 上り方向が一本松坂なのか? 大黒坂
大法寺 稲荷大明神 地蔵様 きみちゃん像

 ここから麻布十番方向に向かうと(注:麻布十番がどこを指すのかイマイチよく分かっていない),とある交差点に「きみちゃん」像がありました。どうも,赤い靴はいてた女の子らしいです。
 この歌自体,サビの部分?しか浮かんでこないので特にコメントをできないのですが,悲しい話のようなので見なかったことにして特に調べることなく先を進む,ヘタレなNPなのでした。

その6.十番稲荷(寶船)

 港七福神の特徴は,宝船を加えて8社回ることにあります。というわけで,その特徴である十番稲荷。
 階段左手には宝船。新しそうに見えるので,なんとなくありがたみが薄く見えてしまうのは気のせいでしょうか……。
 階段右手にはかえる。猛火を吹き消したカエルを祀っているとのことであります。このカエルの横に水がありまして,これまでの水で充ち満ちている手水舎の神社とは異なり,水かさが半分くらい(体積レベルだと球形だから半分どころじゃない)になっておりました。NPはてっきりこれが手水舎だと思っていたのですが(だってカエルに水をかけましょう,なんていう指示はないんだもの),階段を上がると拝殿前に手水舎が登場し,どうもこいつはカエルに水をかけるための水だということが分かったのでありました。
 そのほか,やけに商売っ気に満ちあふれた看板を出していたり,狛犬が提灯で思いっきり隠れてたりとなかなかな神社でありましたが,巫女さんが美人だったので個人的には大満足でありました。新年早々雑念をどうにかしろ,という感じですが。

十番稲荷 宝船。影でうまく撮れず かえる
カエルの由来 看板
完全に提灯の影に隠れてます

その7.宝珠院(弁財天)

 さて,一気に芝公園方面を目指します。東京タワーが大きくなってくると嬉しくなりますな。1回しかのぼったこと無いけど。スカイツリーよりも東京タワーの方が格好いいと思ってしまうのは自分が昭和人だからなのかなぁ。
 てなわけで,宝珠院。木々に囲まれて,これまでとはまた違った雰囲気の静かなお寺でありました。正面にあるのが本堂なのではないかと思うのですが,どうみても弁財天が一番きれいで賑わっておりました。弁財天の右にある閻魔堂も参拝客少なそうだしなぁ。

東京タワー! 長柏園跡
長岡翁は競艇で有名な大村ご出身とのことであります
右手には池
時期が時期ならもっと綺麗なはず
左手に弁天様 正面に本堂(っぽい建物)
右手に水子地蔵 閻魔堂 閻魔様 弁天様 由緒書
人生相談受付中
緊急時,というのがどういう事態を想定しているのか気になります

その8.熊野神社(恵比寿)

 いよいよ8番目の恵比寿様に向かいます。
 東京タワーの近くを歩いて向かいます。途中,豆腐屋のうかいを発見。こんなところにあるんだなあ,と思って歩を進めると,2人組の奥様方に「うかいってこっちでいいんですか?」と道を聞かれました。この七福神道中,道を聞かれるのは2回目であります。ちょうどさっき場所を確認したばかりなのでさくっと答えられましたが,本質的には非地元民なので,道を尋ねる相手としては正しくないよなー。

東京タワー!! 紅葉谷 さすがに時機を逸している 1本だけ綺麗な木がありました 無理矢理タワーとセットで撮ってみた

 というわけで,いよいよ熊野神社に到着。
 入ってまず右手に,顔が崩れたお地蔵様。ううむ,いろいろ辛いことがあったんだろうなあ。
 左手の手水舎は,人が近づくと感知して水が流れ出すタイプだったのですが,人が近づくと2カ所から水が流れ出すので,NPのような一人者が近づくと片方は無駄になります。まあ,下で支えてるから無駄とは違うんだろうけど。
 昼時になったこともあり,近くのサラリーマンさんなんかも参拝されてました。
熊野神社 お地蔵様 手水 拝殿

 と,いうわけで8カ所参拝完了!!
 なのですが,朱印が7つというのも変な具合なので,久國神社に戻ることにしました。歩け歩け。

番外8.八幡神社

 久國神社に戻る途中,八幡神社があったので立ち寄りました。
 同じくお昼時だったので,境内で昼食をとっておられる方なんかもいらっしゃいました。
 ここの特徴は手水。龍の口から水が出てくる神社は多いかと思いますが,ここはパイプでしたまで水を落としてました。ストローで龍が水を吸ってるようにも見えますな。もしかしたら,水流が強くないので,龍の口の下に柄杓をおいて水たまるのを待たれると手水舎で大行列ができてしまうことを恐れているのかもしれません。

八幡神社 階段 鳥居 西久保八幡貝塚
いまいちどこなのか分からず
手水舎 パイプ
どことなく表情がもの悲しい
拝殿 摂社

その1の2.久國神社

 というわけで,久國神社に戻ってきました!
 お札もいただけたので,戻ってきた甲斐がありました。満足満足。

 人生で初めて七福神めぐりなるものをしてみましたが,涼しいこともあってそんなに疲れもたまらず,楽しく回れたのでした。
 ことしがよい1年になりますように!

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