久々の桐生

 桐生競艇場に初めて行ったのは,競艇がまだ競艇だった頃,2005年,江口が3カドから捲りを決めたオーシャンカップ優勝戦のとき。
 当時NPはまだ真面目な学生で,熱と咳で死にそうになりながら試験を終え,咳のしすぎで肋骨が痛む中,真面目に東武鈍行で阿佐美まで乗り込んでそこから歩いたのでした。
 あれから8年半。多少は真人間になったNPは,自分の成長を確かめるために桐生に再訪です。というのはもちろん嘘で,単に月曜に栃木(←市の名前)に用事があったので,せっかくだから再訪しようと思ってみただけです。なお,「みどり市」「桐生市」「栃木市」それぞれの位置関係はさっぱり分かってませんでした。が,とりあえずこの日の宿は小山にとっていて,10時までやってる幸の湯に再訪しようと思っていたのでした。もちろん小山市とみどり市の位置関係もさっぱり分かっておりません。

 そんなこんなで,本当はここに行く前に太田市を観光したかったのであるけれど(太田市は新田遺跡と金山城という2つの気になる遺構があって,どうやって両者を上手く攻略するか考え中なのです),前日に本来昼から行くはずだったACC(AJCCではない)に早朝10時30分から行くハメになり,その結果睡眠不足のしわ寄せがきて結局普通に競艇場に直行しても6Rという時間になってしまったのでした。はぁぁ。

 前回は東武鈍行で阿左美から歩いたのは上述のとおりですが,今回は時間の関係もあって東武特急で新桐生経由です。自分もお金を浪費するようになったなあ。ちょっとよくない傾向だ。
 新桐生から競艇場まで無料タクシーがあることを期待していたのですが,時間切れで通常タクシー。群馬は初乗り710円なんですね。2メーターあがって890円。
 到着して,とりあえず目の前のきれいな建物に入ります。あれれ。コインゲートがないぞ。そう,そこは外向販売所だったのです。そういえば桐生は外向販売所を作ったって話をホームページで見たな。しかし,せっかくここまできて場外で買うアホはいません。スタンドに入らねば。
 ……てことで,いったん外に出て,スタンドの入口を探します。あれれ,ないぞ。自分の記憶が正しければ,桐生も戸田みたいにきれいなスタンドと古いスタンドに分かれてたはずです。で,外向発売所は旧スタンド側に作られていたはず。てことは,どこかに旧スタンドの入口があって,そこを抜けると新スタンドに入れるはず……なのですが,入口を発見できず。さてはぼろすぎて入口に照明がないのか。
 それにしても,寒いです。なんせ風が強い。この日は強風のため展示は1周,本番も2周に減らされておりました。これが世に言う赤城おろしなのかどうかは地元民ではないので分かりませんが,とにかくホーム追い風の強風が吹いていることに違いはありません。とにかく寒い。早くスタンドに行きたい。
 てことで,背に腹は代えられず,あきらめて新スタンド目指して歩きます。なにやってんだ……。
 この寒い中,こんな場所歩いている人は誰もいません。ただでさえ寒いのに,心も寒くなります。いやはや……桐生の風は冷たい。

 前置きが長くなりましたが,そんなわけで無事新スタンドに到着。道中,駐車場案内の警備員さんから不審者を見る眼で見られていたのではないかと思います(徒歩+スーツというダブルで場違いだからな…)。

新桐生駅
場違いに新しい駅です
外向発売所入口 新スタンド入口

 そんなこんなで,よーやくスタンド内に入れました。いや〜,暖房ってありがたいですね。
 そして,中は本当にきれいです。正直中の様子とか全く記憶に無かったんで,新鮮でした(そもそも前回はSG優勝戦の日だから普通に混んでて中の様子がこの人全然違ってた可能性もあるな)。2階は有料席,1階は無料ゾーンです。ここに来るまでに特急使っているので,特観には入らず。桐生の特観システムはよく分かってなかったのですが,あとでパンフレットを見たところによると,200円で入れる有料自由席ゾーンがあるようです。これは入ってもよかったかもな。次回入ろう。
 で,1階は基本的に座席はほとんどなく,基本的にちょっと腰掛けられる程度のスペースのみです。現地では「こういうものなんだな」程度の感想しか持ってなかったんですが,これは200円の有料自由席があるからなんだな。

 さて,とりあえず7レースを当てたので食事です。
 前回ここにきたときは,ここの名物がソースカツ丼であることを知りつつ,金をけちって安いものを食べた記憶があります(何を食べたか記憶無し。多分カレーかラーメンだろうな)。今回はちゃんとソースカツ丼を食べました。650円。その後,鶏ももも。鶏ももは多摩川チキンカツ的に揚げた鶏かと思ったら,調味料がフルにふりかかった鶏でした。こういう鶏を見るのは(競艇場以外を含めても)初めてだな。僕はビール飲まないのですが,おそらくビール飲む人にはたまらないものなんじゃないかと。と書いて思い出しましたが,ここ桐生は現代においてビール販売が制限されております。車社会だからかな?

ソースカツ丼 鶏もも ビール販売について

 さて,気になっていた場内構造。
 結論として,最初入った外向発売所が,旧スタンドであるってことです。新しすぎて,まさかあれが旧スタンド内だとは思わなかった……。
 そして,あの外向発売所から「中央ゲート」を通って中に入っていくということのようです。江戸川に近いんだな。
 この外向発売所には,手荷物を預けるためのコインロッカーがあったり,ヤマザキショップがあったりと,いろいろ盛りだくさんです。競艇場なので,当然再入場は可能ですから,コインロッカーを使いたかったりコンビニに行きたかったりしたらいったん外に出て行くって流れになります。
 とはいえ,ずっと場外ばかり買われても桐生的には利益が少ないし将来のファン拡大にも繋がらないので,「生で見よう!」と看板を出したりしております。
 若干困るのが,新スタンドから旧スタンドに移動するにあたって外気にあたらないといけないので,若干寒いです。まあ,距離的にはたかがしれているのですが…。

スタジアム案内 南→北への移動通路 やっぱりナマがいいよね! 外向き発売所からスタンドの入口
南北の中間点にあるので
「中央」ゲートという表記になります
コインロッカー
200円ですが,お金は戻ります
外向き発売所には,
無料ゾーンでも椅子もある
予想屋もいます 外向発売所案内図

 そんな桐生。客を「ゲスト」と呼んだり,競艇場のことを「スタジアム」としたり,さらには「南ウイング」「北ウイング」という表現を使ったりと,時代が時代なら英語にかぶれすぎて怒られるんじゃないか,というレベルです。
 競艇の予想との関係で言えば,ここ桐生は展示タイムだけでなく,まわり足やタイム総合ランキングもあわせて表示しています。結論的に,あまり結果に結びついていないような印象を受けたんですが(この日の結果だけで結論づけるのは無理があるのは分かってるけど),なんにせよ予想ファクターが多いのは賭ける側からしたら楽しいです。こういうサービスは是非ほかでもやってもらいたいものです。
 あと,面白いのが,画面が基本的に水面側を向いていて,特に窓口の上にオッズ表示がないこと。窓口まわりの無駄な混雑がなくなりますが,SGクラスの客入りの時は結構困るんじゃ無かろうか……。
 あと,1階部分は天井が高く,開放感があります。それはいいんですが,そのため若干風通しがよくて暖房のききが悪かったような。
 また,ここ桐生には函館競輪や大村競艇と同様に,キャッシュレスで舟券を買えるカードがあるようでした。ただ,見たところほとんど普及してませんでした。函館競輪並に強制的に使わせるくらいの方法を採らないと,特に高齢者層はなかなか使わないだろうな。

ドラキリュウ 新スタンド(南ウイング)1階
窓口に並びながらオッズを見ることはできません
結果発表 やっぱりナイターはいいね!
強風の影響が出ております 寒いので外に人がいません
旧スタンド(現外向発売所)から水面側に出る部分は喫煙所になっており,
もちろん水面を見ることはできません

 そんなわけで,一応若干プラスで終了。ただ,結局どういう買い方をしたらいいのかはよく分かららなかったな……。競艇はやはり1つの場を極めた方が儲かると思うんだけれど,旅好きとしてはなかなかそうもいかないのです。
 そういえば,ここって換金するときに音楽が流れて「おめでとうございます!」という音声も流れます。考えてみたら競艇で払戻しするのがかなり久しぶりだったので(記憶にある限り,去年は現場で払い戻した記憶がない)他場がどうかとか最近どうだとかは分かりかねますが,珍しいような気がします。
 帰りのバスは,タクシーが着いた外向き発売所入口前から。10人ちょっとしか乗れないミニバスがほぼ満員になり(裏返すとミニバスですら満員にならない),岩宿駅へ。
 岩宿というと,歴史のお勉強のトップに出てくる(まだみんなが歴史を勉強する意欲が減退しない間に出てくる)地名であるために,知名度はかなり上位にランクインする地名なのではないかと想像します。が,駅自体は大きくなく(新桐生とはえらいちがい),一応待合室のドアは閉まるんだけれど,暖房が効いているわけでもなく寒い寒い。しかも,小山までいく電車はなかなか来ずに(次の桐生止まりの電車が先に来た),結局小山到着は夜の10時をまわってしまいました。なお,桐生には暖房の効いた待合室があるらしく,通は桐生まで進んで桐生で小山行きを待つらしいです。そういうことは電車が出る前にアナウンスしてほしかった…。
 ところで,競艇場からのバスは岩宿駅舎からホームを挟んで反対側に着きます。そのため,バスから降りると跨線橋を渡って駅に行くことになるんですが,この跨線橋には堂々と桐生競艇場の「またのご来場心よりお待ち申し上げております。」と掲げられておりました。この跨線橋は競艇客しか使わないのでしょうか。

旧スタンドにかかげられていました 暗い上にぶれたけど,
岩宿駅跨線橋の看板
岩宿遺跡案内

 てことで,幸の湯に行く時間は作れず。次の日栃木で有名な金魚湯に入ればいいか,と思ってたら,これまた時間が無くて断念。う〜ん,いろいろと残念でした。

旅行記TOP旅打ち