ペナン旅行記その2

 おはようございます。2日目です。
 今日の主な仕事は,とにかく競馬場に行くこと。競馬場に行き損ねたら,何をしにきたのか分からなくなります。
 で,事前情報によると競馬は1時から1時30分ころスタートなので(アバウトな理由は後述),それまで町をぷらぷらします。

 一応,事前にペナンの見所をGoogleMapに突っ込んでは来てるんですが,Map上にマークをつけていても,いったい自分がなぜここにマークをつけたのかさっぱり思い出せなかったりするから困ってしまいますね。

ゲストハウス入口

スリ・マハマリアマン寺院

 さて,外の気温が何度かは分かりかねますが,とりあえず暑いことは暑いけど死ぬほど暑いわけではない。まあ,ぎりぎり許容範囲外ってな感じでしょうか。あまり長歩きはしたくないですね。その意味で,やはりシングルAC付で正解かな。
 今回のホテルがあるチュリア通りとKingStreet〜QueenStreet周辺は,いわゆるリトルインディア。てことで,まずはヒンドゥー教寺院であります。
 入口が絶賛工事中でちょっと残念。

外観 装飾。
日焼けして色が落ちてますね
ライオン
ライオンってどこに住む動物なんだっけか
アフリカなイメージなんだけど,アジアにもいるのか
3カ国語

 靴を脱いで中に入ります。
 正面になにかあります。なんだか分からないけど,直感的にというか常識的に,ここにむかってお祈りするべきでしょう。てことで,お祈り。ヒンドゥー教のお祈り作法は分からないので,とりあえず日本人は日本人らしく手を合わせます。「日本人らしく」と言ったときに柏手を打つかどうかは悩ましいですが,こっちはひっそりとやりたいので手は打たず。
 なお,蛍光色のビブスをつけた3人組がおりまして,よく見るとガイド1人+旅行者2人で,自転車町歩きツアーをしていて,ビブスは事故防止のためっぽかったです。

 海外のこの手の宗教施設に行くと,パッと出の観光客がのこのこ乗り込んで適当な参拝をしていいのか,さらに調子に乗って写真を撮っていいのか,気になります。こういうときに,他の人が写真撮ったりとかしてくれてると安心しますね。今回も見た目インド系の女性の方が先行して写真撮っておられたので助かりました。 
 で,ヒンドゥー教寺院は今回が人生初めてだと思います。ある意味画期的瞬間なんですが,前年カンボジアである程度ヒンドゥー教のものは見ているので,そこまで新鮮ってわけではありません。とはいえ,前年のカンボジアの記憶は完全に抜けており,かろうじてガルーダやガネーシャは分かるものの,シヴァやヴィシュヌがなんだったかとかは完全に記憶の外にいっていたのでありました。

 構造としては,真ん中に1つ礼拝所?があり,周囲をぐるっとまわれるようになっていて,ほかに小さなお堂(祠?)。さらに,右手には別の礼拝所があります。神道的に考えれば拝殿・本殿と摂社・末社的な関係なのかもしれませんが,もしかしたら仏教的に金堂と五重塔・多宝塔みたいな関係なのかもしれません。このあたりはきちんと勉強していかないと分からないですが,そこまで勉強するだけの余力は現時点でありません。というか,寺院名をしっかり勉強する気力すらなく,今これを打っている時点で寺院名が忘れ去られております。調べれば(解説の写真見れば)すぐに分かりますが。といいますか,TripAdvisor上では「スリ マリアマン寺院」なんですが,解説を見たら「スリ マハマリアマン寺院」です。どっちが正しいのでしょうか。さらにいえば,「スリ」「マハ」「マリアマン」それぞれに意味がありそうな空気を感じますね。誰か教えて下さい。

靴を脱ぎます 正面から
左手前は多分ガネーシャ
斜めから 上を向いてみる 向かって左側 裏側
右奥の祠
ヒンドゥー教らしく,牛がいます
向かって右側

なんとなく,中で水を流してここでそれを受けるんだろう
というイメージがわきますが,
(アンコールのリンガ台を思い出したけど
多分直接的な関係はないだろうな)
それにしては蓮の花の中がきたなくないか。
右手の礼拝所 踊って踏んで

潮州会館

 さて,ヒンドゥー教を制覇したので,続いては寺院です。これもゲストハウスの近くにあります。なお,「寺院」とぼやかしたことから分かるとおり,仏教寺院なのかどうか自信を持てておりません。正確には,日本でここに印をつけた時点では「寺院」という響きから勝手に仏教寺院だと思い込んでいたんだけれども,訪問してみたら道教っぽくて,自信を喪失した,という感じかな。


 ここの名前は潮州会館。もちろん今(これを打っているのは旅行から3週間後)調べて今知りました。正確には,旅行前もいちおうとあるサイト(隠しているのではなく思い出せないだけ)の地図でここを知ってチェックはしていたんだけれど,当然名前なんか知らんもんね,という状態です。
 この潮州,英語ではTeochew。ああ,解説文のTeochewって潮州のことなのか(←極めて低レベルな感想)。困ったときのWikipedia先生によると,潮州ってのは,広東省にある地名で,多くの華僑を輩出しているようです。
 今改めて(初めて)解説を読むと,どうももともと学校だったみたいですね。本当にTempleでいいんだろうか。

 とりあえず,門の雰囲気は台湾で見た道教寺院に近いです。この緻密な彫刻,凄いですね。あ,でも,門に描かれている人は,神様と言うよりも偉い人(具体的なモデルがいるのかも分からんな。もしかしたらいないのかもな)に見えます。その意味で,道教寺院とは違うのかも。
 まあ,暑いので門をくぐって中に入ります。一応,どこまで帽子+サングラスというスタイルで入っていいのか自信がないですが,周囲の観光客が帽子かぶったまま入って行ってるので気にしないようにしよう。


 中に入ります。内側に開かれている門に書かれているのは,もしかしたら神様かもしれないな。なんか書いたことが次々と裏目ってるのは気のせいだろうか。

 門の内側には,大量の解説があります。大量です。はっきりいって,読む気になりません。てことで,一応全部写真に撮ってはみましたが,写真に撮るのも大変です。とりあえず,ここが修復されたこと,修復作業が大変だったことが分かったので,これで満足することにします。できれば日本語の解説が欲しいところですが,それはさすがに贅沢ですね。素直に英語の勉強しなさいって話だな。




 広々とした中庭の先には,立派な建物。例によって,鬼瓦等々,屋根廻りの装飾が非常にこだわりを持って作られております。鬼瓦部分が家の形になってますが,こういうのって台湾じゃ見なかったような気がします。気がするだけなので,怖くて自分の台湾旅行記を読み返す勇気が無いですけど。

 ここにも左右に大量の解説。解説があるのはいいんだけど,やはり量が多い。もはや全てネットに上げる意味もないよな……。あと,左手側で門番?の方がくつろいでおられました。楽しい日曜日の邪魔をするのは大変申し訳ないんだけれど,後ろに解説があるのもまた事実なんだよな……。簡単な冊子にしてもらえると助かるんだが。まあ,助かるといっても九分九厘読まずに捨てるだろうから,冊子にせずに正解だな。


Courtyard

Middle Hall
 
潮州の解説

くつろぐのはいいんだけどね

ここに膝を立てるのかな?
  

 さらに奥があります。この奥行き,台湾の道教寺院と同じですね。道教寺院に限らず,湯島聖堂や台北孔子廟なんかもこんな奥行きっぷりなので,中国ではこういう構造が多いんだろうな。




位牌でしょうか?

 そんなこんなで,なんだかんだとさくっとお参り完了。結局寺院なのかどうなのかよく分からないな。位牌っぽいものがが並んでいることからして,宗教的な意味がある建物なのは間違いないんだろうけれど,納骨堂に近いものなのかもな。

 まあ,いずれにしても,予想より早く2カ所を攻略してしまいました。しかも,台湾のようにお札を入れないと行けない雰囲気があったわけでも無く,少ない出費で2カ所終了。
 というわけで,バス乗り場に向かいます。競馬場に行き損ねるわけにはいかんからな。

 そのまえに,リトルインディアについて。
 リトルインディアはその名の通り,インド人街です。確かに,この地域一帯にはインド系のお店が並んでおります。日本のインド料理屋はバングラデシュ人やネパール人がやってることが多いようですが,ここではどうなんでしょうかね。そんなことを思いながら,このあたりを歩いてました。
 ただ,なんというか,期待していたほどインドインドしてないというか,そもそも中華街みたいにインド人街ってインドインドしないものなんだろうな。もちろん,インドそれ自体に行ったことがないから「インドインドしている」状態がどういう状態かよく分からんけど。


 さて,思ったよりも早く寺院2つを攻略できましたが,特にほかに見るべき場所も無いので,バスターミナルに行きます。競馬場を通るバスがすぐに見つかるかも分からないし,バスがすぐくるかも分からないしな。

 途中,歩いていると,壁にいろいろな絵がありました。
 この町は,こういう建物の壁にいろいろ細工して町全体を盛り上げようとしているようです。まあ,シャッター街にするくらいならこれくらいのことをしてもいいよね。

チュリア通り 脇道へ なんだこのキャラ こういう絵が随所にあって,みなさん記念撮影されてました



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