シャカノセイビエン

 てことで,盛美園です。無駄に大釈迦に戻ったので若干距離と時間をロスしましたが,とりあえず今日はここまで攻めないといかん。まあ,車移動なので楽です。無事滞りなく到着。

 入場券を買うと,早速御宝殿の観覧ができるとのこと。どうも30分に1回の観覧のようです。
 中は,金ぴかできれいな大日如来像,そして美しい蒔絵。室内での観覧というと,平泉をちょっと思い出します。やはり東北は金があるから金の仏像をつくり,雪が降るからそれが室内にいくのだろうか。ものすごく適当なことを考えてみました。

 で。庭園は大石武学流庭園。いかんせんニワカですので,今回初めて知った流派です。これについては,あとで行く予定の瑞楽園が詳しく解説してくれてます。「書院から正面に中心軸をとり、その線を中心として景をまとめたものが多い。すべて傾斜地・山腹・山脚などの複雑な地形は避け、平坦地に立地する」とのことでして,回遊式ではなく,書院からゆっくりと眺める庭園ですね。雪国津軽の庭園だから当たりまえっちゃあ当たり前か。
 とはいっても,この盛美園には3つの築山があり,回遊できる仕組みになっております。大石武学流といっても一言で特徴をまとめて定義できるものではないのでしょう。
 あと,もう一つびっくりしたのは,大石武学さんという人がいたわけではないこと。

 ちなみに。盛美園のサイトによると,盛美園は「我が国における明治時代三名園の一つに数えられています」とのことなのですが……「明治時代三名園」で検索しても,盛美園しかヒットしません。残り2つはどこなのでしょうか……。と思って頑張って検索したら,観光案内で見つけた。「京都の無隣庵(山縣有朋の別邸、7代目小川治兵衛の作庭)、清風荘(西園寺公望の私邸、2代目八木甚兵衛)と共にる明治時代三名園の一つに数えられています」とありました。無隣庵じゃなくて無鄰菴だろ,という突っ込みが入りそうですが(京都人は「田舎者は感じなんて分からないんどすなあ」と流すのだろうか),とにもかくにも見つかってよかった。なお,残る2つ側は特に「明治時代三名園」という表現は使ってないようです。京都人は明治時代のような黒歴史には興味ないのではなかろうか。

 閑話休題。
 この正面からの庭園の眺めはなんともいえず美しい。ああ,これはきてよかった。

 
この案内の存在は帰りに気付いた

 さて,貧乏性ですから,回遊式庭園を回遊せずに帰るなんてことはしません。歩きます。あちこちに石組みがドドンと設置されており,灯籠も無骨です。緑も多くて,いい時期に行ったんじゃないかと思います。


行の築山

盛美神社

扉の穴が逆ハート

幡亭樹碑

 いやぁ,ほんと,いい庭園です。すばらしい。満足満足。

 で,続いて盛美館。1階が和風で,2階が洋風とのことです。和館と洋館がくっついた建物は見覚えありますが,1階と2階とで違ってる建物は今まで訪れたことあったかなあ。
 なお,盛美館への入口が分からずにちょっとさまよったのはここだけの秘密です。


 というわけで,盛美園は非常にいい庭園でした。来園者が少なくて落ち着いて見られるのもポイントが高い。

 そして,そのままの勢いで横にある清藤氏庭園に行こうと思ったら……ここは閉園でした。残念。なんか巡り合わせが悪い。
 なお,今見たら,この建物は今も個人宅として用いられており,訪問には事前連絡が必要とのことでした。これだから行き当たりばったりの旅行者は困る。


 てなわけで,まだ時間があります。さてどうしようか(なお,ホテルを予約したのはこのあたりのタイミングだったと思う)。


浪岡城こけしくろいし



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