ラオノブッダパーク

 バスターミナルに戻ります。さあ,どんとこいブッダパーク行き14番。
 だけんども,しかし。
 来ないのですよ,14番。LaoBusNaviでは確実にやってきている。いったいどうした。
 というわけで慌ててあちこち歩き回ります。すると……いました!なんと,ターミナル2ではなく,ターミナル1にいやがりました。あの案内はなんだったのか!!ターミナル1に停まるなら最初から言ってくれ!!!
 まあ,日本的正確性を求めてはいけないのはよく分かっております。NoProblem精神でやらねばなりません。いいじゃないですか,結局バスは見つかったのだから。

 ってことで,運転手さんに”ブッダパーク??”と聞いてその通りとのお言葉(正確には頷かれただけだけど)をいただいたので,安心してバスに乗ります。安心し切れていなかったので,バスの外観写真はありません。ピンチに陥ってるときは写真を撮る余裕がなくなるのであります。人間の悲しい性ですね。

14番バスis here バスに乗りました Lao Bus Naviは
JICAの提供でお送りしています
いかにも日本的な
時計がありますが
時間は大幅にずれていて
非日本的であります
町中を走ります この女性が車掌さん チケットを無事購入
余裕が出たのでバスナビを見ていたら
バスが増えたり減ったりしてますね
タイラオス友好橋にしばし停車
ここで乗客の大半が降ります
再度進んでいきます 14番とすれ違った

 さてさて。バスは無事,ブッダパークに到着しました。というわけで,いざ出陣です。
 ところで。このブッダパークとはなんなのか。日本語版Wikipediaは無いので,英語版を見ます。そもそも,ここの名前はBuddha Parkだけでなく,Xieng Khuanとも呼ばれるらしく,今までラオスの中で何度も見てきたこの”シェンクワン”という言葉の意味は,”Spirit City”であるとのことです。
 ここをつくったのはバンルーリナット・スーリナットさん。この方についても日本語のWikipediaが無いので,英語版を参照。ここのほかにもう1カ所,彼の出身地である,タイのノンカーイにサラケオクという,ここと似たような(ここよりも凄い?)施設をつくったようであります。どうもサラケオクからブッダパークが見えるレベルの近さみたいですね。
 それにしても,日本(に限らないかも)だったらガイドマップなりガイドブックなりパンフレットなりを配るなり売るなりしそうですが,ここではそんなことはありません。てか,本当に解説がほしいんですが……。一応オーディオガイドはあるようですが,日本語版はありません。ここの入場口にある言語にも,日本語がありません。こういうところで日本の国力の低下を実感することになるのであります。バスまで提供してるんだから,もうちょっとなんとかならなかったんでしょうか。JICAには今からでも遅くないので,「ブッダパークのオーディオガイドに日本語版を付け加えないとバスを全部引き上げる」くらいのことは言っていただきたいものです。

帰りがけに撮った山門
ここからは入りません
オーディオガイドに日本語はありません
英語が分からんお前が悪いのだ,と言われたらぐうの音も出ない
トナカイ?がお出迎え こんな感じで進みます
左右にちょっとした店は出てます
焼きバナナ

 で。中を回ることになります。
 中の彫刻・建造物には番号がふられていて,基本的には番号順に進んでいけばいいことになっています。綺麗な一筆書き,というわけにはいきませんが,まあ一通り全仏像を見逃さずに回れる親切設計でありますね。解説を聞いてないので,バンルーリナット・スーリナットさんがいったいどこまでどういう意図でこれらを配置したのかは分かりませんが……。
 

全体地図
有名どころには写真付き
簡単な解説 栄えある1番

 さて,2番の番号がついているのが,あちこちで写真を見かけるカボチャみたいなやつです。いきなり(体力があるうちに)ボスが登場するというわけです。
 訪問時はまったく意識してませんでしたが,先ほど見たBuddha Parkの英語版Wikipediaによると,これは3階建てになっていて,地獄・地上・天国をあらわしているとのこと。ちなみに,こちらのブログは内部を本当に日本一詳しく解説されております。行く前にも目にしてましたが,行ったあとじゃ無いとこの解説のすごさが分からんですね。

 そんなわけで,レッツパンプキン。
 行って分かるのが,ほかの仏像のせいで実は正面写真で全体を撮るのが難しいということ。確かに,皆さん顔部分のアップを撮ってることが多い。
 で,口からカボチャ王国に入ります。
 まずは1階部分。まんなかの部屋が気になりますが,階段を上がって2階へ。2階にも中央部に部屋があります。これもスルーして3階。それにしても,階段がちょっと怖い。手すりにガードされた安全生活に慣れていると,手すりの無い階段が怖いということがよく分かります。

横から見た図 正面 正面をアップで
これ,顔の上に草が生えてるのがいいんだな。
草があるとコンクリが早く傷みそうな気はするけど
1階を進む
狭いです
2階に到達
2階の部屋。ここにはあとで戻ってきます 3階の回廊 3階の部屋。ここにもあとで戻ってきます

 そして,いよいよ外に出ます。これ,外が結構怖いです。カボチャのてっぺんですから,平坦では無く階段状になっております。そして,縁に一応柵はあるものの,この柵に一体何の意味があるのか,といいたくなる柵で,少なくとも前のめりに転んだら下に落ちるのは間違いありません。恐ろしや恐ろしや。まあ,高い柵をつくったら見た目に悪影響ですから,仕方ないですね。
 とはいえ,眺めはよいです。まわりには押し合ってじゃれ合う高校生,みたいなのはいないので,上の方でおとなしくしてれば死の危険は感じません。こんなところで落ちて怪我したらどうなるか分かったもんじゃ無い。

上に出ます ここから上に出ます No Sittingかと思ったら
No Sittignでした
中央にそびえる塔 塔の下部の岩部分
ここにはなんの意味も無さそう…
上から見た景色
Buddha Parkを一望できます
涅槃仏の薄さがよく分かる

 というわけで,上に長居するとあほな高校生集団に突き落とされかねないので(ラオスでそんなアホそうな集団見たこと無いけど),退散します。
 今度は真ん中の出入り口から降りることにします。ここから中の部屋に入っていくわけです。というか,さっき外から見ていて,3階で中の部屋への入口を見なかったような気がするのですが……。おそらく,真ん中の世界は外廊とはあるしゅ隔絶された天国地上地獄という世界なのだろうと思います。天国に入っていけるのは天上からなのです。まあ,このあたりは音声ガイド借りるなり何なりしないと分からないですね。JICAは頑張って音声ガイド日本語化プロジェクトを実行してください。

天界への入口 ここから降りる 出入口 老人と病人は
ここを使うな,とのことです
さらに降りていきます

 天界です。私は天界に上から舞い降りた天使ですね。

目立つのがこの仏像
(服を着てるから)
楽しく踊っているように見えるのですが,手が折れているせいで
痛々しくも見えてします
これは元々折れていたのでしょうかね?
真ん中にいるのは
ガルーダさんかな?
歯車みたいなやつは
なんなんでしょうかね?
イチゴのように見えますが…
真ん中の物体はなんでしょう? にょろにょろと 真ん中の物体は
リンガ的なものなのでしょうか?
5つの首のヘビのナーガさんはいいとしても,
上のゴチャゴチャしたものと,とぐろの上に乗っかったクビ無し像(これはあとから壊れたっぽい)と
その横の物体(落ちた首?)がなんなのか分からない
仏像は中心を固めたあと
まわりに塗っていく
作り方なのかな

 天国を満喫した後は,地上に戻ります。回廊との出入り口があるのは地上のみ。地上のみが外界と繋がっている,というごく当たり前の話なのであります。
 毎度,階段が狭いので降りるのがちょっと怖い。
 地上にいるのは人間です。ヘビ(ナーガさん?)はおりません。ここで人間がなにをしているのかは,正直分かりませんでしたギブミー音声ガイド。

ここを降りて地上へ 子供も降りるのに一苦労 真ん中のおっさんも
手前で寝そべってる人も
まわりで壊れてる?像も
すべてがよく分からない
これも手前の綱引き?がなにをやってるのかよく分からない
綱引き姿を見ると,乳海攪拌を思いうかべますが……
全員向いてる方向が微妙に違う

 さあいよいよお待ちかね。みんな大好き地獄です。お寺といったら地獄絵図。お寺といったら地獄巡り。やはり地獄があってこその仏教です。
 ここも,回廊から入ることはできず,地上から下に降りるしかありません。形状から,窓が小さくまた窓の方向もやや下向き(カボチャ型のせいで回廊からしてそういう窓の位置)なので,ちょっと暗めの雰囲気です。
 上に書いたとおり,地獄からそのまま回廊に出ることはできません。地獄から抜け出すには,転生して地上にのぼらねばならないのです。
 あと,誰も来ないだろうと油断してるところに人がやってくると,場所が地獄なだけに,かなりビックリしますね。

地獄への階段 中央の柱を囲む鬼?仏? 鞭を振るう鬼?と骸骨群 誰かの足を持ってる
なんか造形が雑に見える
地獄の風景
真ん中の骸骨が
手塚修のヒョウタンツギにみえる
崩れて鉄骨が出てるのと
蜘蛛の巣がはってるのと
いろいろで,地獄さは出ます
上から吊して何か突き刺す 拷問してるんでしょうかね? 頭蓋骨を右手に持ってます ドクロの台座の上にいますが
仏様か何かでしょうか

 そんなわけで,カボチャを見終えました。お疲れ様でした。

外からみた地獄 出口 最後にもう一回
カボチャの口を
その脇にいる仏像 口を横から

 ではでは,しばし仏像を見て歩きます。仏像番号がどこまで正確かは自分でも分かってないので,間違ってても気にしてはいけません。
 ブッダパークは多くの仏像が並んでいる場所なので,僧侶の皆様も来ておられます。楽しそうにくつろぐ僧侶さんの姿は微笑ましいですね。
 番号は上の地図の番号と一致しているのでは無いかとおもうのですが,違ってるかもしれません。適当です。

楽しそう 数が合わないので
番号無しかな?
3。光の加減で分かりづらいけど,なんか変な意匠になってる気がする 4。地図だとこの左の像も
注目されてるようですね
5。6と7もそうだけれど,
中央の仏像の真横に中央を見るかたちの仏像を
置く構図は多く見られます。
日本だとあまり見ない位置取りですね
6 7

 8番が巨大涅槃仏です。
 これ,とにかく大きすぎて写真に収まりません。まあ,別に写真に撮らせるためにつくったもんじゃ無いでしょうけど。


 このあとは番号がよくわからなくなっておりますが,まあ別に全部をどうにかすることが目的なので気にしない。
 それよりも,それぞれの彫刻の意味が分からないのがきついですね。岡本太郎的に芸術を爆発させる意図があるのか,それとも仏教やヒンドゥー教になにか由来があることがあってそれと芸術が結びついているのか,やはり英語でもいいから解説を聞くべきだったか……。どこかに英語解説の文字おこしないかな。簡単に検索した限りでは見つからなかったけど。

左が象なのはいいとして
右は猿に見えるな
11
貢ぎ物はいりません
手前の奴はいいとして,奥にいる奴は
一体どういう関節構造で,何をしたいのだろうか
12
楽器を演奏する人と
その横で聞いている?人たち
けんかの仲裁?
左は人差し指を出していて
右はグーなのにも意味はあるのか
16。食事に並んでいる
これは仏教の逸話に
何かありそうですが…
18
安定の構図
17。顔が白いのが
気持ち悪いけれど
意味があるのだろうか
23 20と21 20
台座になっているのは牛です
ヒンドゥー教的には牛に座るのはありなのかな?
21。クマかともおもったけれど,やっぱり犬なのでしょうかね?
あまり仏教の世界で犬を見た記憶が無いですが
24

 ここいらでまた有名どころが出てきます。まあ,有名=特徴的,っていうレベルですが。

頭が3つある象と上に乗る手が4本の人物
訳が分かりません
ワニを狙うおっさん。宗教的な意味があるのでしょうかね?
なにかそういう逸話や神話があるのかな?
インチキおじさん登場 これも有名。だけれども,コメントのつけようがない・・・
29番
突然,真っ当な雰囲気の
仏様が登場しました
30。顔を囲む女性たち
一応蓮池の中におかれていますが…
こんな道を進みます 33
この2人は何者でしょうか?
ヘビはナーガ的ではなく漫画チックですね
34
なんかライオン的な顔立ち
踏まれているのは誰なんでしょうか?
35
踊るハヌマーン……だと思う

 そして,またまた大物の登場。顔と手だけの怪しいドクロ頭の奴です。文字にしても自分の表現力のせいで意味が分かりませんね。
 手の踏台になっているのはなにかの経典だと思いますが,なんなのかは分かりません。

どうやったらこんなの思いつくんでしょうか 頭の上にはドクロもあります。 手のひらの上の人 こいつは花を持ってる
まわりを取り囲む仏像たち。なんか頭と身体のバランスがバラバラです。 腰の曲がったおじいさん?
顔を狙うキューピット?

 ううむ,真面目にこいつを分析するべきなのか,それとも笑って済ませるべきなのか,いったいどうすればいいのだろうか。いや,真面目に分析しようと思ってもできないんだけど。

巨大なヤック 靴はこうなっている。
ヤックの足元なんて気にしたこと無かったけど
全部こうなってるんでしょうか??
暑くてスルーしちゃったけど
これもよく見たら変だな
豚の神様に髪を捕まれた人,ということでいいのでしょうか?? 馬かロバかに乗った仏様。馬(とロバの区別がつかない)の造形はリアルです
53 55。こんな至近距離から狙わんでもいいのに 58。これも殺しにかかってます。なにか意味がありそうですね
象の足元の人の姿が不気味です
60。急に普通のピラミッド的な仏閣が登場します
のぼろうと思ったけど怖くなったのでやめてしまいました
検索してたらのぼった方のサイトを発見。
これを見てても手が汗ばむレベルで怖い
突然登場する,屋根に覆われて色のついた仏像
おそらく,ブッダパークのスポンサーになった方と関係するのだと思います
腕がぼろぼろ
下の石はヤックさんの
顔に見えるのは気のせい?
馬鹿でかいナーガさんと
その前にいるのは普通の仏像
こちらもぶっとい
ナーガさんと
バッタ?とその足をつかむ人
これもなにか神話があるのでしょうか……

 そんなわけで,ひととおりブッダパークの仏像を見終えました。なにか見落としがあるかもしれないけれど,暑いのでそんなこと気にしてられません。暑くて1つ1つの仏像を丹念に見なかったこともあり,思ったよりも早く見終えることができました。良くも悪くも1つ1つの仏像が再戦を要求してこなかったのが大きいかもしれない。ラオスは人だけでなく仏像もおおらかでいいですね。
 まあ,ヒンドゥー教やタイ仏教,もちろんラオス仏教,というよりも仏教そのものについても知識が足りなすぎて困ってしまいます。もうちょっと知恵をつけてから,対岸にあるサラケオクを訪問してみたいものです。

ブッダパークの奥は公園?農場? 小坊主の像
おでこと顎を怪我しておりました
ステージ
使われることはあるのでしょうか?
スイカとイチゴの
テーブルと椅子

 そんなわけで,ブッダパークをあとにします。お疲れ様でした。
 帰りのバス停は,ブッダパークの向かいにあります。人がいるので迷いません。そして,ここにはバス停は1つしかないので,ビエンチャンのバスターミナルのようなトラブルはありません。安心安心。
 しばらくすると,バスナビに表示されないバスが到着しました。JICA様におかれましては,頑張って全バス車両にGPSを設置してください。

バス停 バス到着 バス車内 友好橋で小休止
中はスッカラカンになります
帰りのバスもターミナル1に到着
帰りに乗ったバス 長居したバスターミナル
にも別れを告げます
お店は撤収モードでした

 そんなわけで,荷物を回収しにホテルに戻ります。いよいよビエンチャンとも,ラオスともお別れです。

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