佐貫城その2

5 本丸

 さあ、本丸です。

5.1 本丸虎口

本丸に入っていく 見下ろします 土橋を見下ろして左手側から見下ろす 土橋を見下ろして右手側から

 本丸に入ると、まずは井戸。井戸ですが、コンクリで固められております。これはこうしないと危険だからなのか、現代になって設置されたのか、分かりません。


5.2 入って右手

 とりあえず、本丸に入って右手を見ます。ここは二の丸から堀を越えて本丸に上がってくるのを防ぐ場所にあたります。ちょっとした土の盛り上がりがあるのが分かりますね。なんとなく、多門櫓と言うよりは城壁があったような雰囲気です。

本丸入って右手方向 土の盛り上がりが分かります
さらに進む 奥には櫓台っぽい雰囲気 堀を見下ろす

 あらためて、下から虎口を抜けて上がってきたあたりでぐるりと。木は多いですが、下草が刈られているので助かります。ほんとこれ、しっかり整備されていて素晴らしい。感謝感謝。

ぐるりと パノラマで

5.3 松天神

 そして、松天神へ。松天神は、二の丸から本丸に入ってすぐ左方向になります。
 松天神はその名の通り天神様を祀っていたのでしょうが、今は特に社殿もなく、名前だけが残っている状態でした。
 ここはおそらく出っ張った地形になっていて、天神に向かって左側は先ほどの空堀、右側が天然の崖になっていると思われます。が、藪が酷くてちょっとしっかりした状況までは確認できず。

あらためて、土橋方向 松天神方向を見る
ここも堀にそって土塁的なものがありますね
こっちの土塁はかなりしっかりしてます このあたりから本丸の北方向を見る
さらに奥へ進む 空堀を見下ろす 中間地点にちょっと広い場所
櫓があったのかな?
振り返る
振り返りながら、堀を見下ろす さらに奥に進んでいきます 奥の曲輪
平坦さはなく、昔の姿を想像しづらい
奥の曲輪の下段と、そこから堀を見下ろした図 奥の曲輪の上段方向 奥の曲輪の上段から北側を見下ろす
こっちは堀というよりも天然の要害っぽいですね
松天神神社。今は社殿も残っていない様子 スイセン
展望台の先端へ 展望台からの眺望。
展望台のさらに先へ 空堀を見下ろす
もはやなにがなんだか
展望台で振り返る 見下ろす
戻ります 無事、本丸に復帰しました 土塁跡

5.4 搦手?〜空堀

 本丸虎口から北方向へと向かいます。
 木が倒れていて進んでいいのか若干不安になりますが、下の道自体はしっかりしているので危険感はありません。

本丸虎口から北へ進みます 倒木を超えて進む 進んでいきます

 しばらく進むと、ちょっと開けた場所に出ます。開けている理由はここだけ木を伐採したからなのか、もともと開けている理由があったのかは分かりません。
 そして、ここから下におりる道が出来ています。これは気になる。なにも矢印は出ていないのですが、サイトによっては搦手としているところもありました。確かに、搦手口と言われれば納得します。
 気になったのでこっちに行けないかと思って少し進んでみたところ、想像以上に綺麗に整備されていたので進んでみることにしました。

中間地点(搦手虎口?) 搦手?へおりていきます 進みます 向かって左手側
さらに搦手をおりていきます 堀底に到着です 堀底から搦手口を振り返る この辺りを削った?様子

 そんなわけで、搦手?をおりていくと、底には立派な空堀が。
 案内がないのでちゃんと帰れるように気をつけないといけません。山菜採りで迷う人は聞いたことがありますが、空堀に入って興奮して道に迷った人は聞いたことがありません。

 この空堀、おりて左手側(北側)を見ると……いかにも人為的にえぐられた、素晴らしい姿が見えます。これは凄い。

これは素晴らしい堀 ぐるっと 進んでいきます

 ちょっと進むと、鳥獣用捕獲ワナが見つかります。イノシシのほか、シカもいるようですね。私も引っかからないようにしなければ……。
 そして、そのさきはいかにも私有地な畑が広がっているように見えたので(佐貫城跡が私有地なのか公有地なのかは確認してないけど)、ここで引き返すことにします。

左側(本丸側)の土壁 堀の先 鳥獣用捕獲ワナ
鳥獣捕獲用ワナじゃないんですね
その先には畑が広がる

 振り返って、あらためて素晴らしい堀を眺めます。

堀を振り返る 削られた(補強された)岩
堀を戻っていきます

 そのまま進み、再び搦手への分岐に到達。そして、搦手口への分岐点をこえてもうちょっと堀の中を進んでいきます。

右に行くと搦手口 さらに進んでいきます

 このまま進んでいくとどこに到達するのか気になりますが、ここで折り返すことにしました。

戻ります 分岐点から、奥方向

 搦手口を登って戻ります。なんとか迷子にならずに済みました。

搦手を登っていきます 道から上を見上げる
こっちに進めなくもなさそう
さらに進みます 搦手虎口

5.5 松八幡神社

 では、元のルートに戻って松八幡神社を目指します。
 松天神もお社がなくなっておりましたが、松八幡も特段の社殿なし。

進みます 一段のぼります さらにすすんで松八幡

 松八幡からさらに奥に進むことが出来ます。現在は展望スペースとなっております。かつてはなんらかの櫓か物見台があったのでしょうかね。

物見スペースへ

 そんなわけで、のんびり景色を眺めます。自分の高さからだとあまり下を見下ろせませんが、物見櫓があればもうちょっと街道への視野もよくなるのではないかと思います。


 この物見櫓も出っ張った場所に位置しております。というわけで、左右を見下ろしたくなりますが……。ここもやはり木や藪に隠れて分かりづらくなっております。

物見スペースから
松八幡方向を振り返る
向かって左側 向かって右側 松八幡の曲輪に戻りました 松八幡を越えて、本丸に向かいます
進みます 向かって右側も
崖になってるっぽい
さらに進む 先ほどの搦手虎口です 笹藪の間を抜けます

5.6 本丸西側土塁

 再び本丸に戻ってきました。このまま戻ってもよかったんですが、右に曲がります。
 右に曲がって正面、詰まり本丸の西側にはちょっとした土塁があります。これが昔からあるものなのか、現代になってからこのあたりの整地の中で余った土を西側に盛ったのかは私のような素人には分かりません。こういうときは昔からあった土塁であると信じると人間幸せになれるので、そのように信じることにします。

本丸に復帰 正面(二の丸方向) 右側(西側) 分かりやすい土塁。
かなり大規模な土塁です
土塁の奥(さらに西)を見下ろす
ぐるりと見回す パノラマその1
パノラマその2 土塁から南方向
(松天神への道の方向)
南側から土塁を見る

6 あらためて土橋と空堀

 そんなわけで、本丸探索終了。あらためて土橋を渡って戻ります。

土橋と両側の堀 向かって右側の堀は綺麗で見やすい

 ここで、堀の(二の丸へ向かって)左側、つまり東側をもうちょっと探索することにします。堀に下りていいのかはちょっと分からなかったので、土橋を渡り終えてから東に進む感じです。
 さきほど二の丸虎口で木を切っておられた方がこちらで作業をされていたので、ご挨拶だけ。不審者と間違われて通報されないようにせねば。それにしても、こうしてしっかり整備されている方がいるからこそ、あちこち歩き回ることが出来るのです。整備しなかったら二の丸のような感じになってるんだろうからなあ。

土橋から左側の堀を見る 左側(東側)の堀を見ながら
堀沿いに歩く
そのあたりから土橋を見る ぐるっと堀を見る
手前の斜めになってる木のせいで分かりづらいですね
堀が奥に続く様子 振り返る 土橋方向。堀が分かりやすい場所を求めてちょっとずつ動く

7 下山

 そんなわけで、お疲れ様でした。


ゴールが見えました あらためて、石垣を お疲れ様でした

 帰りはバスの時間が合わないので、ここから徒歩行脚であります。


 佐貫城その1 / 房総のさぬき


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