今週はジャパンカップとジャパンカップダート!!

NP

 今週はジャパンCとジャパンCダートが行われます。

 今年の外国馬のメンバーについては評論家の間でも賛否両論で、
 僕の唯一の情報源である週間競馬ブックにおいても、
 山野浩一氏はJCターフについては、「引退したり故障休養中という馬を除くと、ほとんど北半球最強の馬たちが来日してくれた。」とし、さらに、JCダートについては、「もしかすれば1頭も来日してくれないのではないカとすら案じられた」が、「それでも来日した2頭はなかなか手強い相手で、日本のダート競馬のレベルに対して格好の尺度となってくれる馬たちだと思われる」と書いており、最後に「困難な条件を克服して、これだけのメンバーの招待に成功したJRA国際部、特にアメリカ支局は表彰ものといえよう。」とまで言っています。
 これに真っ向から対立(?)しているのは松本憲二氏で、「第1回ジャパンカップダートということでもう少し盛り上がるかと思ったが、外国馬がユーカーとロードスターリングの2頭だけとは淋しい限り。営業努力をしたのかどうか疑問である」と厳しいコメントをしています。
 僕ですが、なんといってもJCはともかく、JCダートについてはとても思い入れが深いので、とても注目しています。
 まず、下の文章から。



 フェブラリーSがG1に格上げされるという記事を読んだ。僕はダートG1創設には賛成だが、フェブラリーSを格上げすべきではないと思う。
 そもそも、ドバイ・ワールドCのトライアル、という考え字自体がG1としてふさわしくない。
 また、雪の多い時期に行うと、日程がずれる恐れがあり、全馬が実力を出せなくなるかもしれない。
 そこで、ジャパンC前日に、東京競馬場で2100メートルのダートG1を創設することを提案したい。
 外国馬にも開放すれば来日する外国馬のレベルも相当高くなるだろうし、ジャパンCのレベルも上がるだろう。また、4歳馬も出走可能な時期である。
 日本のダートのレベルも上がっており、わざわざ2月にG1を作らなくとも、ワールドCに推薦されるのではないか。
 それならば、この時期に半トライアル的なレースではなく、真の王者を決めるレースを作ってほしい。
 1週間に2つのG1を行うのは大変かもしれないが、僕はジャパンC前日にダートG1を新設することを提案したい。


 この文章は、競馬報知Fanfare1996年41号(1996/10/17発行)の投稿コーナー、"Derby Square" から抜粋したもので、作者は私、北極星ことNPです。文章を読んでいただければ分かると思いますが、この投稿は、フェブラリーSのG1格上げが発表になったときのものです。
 で、別に自分に先見の明があることを自慢したいわけではなく(ちょっとはあるかも)、また、「東京1600は芝スタートである」ということを加えたほうが文章に説得力が増す、とかいって反省したいわけでもなく、単純に、JRAが行うダートG1としては、フェブラリーSよりも、こっちの方がふさわしい、ということが言いたいのです。
 しかるに、最近の動向を見ていると、JRAと地方競馬のやっていることがばらばらで、そのことがいまいちだと感じるのです。
 このことはフェブラリーSと川崎記念の関係でもいえるのですが(特に、川崎記念の施行日が早まったのにあわせるかのように、フェブラリーSの施行日が早まったことなどは象徴的でした)、もうむちゃくちゃです。だいたい、なぜ、JCダートの2日前にG2浦和記念(浦和G1)が行われるのでしょうか。このレースには、南関東地区を代表する馬たちが集ったグランドチャンピオン2000(南関東近辺在住の方以外にはあまり興味のわかないレースだったかもしれませんが、インテリパワー・ゴールドヘッド・オリオンザサンクス・サプライズパワー・オペラハットらが出走)を制したマキバスナイパー(単純に考えて中距離では南関東最強)のほか、サプライズパワー、川崎記念2着のナショナルスパイ(BTのPO馬)らが出走します。
 能力の良く分からない外国調教馬は置いておいて、日本馬のレベルを考えた時に、中央所属馬に関しては、まさに現役の最強メンバーが集まり、純粋に(もし外国馬がいなかったとしても)楽しめると思うのですが、地方馬がやはり手薄です。このことが興味を下げているのです(一般的にはどうだか分かりませんが、僕の興味は確実に下がりました。別にオリオンザサンクスが問題だ、というわけではないので、そこのところはよろしくおねがいします)。
 ここまで偉そうなことをいってきて、いきなりこの文の説得力を落としますが、実のところ、JCダートの地方馬の出走条件がいまいちよく分からないのです。最初にオリオンザサンクスが選出されたのは、ハナっから出走希望馬がオリオン1頭だけだったのか、それとも何らかの選考基準があって、出走希望馬の中からオリオンが選ばれたのか、そこのところを知らないのです(S.W.と長老にメールで聞いたところ、2人とも知りませんでした)。
 どちらの基準であるにせよ、地方馬が1頭しか出走しないというのは、かなり淋しいことです。何とかなんないのかな?もうかなり遅いけど。

 外国馬のレベルについてですが、JCに関しては、香港の日本脳炎騒動がもっと早く起こっていればもうちょっと違った結果になったのではないかと思います。それがいい方向に向くか悪い方向に向くかは分かりませんが。また、あちこちでよく言われていることですが、招待制については賛否両論あるところで、ここではいちいち書きませんが(これ以上この文章を破綻させたくないし)、招待制反対のS.W.あたりにでもこのことを書いてもらいましょう(無責任ですいません)。
 JCダートについてですが、これもよく言われる日本とアメリカのダートの質の違いなどへの不安などがまだ払拭されていない以上、2頭というさびしい頭数でも仕方ないのではないかと思います。国際グレードがつくのは創設してから3回後だったと思うので、それまでにある程度の世界的評価を勝ち取っておく必要があると思います(こんなこと、僕に言われるまでもないことだとは思いますが)。


 というわけで、今回創設されるJCダートは僕にとって大変思い入れの深いレースですし、JCは、昨年トリが万馬券を見事的中させ、某アイドルグループのコンサートに行ったということで、これまた白馬的に思い入れの深いレースです。
 ということで、今週のJCとJCダートには注目です。

結局何が言いたかったのか良くわからない文章になってしまった...

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