メキシコ旅行記その1

 ということで、メキシコ旅行記であります。
 さて、そもそも、なぜメキシコか、という疑問はあろうかと思います。おそらく、今までNPの口から「メキシコ」という言葉を聞いたことのある方はいないのではないかと思われるからです。そして、「メキシコ競馬」なんてもんにNPが興味を持っている、などという話も聞いたことはないのではないかと思われます(どうでもよいですが、個人的に興味があるのはアルゼンチン競馬です)。
 で、結論を申し上げますと、特に理由はありません。時間と金を使い、場合によっては生命の危険もある海外旅行に行く理由としては甚だいい加減ですが、しかし、特に理由のないものはないのであります。
 もちろん、メキシコ料理(広義、というか、日本における意味で、というか、まあ簡単に「メキシコ料理」といっても難しいのではありますが…)は大好きです。そして、それはもちろんメキシコ行きを決めた要因の一つではあります。が、決定的、というほどではありません。
 他に、理由としては、NPは歴史好きである、ということが挙げられるかもしれません。が、歴史好き、といったところで、「マヤとアステカの違いを述べよ」などと聞かれたら考え込んで解答を放棄してしまう程度の歴史知識しか有しないのでありまして、「昔からマヤ文明にはあこがれを抱いていました」なんてことは全くありません。
 ただ、ガイドブックを見ていて、マヤの遺跡にあこがれを抱いたのは事実です。で、まあこれが最大の要因ではないか、と思われます。
 その他、細かい要因をいくつか追加すると、「アメリカに近い」「ピラミッド、といってもエジプトよりマイナーなのがいい感じ」「治安も許容範囲内」てなあたりが加わるのではないかと思われます。

 どうでもいいんですが、「まや」で変換したところ、真っ先に「摩耶」が出てきました。摩耶Sの「摩耶」なんですが(いや、もちろん地名の摩耶なんですが…)、これは僕がATOKを教育したからなのか、それともデフォルトで摩耶が一発目に出てくるのでしょうか。
 こんないい加減な動機からスタートする今回の旅行。日程の決断はだいたい12月下旬の初めくらい。海外旅行は何回か経験しておりますが、行き先と日程の決定がここまで直前になったのは今回が初めてでした。ということで、なんとなくどたばたとしてしまい、いろいろ不安になったりもしておりました。忘年会があったりと忙しい時期でもありましたし。

12月25日

 中山大障害。今年も中山に行きませんでした。
 いや、本当は午前中に起きて旅行代理店に行く予定だったんです。んで、それから中山に行くかどうか決めよう、と思ってたんです。ま、結果は言うまでもないんですが…。
 どうでもいいんですが、以前、「このまま死ぬまで大障害に行かないのも面白いのではないか」という趣旨のことを某白馬会員に言ったところ、「死ぬまでに大障害が残っているのか」という趣旨の非常に鋭い突っ込みを返されたことがあります。
 JRAで3連複を買うのは今見てみたところ6月20日の五稜郭特別以来だったんですが、なんかこのレース、大勝負してるんですよね。何があったんだろう。何にも思い出せません。
 JRAの3連複馬券には馬名が表示されないことを完全に忘れていたため、非常につまらない馬券になりました。ま、何はともあれ出津騎手おめでとうございます。まだまだ騎手をやってください。
 それにしても、ブランディスは残念ですね。ここを勝ってれば年度代表馬の可能性もあったんではないかと思ってるんですが…

12月26日

 有馬記念。
 何を血迷ったか、長老に誘われて中山へ。250円をケチるために面倒な行程で進み、しかも起きてるのにもかかわらず電車を乗り過ごす、という失態をかましたこともあり、結構ぎりぎりの到着。
 そういえば、最近は法典駅から地下通路経由で法典門でなく、上の道を通って正門?から入るようにしてるんですが、この日はなぜか上の道の通行者が少なかった気がします。
 馬券は外れ。ロブロイなんて買えません。この秋、ず〜っとロブロイをカモ扱いしてきましたが、結局僕の完敗でありました。
 本田先生のファイナルS連覇もならず、こうして2004年のJRAも終了。今年のJRAの回収率は59.9%でした。まあまともに考えて買ったレースの数を考えると、こんなもんでしょう。
 帰りは、なんかよく分からないんですが、下総中山に向けててきとーに歩いたところ、ほぼ最短距離で?下総中山に到着。

12月27日

 この日は午後から大学の仲間の忘年会、ということで、午前のうちにやるべきことを片づけなければなりません。
 まず、人形町のメキシコ観光へ。特に代理店をここに決めた理由はないんですが、まあ、現地にも支店があるし、毎度毎度HISってのも芸がないなあ、と思ったこともありまして、とりあえずここにした次第であります。
 一度目の前を素通りしましたが、あっさりと見つかって、中へ。
 年末の忙しい時期に、時も押し迫った1月2日から出発などとほざく若者、いや、馬鹿者に、優しく応対して下さいました。いや、優しく応対するのは仕事だから当たり前なんでしょうが。
 で。最安券はすでになく、その1つ上のランクの航空券しか残っていないとのこと。こんなことでごねても仕方がないので当然了承し(予算の予定が狂って内心焦り気味ではありましたが)、担当の方が航空会社に電話。
 すると、「1枚だけ余っている」とのこと。
 「ど〜せこっちに買わせるために『1枚だけ』とか言って焦らせてるんだろうな〜」などと思いつつも、別に1枚残ってようが100枚残ってようが客が僕だけであろうが行くことに代わりはないので当然了承。
 再び、担当の方が電話をすると…
 「たった今売り切れてしまったそうです」とのこと。
 あれ。本当に残り1枚だったのか。疑ってすいませんでした。ねじ曲がった性格を直さねば…などと言っている場合ではありません。3日4日も予約が一杯、ということらしいので、キャンセル待ちすることに。くそ〜。誰だよ、こんな年末に急遽予定を突っ込んだ馬鹿たれは…。

 なにはともあれ、あとは運を天に任せつつ、続いて国際学生証とユースのカードの申込のために浅草橋へ。ユースを探すのにこれまた若干さまよいましたが、電信柱に広告が出ていたこともあり、発見。
 申込も完了。国際学生証の期限は本来2005年3月なんですが、ご厚意で2006年3月にしてくださいました。「来年も学生ですよね?ならOK。我々は別にいいんですが、大学の学生課がうるさいんですよ」とのことでした。ところで、来年学校が変わるんですが、よかったんでしょうか。まあいいや。
 ということで、忘年会の0次会の時間が迫ってきました。浅草橋駅でぐるっと周りを見回しますが…UFJの看板は見あたらず。そうだ、東京三菱ならUFJへの振込が安いかもしれない、と思って東三のATMコーナーを覗くと…長蛇の列。そりゃそうです。年末なんだから。
 ここに並んでたら到底待ち合わせ時間に間に合わない、ということで、ここでの振込を断念し、待ち合わせ場所へ。
 0次会は議論の末、カラオケに。最近の歌には全くついて行けない上に、最近僕のBGMになってる曲はマイナーなものか歌詞のないものばかり(これは最近ではない気もしますが)。僕は「カラオケは一種の自慰行為」という説に全面的に賛同いたしますが、自慰行為であったとしても集団内での自慰行為であるのでありまして、集団を意識せざるを得ません。こんなとき、僕はどのような行動に出ればよいのでしょうか。ちょっと困ってしまうのでありました。ま、そんなところです。
 さて、そんなさなか、携帯電話に電話が来ました。メキシコ観光です。
 「東京→ダラス便は予定どおりのフライトで、ダラス→メキシコシティ便は1本遅い便で」とのこと。僕は小心者なので、ここでリスクを冒して「ダラス→メキシコシティ便は予定どおりの便がとれるまで待ちます」などと言うことはしません。ということで、もちろんOK。で、「これからフライトの時間を言いますがメモのご用意は?」と聞かれたところ、手帳は遙か彼方のボックス内の鞄の中に入れていたので、「3分後にかけ直していただけますでしょうか」と言って、一旦電話を切りました。
 で、友人達が楽しく自慰行為をしている中、鞄の中から手帳を取り出し、再び静かなスペースへ。ってか、カラオケにしたのは失敗だったなあ。うるせえよ。落ち着いて電話もできやしない。
 さて。3分経ちました。電話はかかってきません。あれ?まあ、旅行会社もこんな馬鹿にだけ構っていられないでしょう。ただでさえ忙しい年末です。しかも、航空券だけ、などという客はおそらく旅行会社としてもあまり金にはならないでしょう。
 だけんどもしかし。電話はかかってきません。あれ?3分が30分に聞こえたのかな?と思ったりもしましたが、それでもかかってきません。こっちからかけるべきではないか、という意見もあるでしょうが、携帯代はケチりたいのが人情です。
 ま、そんなこんなで時間はすぎ、カラオケの終了時刻に。あれ。3〜4曲しか歌ってないぞ。カラオケボックスで烏龍茶を残した経験なんて過去に記憶がないような。
 その後、0.5次会を経て1次会。
 酒の量がやけに少ない忘年会でありました。まあ、安上がったからいいんですが…。
 2次会組をあとに、翌日に別件を控え、しかも旅行のことも調べなきゃいけないこともあって、素直に帰宅。

12月28日

 帰宅後もネットでメキシコのことを紹介してるサイトや、メキシコ旅行記が掲載されているサイトを見ながら、どういう行程で移動するかを考えていたので、結局就寝時間は遅くなり、その結果、当然のように起床時間も遅れました。
 携帯にメキシコ観光様から着信。よーやくしっかりと連絡をとりまして、郵便局から料金振り込み。
 そのまま大井へ向かったところ(UFJが完全に頭から抜け落ちていたのです…)、既に無料入場時間になっておりました。まあ優待券持ってるから関係ないんだけど。でも、大井競馬にいいたいんですが、TCKカード、通常1ポイント、初日・重賞日は5ポイント、っていくらなんでも色をつけすぎではないんでしょうか。1ポイントの日にカードを通すのがあまりにむなしくなるんですが…。まあ、重賞だけ来た人を5ポイントにして、抽選だかなんだかに参加する機会を与えることでカード会員数を増やして個人情報ゲットしたい、という考えは痛いほどよく分かるのですが、だったら普段の日をせめて2ポイントにしてくれないでしょうか…。
 メインレースの実況を聞きつつパドックへ。レープロをもらってくることすら忘れてたので、てきとーにパドックで馬を見て、なんとなくよく見えた馬の中から、周囲の会話でもっとも多く出てきた馬の単勝をちょびっと買ってみました。
 すると、結構強い勝ち方で勝利。大賞典を明日に控え、こんなところで運を使ってる場合ではないんですが…
 3着の写真判定を眺め、同着であることが判明すると、配当も聞かずに大井を後に。その後は白馬の忘年会。そして、BT宅でスピードワールド夢物語(とヒシナイル夢物語)を観戦。やはりスピードワールドでありました。ただ、ナムラコクオーよりスタビライザーの方が評価が高いのは納得いか〜ん。

12月29日

 眠いです。朝から調子はイマイチ。大井のファンファーレを目覚ましにしたのがいけなかったのでしょうか。やはり目覚ましは障害G1にすべきなのか…。そういえば、障害G1ファンファーレをDLしたサイトは既に着メロ配信を行ってないんですが、どこかに今でもDLできるサイトはないですかね?調べたらすぐに出てきそうですが。
 そして、昨晩の時点ではUFJ銀行のことを覚えていたはずなんですが…朝には完全に忘れてました。ま、得てして人間の記憶というのはこんなもんなんですよね。言い訳になりませんが。
 到着時は2Rのパドック。最近大井では研究を買ってます。
 あまりに眠いので、5Rをカットしてふるさとコーナーでしばし就寝。多分大井で暖まって眠れる数少ないスペースの一つです。以前別の所で書きましたが、大井は風通し良すぎです。ってか、風通し云々を除いても、この日の大井は寒すぎでした。天気も悪いし…。で、本当は帯広の馬券も買う予定だったんですが、余った新聞がなかったので(もちろんコピーはありましたが)、再びパドックへ。
 ところで、このふるさとコーナー、少しは認知度上がったんでしょうか…?去年は僕がここでもらった新聞のコピーを一般席に持っていって椅子の下に落としたまま放置していたところ、後ろに座った人が「面白いもんがあるぞ」「なんでこんな所にあるんだろう?」みたいな会話をしてました。この日も、大賞典目当てだけどついでに寄った、という感じの人は少なかったように見えました。居眠りしに行ってそのまま立ち去った奴に文句言われたくないでしょうが。
 東京大賞典。
 何で文男さんはキョウエイプライドに乗ってくれないんでしょうか。いや、張田騎手が…もごもご。
 ま、そんなこんなで、本命はパーソナルラッシュ、対抗カフェオリンポス。この2頭を軸に3連複(3連単などという馬券は僕の中に存在しません)。相手はミツオー、プライド、文男和田。というのが事前の予想。
 で、パドック。相変わらずの悪天。ですが、さすがG1、人が多い。多いと言っても例年よりは少ないですが…この天気のせいで大井は一体いくら損したのでしょうかねぇ。
 んで…気付いたら、ユートピアの馬券を買ってました。ありゃりゃ。JBCの時のコメントが引っかかっていて、2000は向かないと思ったんですけどね。よく見えたんですよ。はい。もちろん、当初の予定どおりの馬券も購入しました。
 結果、綺麗なタテ目の完成。けっ。白馬は何人か的中者出してました。ま、あたる馬券だよなぁ。
 この日はこれで大井から退散。寒くて風邪ひいたら元も子もないので…。

12月30日

 この日は買い物のため聖蹟桜ヶ丘へ。
 で…グランプリには行きませんでした。すいません。

12月31日

 雪です。
 高崎最終開催には行く気満々だったのですが、断念。どうやら途中で中止という結果に終わったそうで…。

 ところで、三和旭が丘店。屋上の駐車場に屋根をつけろ、とは言わないので、せめて2階に降りるスロープには屋根をつけなさい。運転してたのは僕じゃないけど、怖くて仕方がなかったぞ。

 マツケンサンバ、いいですね。ちゃんと見たのはこれが初めてでしたが。

1月1日

 例年、初詣はうちから歩いて1分でつく神社に行きます。だいたい紅白の結果がでる前に家を出ると、結構前の位置をキープできて、なんとなくいい感じです。
 が、今年は雪明け。神社に入るには階段を上る必要があるのですが、その階段はまあ安っぽい物でして(などと書いたら怒られそうですが)、手すりなんかもありません。
 ということで、雪の後地面が凍ってる階段を上る、というのは勇気のいることでありまして、寝正月を過ごすならまだしも、2日から旅に出る奴が行くのはちょっとためらわれました。NPは小心者なのです。

 ま、そんなこんなで、年も明けまして、おめでとうございます。
 ニューイヤー駅伝と天皇杯を見終え、年賀状書き。結局今年も年が明けてからになってしまいました。大学の知り合いに「年賀状書くから住所教えて」と言われたので教えるついでにその人の住所も聞いた、のにそれを消して再び聞く、などという無駄な行為をとったのはいったい何のためだったのでしょうか。
 そして、結局UFJに行きそびれたので、長老にいらぬ仕事を押しつける羽目になりました。ほんと失礼しました。

 はい、ということで、持ち物の最終確認を終え、あとは明日を待つのみであります。

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