ロシア旅行記その7(モスクワ競馬観戦記編その2)

 さて,びっくりするくらい豪華な外観のスタンド。このスタンドの表(馬場から見たら裏)の豪華さに比べると,中は必要最低限の設備があるだけ。なんというか,外観だけしっかりしてるあたり,いかにもソ連的な気がします。偏見です。まあ,外観立派で中おんぼろというのは,ちょっと古めの競艇場に近い印象です。
 来客にはカメラを持った人が多く,僕がカメラを持っていても違和感ありません。もちろん,警備員に止められることも無く,あるいは馬券オヤジに絡まれることもありませんでした。子連れも多い。女性も結構多い。まさしく,普通の競馬場であります。強いていうなら,よぼよぼのおじいさんが少ないな。ロシアの年金制度がどんなものなのか知らんけど,年金もらって即ギャンブル,という文化はないのかもしれません。

 さて,馬券です。馬券は100ルーブル単位です。最低掛金は100ルーブル。基本的に単勝勝負だけしてたので,どういう券種があるのかは確認してません。マークカードはなし。ロシア語を話せませんが,紙に馬番と金額を書いて差し出したら馬券を買うことができます。馬券は世界の共通語なのです。
 でも,今にして思えば,自分が買ってるのが本当に単勝なのか分からんよな。もし複勝だったらいくつかあたり馬券を持ち帰ってることになります。まあいいんだけれどさ。

 馬券売場は1階に1カ所と,室内に1カ所の計2カ所。ネット投票とか,そういう裏技があるのかはよく分かりませんし,馬券配達してくれる係の人がいるのかどうかもよく分かりません。この2カ所だけだと,少なくとも上のレストランにいる人とかは馬券買えない気がするんだがな。なにか裏技がありそう。
 混雑度は,室内の青い部屋の方が若干混んでるようにみえました。この部屋には,コーヒー自販機やゲームコーナーもありました。このゲームが一体何なのか,単なるゲームなのかカジノ機能を備えたギャンブル用具なのかはよく分かりません。

 なお,いま改めて見返しつつ記憶をよみがえらせると,圧倒的1番人気(少なくとも写真撮った時点で)の8レースの2番の単勝を買って当てに行ったところ,外れたんだった。一応当時のNPメモに,「8R,2番が返し馬よく見えた」という走り書きもあります。

 下の写真の右の表示がなんなのか,せっかくパソコンという文明の利器があるので調べてみることにしました。
 "СТАВКИ"は英訳すると"Rates"。オッズですな。"СТАВКИ на 1 место"で,"RATE 1 place"。おそらく単勝。真ん中の画面で1.1倍になってる馬の馬券が,右側の分だけ売れているのではないかと現地では予想してたんですが,まあおそらく予想は外れていなかったのではないかと。ちなみに,JRAのプラス10的なものが無いと仮定して,この時点で計111票売れているうちの73票が2番に入っていてそれで1.1倍ついているとすると,払戻率は70%強です。但し,これだとほかの馬番の馬のオッズが説明つかないので,結局のところ「よくわからん」という結論にさせていただく所存であります。
 そして,現地でよく分からなかったのが右の写真の右2列。2着になる馬を当てる馬券,3着になる馬を当てる馬券が存在するのでしょうか?ちょっとよく分からん。それとも,2着内複勝,3着内複勝とかがあるのだろうか。そしてもう1つ分からんのが,右の画面の票数?の単位ですね。"73"というのは,73×100ルーブルなのか。でも,そんな売上だと瞬時に競馬事業は廃止だろうし,6番に誰も票を入れないってのも競艇の単勝じゃあるまいし……。

1階の馬券売場 青い部屋の馬券売場 8レース販売中。グダグダとこの2画面について考えてみました。
あらためて8Rのレープロを見ると,馬名がキリル文字と英語のダブル表記ですね
   
なんの機械なのだろう 一応,ロトみたいなんだけれど これで単勝が買えてしまう 8Rの2番の単勝
これが外れるから嫌ですな
   
青い部屋にあった
スナックやジュースの自販機
同じく青い部屋にあったコーヒーの自販機
扉は後ろに引くのでなく上に上げる方式です
30ルーブルのものを買ったのですが,いまいち自分がなにを注文してるのか分かってません
底に沈殿してる砂糖の量を見ていたたまれなくなりました
1階の閉鎖されたっぽい馬券売場と,
奥には現役の馬券売場(最初の写真のやつ)
この雰囲気がいかにも競艇場っぽいんだよな

 スタンドは,ぱっと見綺麗なんですが,よーく見るとボロが出まくっております。
 もちろん,閉鎖された馬券売場(と思われる窓口)だけでなく,使われていない部屋やスペースも多い。ほんと,このあたり競艇場みたいです。
 上を見上げると,天井部分にも絵がかかれております。1つ1つ絵が異なっており,こだわりが感じられます。誰がかいたんだろうか。

スタンド外観。なぜかフェンスをこえちゃいけないと思い込んでいた
1階に鎮座する怪しい馬その1
表情も怪しいし,なぜあえて正装しているのかもよく分からん…
怪しい馬その2。こっちは裸馬 競輪場もびっくりの廃墟
天井絵は美しい トイレ。見ての通り,大便器にドアはありません
座席裏。薄暗い 1階座席 2階の裏側 下を見下ろす。総合的に綺麗では無いですね
探索して階段を進む 外へ。このドア上の非常口サインは壊れてるんだろうな 閉鎖された部屋。ペンキも剥げております
さらに上の裏側 見下ろす ぱっと見綺麗な踊り場 上の観覧席 出入口
馬場前 1階にある店
中で飲み物を買おうと思うとここになる
ちなみに,ほかに帽子屋以外に真っ当な店はなし
これも3階席

 さて。レースです。まあ,やってることは競馬ですから,基本的には世界共通であります。が,もちろん平地競馬とハーネスレースの2種類が行なわれている以上,日本の競馬と違いはあります。

 ハーネスは,車が先導してバリアーが開くスタートです。オーストラリアも確かこんなんだった。
 ハーネスのレース中も,手前(外回り)の平地用コースを馬場整備車が走っております。笠松もこれならよかったのだが……。
 ハーネスは内回りですが,外回りと内回りとの間にも広告があって,邪魔されて見づらいです。そういうのは気にならないのかな。

 平地競馬(以前も疑問に思ったことがあるのだが,ハーネスも平地なので,なんかいい表現方法ないでしょうか)。平地レースは,日本と同じゲート式。ゲートが開くと,鐘が鳴ります。そういえば,馬券の締め切りのタイミングが良く分からんのですが(もちろん音楽もベルもない。締め切られて暴れてる人も見なかった),この鐘なのかな?
 そして,1着馬がゴールすると鐘が鳴ります。それはいいんですが……3着以下の騎手は,ゴールの10メートル以上前でもみんな腰を上げてました。やはり複勝3着付はないのだろうか。そして,3着以下に賞金は出ないのだろうか。四位騎手もロシアで騎手をやってれば……。
 それにしても,馬場は結構広いのに,なぜか全般的に7頭立てがMaxなんだよな。なんでだろうか。馬が集まらないから散らしてるのかな。
 ちなみに,平地用のWinningPostは2つあります。どっちが正しいのかというと,鐘を信頼する限り白い方のWinningPostが正解っぽいです。それで馬券の結果が左右される事態にならなかったのでまあどうでもよい。
 レース後,平地レースは一応検量しているようには見えたんですが,確定のタイミングが良く分かりません。他方,ハーネスレースは特に検量せずに表彰式にはいってるように見えました。

 そういえば,モスクワは基本的に20分おきにレースが進みます。かなり慌ただしい。というか,ここにいるおっさんたちは一体どうやって予想してるのか。みんなレープロだけ見てるのか?
 返し馬も,なんかよくルールが分からない。G1だけ返し馬するの?
 ちなみに,そんなこんなで競馬場内をふらついていたところ,当初はメンバースタンドかと思っていた一角に実は立ち入れることが判明し,しかもそこにパドック発見。なんだ,パドックあったのか。それにしても,パドックにも人が少ない。あと,パドック発見時に裸馬が歩いていました。何レースの何番の馬なんだお前は。

 メンバー区域かと思ったらそうじゃなかった部分があるのはいいんですが,上階のレストランはさすがにちょっと立入禁止的雰囲気。まあ,言葉も分からんから別にいいや。

 あと,馬場の真ん中をハーネス馬が走ってます。次のレースに出る馬じゃなさそうだし,いったいなんなのだろう。競艇やオートの試走状態?

上から馬場を見る。外回りと内回りで砂の色が違ってますね
馬場脇から馬場を見る コース前の柵はこんな感じに
やはりぼろくなっております
パドック パドック側からスタンドを
上の階にはこういう区切られたスペース
実質指定席なのか,早い者勝ちなのかは不明
上から観戦 鐘スタートやゴール時に鳴る 上からレストランコーナーを見下ろす レストランコーナー

 削ったつもりなのだけれどもファイルが重くていじってて疲れるので,さらにページを分けて続けることにします。無念。その3へ続く。

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