ロシア旅行記その8(モスクワ競馬編その3)

 さて。この日はG1が3つ組まれておりました。6R,8R,10Rです。だからなのかなんなのかよく分かりませんが……
 しばらくすると,突然賑やかなBGMが流れ出しました。そして,誘導馬?たちによるショーが始まりました。ああ,さっきパドックで見かけた謎の誘導馬たちは彼らだったのか。
 なんというか,オリンピック直後だったこともあり,自分の中で馬術に対する興味が高まっているタイミングだったのもよかったんだろうと思います。楽しい楽しい。まあ,周囲の馬券親父どもがどこまでこれに興味をもってるのかはよく分からないところでした(なんせメモも無い)。日本でも,定期的に馬事公苑や三木では馬術大会が開かされているようですが,競馬場でもなにかやればいいのになー。

 馬券親父といえば,やはり直線は結構な大声を出しております。やはりこうじゃなくちゃいけません。パルドゥビツェみたいに拍手で出迎えちゃいかんのです。単に酔っ払ってるだけなのか,相当なお金を突っ込んでいるのかはよく分からんところだけど。でも,帰ってくる騎手に対して罵声は飛んだりしません。逆に,買った騎手に握手を求める人もいません(サインを求める人もいない)。このあたり,淡泊です。
 でも,東南アジアでタイとマレーシアの競馬を見ましたが,どっちも直線は騒いでる割にやはり騎手への罵声は無いので,もしかしたら騎手に責任をなすりつける馬券文化は全世界的なものではなく,むしろ珍しいものなのかもしれません。

 騎手といえば,メインレース(多分)の8レースの勝利騎手が表彰式後に戻ってきて,テレビに捕まってインタビューを受けておりました。
 歩くシーンを無理矢理撮らされていて恥ずかしそうでした。なお,上手くやればNPも騎手の後ろに映ってロシアテレビデビューできたのでは無いかと思われますが,さすがに海外でそんな下品なことはできません……(日本でもできんけど)。
 距離的に,握手を求めることくらいはできる感じでしたが,オーナーたちと仲良くやる雰囲気なので退散しました。まあ,名前も分からん人に握手を求めるのも失礼だしな。というか,あの場所にいてよかったのか若干不安になるな……。

 ちなみに,奥のパドック近くには帽子屋が出ておりました。この無理矢理ここだけ貴族っぽい雰囲気なのはパルドゥビツェと一緒。
 この帽子屋,最後のG1が行なわれる10Rの前には店じまいモードでした。早い気もするけれど,10R以降に来る客が少ないならばこれでいいんだろうな。まして,最終レース直前にやってくる奴なんてほとんどおるまい。いやはや。まあ,数日後の惨劇はまたいずれ。

 なお,この日NPはペンでちまちまメモをとっておりました。すると,おっさんに「ペンを貸してくれ」といわれました。いやもちろんなんていわれたか正確なところは分かりませんが,それでいてペンを貸せてしまうんですから,美しき異文化コミュニケーション@競馬場,といえますな。

 あと,気付いたらスタート時間が遅れてました。やはり20分おきにやるのには無理があるんだろうな。カザンも無理だと諦めてくれれば良かったのに……。
 あと,馬券売場の時間がかなり正確だったっぽい。馬券システムはかなりしっかりしたシステムなんだろうな。マレーシアでも3カ国の馬券売ってたし,この競馬業界のシステムってなんかとんでもなく発展してますよね。

 そういえば,外れ馬券はあまり捨てられておりません。捨てても,ロシアらしくすぐに係員が登場して箒とちりとりで回収していきます。
 そして,それまで7頭立てだったのに,なぜか14Rから9頭立てになります。逆転のためでしょうか。よく分からん。
 これまでゲート入り嫌う馬がいなかったので安心して1レースフルにビデオ録画しようと思ったら,3番がゲート入りを嫌ってデジカメもビデオ録画時間制限10分に引っかかりました。無念。なんでここでこんなめに。

 レース後は奥のステージで表彰式が行なわれます。毎度毎度レッドカーペットを敷きます。ご苦労様です。
 優勝カップは最初スタンド前に展示されておりました。いまいち誰が職員で誰が馬主なのかよく分からん。最初は緑服のおばちゃんは馬主だと思ってたんだけれど,今日複数回登壇しており,もしかして大物なのかと不思議に思っていたところ,よく見たら毎度毎度横にいる人が異なっていてしかも騎手ともあまり触れあってなかったので,鈴木淑子的な人か,あるいは主催者側の人なのかもしれないと思った次第。
 そういえば,気付いたらルフトハンザ姉ちゃんもいなくなってたな。
 
 あらためてパドックの写真を整理していて気付いたこと。パドックは騎手を載せたまま何周回もします。でも,見てる人が少ないので,ほんとみんなどうやって予想してるのよ。もしかして気付いてなかっただけでどこかに予想屋がいて,予想を披露してたのか。あと,騎手が肩に馬番をくっつける方式です。これは海外では散見されますね。
 帽子の色は枠によって決まるのでは無く,勝負服に応じているのではないかと。勝負服は見たところ騎手と1対1になってるように見えますが,騎手と馬主が1対1に対応している可能性もあるので,騎手と馬主,どっちに合わせてるのかは断言しかねます。10レースの3番と4番の勝負服がぱっと見同じに見えるのも気になる。帽子色は違うんだが。



展示されている優勝カップ 表彰台セットアップ レース間のオッズ表示 2レース表彰待ち 勝馬
表彰台に向かう おめでとうございます 3レース
よく見たら後ろの掲示板は
全部999倍のままだった
レース中もハローがけ
6R(たぶんG1)の本馬場入場
続・本馬場入場 G1なのでメンバーも載せてみる 右側がオーナー一家かな? 騎手到着
勝ったのは1番のAMONITおめでとうございます きれいな馬ですね 口取り
7R。ハーネスのスタート。先導車のゲートが閉じていく方式。
手前側にも馬がおります。彼らがなんなのかは不明。
7レースを走り終えた馬たち
8R本馬場入場
折り返して返し馬へ
8Rの外れ馬券 ここで奥のスペースに気付いた
ここにも食事スペースがあります
帽子屋 こんなスペースです 多分これが正式なゴール板 奥にもう1つWinningPostがある
1周目 最後の直線 撮影に失敗しましたが,
1番のKHORESMが優勝!
木陰に隠れたけれど
騎手が誰かの抱擁を受けてます
誘導馬とともに勝利馬と勝利騎手が表彰に向かいます 表彰式準備中
おめでとうございます!! 口取り 嬉しそうです これは賞品なのでしょうか?
勝利騎手インタビュー 8R発売中にパドックに誘導馬がたくさんいたのでした
なにやらイベントが始まりました 動画モードに切り替えたので写真は少ないですが,こんな感じに一体となって動いておりました 訳す気力が無いけれど
おそらく過去3年の
G1の結果だな
なお,後述の追記参照。
9Rのパドック
裸馬でまわります
9Rの表彰式 馬の汗だくっぷりと,騎手のおっさんっぷりが印象的です
10Rは5頭立て
G1なのに少頭数なのは
ヨーロッパっぽいですね
10レースパドック
見ての通り,騎手を乗せてまわる馬と,騎手が厩務員と一緒に手綱を引いてまわる馬がおります
そして,見たところ(最終周回だけでなく)ずっと騎手を乗せてまわっております
10レース本馬場入場&返し馬。3番がどこで騎手を乗せたかよく見てませんでした
10レースの優勝は4番,НАШでした。Google翻訳で英訳したところ,
"Our Own"と出ました。「我々の」ってことですな
馬をなだめております 喜びを分かち合う おめでとう!!
口取り 騎手も馬をひいていきます 女性が多分馬主関係者
右の男性が主催者側
12レース 10分以上発走が遅れてます
12レース返し馬 からの枠入り
4番は枠で騎乗してますね
全馬ゲートイン ゲート車撤収
レッドカーペット設置中 レッドカーペット撤収 表彰台撤収
ハーネスの本馬場入場 外回りコース馬場整備 そして内回りコースでは
ハーネスのスタートが切られます
ハーネスの表彰式。騎手はそのまま表彰台へ
多分検量とかやってません
表彰の最中は競馬場の職員?が馬を扱っております おめでとうございます!!
最後の優勝馬 こうやって降りる そしておっちゃんが引き継ぐ おめでとうございます!!
今見たら騎手は女性ですね
ルフトハンザねーちゃん
ここに立ってるのも暇だろう…
一角にルフトハンザの広告スペース 外れ馬券は少ない こういう影の頑張りが
あるからでしょうね
なんなのか分からなかった
あらためて上から撮ってみた 競馬場の横にあるホテル 緑の女性はここから降りてくる ここだけ切り取ると
とても豪華な競馬場ですな
こうして優勝カップが減っていく ここで区切られているから
最初は奥に進まなかったのです
気付いたらこのスペースにも
客がいなくなっていたのでした

 今あらためて見返すと,やはり緑の女性とルフトハンザの女性は主催者側だな。
 そんなこんなで,最終のハーネスレースが終わり,1日の競馬が終了いたしました。20分おきにレースが続いていくという慌ただしい競馬ではありますが,地球上のどんな国でやっていても競馬は競馬,馬券は馬券。
 ちょっと慌ただしかった分予想も上手くいかず馬券的にはいい結果を残せませんでしたが(←我ながらいい言い訳を思いついたものである。はっはっは。)是非また訪れたいです。次回はもうちょっと競馬場の中も変わってるんじゃなかろうか。

 なお,帰りは駅に向かって戻ったわけですが,なんか変なオブジェのある庭がありました。こういうのってアメリカ人とかが好んでるイメージでしたが,ロシアにもこういうのあるんですね。

 なお,追記的にちょっとロシア語を翻訳してみました。
 "КУБОК"は"Cup"のことです。"Насибова"は英訳で"Nasibova"。多分人名です。なお,今し方Googleさんで"Н Насибова"で検索したところ,競馬の結果ばかり出てきました。これは自分のPC専用の結果なのかどうなのかはよく分かりません。
 これでGoogleさんと遊んでいたら,こんなページがヒットしました(魚拓も)。これを見る限り,やはり段階的に入場料金がセットされ,さらに立入可能区域なんかも設定されているようです。特にチェック受けなかったからあちこちうろつきましたが,よかったのだろうか。まあいいや。で,Nikolay Nasibovというのは著名な騎手のようですね。国内で654勝,海外で175勝とのこと。記事で引用されているEuropean Cupがなんなのか,海外競馬に無知すぎてよく分からなかったんですが,検索の結果,ドイツの(日本的通称)オイロパ賞であると判明。そして,これを3連覇したのがアニリン。ロシア史上最強馬との声もあるようです。ここまで日本語のWikipedia記事があるとは。そして,このアニリンの主戦騎手がNikolay Nasibovさんであったようです。なるほど。日本だったら保田隆芳記念みたいなもんだな。
 これはこの調子でいろいろと翻訳していくと面白そうですが,残念ながら気力も時間もないのでありました……。

 あと,久々にモスクワ競馬場のホームページを見たら,進化してた。記念にトップページの魚拓をとっておこう。なお,これを見ると,”Section C”と”Section A/B”とに分かれているようです。うむ,なんかやはり突破してはいけないラインがあったように思えなくもない。ここのToteのページを見るに,単勝以外にも馬複と馬単,三連単,5重勝があるみたいです。あと,ここに競馬場のリストがあります。ここに挙がってるのは,あくまで中央競馬場と提携関係にある場所のみっぽい(カザンはないしな)。こんなに多いのか……。

右手前の緑が競馬場の前庭 なんだこいつらは 当然近くをバスも通ってますが,
やはり言葉の分からない観光客にバスはハードル高し

 てなわけで,これでこの日の予定は全て終了してしまったのですが,これだけで終わっても夜が暇なので,モノレールとやらに乗りに行ってみることにしました。

その7その9

旅行記旅打ち旅行記ロシアTOP
 
モスクワ競馬観戦記その1その2その3