雑記


例によって思いつきをつらつらと書きます。

準備編
 ネットに旅行記を書く理由は人それぞれだと思います。多くは写真の管理と備忘録として書いているのではないかと思います。あるいは,いろいろ参考にしたから恩返しとか,自分が好きなもの・ファンのものを世に広めたいというのもあるでしょうし,せっかく自分がいろいろやったんだから誰かに話したい,っていう気持ちもあるかもしれないです。

 今回,海外旅行に行くのは中欧以来約5年ぶり。
 で,海外旅行に行くにあたり,ネット上の旅行記を検索して気付いたのですが,4Travelのシェアが高いこと。少なくとも,検索すると4Travelがじゃんじゃか上位に現われてきます。んで,4Travelというのはそもそも写真を中心とした個人旅行記サイトでありますから,文字部分が少ない。日本にいながらにして海外旅行気分を味わう目的からは非常に優れているのですが,やはり現地に行くために旅行記を読む観点からはイマイチなのであります。
 他方,ブログTwitter全盛の世の中,個人で旅行記を書いているサイトは激減。激減,といっても5年前から比べて数的には減ってないのかもしれませんが,とりあえず相対的な情報割合としては激減してます。個人旅行記のリンク集も,思い出がいっぱいさんの更新停止で基本的に全滅状態。

 で,どうやって個人旅行記サイトを見つけ出すかというと……「準備編」というキーワードなのです。

 ようやく話がまとまりますが,個人旅行記サイトには旅行記本編の前に準備編を書いている方が非常に多いです。おそらくこれは備忘録的要素が強いからだと思われます。他方,4Travelは写真サイトですから,「準備編」をアップする人は非常に少ない。また,旅行会社も準備編というキーワードはあまりいれていないので,この「準備編」というワードでけっこう隠れている個人旅行記を見つけ出すことが出来ました。
 それにしても,今の世の中,隠れている優良サイト(もちろん,人によって好みはあるでしょうから「優良」基準は違うんでしょうが)を見つけ出すのが大変です。でも,細々ながら残っている面白い個人サイトを発見できると嬉しくなります。上から目線で何を語るか,とか言わないように。
英語
 英語は世界の共通語。楽天の三木谷さんならずとも,海外旅行においては英語は重要です。
 他方,英語はイギリスとアメリカでも大きく違いますし,アメリカでも白人英語と黒人英語は違います。JapaneseEnglishもSinglishもアメリカンな巻き舌Englishとは異なります。
 で,ロシア人の英語。ジャパニーズに文句を言われたくない,と言われるのを覚悟で書くと,これが非常に分かりづらい。きわめてロシア語に近い話し方で英語を話してます。アエロフロートの機械アナウンスなんかではロシア語は女性・英語は男性でアナウンスしてくれるからいいのですが,スチュワーデスさんが話してたりすると,気付いてたらロシア語から英語に切り替わっていて,序盤を聞き漏らしていた,なんてことがありました。
 あと,息継ぎの仕方が独特な気がします。
 なので,観光地で英語ガイドの話を盗み聞きしていても疲れるので結局途中で聞くのをやめたりしてしまいました。

 なんにせよ,ロシア英語には最後まで慣れないまま旅行が終わってしまいました。いやまあ,そもそも英語を話す人が非常に少ないんだけれども。
ウェブサイトの翻訳
 最初,ロシア語のウェブサイトを日本語に翻訳していたんですね。Google翻訳素晴らしいです。が,翻訳精度はイマイチというかイマニイマサンという感じで,正直ちょっと残念な感じです。
 が,英語への翻訳は翻訳精度が極めて高いです。よって,英語に翻訳した方がいいということに,帰ってから気付きました。これは失敗だった。まあ,この点の反省はのちのちの非英語圏旅行で生かします。
キャッシング
 初日にも書きましたが,今回は現物としての日本円からの両替は行わず(もちろん予備でいくらかは持ち込んでたけど),すべてカードキャッシングで現地のお金を引き出しました。
 行き帰りの電車賃もSuicaとクレカで済ませ,道中の飲み物もSuicaで買えたので,実は現物としての日本円は全く使わない旅行でした(失敗としては,せっかく最寄駅に行く途中の神社に安全祈願しようと思ったのに小銭がなくお金入れずにお参りする羽目になったこと)。
 感じたのは,カード入れてお金を出していると,本当に預金を出してるのか借金してるのか感覚が麻痺するな,ということです。
 あと,日本に帰ってきたらカード会社から17条書面だか18条書面だかが複数届いていてちょっとびっくりしました。

 また,ロシアには多くのATMがあり,英語対応しているものもあれば,対応していないものもありました。ただ,英語表記が出てこないATMであっても,「Cancel」ボタンだけは英語表記があったので,特に困ることはありませんでした。
 それにしても,ATMはあちこちにあります。日本でも各地に銀行があって商業施設にも数多くのATMがありますが,ロシアには駅の出口に設置されていたり(日本でもJR東日本だとViewのボックスはあるけど),カザンの劇場のカッサ脇にもありました。これまで,「防犯上自販機を屋外に設置できるのは日本くらいなもんだ」と思っていたのですが,屋外にATMがあったので本気でびっくり。特にロシアなんてそれこそ力でATMを持って行く人が多そうなのに。
ロシア文字

ホテルのパソコンのキーボード
文字数がキーの数より多い言語って
どうしてるんだろうか……
って,日本がまさにそういう国か
 ロシア文字は半端にアルファベットに近いから,そっちに寄せられるので危険です。
 RがРでPがПっていったいなんの陰謀なりか。
 事前に予習せずに乗り込んだ自分も悪いんですが,道中結構苦しめられました。途中から”СТОП”がそのまんま”STOP”であると分かったときなんかはちょっと感動したりもしたんですが。

 あと,キーボードは日本と同様にアルファベットとキリル文字が並んでるわけですが,やはり日本と同じように,「あ」と「A」とが同じキーにはならず,たとえばアルファベットの「S」とキリル文字の「C」は別のキーです。
釣銭
 日本ではお釣りを綺麗にするために,例えば98円の商品があったら108円出したりしますね。海外では一般的ではない,というのはよく言われる話です。なお,自分はハンガリーのカフェでこの手の払い方をしたところ,追加分はチップだと思われて全額没収された痛い過去を持っております。ハンガリーから出る直前だから痛手は小さかったけど。でも,出る直前だったから追加両替したくないわけで,一歩間違うと面倒だった。
 で,ロシアは,札でお釣りを出したがる店が多く,端数のコイン払いを求められることが多かったです。特にスーパー。このへん,面白いですね。
 
左は写真がぶれててわかりにくいですが,
上りエスカレーター(左&中)は2列に立っているのが分かるかと
下り(右)は右が空いてるんですがかなり分かりづらいな

真ん中の写真はまだちょっと分かりやすいかもしれない
上り(左つ)は2列に立っているが,下り(右)は向かって右(進行方向左)を
歩いておりてる人がいます

右の写真は下ってるときの写真。左の下りエスカレーターは
左を開けていて,右の登りは2列になってます

地下鉄の時間表示
地下鉄エスカレーター
 ロシアの地下鉄というと,「シェルター兼用で深い」「その深いプラットフォームまで降りていくエスカレーターの速度が速い」というイメージでした。
 実際,深いのはその通りなんですが(ただ,おそらく平和になってから作られたモスクワの地下鉄は,例によって郊外に近づくほど浅くなっていく),エスカレーターは期待ほど速くなく,とくに怖い思いもしませんでした。個人的には,新宿駅の中央線ホームにあるエスカレーターの方がよっぽどか速くて怖いです。

 ただ,サンクトペテルブルクで感心したのは,「下りは片側を開ける(急いで降りる人がいるから)が,上りは片側を開けずに2列に立つ(長くて歩いて登る人なんていないから)」ことです。全ての駅の全てのエスカレーターがそうだったかはちょっと断言できませんが,これは非常に合理的かつ頭と要領がよい。
地下鉄の時間表示
 ロシアの地下鉄は,「電車が出発してからの時間を表示する」という方式を採用しているようです。この方式は,かつてハンガリーでも見た記憶があります。あえて時刻表を作らないのは面白いですし,また,出発してからの経過時間でおおよそ次の電車の到着時間が分かるというのも面白い。
 それだけ定時運行できてるってことなんだろうな。
犬と猫
 もちろん,自分が見た範囲,という限定はつきますが,犬連れの人は見るので,ペットとしての犬は当然飼われてるのでしょうが,野良犬を見かけませんでした。海外で恐ろしいものといったらマラリアと並んで狂犬病が挙げられますが,野良犬がいない,と言う意味では安心でした。ネコもみかけませんでした。
 もしかしたら,寒いので野良犬野良猫は冬を越せないのかもしれません。
自転車
 国土が広くてそれなりに平坦な場所が多いんですが,自転車は少ない。寒くて雪が降るため,自転車は冬場に使い物にならず,コスパが悪いからかもしれません。

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