NPのメドウランズ競馬場観戦記

1.メドウランズ

 メドウランズ競馬場(SAM日記の草稿段階ではメドゥランズとなってますが、スペル的に、どう発音してもメドゥとはならないと思われます。)はニュージャージー州のメドウランズスポーツコンプレックスの中に、ジャイアンツスタジアム(アメフトのNYジャイアンツなどの本拠地)などとともにある競馬場で、アメリカの競馬場の中でもどちらかというとマイナーな部類に入るのではないかと思います(少なくとも、クラシックをやるベルモントなどに比べれば)。
 かくいう僕も、この競馬場の存在は全く知らず、とあるホームページでとある方に教えていただいて知ったのです。
 ここについての予備知識は、「ナイターである」「ニューヨークからバスで行ける」「15日にG3がある」くらいなもので、貧弱、というか、前出のとある方に伺ったことと、ネットで見たことだけです。

2.一日目(9月15日)前半〜メドウランズへの険しい道のり〜

 メドウランズへの行き方は簡単。ポートオーソリティーバスターミナル(8th Ave&41th St.あたり)から直通バス。

 ・・・ということだけを予備知識として知っていた我々は、バスターミナルに入ったところにある自動券売機を発見。当然、”Meadowlands Sports Complex”のような行き先を探すことになります。ところがどっこい(死語だな)。”Meadowlands〜”という行き先が3つあって、うち2つは同じバスだったのですが、もう一つは別のバスだったのです。
 「んじゃあ2人ずつに分かれて・・・」なんてわけにもいくわけがなく、「どっちのバスにするべきか」ということで4人はしばし悩みました。
 そして、しばらくしたあと、「インフォメーションに聞いてみよう」という、ごく当然の意見が出ました。いかんせんどでかいバスターミナルなので、インフォメーションブースは必須なのですね。しかし、このインフォメーションがくせもので、人がいるところよりもいないところのほうが多いんじゃないか、という感じなのでした。別にアメリカなんだから日本的な真面目さを要求するつもりもなければ、そんなものを期待していたわけでもないのですが、まあ、1レースの発走時刻の7:35が迫っていることもあり、あせりといらつきが出てきます。チケットブース
 地下のブースには人がいたので、そこで、”We want to go to the Meadowlands Race Track.”とかなんとか言ったところ、"*%&¥#*>?‘}(=意味不明)"な答えが返ってきて、それから、”Do you have a ticket?”という質問が来ました。当然”No”と答えるわけで、そうすると、”なんとかかんとか1〜10”という答えが返ってきました。後ろに並んでいる人もいたので、”Thank you”と言ってすごすごと退散したものの、結局何が言いたかったのかちんぷんかんぷん。
チケットブースの写真(かなりぶれてます)→

 仕方がないので、別のブースに行ったところ、再び似たような会話がくりかえされ、「なんかチケットブースみたいなものがあるらしい」ということを理解した一行は、とりあえずそこに向かってみよう、という結論を出し、そこに向かったところ、1〜10番ブースが”New Jersey Transit”と表示されてたので、「ここに間違いない」と確信し、チケットの購入に成功。往復6.5ドル。
 そこの窓口の人がバス乗り場を言ってくれたのですが、てっきり○○番ゲート(飛行場にあるやつみたいな感じ)からバスが出発するものだと思い込んでいるNP(このときのバスチケット購入係は僕でした)は全く意味がとれず、再びインフォメーションに向かうことになりました。インフォメーションの人は競馬場に行きたがって迷っている哀れな(アホみたいな)東洋人を覚えていたらしく、”41th St.,between the two buildings”とかなんとか教えてくれ,晴れてアホ4名は競馬場域のバスに乗ることができたのでした。
 バスの中で、NPは近くのおっちゃんに時間を聞かれ、横にいたトリ(だった気がする)と、「アメリカでも競馬オヤジはフレンドリーに話しかけてくる」という見事な推察を出しました。

 さて、そうこうするうちにバスは終点に到着しました。人の流れに乗って4人もバスを降ります。すると、目の前にチケット売り場が...。「ここは入場券売り場に違いない」と思った一行はしばし人の流れを観察し、「15ドル、20ドル、・・・のチケットがある」ことを知ります。なんだここは?いやに高いぞ。全席指定なのか?・・・という疑念をいだきつつ、NPが先陣を切ってチケット購入。当然15ドル。そして、しげしげと「メドウランズ競馬場の入場券」を見つめます。
 すると、そこには恐ろしいことが書いてあったのです。ちょっと今そのチケットが見当たらないので、詳しいことは書けませんが、要約すると、「ジャイアンツスタジアム メジャーリーグサッカープレイオフ NYメトロスターズ」という文字(もちろん英語で)があったのです。ようやく15ドルの謎を理解したNPは売り場でチケットを買おうとしていたSAMを呼び戻し、事態の急変を伝えました。
アメフトの聖地(笑)ジャイアンツスタジアム→

 ま、つまり、そこはアメフトの聖地(ではないのですが、NY Giantsファンの僕としては憧れの地であるわけです。アメフトにチケットの入手困難ぶりはすごいしね。)、ジャイアンツスタジアムだったわけです。なにが「アメリカの競馬オヤジもフレンドリー」なんでしょうか。お恥ずかしいったらありゃしない。
 さて、個人的には15ドルのチケットを持ってジャイアンツスタジアムに突入したい気持ちもありましたが、そういうわけにもいかないので、「これはジャイアンツスタジアムでいいとして、競馬場はいずこに?」という緊急命題を早急に解かねばならないのです。
 ぐるっと周りを見渡すと、遠くに競馬場らしきものが見えました。「あそこに行ってみよう」ということになり、4人はだだっ広い駐車場の中をとぼとぼ歩いていきました。人などどこにもおらず、「これで襲われたら文句は言えない」などとだべりつつ、目的の建物に到着。

 そこは・・・憧れのメドウランズ競馬場でした!!

BACKNEXT