天皇賞回顧

 まあ、なんというか、テイエムオペラオーによるテイエムオペラオーのためのレース、という感じで、僕のような穴党にはつまらないことこの上ないレースとなってしまいました。なんといっても、穴党の砦、といっても差し支えないレースでしたから...。ま、たまたま、ということもあるし、秋華賞は相変わらず荒れてるので、今秋は堅いレースと荒れるレースが逆に出る、或いは全部堅くなる、というわけでもなさそうなので、まあ、いいでしょう。

 さて、このレースでは、武騎手のレース後のコメントが物議をかもしだしました。その結果、JRAも審議になっていないレースなのに報道陣にパトロールビデオを公開するなど、色々と対応することになりました。で、問題なのがこのコメントという奴で、僕の知る限り、まず武豊が岡部騎手につめより(個人的にはどういう剣幕で大先輩・日本騎手会会長に詰め寄ったのか知りたいのですが)、岡部に「違う」と言われて、和田騎手に突っかかった、という感じで、そのあと報道陣にコメントを発したとのことです。で、このコメントが記者・会社・新聞社によって捉えられ方が異なっているんですね。日刊スポーツと、スポーツニッポンでは扱いの大きさからして違ってるわけです。果たして、「激怒」だったのか、単に「興奮が冷めていなかった」だけなのか、いまいちよく分かりません。結局、テイエムオペラオーは降着にならなくて、武豊はそそくさとアメリカに行ってしまった、という、なんかわけのわからない結果になってしまいました。
 まあ、降着食らう場合というのは、被害馬の騎手にも責任がある、というケースもままあることはよく知られていて、以前武豊か塩村騎手が(なぜこの2人で分からなくなっているのかよく分からない)、「(被害馬に乗っていた)自分のせいで○○さん(誰だったか忘れた)を降着にしてしまった」というようなことを言っていた記憶があります。
 このレースについては、武豊が早めにステイを下げたため、加害馬のオペラオー・和田騎手に降着どころか過怠金・戒告すらない裁定となったわけで、まあ、1人で損した武豊としては怒るのも無理はないかなあ、という気もします。ま、今回主役(?)となった武豊、岡部の2人は加害騎手としても有名ですし(なんといっても2人そろって年間最多騎乗停止記録を持ってますし)、特に武豊騎手は東京2000メートルのG1で2回やらかしてますし、いわば加害のプロ(こんなこと書くと、2人のファンならずとも不快に思うかと思います。ここまでの文章を読んで不快になった方々にはここでお詫び申し上げます)ともいえてしまうわけで、そのような2人が怒るのだから説得力があります。ただ、前にも書いたとおり、どの程度まで怒ってるのかがいまいちよく分からないので(武豊騎手もこんな騒ぎになって驚いてる可能性もある、とさえ思ってます)、これ以上この文章の主旨から外れたことをやめにしたいと思います。


 さて、オペラオーですが、今書いた一件以外は完璧なレースでした。強いです。いやはや、強いです。マル外を買わないことで有名な竹園オーナーも、マル外久々参加の天皇賞を圧勝することができて、とても喜んでいることと思います。マル外があまり好きではない僕も、とても嬉しいです。一つ疑問に思うのは、何であんなに差をつけたのかな、ということ。今までみたいに、差をつけない勝ち方もできたと思うのに。シンボリルドルフのような負け方をするのを恐れたのか?それとも、いまいちオペラオーの評価が上がらないので、ここで強さを見せつけようと思って奮起したのか?なんにせよ、ここでちょっと無理した分の影響がこのあとのジャパンカップ・有馬記念に出ないことを祈るばかりです。
 2着のメイショウドトウはいいレースでした。8枠の不利も的場騎手の好騎乗もあってなんなくこなし、力は出し切れたのではないかと思います。抜け出したのが少し早すぎた、という声もあるようですが、それでも2着をキープしましたし、1着馬とは力の差の分だけ開いたので、悔いもないでしょう(負けて悔いがないことはないかとは思いますが、そこまで大きくはないでしょう)。的場騎手の最後(と思われる)天皇賞、さすがの騎乗だったと思います。できれば1番人気で負けたライスシャワーの分も勝ってほしかったですが...。
 3着トゥナンテは馬場が悪化したにも関わらずよく3着に入ったと思います。できれば良馬場で走らせたかったですが...。良だったらドトウとの2着争いがもっと際どかったんじゃないかな?と思います。
 イーグルカフェは例の不利があったにも関わらず、よくやったと思います。これからの成長に期待したい馬です。
 これまた物議をかもしたナリタトップロード。いまいち渡辺騎手のコメントが伝わってきません。レース後のコメントを見ても、なぜ後ろに下げたのかがよく分かりません。作戦だったのか、それともなんか突発的な事故(たとえば渡辺騎手の鼻に虫が入ってくしゃみしそうになってるすきに後ろになってしまった...とか)でもあったのでしょうか。そこのところが全く伝わってこない以上、あまりコメントのしようがないのですが、まあ、後ろに下がってしまった段階で負けが決定したのは事実。もう少しペースが上がることを期待した可能性もありますが...。というか、僕ももう少しペースが上がると思ってましたし、ステイゴールドの売れ方をみても、そう判断していた人は結構いたのではないかと思います。
 そのステイゴールドはこれまた例の不利でレースが終わった馬ですが、あのペースではどのみち勝ち目はなかったでしょう。
 ユーセイトップランは、さすが東京巧者。ユウセンショウをジャパンカップで本命にした僕の痛い過去を思い出してしまいました。コース適性がいくらあっても、G1で勝ち負けするのは難しい、ってことですね。ま、この馬に関してはアルゼンチン共和国杯の叩き台に天皇賞を使った、という話もありますが。

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