スプリングステークスのでーた


 残念ながら白馬ではG3格下げを食らったこのレース、一丁やってみませう。

 皆さんご存知の通り、皐月賞の正式なトライアルは弥生賞でなくこっちで、当然(重賞としての)歴史もこっちの方が古く(しかも、弥生賞の前身の東京記念は古馬のレースだしね)、グレード制導入時もあっちはG3で、こっちはG2、しかもあっちは千六でした。
 このウンチクで何がいいたいのかというと、JRAは「スプリングSの復権」にたいそう力を入れていて、そのため、中2週ローテはもはや時代遅れ(かつての4歳牝馬特別やNHK杯、今は吹っ飛んだ京都新聞杯も中2週だったことから分かる通り、正式なトライアルは中2週で行われていた。が、時代の変化に伴い、中3週以上が王道ローテになった)となり、1997年からは1週早まって中3周で本番に行けるようになったわけです。それは即ち「若葉Sの迫害」であり、その97年に弥生賞→若葉Sと駆け抜けたサニーブライアンが2冠をとったのも偶然ではないでしょう。
 そして2000年、若葉Sは関西に飛ばされました。これは昨年皐月賞馬を出した毎日杯への報復行為と見るのが妥当でしょう。(本当かよ)
 えんえんウンチクをひけらかしてきました。
結論。
 今年の関西馬は扱いが難しい。 (なんだそりゃ)


 ではデータ。
 97年以降とそれより前を分けるべきか悩むところです。まあ面倒なのでまとめましょう。過去10年のデータから。
連対条件
1、前々走で新馬走った馬は消し。
2、前走で初勝利の馬は消し。
3、前走500万一般戦の馬はそこでの勝利が必須。
4、前々走初勝利の馬はその次(前走)芝で連対。
5、全2走のいずれかで、入着(5着以内)or3番人気以内
6、前走条件特別の馬はそこを入着。
7、前走ダートの馬は、そこを勝利orG1出走経験。
8、前走は12月以降。
9、前々走は11月以降。
10、前走芝の千六以上のJRA重賞勝った1番人気馬は連対率100%。それ以外の1番人気馬は連対なし。
11、前々走でダート走った馬はその次(前走)で連対。

データがゆるくなった原因は主にセイクビゼンにありますが、僕はかつてこいつに重い印を打った記憶があります。

次、邪道編。

12、馬名の一文字目はオ段(オ、コ、ソ、ト、ノ...)ではない。
13、1・2着馬のいずれかに「ス」「プ」「リ」「ン」「グ」の5文字のうちのいずれかひとつが入る。
14、1・2着馬のいずれかに「−」が入る。
15、1・2着馬に含まれる「−」、濁音、半濁音の数の和は3以上。

あまりに苦しいので終わり。
登録33頭のうち残ったのは、エリモブライアン、カネツフルーヴ、ジーティーボス、ダイタクリーヴァ、タイムリートピック、パープルエビス、ヘイアンデザイアー、マイネルチャージ、ミデオンビット、メイデンマサムネ、リワードフォコン、レガシーアンサーの12頭。
カーネギーダイアン、オースミコンドル、、トッププロテクターを切ってるので、なかなかの配当を期待できそう。

追加。
16、前走500万走った馬には前走重賞走った馬との組み合わせのみ。

これでかなり減りましたね。35通りですか。
ま、データ10より、ダイタクが1番人気なら11頭に流せばOK。ヒモ荒れで中穴も十二分にありえます。

もどる

補足(皐月賞)


 スプリングSは完璧でした。ちゃんとプラス計上!!

では、スプリングSで連対した1番人気馬を見てみましょう。(何も考えずに書いているため、先へ進むのが怖い)
1991 シンホリスキー 武豊 1 武豊 3人気 15 トウカイテイオー 若葉S
1994 ナリタブライアン 南井 1 南井 1人気 1 同左
1995 不良 ナリタキングオー 南井 1 取消 ジェニュイン 若葉S
1996 バブルガムフェロー 岡部 1 リタイア イシノサンデー 弥生賞
1997 メジロブライト 松永幹 2 松永幹 1人気 4 サニーブライアン 弥生・若葉
2000 ダイタクリーヴァ 高橋亮 1
・・・皐月賞に勝てばダイタクは3冠とります。・・・本当か?
ダイタクがシンザン記念馬だってこと忘れてた。ダイタクはクラシック勝てないので無理な心配は要りませんなあ。
『白馬』20号掲載