一寸だけ小倉ナイター

 2010年,やってきましたお盆休み!
 休みを取るためにこの前の週は睡眠時間が悲惨なことになりましたが,そんなのは忘れてしまえホトトギス。本当は日曜から休みの予定だったのが月曜昼からにずれ込んだのも自爆ですが,そんなことを気にしても仕方がないない。

 で,まずは小倉競輪ナイター。

広島で買った駅弁・あなご寿司
アナゴものを食べるのは昨年の宮島競艇以来
日本でアナゴがウナギほどの市民権を
得られていないのはなぜなのでしょうか
丑の日を作り上げたウナギ協会?の勝利?
 なんども書いてますが,あらためて。松山→小倉を乗換案内などで検索すると,多くの場合,JR利用の岡山経由と,飛行機利用の福岡経由が出てきます。しかし,多くの場合(飛行機の時間が合わない場合),松山から小倉に行く最短ルートは,高速船利用の広島経由です。深夜帯であれば,フェリーや高速バス利用が最短かつ最安価だと思われますが。というわけで,石崎汽船と瀬戸内海汽船はジョルダンに最中を渡しておくように。

 そんなわけで,昼に松山を出て,小倉ナイターに間に合わせるため,金に糸目をつけずに高速船に乗って宇品,路面電車で広島,新幹線で小倉。小倉からは荷物があったのでタクシーで競輪場。ちなみに,小倉のあとは高速バスで京都。考えてみたら,一日でいろんな乗り物に乗ってますな。

 小倉駅から北九州メディアドームまでは無料バスがほんの数本。また,最寄りのモノレールの駅から歩いて7〜8分とのこと。モノレール駅接続のJRA小倉競馬場とはアクセス面ではかなり劣ります。
 で,上にも書いたとおり,今回は荷物があったので豪勢にタクシーを利用。いくらかかったか忘れましたが,1000円程度だったような遠い記憶があります。

上り階段とエスカレーター エントランス 場内案内 入場インフォメーション 使われていたコップ
 てことで競輪場へ。エスカレーターで延々とのぼっていきます。のぼって入場,というと松山もそんな感じではありますが,それよりも高い。エスカレーターが1本しかない(下りがない)ように見えたのは気のせい?
 そして,入場。きれいです。いやはや,きれいです。
 で,写真撮影はやめてね,と係員に言われたので,ここから先の写真はなしです。まあ,残り4レースしかないので,のんびり写真撮って廻るほどの時間もありません。しかも,お盆休みの日程調整が大詰めを迎えていて,レースの合間にやることも多いのです。

 そんなこんなで,レース。
 観客は少なく,「選手の咳払いが聞こえる競輪場」という触れ込みも嘘ではありません。4レースだけで傾向を語っても仕方がない,というよりも傾向をえらそうに勝たれるほどの競輪能力をNPが有していないのでレースには特にコメントを加えませんが,とりあえず行きのタクシー代くらいのプラスでありました。

 場内は(ドームなのであたりまえですが)空調が効いていて,暑い夏でも非常に快適。分煙も行き届いていて,場内を煙が立ちこめている,なんてこともありません。
 中には営業している食堂は2箇所。メニューは一般的な九州系の食堂と大きくは変わらないように見えました。夏でもおでんや串ものがしっかりしてたのはいいですね。ただ,遅い時間に行ったのですぐに両店とも店じまいモードに入ってしまってましたが。
 この日はホーム側のみ開放されていた,ように思います。競輪祭の日は当然バック側も観客入場可能になるんだと思います。

 ちょっと気になったのが,場内に「スタンド内飲食禁止」「写真撮影禁止」などの張り紙が目立ったこと。
 そもそも場内飲食禁止はどうなのよ,と思うわけです。こんなスタンド作って,なんで場内飲食禁止なのかと。まあ,「食」は別にいいんですが,「飲」はいいのか?ナイターだったら,仕事が終わってからちょっとよってビール片手にヤジ飛ばして帰る人がいてもいいと思うわけです。もちろん競輪場とビールの深い関係については若造が口をはさむべきではないかとは思いますが,例えば小倉競馬から連戦したニューカマー(←死語)がいたとして,スタンド内で飲み物飲んだらダメとか言われたらどうなのかと。
 まあ,おそらく,メディアドームから施設の利用権を得るに当たって,「競輪オヤジはすぐにビールこぼして椅子を汚すから飲食物を持ち込ませるな」と言われたか,開催後に残された紙コップを片付けたりこぼれたビールでべとべとになった床を掃除するのが大変だからなんだろうな,とか,「競輪が廃止された後きれいな状態で高値で売り渡せるようにするためなんだろうな」などと思っていたら……民間委託が影響している,という記事もあります。実際のところ,原因がなんなのか分かりませんが,はっきり言ってこれって新規の客を排除する効果抜群だと思います。少なくとも小倉に行って,小倉競馬からの連戦をするなら間違いなく競輪ではなく若松競艇を推します。てか,この競輪場は本気で新規の若い客を増やす気があるんでしょうかね?まあ,無観客競輪方針でやって,売り上げは電投から,というのでもいいのかもしれませんが。
 まあ,写真撮影禁止についても,個人的にはどうかと思います。もっと競技としての競輪から興味を持ってもらった方がいいんじゃないのかな,と思ったり。
 それと,「禁止」という張り紙を目立たせるのではなく,もっとなんか上手い方法を考えた方が印象がよくなる気が。翌日行った大津港の事務所は「ご用のある方は是非お入りください」というような張り紙をしておりました。意味としては「用のない人の立入禁止」と変わらないのですが,印象はずいぶん違います。飲食全面禁止をどうやってマイルドに周知するのか,特にアイディアがあるわけではないですが。「飲食は外周部分でのみお願いします」という張り紙だと少しは印象変わらんかな?変わらんか。
ミニボートピアを併設 外観
自転車のメットをモデルにしているらしい


 まあ,素人の戯言は戯言として受け流してもらうとして,その後の行き先は近くにある健康センターバーパスという温泉施設に。入場料1000円はちょっと痛かったですが,実はここに到達する前にちょっと道を間違えてすでに汗だくになっており,しかもこのあと深夜バスで京都に行くことが決まっているとくれば,汗を流さないことには話にならないので,入場。なかは普通のスーパー銭湯的な温泉。
外観 よく分かる解説 入場制限
そういえば福岡県って暴力団強いよね
 宿泊前提の施設のようで,一般外来向けの休憩施設が貧弱でした。これだったら松山キスケの方がよいなあ。パチンコはやらん(むしろ滅んでほしい)けど,やっぱりパチンコ業者は客のニーズをつかむのが上手いんだろうか。

 その後は小倉から京都まで深夜バス。久々の深夜バスだったので,空気枕を持ってくるのを忘れてました。幸い,横の席が空席だったので(西鉄の3列は□_□_□ではなく□_□□(←□が椅子,_が廊下)という形式が多いのね。初めて知りました),毛布を首に当ててしのぎましたが……爆睡したのは大阪を出た後というダメッぷりでありました。
めかりPAから撮った景色
ブレブレ

旅行記旅打ち