大津2時間チャリ旅

 小倉で深夜バスに乗り,京都に直行。そこから数駅で滋賀県大津市に到着であります。
 とりあえず何をするか,というと,死にかけている携帯の充電+雨宿り+朝食ということで,3拍子揃った駅前マクドナルドで朝食。大津にも知り合いがいるのですが,数日後に合うことが内定しているのでそこはスルー。

 で,出発。
 ところで,今大津の観光協会のホームページを見てて思ったんですが,地図が出てこないんですよね。旅行しまくるようになって思うのが,各観光協会でホームページの作り方が非常に異なっているということ。このこと自体は各観光協会で切磋琢磨してるんだな,ということで別にいいんですが,個人的には,「県観光協会と市町村観光協会の連携を緊密に」というのと,「地図はGoogleやPDFに頼らず見やすく・印刷しやすく・各名所案内と連動したものを」という2点を各観光協会にお願いしたいところであります。あと,3競オートのある都道府県市町村で3競オートの存在を観光協会のページから抹殺しているところについては猛省を促したいところであります。聞いてますか,大津観光協会の方々と滋賀県観光協会の方々(3競の話は冗談としても,大津の観光ホームページの使いづらさ(Google丸投げの手抜き感)はちょっと群を抜いてる気がします。http://www.otsu.or.jp/see/index.htmの右側に出てくる地図を見やすくするだけで全然違うのに。NPが自転車でうろうろした感想として,市内の地図配置などは凄くしっかりしていて頑張ってる感があったのに,この落差は何?)。

 まあそれはさておき,とりあえず大津駅から大津京駅に向かって歩きます。
中心部に大津城の石碑 大津港 大津城跡
 大津京駅を抜けると,有名な大津城の跡地。そう,石碑以外何もないことで有名な大津城趾であります。
 大津城自体は,ご存じのとおり関ヶ原の戦いの裏で京極さんが大活躍を見せた非常に有名な城なのでありますが,大津自体が近代都市として発展しすぎて,もはや大津城をどうこうすることなど不可能になっているのでありますな。急造お城マニアとしては残念でありますが,所詮急造なので諦めも早く,これはこれで仕方ないという気持ちの方が強いのでありました。

 で,次にどうするか。当初プランでは,京阪電車で膳所城に向かう予定だったのですが,大津港にレンタサイクルがあるというので,これを使うことに決めました。大津港駐車場利用者には無料貸し出しのようでしたが,NPは徒歩なので有料。遊覧船乗船券販売所の脇にある営業所(小倉の項で書いた,「ご用の方はお入りください」のメッセージがある場所)に入り,レンタサイクルの申込み。自転車自体は乗船券販売所の目の前に3台置いてありました。
 で,サドルを合わせていざ出発。人生初の電動自転車の旅であります。

びわこキョーテー
「ボートレースびわこ」
に変わる日はくるのか?
 最初の目的地は,膳所……ではなく,近江神宮。ギャンブル界となじみ深い高松宮殿下と縁のある神社であるならば,行かないわけにはいきません(大津で高松宮記念競輪が行われるのもこの関係らしいですね)。

三井寺全体図
 その途中,かの有名な三井寺があるので寄ってみました。「かの有名な」と書いてみたものの,もはやアラサーの頭では,なぜ三井寺が有名だったのか,高校時代の記憶は完全に消去されているのでありました。出てきたのは日本史か古文か両方か……。
 仁王門前の駐車場には自転車駐輪用のスペースが明示されていないので,びびってお店の裏手に駐輪。
 仁王門をくぐり,入場料を払います。
仁王門 食堂(釈迦堂) 金堂が見えてくる
龍の手水舎 金堂!!
堂前灯籠も由緒あるものらしいです
金堂から見下ろす
三井の晩鐘
近江八景の1つらしい
残り7つが何なのか全く知りませんが
裏から見た仁王門
 NPは急造お城マニアであり,歴史にはそこそこ興味のある文系人間なのではありますが,お寺や寺社建築についてはずぶの素人で,金堂が国宝だと聞いても特に感慨はないのでありました。でも,大昔の建物がこうして今も頑強に立っているってのは素直にすごいですよね。
 金堂を立てたのは北政所らしいので(大工だ!とか無粋なことは言わない),大阪城との対立の過程でこのあたりに寧々ちゃんがいたんだと思うのですが,歴史小説にはまったのは中学〜高校時代であり,詳細は既に記憶の彼方なのでありました……。
 金堂にあがりこみ,中を歩きます。かなり歴史的価値の高いであろう仏像が並んでおりますが,お寺の係員さんがいません。こんなに無防備でいいんでしょうか。小倉競輪場も少しはここを見習ったら?
 さて,この金堂に,尊星王像という仏像が祭られていました。この尊星王というのは,北極星を神格化したものらしいです。ふむふむ。強引に自分とのつながりを見つけて,来た甲斐があったと喜んだのでありましたとさ。

 さて,いかんせん自転車の持ち時間は2時間。自転車云々を脇に置くとしても,このあとは競輪場にも行かねばならないので,三井寺探索はここでおしまい。
 自転車に乗ってさらに北を目指します。
 道中,近江大津宮の遺跡に寄り道。遺跡,といっても,本当に「ここにあった」というだけで,単なる空き地です。大陸から逃げる天智天皇の心意気に思いをはせる……こともなく,どちらかというと狭い道で通行者の邪魔にならないように気を遣う方で精一杯でありました。

第1地点
単なる公園にしか見えません
柿本人麻呂 第8地点 道が狭い!

 そして,さらに北に進んで,近江神宮。時間的に時計博物館に寄ることはできないので,軽く参拝してぐるっと回って終わりです。てっきり古い神社なのかと思いきや,昭和15年創建の割と新しい神社なんですね。
 時計博物館には競艇の大時計もあるんでしょうか?

ここも龍 楼門
赤いのが場違いなほどに目立つ
中から見た楼門
外拝殿 平和 博愛 近くから外拝殿
栖松遙拝殿
高松宮親王が創建されたとのこと
斜めから拝殿 トイレ
「もう一歩前へお願いします」というよりも,
お願いの切実感が伝わってきます。
倒置法って凄いですね。

 さて,それなりに時間が余ったので,もう少しぐるぐる回るか,と思ったのですが,近くに宇佐八幡宮があるので,せっかくだから参拝してみよう,と思い,自転車で向かいます。
 電動自転車なので,多少は坂道が楽です。ああ,引き返しておけば……。
 というわけで,坂道を登ります。途中,「あと300メートル表示が」。300メートルというと,直線だったら短いイメージです。直線でなくとも,333メートルよりも短いわけで(あたりまえ),どちらかというと短距離のイメージです。
 しかし,カント……じゃなかった,斜度がそこそこきつい坂道を登るのは,300メートルであってもきつい!!これはNPがスーツ着て歩いてることとは無関係にきついはず。くそ暑い2010年の夏だということもあって,きつい。

宇佐八幡宮 ここからのぼっていきます 一の鳥居 八幡宮まで300メートル 発掘調査中らしい
写真にするとあまりきつさが伝わらないのが腹立ちます 金殿井
豊平稲荷
ゴールかと思って力を振り絞った自分を恨む
見えてきた!! 拝殿
手水
ここも龍
本殿 拝殿 御足形

 いや〜,何がいかんって,完全に油断してました。こんなにきつい坂道を登らされるとは。きつい,といっても所詮300〜400メートルで,東京の直線よりも,大津の一周よりも短い距離なので,心の準備ができていればよかったんでしょうが,準備がなかったので死にかけました。まあ,スーツ+革靴なのが最大の敗因だったのではないかと思われますが。
 で,どうも宇佐山城への登山ルートはこの宇佐八幡の直前に分岐点があるらしく,ちゃんと登山案内の看板が出ているらしいです。……疲れててそんなものに気付く余裕もなかった。まあ,時間的に無理だったのは事実なんだけど。

 というわけで,今度は時間との戦い。宇佐八幡宮で予想以上に時間と体力を消耗したため,のんびり寄り道しながら大津港に戻るわけにはいかなくなりました。
琵琶湖疎水
なんとなく教科書で見たような記憶のある名前の水路です。
このへんの水門構造はじっくり見たかったところですが,時間切れのため信号待ちの間に写真を撮るだけで終わり。

 てなわけで,3分ほど遅刻して大津港に帰着。追加料金は大目に見ていただきました。感謝感謝。

 振り返ってみると立ち寄った場所は極めて少なかったんですが,宇佐八幡宮に革靴でのぼっただけで満足です。ひ〜こらひ〜こらばひんばひん。

旅行記最初で最後?の大津びわこ競輪