[ 花の都 ]
パリなう。
小雨ぱらつく中,カタコンベの外で傘も差さずに90分並びました。イギリスと違ってこっちの人は基本的にカサかレインコートを持参しているようであり(もっともカタコンベに並んでる人がこっちの人かどうかは疑わしいのだが),無防備に並んでるアホは少なかったです。
そしてカタコンベ。言葉だけは歴史で習います。いやはや,想像以上でした。おそらく人生でこれ以上の数の頭蓋骨に出会うことはないでしょう。いや,これ以上の数の頭蓋骨に出会うイベントなんて御免被るんだが。なんで崩れないのか,どういう仕組みになってるのかちょっとよく分からんところもあるのであとで検索したいと思います。

明日は全仏。なんとかジョコビッチの試合が残ってくれてるようでなにより。日本選手の試合も見たいなあと思っていたところ,そういえば日の丸持ってくるのを忘れたことに気付きました。まあいいや。

それにしても,ホステル自体は快適なのだが(その分若干お高いが,当日予約できた場所がそもそも少ない),下の人がさっきから30分以上電話しております。よくぞそこまで話す内容があるなあ,というか,まあ9時台だから別にいいんだけど,いい加減うるさい。

そして、無事オートゥイユから徒歩数分の場所なう。オートゥイユの森に接近しつつ競馬場に行かないということが果たして許されるのかはわかりませんが、とりあえず良しとします。
2016/06/01(Wed)
[ マック ]
センターコートから一番コートに移動したなう。マッケンローが180kmのサーブ打ってるんですが、あのおじさん今何歳よ。しかし、フラ語が分からんとフランスチームと観客の掛け合いがさっぱりわからないから辛い。

で、全て終わりました。夜間営業してる美術館にでも行こうかとかなめたこと考えた自分を反省。普通に20時まで盛り上がっておりました。で。ロートル対決とセンターの女子準決勝がほぼ同時に終わり、貧乏性を発揮して日本人が出てる少女の部に行ってみたところ……
貧乏性なアホはおらず、もうみなさんほぼ帰路。そして、その結果…16番コートの観客は明らかに家族な方々のみでした。少女の部を単身観戦するアラフォーおじさん。犯罪の臭いしかしません。まだまだ競馬の予定があるのでここで捕まるわけにはいかない。でもまあ、普通に捕まることなく出ることができました。「日本人○○士全仏で不審行動逮捕」とかいう記事がパリテュルフの一面を飾らずにすみました。


そして日があけてパリリヨン駅なう。フォンテーヌブローへの電車がall cancelledとか言われて、フォンテーヌブローまでの広域一日券を片手に途方にくれております。2000円返せーーー。
このままパリに○回行ったくせにルーブルにもオルセーにも足を踏み入れていない競馬バカの地位を固めようと思っていたのですが、行くところがないので(調べてないので)このままルーブルに向かいます。あああー、そうと知ってるなら全仏のチケットこっちにしたのにー。
で、地下鉄一番線。なんかこの国は英語の案内が少ないかと思ったら、唐突に地下鉄内で「足下にご注意ください」とか日本語アナウンスが流れてきて、イマイチバランスがわからない。

ああ、でもなんか人生で今後フォンテーヌブロー競馬なんかに行くこと無いのかもなあ、と思うと、なんか感傷的になりますね。まあそんな場所は腐るほどあるのだが。
そして、ルーブルの最寄り駅は駅に美術品が飾られているオサレ駅なんですが、ここの美術品解説は仏英中でした。なんかもう日本→中国の流れがここにも、という感じ。
2016/06/02(Thr)
ミロのモナリザ ]
ルーブルから出たなう。1日タラタラと過ごしてしまった。しかもまともにミロのヴィーナスとモナリザを見るという快挙。なんか疲れたのでオルセーのナイターには行きません。いやあ、とりあえず今回はギリシャローマ彫刻のエロさが分かった気がするのでそれなりの経験値は積めたはず。それにしても、下品な話、長いルーブルの歴史の中でああいう彫刻見ながらG行為した変態とかいなかったのでしょうか。

そして、フォンテーヌブローの失望から一夜あけて、サンクルーなう。ペリエの馬が取り消してて若干残念。にしても、観客100人いるのかここ。
2016/06/03(Fri)
[ ペシリエ ]
その後のレースに出てきたので、他のこれまでの日本人観客同様に声をかけてみた。いやあんたすごいわ。
あっちというかこっちにきてみて思うのが、英語と日本語の切り替えが下手くそなことです。一声目がきつい。すんなりいくこともあるのだが、急にくるとパッと言葉が出ないんですね。
と、したところに、あんた何年日本にきてないのよ。そこで急に日本人から声かけられて、なんであんな完璧な発音で日本語を発声できるのか。本当にすごいっすわ。

パリからバスでロソドソ。からのエプソム。そして、女王登場、であります。芝の上を車で走るとか、芝が傷むだろふざけるな、などと言う人はいません。
クロークが無いのは誤算にもほどがありますが(確かに前回無かったが、ダービーの日くらい用意するだろ…)、コスタがあってアイスラテ飲めたのは非常にありがたい。とにかく冷コー飲ませてれば喜ぶ単純人間なのであります。

そういえば、日本で天覧競馬やるときって天皇陛下はどうやって入場されてるのでしょうか。

そして、今朝(こっちタイム)亡くなったアリさんに拍手で送ります。こういう場面で拍手するのね。普通に黙祷文化もあるはずだが。
2016/06/04(Sat)
[ ロイズアンドロイズ ]
サウスウェルなう。どこだか自分でもよく分かってません。ノッティンガムの近くです。ノッティンガムがどこだかはよく分かりません。ロビン・フッドで有名な場所ですが、教養に欠けるおいらにはロビン・フッドが何者か分かってません。競馬場としては、外回りがポリトラックオールウェザー、内回りが芝障害で、ぶっちゃけ見づらい。やけに平坦でコースもかっちりとした形であり、イギリスっぽさのない場所ですな。もっとぶっちゃけると、魅力に欠けまくります。

さて、昨日は保険関係のイベントでトランシーバービルとシーバットだかやまとだかに保険をかけようとした奴らのビルへ。いずれもロソドソを代表するヘンテコビルでありまして、前者は並べば屋上庭園にいけるのに対し、後者は観光客を一切受け入れないビルです。当然ID必須。もちろん、真面目に仕事をしているBTさんは真面目な仕事の用件で入ったことがあるはずです。真面目に仕事をしてない人間にはなかなか入れない場所であり、この学校でこのコースを取ってよかったと思える一事象でありました。
ここには沈んだ船の名前を書いていくノートがありまして、果たしてニューヨーク湾に沈んだやまとだかシーバットだかの名前はあるのでしょうか。
その□イズビル、エレベーターやらエアコン配管やらをビルの外に出して景観を破壊ししていることで有名ですが、これは工事で仕事を妨害されないようにするためだとか。それでいてティーブレークは欠かさないんだから、社畜にみせかけてそうではありません。また、もとは□イズさんのチョコレート工場ならぬ珈琲ハウスをもとにしておるわけで、当時のままに、アンダーライターが座って、ブローカーが歩き回る方式。ウェイターは今なお赤いものを身につけております。
2016/06/08(Wed)
[ ジャイアンツコーズウェイ ]
馬はアメリカにいるので、馬ではなく馬の名前の元になった方です。柱状節理で有名なやつですね。というわけで、とりあえず連合王国の4つの国に行くことができました。
2016/06/10(Fri)
[ ミカド ]
今は昔,確か日本とかいう場所で上映するか否かですったもんだしていたオペラ,Mikadoをなぜかベルファストで見ました。今月末こっちに来る予定で,こっちで見る予定だったんですが,同行者があっちでなにか見たいと言ってたので誘導してしまった。まあほかにやってるのがつまらなさそうだったし,日本(とイギリス)で遊んでるオペラだということで同意を得られました。
まあ,英語が分からんのであれなんですが,驚いたのが森の中の置き去り事件が劇中でネタにされ,しかもそれでかなり笑いをとれていたこと。どれだけ有名なんだこの事件。
まあそれはそれとして,(事前にストーリーは予習してたこともあって)なんとかついていける部分も当然ありまして,音楽はもちろんそれ以外も楽しめました。
2016/06/12(Sun)
[ 75 ]
Distinctionきたー。
というわけで,とりあえず単位としては1単位(という数え方はしてないが,全体の1/8)だけでもなんとか爪痕を残すことができました。いやはやよかったよかった。
2016/06/13(Mon)
[ バトルロワイヤル ]
アスコットなう。俗に言うロイヤルアスコットです。トートのおっさんはa shinを読めませんでした。本当は(天皇賞のもとである)ゴールドカップデーに行きたかったんですが、チケット売り切れのため初日に。
なんというか、他より飲んだくれが少ない印象。
そして雨降り出した。グランドナショナル思い出すな。
そして、女王入場からの再度ペリエ。
てか、あのおばあさん1レースのパドック中パドックの中でずっと立っておられたんですが、何歳でしたっけ
2016/06/14(Tue)
[ テートブリテン ]
ロソドソから帰宅中なう。ロソドソの弁護士さんに会って、1100設定なのであわよくばも期待しつつ特に何も起こらず。仕方なく大英図書館をちら見してからの、行き場を失ってひさびさにテートブリテン。
一応今日のレーシングポストは買ってみましたが、負けたようですな。
2016/06/16(Thr)
[ 新森林 ]
木曜は近くのパブでイングランドウェールズ戦を観戦。どこかで一試合パブで見たいと思ってたのでちょうどいいタイミングでした。ロイヤルアスコット→シティ→パブと、おそらく基本的に相容れない人種の集合体に紛れてきたのでした。試合は最後の最後にイングランドが決勝点を決めてしまって大盛り上がり。どっちかっつーと判官贔屓と怖いもの見たさでウェールズが勝つことを期待してたのだが、まあ中途半端に引き分けるよりよかったよかった。
と、したところで、金曜は教授宅へ。ニューフォレストという、歴史的沿革のややこしい旧王室狩場にお住まいでして、当然家にはテニスコートもプールも畑もクラシックカーもあるという、ザ・リッチなイギリス人という感じです。いやー凄い。世界中から搾取してきただけのことはある。こういうのがウィンブルドンのチケットをメンバーとして入手して(実際今年は取れたとのこと)、アスコットでもメンバースタンドにいるのでありませう。
少人数クラスはこういうのがあるから楽しいですな。75くれたのもこの先生であります。
そしてこのニューフォレスト、馬が放し飼いになっておりまして、しかも車道との間に柵がありません。衝撃です。ザ、イギリスです。この国にきて特に馬文化が云々と感じたことは無いのですが、ここは違った。いやこれすごい。
2016/06/19(Sun)
[ ダブリンライオン ]
ダブリンなう。眠い。睡眠二時間で夜行バスに乗ったら爆睡できるかと思ったけどできませんでした。ホステルのロビーで朝っぱらから爆睡。
昨日はキューガーデンという、現役の植物園の分際で世界遺産になっている高貴な食品へ。日本庭園が期待はずれで、これを遺産にするとあらぬ誤解が生じないか不安です。
2016/06/20(Mon)
[ キルベガン ]
キルベガンなう。ダブリンからバスで二時間、徒歩30分。どこだここ。おそれていたとおり、途中から歩道が消えてかなり危なっかしい。無事帰れるのでしょうか。
コースは五角形、平坦な部分が無くオールアップダウン(整地費用をケチっただけだろうが)で、かなり特徴的。欠点はレースそれ自体が結構見づらいこと。あと、コースが金網で観客からガードされる競輪方式なのは当地では珍しい。

無事戻りました。危ない部分にはお墓があったりして恐怖を盛り立ててくれます。いやはや。

で、タラの丘から出発中なう。魚もサザエさんも関係なく、アイルランドの聖地的な場所です。真っ当に観光もするのであります。
そういえば、イギリスはあちこちに羊がいますが、こっちは牛が多い。そんな棲み分けあったのか。
2016/06/21(Tue)
[ ハロルドクロス ]
グレイハウンドなう。ダブリンはグレイハウンド場を2つ抱える、どうしようもない都市なのであります。いずれもナイターで、開催日は当然棲み分けてます。グレイハウンドはレースが淡白でイマイチよく分からんのですが、はてさて。

いきなり1レースで単勝的中。1ユーロだけど。単勝4.2倍、複勝2着払い(6頭立て)4.6倍と、当たったのにいきなりこの配当。典型的な売り上げ少ない場の配当ですな。まあ贅沢言わずにぼちぼちやります。
2016/06/22(Wed)
[ シンフェイン ]
シンチェストやシンカイウンとかの仲間でなく、アイルランドです。今年はイースター蜂起から100年ということで、アイルランド的には大事な年のようです。はい、イースター蜂起がなんだったか記憶から吹っ飛んでます。

そんなわけで、Naasなう。ナースでなくネイスと発音するのが正解みたいです。パドックに画面のあるユーザーフレンドリーな競馬場で、ユーロとパドック二元中継してます。
2016/06/23(Thr)
[ 67,67,61 ]
成績発表。メールで成績がくる近代的なシステムです。
何はともあれ全部パス、でもって全部Merit。相変わらず詰めが甘いのはまあこんなもんですな。そして学期中は一番気合いの入っていた国際私法が一番悪いというのも、ある意味お決まりのパターン。まあ、試験前にあれだけ遊びほうけて(まあグランドナショナルと試験なら前者だよな。どっちかというと時間を圧迫したのは本体でなくScottishNationalだけど。Ayrがイマイチだったのがあれだけど、それは行かないと分からないものなあ)たことを思えば上出来かなあ。レポートに追われて試験勉強開始が遅れたのも事実で、そのレポートで75取れた訳だしな。

まあ、落ち着いてレパーズタウンにむかえますわ。

落ち着いたところでレパーズタウン。日本の方に話しかけられる事件発生。昨日も見られてたらしい。全く気づいてなかった…。
その後その方ともう少し話しました。結果……まさかの共通点が発見されました。衝撃です(仕事とか学校なんかよりもさらに衝撃)。念のため書かないでおくけど(気になる人はおらんでしょうが、気になったら直接聞いてくれ)、いやはや、世界は狭い。狭すぎる。
2016/06/24(Fri)
[ カラカラ帝 ]
去年学費払ったときは1ポンド190超えてたんですが、今いくらですかね?知りたくありませんが。
とまあ、歴史的な日にブリテン島におらずに、今日もお馬さんと戯れております。昨日お会いした方におんぶだっこでナショナルスタッドからのカラの向正面からのカラの競馬場。3連戦初日です。
最終にエイシンキルデアという見覚えのある勝負服の馬がおりまして、一番人気でした。買ったら負けるのではないか、とか話してたら本当に三着に負けましたとさ。
2016/06/25(Sat)
[ アイダホ将軍 ]
カラから戻りのバスなう。
ダービーは一番人気がサクッと勝ち(まあ直線は楽しめた)、馬券は外れ。結局1レースしか当たらず。
まあ、カラはとにかく広い。凄い場所です。向正面は外ラチが無いらしいです。いやはや。
2016/06/26(Sun)
[ ポリー ]
ロソドソなう。カラというかダブリンからこっちに着いたのが夜の11時すぎ,家に戻ってばたばたと準備して,翌日9時からのロンドンのよく分からないConferenceに出席。学生がどれくらいいるのかびくついていたのですが,いつものメンバーがいたので安心。
で,成績についてもいろいろ聞いておりましたが,まあいつものメンバーはいい成績とるんだろうなと思ってたところ,やっぱりいい成績(Distinction)取ってたので,まあやっぱりそうだよね,という感じです。とりあえずそういうメンバーと仲良くできてる(と思ってる)ことはよしとすべきだな。ザッツキョロ充。

それより。ダブリン最終日は午前6時に待ち合わせてそこからカラの調教場へ向かったのでした。おんぶだっこにもほどがありますね。
で,そこで調教師さんとそのブラザー(当日G1に騎乗!)とお話ししたり(おいらが片手で撮ったてきとーな写真が彼女の顔本のプロフィール写真に採用された……),”シーザスターズのハーフシスター”(なお,その後の会話からおそらくシーザスターズ産駒のシーザムーンの全妹と推察)に近づいたりと,なんというかもうこんな経験は二度とできんだろうという経験をさせていただきました。感謝感謝。
その後競馬場では馬券機が壊れて馬券機がWindowsXPで動いていることが分かりました。
馬券は外れ。

で,Kildareまでのバスが出てると思って外に出たら最終まで出ないとか言われ,仕方なく歩いてKildareに向かいました。道中調教場脇を通り,公共交通機関(と徒歩)で簡単に調教場に行くことができると判明。そして,Kildareで乗ったバスが競馬場に寄っていきました。1時間必死に歩いた努力を返して欲しいところですが,調教場までの距離感をつかめたのでよしとします。

てなわけで,2日連続5時台に起床するという強行軍のわりにConferenceで寝ずに済んだ自分を褒めてあげたいところです。

今日ロソドソでは図書館に行きたかったのですが,2箇所とも拒絶食らいました。はぁやれやれ。明日はWimbledonの予定。錦織は明日の1番コートに出るだろうとの予測のもと並ぶ予定なんですが,はてさて。
2016/06/28(Tue)
[ cue card ]
錦織12番コートとか、なんだそれ。しかも一番二番がニワカ的に魅力に欠ける…
友人が軒並み前日発売でセンターコート手に入れてるわけで、これ完全に負け組やないか。

とりあえずネタ的にearls courtからの初電に乗ってきてみた。1700番台(駅から先を争えば1600番台もいけたが、のんびりいきまっしょい)。とりあえず、スーツで来てるおばかさんを私以外に見ないですな。つーかこの国に来てまでスーツであちこち動いてるのか、という感じだが(そのくせ競馬場にはほとんどスーツで行ってない)。
2016/06/29(Wed)
[ 指紋 ]
雨雨フレフレというわけで、ほとんど試合を見られない大惨事。日頃の行いの悪さがここでこういう結果になるとは。錦織の試合は早々とキャンセルになっており、涙目とはこのことです。センターコートは着々と試合を重ねており、完全に負け組ですな。ぐはははは。
2016/06/30(Thr)