[ 弥富 ] |
名古屋は初日前半は名古屋城。これは当初の予定通りです。 名古屋城は前回訪問したのはおそらく2008年か2009年ころで、当時の写真はぶっ飛んで消えております。暑い中行った記憶があり、それでも堀の中に鹿がいる絵や、二の丸庭園ががっかり庭園だったことは記憶していました。 今回は天守閣が工事中で中に入れないということで、ここで時間を浪費する心配がないのは寄り道道草人間としてありがたいことです。
そんな名古屋城、二の丸庭園はどうもここ数年かなりしっかりと整備しようとしているようで、前回のような草ぼうぼうの悲惨な状態にはなってませんでした。まあ、冬に行ったというのもあるんだろうけど。 本丸御殿は直前に見た神田伯山のYouTubeで音声ガイドがあることは知ってたんですが、まさかの1時間。どう考えても、担当者の気合いが空回りしたとしか思えない時間設定です。というか、純粋に通行の邪魔になります。まあ、全部聞いたけど……。これで100円というのだから、値段設定も間違えてるとしか思えません。
名古屋城を歩き回り、さあこれからが空き時間。どうしようか迷ったんですが、唐突に美術に目覚めた人間っぽさを出して、市美のゴッホ展。東京展は華麗にスルーしてたのに、なぜ名古屋で行くのか。ゴッホの絵というと、確かフラ語の他クラで使ったフラ語の教科書がゴッホの何かだったような遠い記憶があります。 絵の善し悪しは私にはさっぱり分かりませんが(ただ、精神病んでる絵は見てて疲れるから好きじゃないのよね……。)、一人の画家の絵をその人の人生を追いかけながら見ていくってのは大変に興味深いものです。 名古屋城からゴッホ展終了までほぼ7時間立ち通し歩き通しで疲れ果てて、近場の味噌煮込みうどん。どうも名古屋の味噌煮込みうどんは山本屋が本家争いをしているようです。こういう争いごとは大好きです。で、結論として、新宿三国一の味噌煮込みうどんは非常にできがよいということが分かりました。
2日目。迷った結果弥富へと向かいます。 既に調べていたとおり最寄りは弥富市のコミュニティバスなんですが、とりあえずこっちは使わずに、飛島村のコミュニティバスを利用。出発は近鉄蟹江駅です。蟹江町も存在を知りませんでした。愛知県は奥が深い。このあたりの工業地帯の町や村は金回りがいいから独立を保ってるってことでいいんでしょうか。 で、最寄りバス停から40分(寄り道してるので約1時間)かけて弥富トレセン。とりあえず、ここで馬券購入です。ランパクさんを発見したせいで出費が増えました。 ところで、廃止されかかっている鉄道を見に行くのは葬式鉄というらしいですが(まだ死んでないんだから葬式ではなくICUではないかという気もする)、これから開通される鉄道を見に行くのはなんというのでしょうか。産科鉄ってことでいいんでしょうか。 駐車場は場外用に区切られていて、鋭意工事中の競馬場には近寄れず。それでは、と競馬場のまわりをぐるり一周してみましたが、馬場すら見えずに敗北しました。 最大のハイライトは、土手下に放置されていたミニバスがどうも犬の寝床になっていたようで(野良犬を飼うのが趣味の人がいるのかもしれない)、その犬に思いっきり吠えられたことです。吠えられるだけならいいんだけど、遠目に見た限りで鎖で繋がれて以内っぽくて、ちょっと死を覚悟しました。まあ放置されたミニバス内とはいえ、それなりに堂々としてるから狂犬病の注射は打ってると信じたいです。 帰りも弥富のバスと時間が合わず、1時間以上歩いて飛島村の公民館分館バス停まで散策。とにかく歩け歩けなのです。途中までは土手の上の歩行者専用道路なので歩いていて楽でしたが(暇つぶし材料としてのドラクエウォークは優秀極まりない)、途中からは歩行者の存在を一切想定していない工業地帯の道路を、安全な場所を求めながら歩くハメになり、気疲れ。とはいえ、まあ2月だからなんとかなりました。これが真夏だったら途中で倒れてたことでしょう。 工業地帯といえば、到着時にもくもくと黒い煙が上がっていて、「さすが工業地帯だなあ」などとのんびり見ていたんですが、消防車がカンカン鳴らしながらその煙の方向へ向かっており、その後煙の量が減っていきました。どうやら、上がってはいけない煙が上がっていたようです。
で、飛島村のバスで稲永駅からあおなみ線で名古屋競馬場前。競馬が終わると同時に駅名が変わるという、もう名前を変えたくて変えたくて仕方がなかったのね、という駅で降り、ここでも競馬場まわりを一周。弥富と比べて一周に苦労しなくて済むのが助かります。 本当はここでランパクの馬券を払い戻す予定だったんですが、既に営業終了してたのが残念。 この日は夕食は矢場とん。味噌カツであります。名古屋名物ですが、新幹線東京駅の改札を出ようとすると目の前に矢場とん東京の案内が出てくるのは勘弁してくれ……。
てなわけで、2日続けて歩きまくってアラフォーメタボおじさんはお疲れです。
2022/03/08(Tue)
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