風の犬山その1

 岐阜でG1・オールスター競輪が行われるということで,岐阜に行くことにしました。としたときに,ほかにどこをセットにするか悩むわけですが……とりあえず滋賀に住む友人に飲まないかと連絡してみたところ,「台風で電車が止まってそれどころではない」という回答。(なお,友人の一人とはのちに彦根訪問時に会えました。いやはや,おつきあいいただいて感謝感謝)
 ううむ,台風が来ているとは想定外。とりあえず新幹線は動いているようなので旅行は決行するとして(例によって宿は当日予約),いい機会なので犬山に行ってみることにしました。言うまでもなく,犬山城は国宝4城の1つとして著名であるとともに,その美しさは他の昭和復興コンクリ天守で犬山をモデルにした城が多数使われていることでも知られております。やはり犬山城は見ておかないと。

 ってことで,犬山に到着。幸い自分が乗った限りでは電車の遅れはありませんでした。雨も降っていない。風だけならば特に観光に支障はありません。
 てことで,犬山駅から雰囲気のある町並みを,犬山城に向かって歩いて行きます。

犬山駅 電線が気にはなりますが
塀や石畳なんかにこだわりがあります
札の辻跡と高札場問屋場火見櫓跡
当時とは町並みも変わってるので,
ここに札の辻・高札場があった意義ってのが
いまいちわからんです
問屋の前で,人の往来があった,ってことかな?
本町車山蔵
山車とは呼ばないんだな
敬道館跡
藩校ですね。
4,500人かと思ったら
4,50人でした。
8歳から15歳って
かなりの英才教育です


 さて,犬山城に登城する前に,犬山城を取り囲むように神社がいくつか並んでいます。なんでこんなに多く並んでるんだろう?と当時は疑問に思いませんでした。とにかく,どれもメジャーっぽいのでお参りしつつ登っていきます。

 まずは,目の前に見える針綱神社と三光稲荷神社を尻目に,その向かいにある犬山神社へ。名前だけ見るとこここそが犬山の総鎮守っぽいんですが,場所柄多くの観光客に気付いてもらえない(あるいは城を目指すが故に飛ばされる)のでしょう。犬山城とのつながりをアピールしつつ,「是非犬山神社にもお参り下さい」と呼びかけております。

こっちの大きな2つの鳥居が
気になりますね
これが犬山神社の鳥居 沿革 忠魂碑について 参道が最後にくいっと曲がる
拝殿 神馬殿
なぜ馬の写真を撮らなかったのか
自分でも分からない
忠魂碑 平和塔 是非犬山神社にも!


 そんなわけで,犬山城に向かって登ります。登るのはいいんだけど,針綱神社と三光稲荷神社,2つの鳥居が待ち構えていて,どっちを登ればいいのやら,という感じです。とりあえず,「国宝犬山城」という大きな石がある三光稲荷神社側から登ることにしました。どっちから登城するか,心理テストに使えそうですね。

解説 地図 台風(強風)につき
色々中止
これを信用 最近は否定されている気がしますが,
「日本最古の城」の表記を残していいのか


 で,三光稲荷。「三光」という言葉を見ると三光鳥を思い浮かべるわけですが(まさか三光作戦あたりを由来とするはずもなかろうし),全く関係なく,三狐山にあったのが由来のようです。三狐山がどこにあったのかはよく分からないんだけど。
 で,犬山城主成瀬氏の歴代ご祈願所とのことではあるんですが,特に成瀬氏ゆかりの何かが飾られているわけでもありませんでした(気付かなかっただけの可能性もありますが…)。そんなわけで,あとは普通のお稲荷さんです。そういえば,なんであえてお稲荷さんにしたんですかね。
 そして,階段をのぼっていくと,「参拝して犬山城へ」「犬山城へ近道」などと,必死の集客看板。犬山神社と三光稲荷と針綱神社と猿田彦神社でなんか競争でもしてるんですかね?
 そんなわけで,近道の矢印を無視して,左に曲がり,猿田彦神社に行きます。近道せずにすいません。
 今になって三光稲荷で検索して見たら,どうも知らない間に「倍返し神社」として有名になっていたようです。どこかにお金を洗ったら増えるという銭洗弁天的な場所があったようですが,全く覚えてません。あと,Wikipediaによると,かつては三光寺というお寺だったようです。少しくらい由緒書にその痕跡を残してくれてもいいのでは…。


台風とは無関係に工事中

蛙が2匹

まっすぐ進め!

摂社がたくさん

末広稲荷
いまいちこういう細々と
稲荷神社を分けるのが
分からない

水を掛けようと思ったら
柄杓に穴が開いてた

こんなところに左馬
 
力石ではなく,おもかる石

三狐地稲荷


 さらに城への近道を無視して,右に折れます。目指すは針綱神社。
 由緒書によると,ほかの神社ではなくこの針綱神社こそが由緒正しき犬山の神社であることがアピールされております。尤も,Wikipediaさんによると,この針綱神社もあちこち移転を繰り返してここに落ち着いたようであります。現在地移転は明治に入ってからなんですな。
 ここは神馬が奉納されております。表情は無表情なんですが,どことなくかわいげのある表情でナイスです。


市神社
 
秋葉神社

御昇級とありますが,
どういう昇級なのでしょう?
  
太宰府天満宮御分霊

摂社郡

鳥居
 
拝殿

参拝方法
日本語と英語とで,説明が微妙に違います
お金を入れるタイミングはともかく,
最初に軽くお辞儀するところは
日本語でも書いた方がいいのでは
あと,2拍手について,「2」の英訳がないな
 
表情がなんともいえない

狛犬が有名らしいんですが
どこにあったのか…


 神社はこれまでにして,続いてはようやく本丸であります。

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