水都にすいすいその1

 大垣というと,競輪をやる前は「大垣夜行」という四文字熟語でしか知らない街であり,響きから夜行列車が走ってるのであろうことはなんとなく分かってましたが,それ以上の知識は皆無。岐阜なのか愛知なのか滋賀なのかもよく分からないような状態でありました。
 で,競輪をやると……とりあえず大垣に競輪場があるということは分かりますが,やはりそれ以上の知識は身につかないのでありました。強いていうなら,記念競輪が水都大垣杯というので水の都なんだろうな,という程度であります。

 そんなわけで,岐阜行きの深夜バスに乗り込みます。深夜バスは,初めて小田急の深夜バスを使ったのでありますが,基本的に京王とJRにしか縁が無かったため,新宿地下の小田急チケットセンターでチケットを買おうとして失敗しました。日記に加えて愚痴を書く気はないんですが,まあとりあえずハルク前にチケットセンターがあることを知らなかったこっちの負けであります。
 六本木のガールズバーから新宿まで,酔っ払ったファミ氏とタクシーに乗っていきましたが,酔っ払ったファミ氏がタクシーによく分からない指示を出したため,最終目的地であるバス停に時間内につかないかと思ってハラハラしました。いやはや。

金の信長
 そして,深夜バスで岐阜駅到着。なんかちょっと前にも岐阜に来たような気がするなあ。ちょっと前といいつつ,もう半年前なんだなあ。
 前回はスルーした信長像を一応撮影。これ,誰がどういう目的で建てたんでしょうか。斎藤一門とか信忠とかはどこにいるのか……。ちょんまげに向かって輪投げ大会とかしてみたくなる風貌ですね。

 で,岐阜駅でしばし電車を待ち,いざ大垣。
 日曜なんて普段は遅い時間にしか起きないので,日曜早朝に行動するなんて我ながらびっくりです。
いろいろな情報を詰め込んで
結局何が言いたいのか分からない看板
410


 午前観光午後競輪というハードスケジュールを組んでいるため,あまりのんびりとはしていられません。とりあえず朝食がてら馬券を買い,旅に出ます。


 とりあえず地図と街の距離感を掴みつつ,大垣城を目指します。まあコンクリ建築でもあるし,(早朝すぎて)中には入れないのは仕方ないかな,と。そんな感じでありました。


 その前に,大垣駅。なんの事前情報も集めてなかったので,ここから養老鉄道なる,天国に向かって一直線な名前の電車が出ているとは全く知りませんでした。そして,この養老鉄道の先にあるのが養老の滝,そう,居酒屋チェーン店の名前の由来がここらしいのです。いやはや,こんなこと競輪がなければ知ることがありませんでした。競輪って勉強になりますね。
 まあ,そのへんはさておくとして,それでは大垣城に向けて出発であります。

主な施設案内 ちゃんと競輪場が 自噴水MAP
ここにもちゃんと競輪場が載ってます
鉄道のまち 大垣 JR大垣駅 道中の案内板
競輪は無視されています

 正確な時間を計ったわけではありませんが,大垣駅から大垣城までは徒歩10分程度かと思われます。近いですね!
 まだ朝の8時前ではありますが,城門は開いていて中に入ることが出来ます。よかったよかった。

大通りから城門(東門)方向 古き良きビリヤード店が
「玉突」っていう看板がいいですな
東門 旧柳口門移設とのこと

 朝っぱらではありますが,NPの他にも散歩されてる方がおられました。皆さん日曜だというのに早起きですね。結構結構。

 さて,大垣城,ほんと住宅街の中に無理くり突っ込んだような状況になっております。まあ,本当は城跡の堀を無理栗埋め立てて家を建ててるっていう逆の状態なんだろうけど。。そのため,城跡は狭く,内部散策はあっさりと。

解説 歴代城主 縄張り
本当に,水の都だな
ちょっと今からは想像がつかない
東門入って左方向 内側から東門 東門の右方向
天守 内側から西門 天守を見上げる 1896年の洪水被害について
輪中地域の水害ってのは
学校で習いますが,
こうして「大垣町の80%が
軒上浸水」って書かれると,
とんでもなくびっくりです
戌亥櫓
「犬のフンは持ち帰ろう」なのに
犬ごとダメあつかいしてるし,
この絵は犬がフンではなく小便してる絵だし…
ほかにフリーのデザイン無かったのだろうか
天守を見上げる 水之手門跡 水の手門付近の城壁 外側から戌亥櫓

 天守を見た第一印象は,「白い」ということでした。
 なぜか分かりませんが,とにかく天守を見て「白い」と思ったのです。なぜかな,と考えてみるに,石垣も瓦も白っぽいですね。たぶんそのせいで白い印象を受けたんだと思います,これ,もともおとこいう白っぽい色だったのかな。ちょっと気になる。
 それにしても,綺麗なたたずまいです。

 そして,西門から外に出て振り返ってみました。すると,西門は門の上の櫓にぼこぼこと丸い鉄砲狭間がたくさん。今までも当然いくつも鉄砲狭間が設けられている門や櫓は見てきているはずなんですが,ここの狭間はなにか不自然に穴だらけに見えたのであります。どこがどう不自然なのかはうまく言えないんですが…。

西から天守と櫓 戸田氏鉄公騎馬像 読む気にならない 正面から 戸田公と天守 西門

 続いて,お城の北西に鎮座する常葉神社。

鳥居 手水 龍の口から出てきているかと思えば……
もう少しうまくやってもよいのでは

 そんなわけで,続いて南に向かいます。目的地は……水神神社。
 特に何があるわけでもないんでしょうが,水の都の水神神社ってなんか素敵そうな雰囲気じゃないですか?じゃないですか。いいんです,自分だけの感想でも。とにかく目的地が定まっているとやることができてよいのであります。

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