2013春の祭典

 2013年の3月には,平和島で総理大臣杯,立川で競輪のダービー,多摩川ではメンバーのいい周年記念が行われました。本当は皐月賞にも行って締めくくりたかったのですが,諸事情あって皐月中山には行かなかったので,この3つをまとめて備忘録的に記録と記憶を残しておきます。それにしても,1ヶ月(というか2週間)に大きなレースが重なるもんですね。まあ,年度末だし,年末に比べたらましか。

1.平和島総理大臣杯

 そんなわけで,まずは平和島総理杯。昨年末の多い東京大賞典への連闘時以来です。
 到着時はまず今垣のB2行き直前レース。最後のSG戦です。ここを今垣が勝利。場内には拍手が起こります。個人的には特に今垣に思い入れは無いのだけれど,やはりファンの多い選手なんでしょうね。ファンが暖かくてなによりです。

大森駅にも一応宣伝が バスを降りて入口へ 入口

 で,その後は適宜打って外れてを繰返します。SGだけあって場内は混雑しており(スタンドが1つ消えたのも大きいんだろうな),飲食店なんかには長蛇の列。まあ,特にここで何かを食べる予定はないのでこれはスルー。それにしても,やっぱりこういう行列を見ると,唐津や大村のSGとは違うなと思わされます。特にちゃんとした入場者数を調べたわけじゃないけど。ただ,スタンド内は混雑してたとはいえ,外に出ると特に問題もなく。まあ,こんなもんなんだろうな。
 ステージでは,恒例の南明奈トークショー。それからミスター456というキャラ(どこで見たのか忘れましたが,なぜか事前に中の人が誰なのか知ってたんだよな。う〜ん,そんなにこれに注目してたわけでもないのだが)のトークショー。常々思うのですが,南明奈のトークショーの人だかりっぷりは異常だと思います。旅打ちしつつそこそここの人の話を聞いてますが,そこまでやる気に満ちあふれた話をするわけでもないような気がするんですが。
 他方で,ステージ脇で芸人さんが予想会開いてましたが,こっちは自腹突っ込んでる感があって好印象であります。逆らって原田の頭を買ってしまいましたよ,僕は。

南明奈 ミスター456 11R進入 山本 原田

 さて,そんなこんなで,迎えたるは優勝戦。池田のインがあまりに堅いのは誰もが分かっているところで,まあこれに逆らう必要はなし。としたときに,どうやって今までの負けを回収するかと考えた結果……外れ。やっぱりインの強いSG優勝戦は素直に予想しないとダメだな,と思った次第です。優勝戦外す度に同じ反省を繰り返してる気もするのだが。

優勝戦直前の様子
混んでいるように見えますが,思ったよりもスペースがあった印象
進入 池田 優勝 ウイニングラン

 そんなわけで,表彰式。シュッとしている池田が印象的。南明奈は特に何かするわけでもなくすぐに立ち去り,ミスター456こと鼠先輩がいても特に場が華やぐわけでもなく……。
 そもそも,このミスター456というキャラ,今後に生かせないよな。どうするつもりなんだろ。しかもペラの関係で阿波の6コースのような外枠の魅力が絶賛低下中なのに。


 そんなわけで,平和島をあとにします。このあと,平和島まわりの銭湯に行こうかと思ってたのですが,どうもどこも水曜定休の様子。残念。仕方がないので大森神社に寄っただけで帰宅。

鳥居 手水 拝殿 摂社

2.立川日本選手権競輪

 続いて立川ダービー。自分の過去を振り返ってみたところ,かつてのホームバンクであった立川競輪場に行くのはどう少なく見積もっても5年以上ぶりであることが発覚。う〜ん,そんなにたつのか。かつては一開催全部行ったりしてたのに。
 で,その前に国分寺殿ヶ谷戸庭園に寄ってみます。初めて見たときは「戸」が誤植じゃないかと不安になりましたが,これで正解。読み方もそのまま「とのがやと」庭園でいいようです。

園名柱改修工事中 小さい春 園内案内

 カタクリの季節ではありますが,園内は閑散としており,おそらく10組も人はいなかったのではないかと思います。まあ,メジャーな場所ではないし(国分寺には複数回来てますが,駅前にこんな場所があるとは思わなかった),カタクリに需要があるわけでもないだろうし,国分寺自体観光で訪れる街でもないし,まあこんなものだろうな。

 とりあえず,(府中の近くなので)左回りに回ります。大芝生がもっと広大な芝生を想像してたら,案外狭かったのが意外でした(というか,全体的にイメージほど広くなかったし,木が多かった)。時期が時期なので芝生が枯れておりますが,新緑の季節はきれいなんだろうな。その他,萩のトンネルも当然この時期は単なる枯れ木のトンネル。
 ここをくぐったあたりで,都立庭園につきもののボランティアガイドさんたちに追いついてしまいました。このいちだとまだ崖線の話が終わっていないはずで,面白い話を聞けたのだろうと推測しますが,残念ながらこのあとに待ち合わせがあったので追い抜いてしまいました。

大芝生
なんか新手の障害みたいな響きですな
萩のトンネルになると思われる道

 ここの特徴は,なんといっても地形です。多摩川の崖線の一部を庭園としており,崖線の湧水などを利用した庭園になっております。そんなわけで,崖を下って歩きます。なかなかない構造の庭園なので面白いですな。
 崖に花木園が広がります。この花木園に限らず,庭園ですからいろいろと花が咲いております。しかしながら……こちとらサラブレッドとアラブの区別できないようなダメ人間ですので,花の名前なんか当然に分かっておりません。まあ名前が分からなくてもきれいなものはきれい,気に入らないものは気に入らないのであります。

崖線の解説 花木園と崖線 当然名前は分からない

 そして,竹の小径を歩きます。先日向日町で竹の径を歩かなかったので,ある意味リベンジです。まあそこまで竹に思い入れはないのですが。ちなみに幸四郎にも英智にも特に思い入れは無いので,結局竹はどうでもいいんだな。ただ,東京圏の庭園でここまで整った竹の道があるのは珍しいんではないでしょうか。城には竹はつきものだろうから,大名庭園にも竹はあるんだろうけど,意識したことがないな。
 その先にはカタクリ。若干ピークを過ぎて枯れかかっておりました。人が少ないのはそのせいか。

竹の小径と竹林 カタクリ

 続いて,馬頭観音。馬頭観音を見るとテンションが上がってしまうのは救いようがない病気だな。
 奥まった行き止まりに配置されるというちょっとよく分からない位置取り。なんでここに安置されたのだろうか。「この急な坂道の登り下りが平穏でありますように」とのことですが,たいしてきつい坂道でもないような……。


 で,次郎弁天池。崖線の湧水を取入れた池です。おそらく紅葉の時期はとんでもなくきれいなんだろうな,と期待させる雰囲気のある池でした。春の姿は春の姿で悪くはないんですが。
 あと,鹿威しをクローズアップするのは面白いな。こどもがこれを見て楽しそうにしておりました。


 その先は花を見たりしながら歩きます。


 そんなわけで,あまり有名でない庭園であるとともに,都立9庭園の中では位置的にも成り立ち的にも異質な庭園ではありますが,面白い庭園でした。紅葉期に来たいものですが,うまく立川競輪開催と重なるかなあ。

立川競輪へ

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