ペナン旅行記その1

 社会人記念ゴールデンウィーク海外旅行第2弾であります。
 前半戦は伊豆と福岡に行ったので,この年のゴールデンウィークはフルに旅してたことになります。そのせいで,仕事がちょっと大惨事に(ちょっとなのか大なのかよく分からん表現)なりかけましたが,まあ気にしないこととします。

 さて,ペナン旅行を計画したのは年末。今年のゴールデンウィーク4連休をどうするかちょっと迷っていて,適宜競馬の開催地を調査していたところ,ペナンがゴールデンウィークの5月3日・4日に競馬開催することが判明したのでした。で,続いて,どうやってペナンに行くか,ということを調査せなならんのですが,これがちょっと分かりづらく,結局SkyScannerの推奨はクアラルンプール経由のマレーシア航空ワンストップ。上手くエアアジアとかを駆使できないかとか考えたんですが,ちょっと時間に制約がありすぎて無理だと判断しました。
 計画したのはいいものの,仕事的に大丈夫かちょっと手間取っていて,気付いたらマレーシア航空とJALのKL経由は格安席がなくなり,次善の手段としてシンガポール航空のシンガポール経由になりました。
 当初は2泊4日の予定でチケットをとっておりました。帰国便は日をまたいで日本に朝着くんですね。そういえばベトナムに行ったときもそうだった。東南アジアってこういう路線設計なんだろうな。よく知らんけど。
 2泊4日であれば,競馬に1日,観光に1日弱。帰路のペナン発は夜21時なので,2日目をフル活用できるのはほぼ確実。で,ペナン自体はそんなに広い町でもなさそうなので,これでなんとかなるかな,ペナンヒルはもういいや,という当初の想定でした。ちなみに,帰国が早くなるので,去年の成田山に続いて今年は航空博物館や日泰寺を攻めようかという考えでした。

 が,途中でペナン戦争博物館というものの存在を知り,ちょっと興味がわいたことに加え,ペナンはどうも5月でもかなり暑そうで,体力的にゆったりとした旅程を組みたい(現地での休憩時間を長めにとりたい)と考え,3泊5日にすることにしました。本当は休み明けの日に休みを取りたかったのですが(日本語として間違ってる気がする),同僚2名に先を越されていて,半休が精一杯でした。まあこれは直前に色々やろうとする自分がいかんのですが。シンガポール航空は帰国便の変更に手数料かからなくてなによりでした(ほかの会社だとどうなるのかは知らん)。常々思いますが,休み明けはみんな遊んで疲れてるんだから休みにすべきだよな。

 てことで,おおまかな旅程は組んだとして,次はホテル。これも結構悩ましいところで,当初は例によってドミトリーの安いところでいいかと思ってました。が,やっぱりペナンが暑そうなことと,帰国日に仕事をすることを考えると体力消耗を最小限にしたかったので,エアコン付きのシングルをとることにしました。残り半月レベルでエアコン付きのシングルが残ってる安宿って結構限定されておりましたが,これも無事予約。安宿,といいつつ1泊50RM〜60RM設定なので,そこまで安いわけではないな。でも,体調には代えられん。

 そんなわけで,最低限の服と現地でゆっくり読むための文庫本4冊程度を鞄に突っ込んで,あとは直前に適宜パッキングすればいいかと思っていたら……直前3日間に出張が入り,ちょっとした大惨事に。やっぱりパッキングは事前に済ませておかねばなりません。
 結果……メインのクレジットカードとプライオリティパスを家に置き去りにするミス。まあ,パスポートと現金とカード1枚あればなんとかなるんだろうけど,自分的にはちょっとショッキングでした。

 そんなわけで,出発です(なお,カード忘れに気付いたのは上野でスカイライナーの切符を買うとき)。ここでまさかのスカイライナーの次の便満席のお知らせ。スカイライナーって満席になるのか。そりゃそうだよな,ゴールデンウィークだもんな。まあ,その次があいててなんとか一安心。来年から気をつけよう。
 で,寝不足がたたって,スカイライナーで爆睡。完全に寝ぼけた状態で乗っていたため,成田空港のパスポートチェックの存在をど忘れしていて,荷物グダグダのままチェック突破。そして,改めてチケット見て便名確認しようとしていたら……手にあるはずのパスポートがない。あれれ。どうした。と思って周りを見たら,床の上に落としてました。衝撃です。ほんと,日本でよかった。というか,もう完全に気持ちが緩みすぎです。これはやばい。

 まあ,結論として,ここで気合いを入れ直せたのでこのあとは特にトラブル無しでした。まあ,この程度で済んでよかったな。

 というわけで,世界中に向けて書くべき恥はこれくらいにしておきます。
 本当は成田で髪を切りたかったんですが,スカイライナーに乗れなかったり,実はそもそも家を出るのが遅くなってたりしたのでこれは断念。SQはPPカードなくてもラウンジに入れるので大人しくラウンジで本を読んでました。

 で,まずはシンガポールへ。シンガポール航空は機内の設備もしっかりしてて,飛行も全然苦になりませんでした。いやはや,それにしても文明の進化は凄いですな。なお,機内食はシンガポール航空という先入観を抜きにしても,過去ベストなレベルでおいしかった印象。BBQソース最高です。あと,機内誌にシンガポール国際Cの宣伝がありました。シンガポール航空がスポンサーなんですね。

   
日の丸が2つ並んでるのがなんとなく嬉しいですね

 そんなわけで,シンガポールチャンギ空港着です。案内板に日本語があります。そんなに日本人が多いのか。東南アジアへのハブになってるんだろうな。
 国際便の乗り継ぎですが,特に入国審査等なく乗り継げます。ので,時間があまります。こういうときにPPがないと,現地通貨持ってないだけに(米ドルを使えるかどうか確認してないですが)飲み物を補給できずに困ります。まあ,これは自業自得なので仕方ない。というか,成田でペットボトルのお茶を買い忘れた自分が悪い。
 で,シルクエアーでペナンへ。1時間ちょっとなので,国内線感覚です。


日本語の案内あり

機内食。各方面の宗教に
配慮して?ツナサンドでした

 そんなこんなで,無事ペナンに到着。
 完全に準備不足でここに到達しているため,マレーシアに入国カードがあるのか無いのかすら分からない状況。せめてそれくらい「歩き方」読んでおけって話ですが。てことで,マレーシアについて最初の「現地の人との会話」は,入国審査の場面ではなく,入国審査場の警備員に,カードがいるかどうかを確認する会話だったのでありました。
 なお,ペナンの税関は,前荷物をX線チェックするという方式でした。ただ,特にノートパソコンを出すような指示も出ておらず(ただ,持ってって無いので実際に入ってたらどうなってたかは分からない),形式的なものなのかもしれないな。

 さて,無事税関も突破し,外に出ます。すると,ほぼ正面にタクシーチケット売場が見つかりました。ふむ,特に問題無さそうだな。
 であるならば,次に探すは両替所です。
 なのですが,これが見つからない。とりあえず一往復したんですが,ないんですね。あれれ,どういうことだ。もちろん,ATMはあるので,カードでキャッシング可能です。ですが,今回はメインカードを忘れてきていて,まかりまちがって最初のATMでカードを吸い取られたりした日にはにっちもさっちもいかなくなります。なるべくならキャッシングは避けたい。しかし,両替所がない。
 てことで,インフォメーションで聞いてみました。すると,「上の階にある」とのこと。なんと,ここペナン空港では,両替所は到着階にはなく,出発階にしかないんですね。まあ,ATMがあるからいいだろ,って発想かな。(どうも,外に出る前にはあったらしい)
 しかも,普通空港で両替所が横並びになってたらレートも横並びなんですが,ここペナンでは微妙にレートが違ってました。まあ,微妙な差なので別に大きな損得問題にはならないんだけど,このあたりは面白いな。

 ってなわけで,今回は3万円両替。前年の台湾は2万円だったようなので,今回どうするか迷いましたが,まあ,カードがないので両替できる機会に両替しておきたい+特に競馬場がらみでタクシーを使うことが予想される(台湾は基本電車とバスだけ)+競馬場で惨敗することもあり得ないとはいえないってことで,3万円にしました。結果,約5000円分余したので,まあ現地で残金に気を遣わなくて済んだと言う意味ではよかったかな。

両替 到着便
LCCが強いですね
到着ロビー タクシーチケット売場 タクシー乗り場 チケット。44.7RM

 そんなわけで,タクシーに乗り込み,無事目的地に到着。チュリア通りまではわりとスムーズに流れたんですが,チュリア通りまわりが大渋滞+路駐もたくさんという状態で,無駄にぐるぐるまわりました。でも,これだけ動いてくれて1500円弱ならまあいいんでないかと。

 で,荷物を置いて,とりあえず向かいにあったインドレストランで夕食を掻き込みます。ちゃんとメニューがあるレストランなので,若干お値段お高めなのかな?まあ,気にしてられません。マトンのカレー6RMとライス1.2RM。それからオレンジジュース3RM。別記しますが,ここでいきなり氷問題にぶち当たることになります。結論だけ書くと,とくに当たりませんでした。


 面倒なので,ここで宿のことを。
 今回泊まったのは,CocoaMewsというゲストハウス。ベッド以外には特に何もおけないような小さな部屋でしたが,特に何をするわけでもないので無問題。
 床は埃一つ無く,とても綺麗だったので大満足であります。温水もちゃんと出ます。ただ,夜になるとシャワーが力尽きるようで,2日目にシャワーを浴び損ねました。

 まあ,そんなこんなで,2日目へ。そういえば,マレーシアのコンセントは若干特殊で,手持ちの変換プラグの正しい使い方を身につけるのに若干苦労しました。というか,変換プラグが非対応かと思って肝を冷やしました。


その2へ

ペナン旅行記TOP

旅行記TOP