いわき馬の温泉探訪
温泉好きです。正確には,温泉に限らず風呂好きです。正直なところ,温泉の効果効能とかはよく分かってないですし,実際効果があるのか,自分の入り方が正しいのかとかもよく分かってないので,多分後者,たんなる風呂好きってのが正確なところなのではなかろうかと。プラセボ効果万歳。
もちろん,馬も大好きです。
そして,自分が好きな馬が自分が好きな温泉に入っている場所があると聞けば,行きたくなりますね。馬券が買えるわけでも温泉に入れるわけでもない以上行きたくなりませんかね。僕は行きたくなりました。まあ,いわきといえば競輪!なので,セットです。もちろん,いわきには有名な庭園もあったりして単体でも魅力がある街ですが,やはりシナジー効果ですよシナジー。特に英語を使いたいお年頃というわけではないんだが。
さて,そんなわけで,いわき記念に合わせていわきに乗り込みます。今回の宿は駅前のカプセルです。場所柄,時節柄,今は復興のために働いておられる皆さんが多かったように思います。
復興支援競輪は2日目。1日目はレンタカーで移動します。早起きして,8時30分ころには宿を出ます。目的地は馬の温泉でありますが,例によって途中にある大きめの神社に寄り道。今回は車なのであまりふらふらできません。
という確固たる覚悟の下,金比羅神社へと向かったのですが,カーナビさん(今検索したらGoogleMapさんも)が,県道56号からでなく住宅街から乗り込む道を推奨しやがりまして,結果的にふらふらと住宅街をふらつく羽目になりました。まったくもう。思わぬ時間のロスです。
鳥居
長船魂神社
長松神社
諏訪神社
金比羅神社へ
ゑびす神社
早期復興を祈ります
金比羅神社
なで小槌
さて。無事馬の温泉こと,競走馬総合研究所常磐支所に到着しました。
受付に行くと,中の解説が書かれた簡単な冊子(要返却)と,その他パンフレット,JRAの競馬場への無料入場券をゲットしました。この無料入場券はこのあと浜松で長老に会った際にあげようと思ってて忘れたまま,有効期限を迎えました。
なお,入口脇にある画面(古き良きブラウン管を使ったものなので,いったいつから存在しているのか謎)では,この日のJRAのレースが流れておりましたが,果たしてここでこれを流す必要性がどれだけあるのか,謎は深まります。
到着!!
案内図
なぜ中途半端に
英語を交ぜるのか
そして,「スイミング馬」という
表現はなにかおかしくないか
来客用駐車場があります
療養馬一覧
レースが放映されていた
本来はここの紹介ビデオが
流される場所のようだけれど
ここでそんなのを見る人も
いないと思われます
療養した名馬たち
屈腱炎とは
骨折とは
いただいたチケット
自販機。安い
中の様子
案内パンフ(見学の手引き)
なお,最初の数枚は日陰で撮ったために色調がおかしいです(若干修正したけど)
我ながらアホやな
温浴場について
ウォータートレッドミル
スイミングプール
調教馬場
ウォーターウォーキングマシーン
そして,案内パンフに書くことが無かったのか,それともどこかで発表した資料が余ってたのか,理由はよく分かりませんが,なぜか解説資料の最後に詳細な馬の歩き方講座。いやもちろん,勉強になってありがたいんですがね。みんなこんなのに興味ありますかね。どういう人がここにくることを想定してるのだろうか。
馬の歩き方
なみあし
はやあし
かけあし
この常葉支所には,ポニーのミミと乗用馬?のレインキャスケードが繋養されております。どういう経緯でここに来ることになったのだろうか。netkeibaで検索した限り,馬主さんは2012年までは馬を走らせていたようなので,別にここに預けて以降馬主と音信不通になってやむなくここに居続けている,というわけでもなさそうです。
なお,2017年3月に検索したところ,御殿場の乗馬クラブニューシーズンというところにレッスン馬として
掲載
(
魚拓
)されていました(生年月日が同じなのでほぼ間違いない)。時間的にはこのあと御殿場に動いた,ということなんだろうと思います。このクラブの
ホームページ
やFacebookを見ていると,非常に雰囲気のよいクラブのようで,レインキャスケードも今楽しく過ごしておられるのでは無いかと思う次第です。
ミミの馬房
しばらくしたら出てきた
眠そう
レインキャスケード。こっちも眠そう
ちょっと動き出した
なお,繋養されている馬とともに,遊具コーナーがあります。この近所の子どもたちが遊びに来るんでしょうか。この日は土曜でしたが,そんな気配はなかったですけど……。もしかして大きいお友達が遊ぶことが想定されていたのでしょうか。期待に添わずに申し訳ありませんでした…。
馬ばかりではありません
なぜか飛行機
やっぱり大きなお友達が
対象だったのか…
馬頭観音もあります
さて。いよいよ本丸です。地図にもあったとおり,ここは柵の外から温浴場(これが温泉なんだろうな)やウォータートレッドミルを使っている馬を見ることができます。馬はここに治療のためにきているのであって,霊長類の相手をするために来ているわけではありませんから,霊長類は遠くから見ているだけでよいのです。
で。この日は,残念ながら温浴場で温泉に入っている馬はおらず,馬房や馬場に馬がいるだけでした。ここでの調教のルーティンは分かっておりませんので,馬場で汗をかいあとに温泉に入る,とか,そういう人間のおっさんみたいな流れになるのかが分かりません(シャワー浴びるのは分かるんだけど)。なので,馬場で軽く走ってる馬がいたとしても,ここで待ってれば温泉に入ってくれるという確証もなく……。
馬の温泉浴
効果については,
まったく科学的な説明が
なされておりません
温浴場
奥でシャワー浴びてる
馬がいました
ウォータートレッドミル
建物からも,解説からも,
比較的新しい設備だと思われます
奥の馬房
事務所
温浴場脇の立入禁止看板
馬場
馬場脇の立入禁止看板
文字だけだったものを
上から塗りつぶして
絵にしたのがわかります
軽く調教している馬がいました
外に出て
馬運動場につき徐行
のサイン
プール
夏しか利用できない点でウォータートレッドミルに劣るようですね
お馬さんのプール
療養中とはいえ,
メタボすぎじゃなかろうか
馬場はアップダウンが
はっきりしています
発走準備中の馬
騎手の方に,中を見学できますよー,と
声をかけていただいたのですが,
残念ながらNPは中から出てきたのでありました…
と,いうわけで,行けば温泉につかっている馬を見られる,という施設ではありませんし,もちろんうまなり1ハロンみたいに馬が頭にタオル乗っけて風呂に入っているはずもないので,行って楽しい場所かと言われるとおそらくNoではありますが,名のある馬が療養していることもあり得,その場合名のある馬が温泉に入っているのを間近に見られる可能性があるわけで,だとしたらファンにはたまらない施設でありますね(もしかしたら見学規制が入るかもしれんけど)。
というわけで,中の見学を勧めていただいた騎手の方には申し訳ないと思いつつも,見学を終了したのでありました。続く。
イワキダイノコール(いわき石炭・化石館)
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