京都路マイル路

 てなわけで,京都競馬場です。
 なんだかんだとちょこちょこ来ている競馬場ではあります。中山よりも行った回数多いんじゃないか,と思いたくなる(実際は多分中山の方が多い)レベルであります。

 例によって,まずはライスシャワー碑にお参りです。

第35回マイルCS 遠くから見る京都スタンド ディープインパクト像
歩道橋にあるので
あまり目立たない
Welcome to Kyoto Racecourse 馬頭観音

 今回は,前回から設置された(「前回から」という表現は明らかに間違ってるのだけれど,気にしない)賽銭箱が前回よりも前にせり出しております。前回は四角い石の上にあったものがそのため,正面から写真を撮るとお供え物があまり目立ちません。だからどうした,という話ですが。毎度毎度,微妙な変化を見せるライスシャワー碑。毎回書いてる気がしますが,毎回比較するなら,毎回同じ角度で写真を撮れ,と自分でも思います。

今回のライスシャワー碑 2015年のライスシャワー碑 2014年のライスシャワー碑 2012年のライスシャワー碑 2010年のライスシャワー碑 2008年のライスシャワー碑

 それよりも。今回気になったのはスティルインラブの方です。こっちは特に毎回比較してないんですが,今回は,以前は無かったゴミ箱がベンチ脇に設置されておりまして,そのせいで正面から見ると,スティルインラブ碑はゴミ箱の裏にあるかたちになります。う〜ん,さすがにこれはどうなんだろうか。まあ,ゴミ箱自体はどこにでも動かせるものなので,今回はたまたまここにあっただけなのだろうけれど(JRAが動かしたのか客が動かしたのかも分からんし),関係者にもちょっと失礼じゃないかなあ。ってか,スティルインラヴ以外の三冠馬にはつくらないんですかね,これ。元々ラモーヌのものを作ってないから無理に作る気はないんだろうけど,そもそもなんでスティルのときに作ったんだったけか。

2010年のスティルインラヴ碑 今回のスティルインラブ碑

 ちなみに。スティルインラブの関係で過去の京都訪問記を見てたら,2012年訪問時に明智光秀の大河のために署名したのを思い出しました。今回めでたく明智大河が実現するはこびとなったわけなんですが,このとき署名を求めておられた方々はちゃんと京都競馬場に赴いてあめ玉に釣られて署名した競馬オヤジ(女性もいただろうけど)に感謝の意を示していただきたいものであります。

 で,この日はミーハーにG1を見に来ただけなので,それ以外は特にコメント無しです。準メインは衣笠特別。もちろん,鉄人とは無関係で,京都の地名が名前の由来でしょう。鉄人の衣笠さんはこの年(2018年)4月に亡くなったので,このレースのプレゼンターをすることも叶わなかったわけですね。残念。

1 1 テーオービクトリー 牝4 55 ムーア 1:50.1 3-3 2 480(-6) [西]岡田稲男
3 3 バケットリスト 牝3 53 菱田裕二 1:50.1 クビ 2-2 6 460(+2) [東]高橋文雅
5 5 リュヌルージュ 牝3 53 Mデムーロ 1:50.2 クビ 1-1 3 454(-2) [西]斉藤崇史
7 7 レイズアベール 牝4 55 武豊 1:50.4 1.1/4 6-6 1 458(+6) [西]吉村圭司
2 2 フライングレディ 牝5 55 ルメール 1:50.6 1.1/2 5-5 5 432(0) [西]須貝尚介
4 4 フィビュラ 牝5 55 石川裕紀 1:50.6 ハナ 6-6 7 506(-8) [東]萩原清
6 6 インヘリットデール 牝4 55 Cデムーロ 1:51.2 3.1/2 3-3 4 472(+8) [西]高野友和

 そして,本日のメインレースはマイルチャンピオンシップ。
 1番人気は安田記念を買ったモズアスコット。フランケル産駒の外国産馬ですね(この年の白馬賞最優秀外国産馬を受賞することになります)。2番人気は前年のNHKマイルC馬で毎日王冠を勝ってここに臨むアエロリット。3番人気が前年覇者のペルシアンナイト。上位三番人気が外国人騎手です。

馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過 馬体重 調教師
1 1 ステルヴィオ 牡3 56 ビュイック 1:33.3 4-5 5 478(+10) [東]木村哲也
2 2 ペルシアンナイト 牡4 57 Mデムーロ 1:33.3 アタマ 7-7 3 492(+8) [西]池江泰寿
3 3 アルアイン 牡4 57 川田将雅 1:33.5 1.1/4 2-2 4 520(+8) [西]池江泰寿
4 16 カツジ 牡3 56 松山弘平 1:33.5 アタマ 15-15 16 488(+6) [西]池添兼雄
5 10 ミッキーグローリー 牡5 57 戸崎圭太 1:33.5 クビ 15-15 8 554(+4) [東]国枝栄
6 6 ジュールポレール 牝5 55 石川裕紀 1:33.6 クビ 7-7 10 468(0) [西]西園正都
7 13 レッドアヴァンセ 牝5 55 北村友一 1:33.6 クビ 7-7 13 460(+2) [西]音無秀孝
8 5 ヒーズインラブ 牡5 57 藤岡康太 1:33.7 1/2 12-12 17 530(+6) [西]藤岡健一
9 9 ウインブライト 牡4 57 松岡正海 1:33.7 ハナ 4-5 14 478(+2) [東]畠山吉宏
10 14 エアスピネル 牡5 57 福永祐一 1:33.7 ハナ 10-7 7 476(-2) [西]笹田和秀
11 18 ケイアイノーテック 牡3 56 藤岡佑介 1:33.8 3/4 4-4 9 478(+12) [西]平田修
12 15 アエロリット 牝4 55 ムーア 1:33.8 ハナ 1-1 2 516(+8) [東]菊沢隆徳
13 8 モズアスコット 牡4 57 ルメール 1:33.8 ハナ 12-12 1 494(+2) [西]矢作芳人
14 7 ロジクライ 牡5 57 Cデムーロ 1:33.9 クビ 2-2 6 518(+4) [西]須貝尚介
15 4 ブラックムーン 牡6 57 浜中俊 1:33.9 ハナ 17-17 18 498(+14) [西]西浦勝一
16 11 ジャンダルム 牡3 56 武豊 1:34.0 3/4 18-18 11 504(+4) [西]池江泰寿
17 17 ロードクエスト 牡5 57 横山典弘 1:34.2 1.1/4 12-11 12 456(-2) [東]小島茂之
18 12 レーヌミノル 牝4 55 四位洋文 1:34.6 2.1/2 10-12 15 496(+4) [西]本田優

 マイルCSは初めてでしたが,混雑もそこまで酷くなく,それなりにレースやパドックを見られる位置は確保できました。よかったよかった。
 誘導馬として天皇賞馬ビートブラックが活躍しているのもなによりです。

 んで,レースは,というと,結果だけ見れば内枠3頭が上位というつまらないものではあるんですが,1枠2頭はよく最後に内を突いたな,というかよくぞあそこまで我慢したな,というレースでありました。
 ちなみに,カツジとミッキーグローリーは全きょうだいとして初めてG1に出たようで,初めてにして両方掲示板に乗ったというのは凄い。「初めてG1でそろって掲示板に乗った全きょうだい」という記録まで作ってしまいました。これを超えるとなると初めて揃って複勝圏か3頭そろって出走あたりにならないとダメなわけで,いきなりハードルを上げてしまいました。


 ところで,この日のプレゼンターは純烈という方々でした。順列ではありません。この年の有馬記……ではなくて紅白歌合戦に出場なさったんですが,その直後にメンバーの友井さんが不祥事で脱退+引退となりました。最近の若い人の顔は区別つかないんですが(今見てみたらわりと年齢幅が広いグループで,友井さんは同世代だった),私の目の前を横切ってるのって友井さんじゃないでしょうかね?
 純烈さんは,きちんとホームページに競馬場へのプレゼンター出場のことを載せております。素晴らしい。そして,京都競馬場へのアクセスとして,京阪淀駅から徒歩2分はいいとして(もうちょっとかかる気はするけど),JR山崎駅から直通バス20分と阪急西山天王山からバス15分を載せておりました。もちろん,これはJRAの公式サイトと同じなんですが,私NPは,今の今にして京都競馬場のアクセスが西山天王山になっていることを知りました。以前は阪急水無瀬を使ったと記憶してるんですが,どうも水無瀬便は廃止されたようです。ってか,この西山天王山駅って,2013年開業なのか。水無瀬を使ったときはそもそも存在しなかった駅なんだな。勉強になりました。

 それはそれとして,今回見事G1を勝利したビュイック騎手。これを書いている2019年5月時点で,
 さらにどうでもいいんですが,私は車にまったく興味がありません。で,今「ステルヴィオ」「ビュイック」で検索したら,どっちも車が検索結果トップで出てきました。Googleさんの調教が足りていないことは反省すべきだとして,今回は車な馬が勝ったんですね。そりゃ馬は車には敵いません。

 とりあえず今回の京都は終了。今後はスティルインラブ碑の扱いにも気をつけていきます。


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