Hinoの2件

 2024年は2回、日野市に立ち入りました。自分が育った地というのはなんだかんだと思い入れの深いものでありまして、とりあえず記録に残しておきます。

1.高幡不動尊

 関東三大不動だかなんだかとされている高幡不動。昔から慣れ親しんでいるお寺でありまして、ここに慣れ親しんでいるために自分の中で不動明王というのは非常に身近に感じている仏様であります。

旧国宝を知らなかった子供の頃は
左側の「国宝」という言葉を信じてました
仁王門
仁王像 境内案内図
高幡不動のサイトの図が分かりやすい
高畠不動参道会

 とりあえず不動堂にお参りをして、奥へ向かいます。久々に丈六仏を拝もうかと思ったら、月曜日は休館でした。これは想定外。
 ちなみに、私が「丈六仏」「大仏」という言葉を学んだのもここ高幡不動の丈六仏を拝みに行ったときのことだったはずです。

不動堂 金堂と五重塔を1枚に入れようとした図
奥殿 月曜休館でした

 存在は思いっきり認知しておりますが、高幡の八十八箇所は当然回ったことがありません。山の方向に行かず、大日堂方面へ。

境内散策案内図 修行大師像 稲荷社
大師堂
聖天堂

 さらに進んで、山門を抜けると大日堂。ここの鳴き龍は有名ですね。こちらもこの日はお休み。

山門 五部権現社
にこにこ地蔵 大玄関 月曜拝観休止 大日堂
金剛桜 観音様 文永の板碑

 最後に土方さんの顔を見てオシマイ。
 御朱印システムが変わっていて、いただくまでに30分程度待って欲しいとのことだったのでこの近くで昼食。

土方さん 重要文化財一覧 昼食

2.日野市役所

 時は変わって秋。とある仕事で日野市役所へ。
 凱旋、というほど偉いものでもないですが、自分が育った地の市役所で仕事を任されるようになるというのはちょっと感慨深いものがありました。


3.新選組のふるさと歴史館

 市役所から歩いて10分弱。新選組に特化した博物館です。日野の博物館はかつてはありきたりな縄文土器やらなんやらが多数ある奴だった気がしますが、これは別のところに飛ばされております。そこに至る過程でいろんなすったもんだがあったような記憶がありますが、とにかく今は新選組なのであります。
 自分が小学生の頃はまだまだ一般的な博物館だったので、新選組の博物館になってからは初訪問です。ある程度歴史が分かった上でこういうところに行くと楽しいですね。

外観 爪楊枝アート パンフレット 特別展案内

 時間的な関係で行きませんでしたが、日野本陣のパンフも。


4.宝泉寺

 井上源三郎の顕彰碑があるということで、宝泉寺へ。市役所側から向かうとどこから入ったらいいのかよく分からず、駐車場を突き進むことになりました。

山門 達磨さん 縁起 文化財案内
参道 本堂
井上源三郎顕彰碑 布袋さんやら観音様やら

5.八坂神社

 最後に八坂神社。ここには天然理心流の額が奉納されているようです。レプリカは先ほど歴史館で見ました。
 新選組の時代というのは、日本の長い歴史から見たらわりと最近の歴史なわけでして、こうして新選組が現代と繋がっているのが分かるのであります。
 多摩の田舎者仲間としては、彼らが武士に憧れ、江戸から京都までのぼっていった気持ちというのはちょっと共感できる部分もあります。世が世なら立派な薬売りとして役に立たない薬を売って薬事法なり薬機法なりで逮捕されていたのでしょうかね。

八坂神社鳥居 奉納額について 由緒はボロボロに 境内と神木
本殿は文化財です 甲州道中分間延絵図 拝殿は近代的

6.日野駅

 そんなわけで、日野駅に到着。中央線が12両になってどこも工事で大変だったようですが、崖の真ん中に立っていてホームが狭いことで有名な日野駅でよくぞホームを伸ばしたものです。はやくホームドアが設置されると良いですな。

日野駅 日野宿 観光案内図 このへんの古っぽい案内、
普通列車が日野に泊まるようになってからの設置だから
見た目よりも新しいんだろうなあ

 と、いうわけで、日野市内を歩くのは日野の七福神巡りをしたとき以来ではないかと思います。あれは2013年だから、もう10年以上経ってるのか。時が経つのは早いなあ。

 そんなわけで、最近は日野レッドドルフィンズを通してしか日野とのつながりを感じなくなっておりますが、こうして歩くのは気持ちの良いものであります。


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