早朝の光を浴びて階段をのぼる

 無理矢理3つ繋げた題名をつけたことに意味はありません。また、miletさんがこの3つの題名をつけた意義を私が理解しているかというと、正直理解してません。ので、意味を理解してない奴が表面だけ題名をなぞってみた、という本当に意味のない題名です。
 とりあえず、備忘録的に武道館ライブのあとにおこなわれた、2023年~24年の3つのライブについて書いていきます。

1.milet live tour "5AM" 2023

 私はファンクラブにも入っていないにわかなので、チケットはローソン先行で買っています。そういう貧弱ファンであるが故に問題になるのが、ツアーのどこのチケットを狙うかということです。今回は、今まで自分が行ったことのないハコである、という理由で、昭和女子大人見記念講堂へ。無事、チケットは当選しましたが、2階でした。

 ちなみに、昭和女子大について、「女子大に立ち入り!」というのはまあネタとしてはもちろん口に出していたのですが、それよりもやはり昭和女子大事件の現場としての昭和女子大のイメージが強いです。
 ついでに、人見記念講堂+女子大ということで、この「人見さん」は人見絹枝さんのことかと思ってしまいそうになりますが、Wikipediaによると、人見絹枝さんとは関係がなく、昭和女子大創設者の人見東明さんからとった名前だとのことです。なお、これを書いている2025年9月14日時点で、人見記念講堂のWikipediaのラストに藤井風さんのファン?が書いたと思われる「藤井風【2021年 1月10日 HELP EVER HALL TOURにて会場を使用した。】」という謎の1文が残されております。なぜここにこれを書こうと思ったんだ。

 とりあえず、セットリスト。Livefansに全面的に依拠しています。

1 Before the Dawn
2 Wake Me Up
3 Walkin' In My Lane
4 Parachute
5 inside you
6 Into the Mirror
7 HELL CLUB
8 December
9 Clan(5am mix)
10 broken
11 絆ノ奇跡
12 コイコガレ
13 Anytime Anywhere
14 Flare
15 Hey Song
16 Time Is On Our Side
17 Final Call
18 Noël In July
アンコール
19 Imagine [John Lennon]
20 You made it
21 Fine Line
22 Living My Life

 2階席だったこともあり、おそらく近くに関係者席が設けられていて、不自然な空席になっていたり、腕組みしてライブを見てる人がいたりと、若干空気がおかしかったですが、私の横にいた熱心そうなファンの方は本編中は着座しつつ、アンコールでは迷いながらもちゃんと立ち上がって応援されておりました。
 直近のアルバムである5AMをひっさげてのライブなので、もちろん選曲は5AMからがメイン。わたしゃHELL CLUBをちゃんとライブで聞けて満足してました。あと、MVがつくられていたHey Song、miletさんがコロナで出来なかったコール&レスポンスをやりたくて作った曲なんですな。確かにそういう曲なのに、なぜ私は気付かなかったのでしょうか。
 また、ここ人見記念講堂のある三軒茶屋はmiletさんが育った場所に近いらしく、この近くのコメダやらなんらに通っていたとかなんとか。非常に楽しい雰囲気のMCでした。次のGreen Lightsとの落差が……。

 Twitterで見つけたものを無断引用。

ラスト!ラジオは明日あげますー!おやすみなさい🌙 pic.twitter.com/2NpAbepOQA

— なつみ🌓milet (@milet_1029) October 17, 2023



人見記念講堂のWikipedia 入口 今回の配布物
アリーナツアーの告知と、グッズ
ブックカバー、最後の1つを買えました
本当は使用用と保存用の2つほしかったんだけど
hanataba 2階ロビー
楚形昭韻
トルストイ邸 ボルコンスキー邸 よく分からない像
昭和女子大 人見記念講堂入り口 脇の像
暗くて分からない
思索
ここは撮影OKだった気がする 不自然な空席

 初めて行った人見記念講堂、わたしゃ音響がどうだとかそういうことは一切分かりませんが、気になったのはロビーに飾られていた楚形昭韻。昭和女子大のブログで解説されてました。なんかよく分からんけど、昭和女子大側も「きちんとした楽譜も無く、どのような楽曲をどのように演奏するのかもよくわからない中で、演奏が試みられました。」とのことで、よく分かってなかったみたいです。興味深いですね。

2.milet 5th anniversary live "GREEN LIGHTS"

 そして、問題のこれです。これをどう消化したらいいのか、miletさんが2025年4月1日に休養宣言をして、わずか4ヶ月後の8月14日に復帰宣言をしたあとの今現在においても、自分的には全くもって扱いが分かりません。ソニー側がなにか仕掛けた、とはちょっと思いがたいので、やはりmiletさん側のものだと思うのだけれど、今もってモヤモヤが晴れません。

 とりあえず、事前に「今回のMCは大変なことになっている」「miletさん死ぬんじゃないか」という情報が漏れ伝わってしまっていたなか、やってきました横浜アリーナ。中途半端に早く着いたため、グッズは売り切れつつ時間を持て余すという困った状態。仕方なく、タリーズに避難。

新横浜駅デザインウォール とりあえず到着 タリーズに避難
90分も使わせてくれてありがたい
人が集まっております 場外案内図 見切り席かな?
当日券出てたのね
入ります
混んでるので
記念撮影コーナーはスルー
2階通路 貰ったチカチカ光る奴 入場済み 帰りは暗くなってました
グッズ ファンクラブ 次のライブ案内 エキストラ募集 これは2025年4月1日

 とりあえず、セットリスト。

1 GREEN LIGHTS
2 絆ノ奇跡
3 コイコガレ
4 checkmate
5 Higher
6 inside you(1番アカペラ)
7 Waterfall
8 Your Light
9 メドレー
  (HELL CLUB → Higher → Outsider → SEVENTH HEAVEN → おもかげ → us)
10 bliss
11 Anytime Anywhere
12 Wings
13 One Reason
14 邂逅
15 I Gotta Go
16 You made it
17 The Hardest
18 The Love We've Made
19 Who I Am

 前回とは異なり、今回は2階席でも基本的にスタンディング。事前に余計な知識が入っていなければ、序盤はもっと楽しめたと思います。いろいろ言われてる鬼滅2曲を最初に処理してからのcheckmate。たまらんですね。

 そして、話題のMCです。正確なMCはのちに発売されたBrochure of GREEN LIGHTSに全て記載されているのですが(このこと自体、今回のMCを商売にしようとしているようで、モヤモヤ感というか違和感があるのだけど。但し、Afterwordがついているので、そこに意味があるのだと思いたい)、さすがにこのような泡沫サイトでもそのまま載せるのはちょっとはばかられる気がするので、こちらもTwitterから無断引用させていただきます。

もう全然記憶力もメモ力もないんで、超ニュアンスですが、邂逅のときと、アンコールのMCだけでも🙏
#milet
#milet_GREENLIGHTS pic.twitter.com/If014nN0vC

— だぁ (@milet_dada301) March 20, 2024


4日間のMCをまとめたレポです。
似ていることを言ってくれてるところが多かったので、それぞれの日程で1番エッセンスが出てるところをベースに混ぜています。
今日はいきなり4日目って書いてるところからアンコール始まりました。#milet_GREENLIGHTS pic.twitter.com/LUHW6UGrhd

— なつみ🌓milet (@milet_1029) March 20, 2024


 また、既にこのときのライブDVDも発売されており、あらためて聞くと自分も冷静になっていて、そこまででもないかな、という気もしてしまいます(多分1回生で聞いたからだな)。
 とりあえず、この精神状態がリアルな(意図的につくられたものではない本物の)ものだとして、このMCを大阪横浜4回やったこと、というかこの精神状態であることを前提にセットリストやニケ像その他諸々を組み上げたことは、プロ意識なのかなんなのか、どう考えたらいいのか分かりません。
 そして、私のように流れで何回もmiletさんのライブに参加できる人間はいいとして、一生に一回のmiletさんな人もいる中で、こんな不安定な心情を吐露して「今日は自分のために歌わせてください」というのはどうなのか、というのも。「いや、自分のために歌うのはいいけど、それならそっちが金を払え」とまでは言わないけど。
 miletさんは芸名としてのmiletで生きてるので、まだいいのかもしれませんが、自分で歌詞を書くアーティストさんって特定の一場面の精神状態を切り取って歌詞に乗せて、それを全世界に向けて歌うわけで、考えたことがなかったけど、これってとんでもない作業ですよね。そこには本当の自分でない外に出すための綺麗事もあるわけで、仮に本名で活動していない芸名の作詞家であるとしても、やはり割り切れないものはあるのでしょう。真面目な人なら特に。
 そして、不安定な状態を余すところなくさらけ出すことも、非常に大変だったと思います。正直に生きるのは難しい。
 そういう正直な言葉を出したこのMCと、このライブ、miletさんという1人のアーティストの人生を1つの作品と捉えるなら、非常に意味のある瞬間だったのだと思います。miletさんは多分自分の人生を作品にして他人にさらけ出す覚悟を持ててたのかもな。最後をWho I Amで締めたことも、色々な解釈ができます。

 私はファンですから、そういう長大な大河作品を見る余裕はあります。ではあるもの、やはりこのライブが一生に一回な人もいるわけで、よくぞソニーはこれでOK出したな、というモヤモヤは拭えないのであります。それこそ、ファンクラブ向けのライブとは違うわけで。でもまあファンクラブ向けの内々のライブでこんな話が出てたらそれはそれでそこに行けないニワカとしてはモヤモヤが残るか。
 いやほんと、途中のメドレーコーナーとか、素直に楽しめたらどんなに良かったことか。てかみんな、よくぞ盛り上がれるな。映画のエキストラ募集とかそんなこと考えられる余裕なんかないぞ。

 既に知られているとおり、2025年4月1日、おそらくこの日エキストラを募集していた映画のプロモーション等の仕事が一段落ついたタイミングでmiletさんは一時休養宣言をおこない、それからわずか4ヶ月後、復帰します。このライブから休養までの間に(映画はいつ撮ったのか知らんけど(←髪型とか追いかけてない))Stairsでぱっと見元気な姿をみせるわけでして、このライブでの心情吐露と休養との関係は私には分かりません。
 とりあえず、モヤモヤが残ったライブだった、ということであります。

みなさんへ、読んでいただけると嬉しいです。 pic.twitter.com/yVFVqCnQbj

— milet(ミレイ) (@milet_music) April 1, 2025


こんばんは、miletです。
しばらく活動をお休みしてましたが、また歌いはじめたいと思います。
お休み期間に送っていただいた応援が、本当に私の力になりました。
待っていてくださったみなさん、ありがとうございます!
これからまた歌を届けていきます。
ライヴもします。… https://t.co/UcCrHikbFY

— milet(ミレイ) (@milet_music) August 14, 2025


 さて、お口直しに帰りは有隣堂に寄っていきます。
 ところで、新横浜に東急が通っててびっくりです。私の知らない路線が出来ておりました。



3.milet live tour "stairs" 2024

 さて。地獄のようなアリーナツアーから半年。次なるツアーは、普通のホールツアーです。ファンクラブ会員でもなんでもないので、miletさんがご自身のブログ等で何を書いておられたのか、などは知りません。とりあえずセットリスト。

1 Love When I Cry
2 Shed a light
3 You & I
4 Fine Line
5 jam(solo)
6 Before the Dawn
7 us
8 Somebody
9 レッドネオン
10 Anytime Anywhere
11 THE SHOW(short、一部原曲詞)
12 Undone / Imaginary Love / Higher(メドレー)
13 海原(新曲)
14 We All Lie
15 Wings
16 hanataba
17 Bluer
アンコール
18 Who I Am
19 Rewrite

 Who I AmをRewriteするという、曲名だけ見たらまた色々考えたくなるセットリストです。まあ深く考えたら負けでしょう。

 この日は2階席の隅の方でしたが、まわりが立ち上がってたので遠慮なくこちらも立ち上がれました。至って普通の、というか普通じゃなかったのはアリーナ1つだけですが、王道ライブでした。普通のライブなので、普通に楽しめました。普通に聞いてても歌うのが難しそうなhanatabaをどこでどう歌うのか、は気になっておりましたが、非常に綺麗に歌い上げておられました。
 MCでは、ツアー直前まで声が出なかった、というようなことをおっしゃっていましたが、今思えばこれもご病気の影響でしょうね……。

配布物

 使ったらどこかに落っことしそうだな、と思いながら買ったブックマーカー、使ってないのですが、使うまでもなく家の中でどこかにやった気がするぞ。なにやってんだ。


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