サンフランシスコ&ロサンゼルスでWaymoに乗った感想

このたびのCWCアメリカ遠征では、サンフランシスコとロサンゼルスに立ち寄りました。そこで、念願のWaymoに乗ることが出来ました。
実のところ、Waymoってサンフランシスコでしか走っていないのかと思い込んでおり、ロサンゼルスでも乗れたのは計算外でした。

乗っていてなにも違和感がない
乗った感想として、ビックリするほど、普通のタクシーとの違いがありませんでした。正直感動しました。
誰かに誘拐されて目隠しされてWaymoに乗せられた場合、おそらくその車がWaymoであることに気付かない自信があります。それくらい、乗っていて普通でした。

Waymo到着 Startを押してスタート 前方の眺め in SF ロサンゼルスにて
道路に設置されたコーンもきちんと読み込んでます

ピックアップ場所が急に動く
おそらく安全に止める関係かと思いますが、到着時に突然30mほどピックアップ場所が変わりました。そのせいで信号を1つ挟んで移動することになり、もちろん信号待ちのロスタイムも生まれるのでちょっと焦りました。
まあ数分は待ってくれる扱いなので、信号1つくらいならば問題ないのだけれど、それでもやっぱりね。
私のような一人旅ならばそれでも問題ないでしょうが、例えば病人や高齢者なんかだと急なピックアップ場所の変更は困るかもしれない。

地図の縮尺が変わってわかりにくいけど
Powell St.を挟んで反対側に移動した

サンフランシスコよりロサンゼルスがちょっと怖かった
サンフランシスコではダウンタウンの移動に、ロサンゼルスでは、郊外で移動するのに使いました。
ダウンタウンはスピードが出ない分、乗っていて恐怖感はあまりありませんでしたが、ロサンゼルス郊外の場合はスピードが出るので(速度制限35mph)最初はちょっと怖かったです。すぐに慣れたけど。

値段はUBER/Lyft比でそれなり
サンフランシスコでは、そもそも自分の「やることリスト」にWaymoが入っていたのでUBERとの値段比較はしませんでした。
ロサンゼルスで乗ったときは、UBER比で10ドル安いこともあれば、UBER最安、Waymoが数ドル高く、Lyftがそれよりちょっと高い、みたいなことも。Waymoが一番高い、という瞬間もあるにはありました。
結論として、人件費がかからない分強烈に値段が下がる、という感じではありませんでした。そもそもUBERやLyftが人件費をどこまで計上してるのかも知らんけど。また、ロサンゼルスはサンフランシスコほどWaymoが目立っていたなかったので(街が広いせいかもしれない)、単純な需給バランスでWaymoが高くなった可能性もあります。

ただ、当然Waymoにはチップの支払は不要なので、その分は安くなります。

以下、ほぼ同じ場所から検索したもの。UBERが最安だったのでUBERに乗りました。

Lyft
$48.99
Waymo
$45.44
UBER
$42.96

待ち時間もそれなり
現時点では台数が限られているので、Waymoの待ち時間はそれなりでした。まあこればっかりは普及しないとどうしようもない。
サンフランシスコは街中だと台数は多いですが、その分需要が高いのとサンフランシスコの一方通行の多さがネック。ロサンゼルスは広さに対する台数の少なさがネック、という感じでした。

車内はきれいでした
これはたまたまの可能性もあるけれど、自分が乗ったWaymoの車内はとてもきれいでした。運転手がいないからといってゴミが散乱していたりはしません。こんなにきれいに使えるのにどうして街中はあんなに汚いのか。利用者の民度の問題で済ませていいのでしょうか。
そういえば、日本だと酔ってタクシーに吐く人はまだまだ多いですが、Waymoでそれをされたらなかなかきついですね。車内録画はしているでしょうから清掃料は犯人に請求がされるだろうとして、乗ろうと思ったWaymoに嘔吐物があったりしたら時間ロス+精神的苦痛が半端ない。

コミュ障にお勧め
やはり嬉しいのが、乗ってからの会話がないこと。自分自身はUBERの運転手と話すことはそんなに嫌ではないのだけれど(英語の勉強になるし、サウジアラビア遠征ではアルヒラルサポの運転手と煽りあったりもしたし)、それでもやはり静かにしておいてほしい瞬間もあります。この点、Waymoは話しかけられる心配はないので楽ですね。
あるいは、「短距離だから運転手に何か言われるのではないか」「風俗に行くのに運転手に顔を見られたくない」といった問題もおきません。

自分が乗ったときの動画





日本でも2025年4月から実証実験スタートということのようですが、とりあえず自分としては楽しみです。タクシー運転手さんは大変でしょうが……。

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