ミラノ競馬観戦記 9/24


 今日はミラノでギャロップのレースが見られる日です。前日、トロットの第1レースが15時ころからだったので、きっとギャロップの第1もそれくらいだろうと見当をつけて競馬場に向かいました。
 前日、入口は調べてあったのでなんなく到着。どうやら、今日も無料で入場できるようです。入って、右側の売店(日本でいうタバコ屋のイメージ)でオヤジ達が「START」という昨日持ってた冊子を買っているのを発見。同じように買います。値段がわからないのでとりあえず5ユーロ札をだしたらおつりが来ました。
 そして、ひとまずスタンドに座って冊子をぱらぱら見ました。そして、何気なくジョッキーの名前を見ているとデムーロを発見。やはり毎レースのように乗っていました。さすがイタリアの人気ジョッキー。そして、さらによーく見るとなんと日本の青木芳之JKがいました。確か日本にいる時に新聞で彼がイタリア遠征していると読んだ記憶がありますが、まさか会えるとは思えませんでした。そして乗るのはは第1レースと第7レース。この時、すでに第2レースの時間だったので第7レースを楽しみに待つことにしました。
 サンシロ競馬場はかなり広いです。さすが大レースのミラノ大賞典をやるだけある。馬場の大きさは新潟以上と見ました。なんといっても直線1800メートルのコースがあるのはすごい。!!駅から外壁沿いを歩いてもなかなか入口につかなかったのも納得できます。
 とりあえず第2レースはスタンドで見て、次からパドックに行きました。なんかフレンドリーな空気がただよっていて、馬券オヤジと厩務員やジョッキーがパドックで会話していました。たぶん「調子はどうだい?」「まずまずだよ」って感じでしょう。日本でこんなことやったら、大問題になりますね。
 知ってるJKはデムーロだけだったので彼に注目してみました。そしたら、なんと驚くことに彼のパンツ(JKがはく白いウインドブレーカーみたいなの)の腰の後ろにひらがなで「みるこ」と名前が書いてありました。もちろん他のJKはイタリア語で名前が書いてあります。これには1人吹き出してしまいました。ひらがなで「みるこ」とはかなりお茶目です。
 馬券はこの日はデムーロを中心に買ってちょい浮きくらい。かなりの確率で3着以内に入ってきました。まあ人気馬ですけどね。
 レースはほとんど日本と同じ感じ。強いて言えば、ヨーロッパ特有の1団となって直線競馬というやつですかね。ターフビジョンがないし、掲示板に先頭の馬番が点滅するなんてことはないので自分の買っている馬がどこにいるのかさっぱりわかりません。実況もわからないし。屋内にはテレビがあるのでそれで見ろってことかもしれませんが、生で見たいし・・・。困ったものです。これにこりて実況でせめて馬番がわかるようにイタリア語の数字を覚えることにしました。イタリア語はスペイン語(第2外国語でやってた)と近いので案外覚えるのは簡単でした。1日で1〜10と20、30・・・100まではマスター。
 そしていよいよ青木の出る第7レース。このころにはイタリア語の「START」もだんだん解読できてきたので、青木が有力馬に乗るのでないことはわかりました。とりあえず、単勝オッズを確かめようと思って場内のモニターを見ました。そしたら、なんとスクラッチ!!かなり無念でした。日本で青木に声援を送るのと、ミラノで送るのはわけが違います。ベルモントで1日違いで蛯名を逃したのと同じくらショックでした。
 そのまま最終までおわり1人でとぼとぼ歩いて帰りました。今日もみんな車で帰ったようで回りには誰も歩いていませんでした。