メキシコ旅行記その10
1月4日その4
北のグループをへろへろになりながら見学したNPは、再びmuseo方面へ歩く分岐点へと向かいました。
「地球の歩き方」には、危ないから一旦入口からコレクティーボに乗ってmuseoへ行くべし、とかなんとか書いてあった記憶があるのですが、僕以外の観光客の皆さんも結構歩いておられましたし、なによりスペイン語が全く分からないのでコレクティーボに乗ったとしてmuseoの前で降りられるか分からない、という一種の対人恐怖症もあり、歩くことにしました。
いい感じの森の中を道が通っています。道は結構整っていて、歩きにくい、ということもありません。小川のせせらぎも気持ちよく、日光もほとんど木々で遮られているので、涼しい感じ。
時期が時期なら虫、特に蚊だらけでしゃれにならないのではないかと思われますが、幸い虫もおらず、疲れを忘れるほど、というのは嘘ですが、疲れが幾分か回復するほどの気持ちよさでありました。
とりあえず、歩いてて飽きません。これは大事なことだと思います。
そして、GroupCへの分岐点がありましたが、みなさんGroupCには見向きもせず、ひたすらまっすぐゴールを目指しておられたので、NPもそうすることにしました。治安面の不安、というよりも、単に疲れてたからなんですがね。ただ、1人で歩いてたらどっちに行くか迷っただろうな。
途中、滝がありました。滝、といっても、まあ大げさなものではありませんが、マイナスイオンたっぷり?で、気持ちいいです。滝に近づく階段(坂)が滑りやすく、小心者のNPは結構ビビりましたが。
そして、滝の脇にGroupB。これも名前にやる気が感じられません。そして、修復も全く進んでいないようです。滝の脇にある、ということは、ここに人が住んでたりしたのかな?でも、この滝っていつできたんだろ。
ま、GroupBはよく分からない、ということです。GroupCに行ってたとしてもこんな感じだったんではないでしょうか。そう思いたいです。「パレンケに行ってGroupCを見ないなんて恥ずかしい」とか言われるとへこむので、言わないで下さい。ま、名前からしてそんなことはないでしょう。
さらに進むと、Grupo los Murcielagos。なんでDではないんでしょう。てか、Aはどこいった。もしかして見落とした?ま、とにかく、グループの名前の意味も、遺跡の意味もよく分かりません。修復はまだまだ。
そして、吊り橋。なぜか判官館の橋を思い出しました。(北海道旅行記、携帯にメモだけ残ってます。書きたいし、書かねばならないこともあるのですが…。ぐへっ。)
つり橋から小川を見ると、水がきれいです。飲んでみたくなりますが、多分飲んだら大変なことになるんでしょう。当然飲んでる人はいませんでした。でも、非常にいい風景です。
てなわけで、道に出ました。ゴール。
あれ。こっちから入ったら入場料払わなくていいのでしょうかね?
こんな道 | 小川 | 滝 | 小川 | GroupB | |
GroupB | Grupo Murcielagos | ||||
Grupo Murcielagos | つり橋 | 小川 | |||
小川 泳ぐな、とは書いてあるみたいですが… |
ま、なにはともあれ、無事にmuseo前に到着。コレクティーボでいくより、よっぽど楽しめました。もちろん、遺跡→museo間のコレクティーボ内で何が行われているのか分かりませんが、何も行われてないでしょう。
道を渡ってmuseoに到達すると、売店が。そして、そこでは飲食物が売られておりました。待ちに待った食べ物です。
てことで、タコスを注文。
そして…出てきたタコスには、山盛りの生野菜がついておりました。
生野菜!…迷いました。正直、本気で、かなり迷いました。本体は非常においしく頂きました。腹減ってたので味の判断能力はゼロに近かったと言えばそうなんですが、腹が減ってなくても普通においしかったと思います。だからこそ、生野菜の処理に悩むのです。単に腹が減ってたからという理由だけで迷ったわけではないのです。
そして…捨てることにしました。多分大丈夫なんでしょう。多分。でも、繰り返しますが、NPは小心者なのです。万が一腹をこわしたら、と思うと、断念せざるを得ませんでした。なんせ、旅はまだまだ長いのです。
てか、そもそも本体の方も食べて大丈夫だったんかいな、という疑念も湧いてくるところであり、本体を食べたんだったら野菜もいってまえ〜、とも考えました。でも、やっぱりね。
おいしかったんですよ、これはほんとに。これで僕が単なる野菜嫌いの肉食(あるいは魚食)動物だったら別にいいんですよ。はい。
で、食べ物を捨てる、ってのはやはり罪悪感があるものでして、しかも大量に残すとお店の人に悪いよな、ということで、ナプキンに包むことに。掃除のおじさんがうろうろしてるので、それに見られないように、ささっと、数回に分けて包んだのでした。小心者ですね、ほんとに。
ということで、空腹感とカロリー不足はコーラでカバー。カバーできてるのか怪しいですが。
ま、一応遅い昼食もとったということで、museo内を見学。
見学しおえると、後はとことん暇人です。なんせ、次の目的地、メリダ行きのバスは21時15分発なのです。
てことで、museo前の広場で日陰スポットを見つけて休息。いやぁ、シャワー浴びたい。
休息がてら、読書タイムです。といっても、本を忘れてきたので、地球の歩き方を眺めます。はぁぁ。SAMなら横になってごろごろするところなんでしょうが、僕は普通に座ってました。目の前では、掃除のおばさん2人が掃除してます。のどかです。
2時間くらいボーっとして、コレクティーボで町に帰ります。帰りも$10。