2013年度白馬賞
賞 | 受賞者・馬 | その他の得票者・馬 太字は複数票入ったことを、 灰色はノミネートされるも得票ゼロだったことを表す) |
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馬事文化賞 | 該当無し | 馬追の映画 | 香里奈 | 藤田の本 |
優秀騎手賞(勝利度数部門) | 御神本訓史 | 福永 | 浜中俊 | |
優秀騎手賞(勝率部門) | 川田将雅 | ルメール | デムーロ(Cの方) | |
優秀騎手賞(賞金部門) | 福永祐一 | 岩田康成 | 内田博幸 | |
騎手大賞 | − | |||
特別騎手賞 | 浜中俊 | 菱田 | ||
最優秀障害騎手賞 | 高田潤 | 五十嵐 | ||
最優秀新人騎手賞 | 分からない | |||
最劣等騎手賞 | エルドリッジで勝てなかった人々 | 幸のJCダート | スザクで勝てなかった人 | |
最劣等新人騎手賞 | 分からない | |||
優秀調教師賞(勝利度数部門) | 角居勝彦 | |||
優秀調教師賞(勝率部門) | 藤原英彦 | |||
優秀調教師賞(賞金部門) | 角居勝彦 | 池江 | ||
調教師大賞 | − | |||
特別調教師賞 | 該当無し | 白井寿昭 | 矢作芳人 | |
最優秀新人調教師賞 | 分からない | |||
劣等調教師賞 | 白井寿昭 | 該当無し | 寝てる | |
最優秀生産者賞 | ノーザンファーム | 高山牧場 | ||
最優秀馬主賞 | サンデーレーシング | |||
カムバック賞 | 後藤浩輝 | ウインバリアシオン | 寝てる | |
裏切り賞 | エルドリッジで勝てなかった人々 | 兵庫ジュニアグランプリのスザク号 | トレヴ | 開催してなかったバンコクの競馬場 |
引退特別賞 | 安藤勝巳 | オルフェーヴル | エイシンフラッシュ | |
お笑い大賞 | ブットバセがぶっ飛ばした | JCダートの幸 | エイシンフラッシュ | ケッキセヨがケッセキヨ |
フェアプレー賞 | 該当無し | 分からない | ツヤマル | |
ラフプレー賞 | 北村友一 | AJCCのベリー | ブットバセ | |
ベストレース賞 | 有馬記念 | 香港スプリント | ||
年度代表馬 | ロードカナロア | オルフェーヴル | メイショウマンボ | ホッコータルマエ |
最優秀2歳牡馬 | ハッピースプリント | ニシケンモノノフ | アジアエクスプレス | スザク |
最優秀2歳牝馬 | レッドリヴェール | |||
最優秀3歳牡馬 | キズナ | エピファネイア | ロゴタイプ | マイネルホウオウ |
最優秀3歳牝馬 | メイショウマンボ | デニムアンドルビー | アユサン | |
最優秀4歳上牡馬 | ロードカナロア | オルフェーヴル | ゴールドシップ | ホッコータルマエ |
最優秀4歳上牝馬 | ジェンティルドンナ | ヴィルシーナ | メーデイア | |
最優秀高齢馬 | フジノウェーブ | エスポワールシチー | トウカイトリック | |
最優秀セン馬 | ブラックステアマウンテン | メイショウナルト | カレンミロティック | |
最優秀障害馬 | 該当無し | アポロマーベリック | ブラックステアマウンテン | |
最優秀ダート馬 | ホッコータルマエ | エスポワールシチー | ハッピースプリント | メーデイア |
最優秀短距離馬 | ロードカナロア | |||
最優秀父内国産馬 | 該当無し | |||
最優秀持込場 | エイシンフラッシュ | 該当無し | ムニン | |
最優秀外国産馬 | アジアエクスプレス | エーシントップ | ||
最優秀逃げ馬 | エスポワールシチー | ハクサンムーン | トウケイヘイロー | |
最優秀追込み馬 | ハープスター | 該当無し | ||
最優秀サイアー | ステイゴールド | ディープインパクト | ||
最優秀ファーストクロップサイアー | ヨハネスブルグ | |||
最優秀メアー | 該当無し | |||
最優秀ブルードメアサイアー | Storm Cat | |||
最優秀内国産種牡馬 | 該当無し | |||
特別馬賞 | スザク | 該当無し | 寝てる |
NPのコメント
第17回目を迎えた白馬賞。
今年度は,2014年1月4日,都内某居酒屋(途中で時間切れで追い出されたので2店舗)にて行われた白馬新年会にて,選定されました。なお,「歴史ある白馬賞選定が行われた店として宣伝してほしいので席を用意するから名前を出してくれ」という依頼は随時受け付けておりますので遠慮無く。
出席者はトリ,K氏,BT,長老,そしてNP(書記)です。昨年と同じメンバーですね。今回はメール投票なしでした。
また,基本的に年度代表馬を除いて上から順番に決めていくのが通例なのですが,今年も前年同様,馬事文化賞をラス前に決めました。
毎年のことですが,一応ルールを確認。過半数であろうとなかろうと最多得票者・馬が受賞。最多得票が複数並んだ場合は同時受賞。但し、「該当なし」と特定の人・馬等が同数で並んだ場合、後者が優先されます。
また、「分からない」という項目はそのまま、「当該項目にふさわしい受賞者・馬が分からない」ことを意味するのですが、「該当なし」のように(この項目にふさわしい馬は存在しない!という)積極的な意味は持っておらず、ただ単に投票者の予習不足であることを示します。とはいえ、両者は結構ごちゃ混ぜになっている場合もあります。
なお、上記ルールの例外として、「会長特権」「書記特権」が発動される可能性があります(された場合は明示します)。
以上をふまえて、一部の項目についてコメントをつけたいと思います。コメントは(白馬の総意とは関係なく)完全にNPの独断と偏見に基づきます。関係者の皆々様におかれましては,コメントに対して深く突っ込まないようにお願いいたします。
馬事文化賞:特にこれといったものがなく,2000年以来の該当無しとなりました。「馬追の映画」は「祭の馬」です。香里奈さんは大賞典後のインタビューで「今のレースはご覧になりましたか?」と聞かれていたのがとても印象的でした。現代新書から出た藤田の本は今年話題になりました。
優秀騎手賞(勝利度数部門):過去にいろいろある騎手なのでてっきり受賞歴があるかと思いましたが,意外にも白馬賞初受賞でした。
特別騎手賞:浜中騎手は危なげない騎乗で口取りに貢献してくれたナイスガイでした(但し,最劣等騎手賞も同時受賞しているので奢らずに精進してほしいものです)。菱田騎手は若手戦での好騎乗で見事に決起。本年以降にも期待です。
最優秀新人騎手賞:昨年は菱田中井のデッドヒートでしたが,今年は本気で新人が思い浮かばず。
最劣等騎手賞:馬主さんが激おこぷんぷん丸です。幸のJCダートは1番人気だっただけに目立ちました。
優秀調教師賞(勝率部門):調教師によって数を使うか数を絞るかの違いが出ていて興味深いですね。最終的に賞金を取ってくれれば問題ない,という感じでしょうか。
劣等調教師賞:馬主さんが激おこぷんぷん丸です。実は白井先生は1998年以来2度目の受賞。1998年はS.W.のコメントによると有馬でやらかしたとのことなので,裏切り賞と合わせると直前回避でもしたんだっけか。全く記憶にありません。
カムバック賞:昨年,「ここでレコード大賞との相互交流が図られるのが通例となりつつあります。」と書いたのですが,今年は晴れてカムバック賞がレコード大賞の部門賞に採用されたため,今後は交流はなくなるものと思われます。本賞は,故障明けでエスポワールシチーでホッコーやワンダーを撃破した後藤騎手が受賞,屈腱炎あけでオルフェーヴル引退に華を添えたウインにも票が入りました。
裏切り賞:馬主さんが激おこぷんぷん丸です。トレヴは想定外の強さに,バンコクの競馬場はJAIRSのサイトだとやってることになってたのに,現地に行ったら閉まっていたのでした。
引退特別賞:安藤勝巳とオルフェーヴルという,時代を作った両名が引退しました。どちらもお疲れ様でした。
お笑い大賞:同厩2頭出しの結果があまりにも衝撃的でした。
ラフプレー賞:裁決に納得いかずに机をぶっ飛ばした北村友一が受賞。レース外での功績が認められたのは2009年の藤田騎手以来です。
ベストレース賞:歴史的名馬2頭の引退レースがノミネートされましたが,有馬記念が受賞となりました。
最優秀2歳牡馬:白馬の夢を打ち砕いて圧勝したハッピースプリントが受賞。2歳牡馬部門は意外にもNAR所属馬初受賞。
最優秀3歳牡馬:JRA賞では大差がつきましたが,白馬賞では接戦でした。
最優秀4歳上牡馬:JRA賞はオルフェーヴルが受賞して話題となりましたが,白馬賞はここもカナロア。
最優秀高齢馬:去勢中の事故で急逝したフジノウェーブ。11歳で東京スプリング盃4連覇はまさに偉業です。
最優秀障害馬:中山大障害からの逃亡劇が原因で同賞初の該当無しに。
最優秀父内国産馬:最近は父父内国産でないと受賞が難しくなっており,白馬賞を軽々しく渡すわけにはいかないという白馬の会の強い姿勢が見て取れ……るわけではなく,単に裏ルールが本ルール化しつつあるっていうだけですね。
最優秀持込馬:エイシンフラッシュが見事4連覇達成。来年以降,この賞の存在意義が本格的に問われます。
最優秀外国産馬:アジアエクスプレスはエイシンフラッシュのようにこの賞をとり続けることはできるでしょうか。
最優秀追込馬:該当無しにも2票入りましたが,同票の場合はハープスター優先であります。
最優秀ブルードメアサイアー:ロードカナロアとキズナの母父が同じであることを発見してしまったNPへの温情でStormCatが受賞。
特別馬賞:口取りの栄誉を与えてくれたスザク号が見事受賞。
年度代表馬:ロードカナロアが満票で白馬賞三冠達成です。
総合的に見て,今年はあまり議論が紛糾することもなくすんなり決まった印象です。単にみんなが競馬を見ている時間が減って各馬への思い入れが減りつつあるだけかもしれませんが。