桜花賞のでーた

  さて、一体更新するのはいつ以来なのか、このコーナー。
  久しぶりの対象レースは桜花賞です。

  一応、データ集計対象は手許の競馬ブックに載っている過去10年、とさせていただきます。また、登録馬は月曜段階のものです。
  もともと、チューリップ賞組、しかも、チューリップ賞上位入選組が強かったレースではありますが、数年前の番組改正で、旧4歳牝馬特別と桜花賞の間隔が1週伸び、それ以降微妙な変化が生まれてきている感もなくは無いです。
  ですが、全般的に、近走で好成績を残している馬が強いレースではあります。そのため、馬連万馬券決着は10年でわずか2回(これを「わずか」というべきかどうかはその人が穴党かどうかの問題でしょうが)。一方で、1000円台の配当が出た年は4回。さらに3桁の年も1回。この時期の牝馬が走るにしては堅いです。また、掲示板をはずした1番人気馬も3頭のみです(これも「のみ」をつけるべき数字なのかに疑問が出るかと思いますが)。

  ではデータ。

  前述のとおり、実績馬がなんだかんだいって強いレース。
  1. 前2走のうち、いずれかで3番人気以内になっている
 ことが条件となります。ツィンクルブライドもこの条件を満たしてるんですね。ま、ダート1200の500万条件戦ですが(笑)。
  これによって、ウィルビーゼアサクセスビューティサンターナズソングシェーンクライトブライアンズイブマチカネテマリウタミズイロンデルが真っ先に消えました。トライアル勝ち馬2頭が含まれている点に注目ですね。
  似たようなデータとして、
  2. 前2走とも、一桁人気
という条件も出てきます。
  消えるのは、オースミバーディーです。今度は重賞2着馬が消えてしまいました。

  次に、
  3. 前走は芝
という条件もあります。ま、前走がダートだと「魔の桜花賞ペース」についていけないのではないでしょうか。
  アイノブリーズエアリングメイセイプリマの3頭が消えました。果たして出るのでしょうか、この3頭。

 続いて、
  4. 前2走、いずれかで連対
という条件もあります。
  ツルマルグラマーブルーリッジリバーの2頭が消えました。
  5. 前走が重賞でない馬は、そこで3着以内
  これはかつてのチューリップ賞連外し馬は出世しない、という迷信の影響を受け継いでいるでーたです。ちなみに、この迷信を破壊した馬はメジロドーベルなのですが、この迷信があったが為にドーベルは春のクラシックで買い損ねました。
  昨年の阪神JF2着馬、アローキャリーが消えます。

  前走はトライアルであるケースが多いので、人気は分散しがちですが、前々走はそうはいきません。
  6. 前々走では2番人気以下、もしくは連対
というデータがあります。前々走で高評価を受けている、受けていない馬はそれに反発して好成績を残す、ことが要求されているのです。
 チューリップ賞勝ち馬、ヘルスウォールが消えます。

  使いづめがよくないのは周知の事実。
  7. 前々走は2月以前
というデータがあります。もっとも遅いのが2月25日のファイトガリバーで、この年の桜花賞は今年と同じ4月7日でした。
  このデータで消えるスマイルトゥモローの前々走は3月2日で、ファイトガリバーが桃花賞を勝った次の週に黄梅賞を勝ったことになります。やはりこれはきついのではないでしょうか?

  もう1頭減らします。
  8. 前走で2桁着順の馬は、そこで1番人気
である必要があります。前走2桁着順からの巻き返しは大幅に馬体を絞ってきたチアズグレイス(チューリップ賞1番人気10着)だけです。
  ここでG1馬タムロチェリーが消えるわけです。


  この結果、残ったのは
     オースミコスモ
     カネトシディザイア
     キョウワノコイビト
     シャイニンルビー
     チャペルコンサート
     マイネヴィータ

  の6頭、うちマイネヴィータは回避を表明しているので、実質5頭が残りました。
  今年の混戦ぶりならオースミ‐シャイニンでも馬連10倍つくんじゃないかなあ?どうでしょうか。
  やはりデータルームからは堅めの結果が出てきました。
  それでは、ここらへんで失礼いたします。また会う日まで。

追加

  これは過去10年の連対馬20頭全てに該当するデータではないのですが、
  9. 阪神コースの経験がある
  というのが19頭に共通するデータのようです(競馬ブックそのまま)。ちなみに、該当しなかったのはマル地のユキノビジンのみ。ユキノビジンは中央ではクロッカスSを走っています。
  このデータを使うとシャイニンルビーが消えます。ま、「岡部」というのも桜花賞に関しては消しのデータのような気もしますが。
  シャイニンルビーを消すと、残るのはマイネヴィータを含めて5頭、実質4頭になるので馬券上非常にやりやすくなります。

  というわけで、今回の推奨馬は以下の5頭(実質4頭)
    オースミコスモ
    カネトシディザイア
    キョウワノコイビト
    チャペルコンサート
    マイネヴィータ

  週末の結果が楽しみです(^^)