松山旅行記その2

 続いて、ホテルへのチェックインを済ませ、荷物を軽くした後、いよいよ道後温泉へ向かうことになります。

 ですが、その前に、愚陀佛庵を目指すことになりました。正岡子規には名前的にちょっとした思い入れがあり、夏目漱石はなんといっても千円札でしたから(もちろん著作も読んでますが……ふと、何も読まずに「こころ」の感想を書いた高校時代の恥ずかしい記憶が蘇りましたが)、どっちもそこそこに思い入れがあります。他方、「坂の上の雲」は読んでないので、秋山兄弟がなんなのかは全然分からず、坂の上の雲ミュージアムには全く興味が湧きません。(秋山真一郎ミュージアムがあったら、ちょっとキョウエイマーチの展示を見に行きたいな、と思ったりしますが。)
 まあ、そんなわけで、再び路面電車に乗り込み、大街道で下車。
 いやぁ、栄えてます。鹿児島の天文館的雰囲気がありますな。三越がありますね。四国には三越が多いんでしょうか(外に高松しかしらんけど)。

 で、ここで大街道とは逆方向を目指します。
 まず、ちょっと霧の森菓子工房に寄ってみました。人気の霧の森大福は売り切れ。お茶を買っていこうかちょっと迷いましたが、結局荷物を増やしたくないのでやめました。
大街道近辺から松山城を見上げる

 で、坂の上の雲ミュージアムの横をすり抜けて、愚陀佛庵へ。途中、萬翠荘の横を通りましたが、ちょうど工事中らしく、ロココ様式の面影まるでなし。
 萬翠荘から愚陀佛庵に向かう道には、藤の花がきれいに咲いておりました。

 そして、人気のない階段を上がっていくと、愚陀佛庵に到達します。
 ひっそりとしたたたずまいです。涼しく、静かで、なかなか居心地良さそうな場所ではありますが、夏は蚊が多いのではないでしょうか……。
階段を上る 愚陀佛庵
禁煙の文字が光ります

 てなわけで、愚陀佛庵を見終えたNPは、ようやく道後温泉に向かうのでありました…。

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