白馬レコード大賞決定座談会
白馬レコード大賞選定委員会委員長 トリ
これは白馬20号に掲載された記事に注釈を加えて、WEB上にアップしたものです。
座談会がいつ開催されたかはもはや記憶が定かではありませんが、2000年のセンター試験直後と思われます。センターで何点だったという話をした覚えがあります。
〜時代背景〜
1999年といえば、SPEEDが解散発表した年であります。小室が一時期の勢いを失いつつあり、逆につんく♂が「Loveマシーン」を出し勢いを伸ばしつつあります。本物のレコード大賞はGLAYの「Winter,Again」です。
白馬的には半分が浪人、半分が大学1年生という状況。浪人生は暇なので毎週水曜にマックで会合を開いていました。これを読めば、白馬レコード大賞に不可解な項目がたくさんあるのが理解できるかもしれません。みんなバカなんで一部の方には不愉快にさせる記述があるかもしれませんが、お許しください。
斜線は2004年につけた注釈です。
トリ:ここに白馬レコ大を決定する会を開きたいと思います。
まずは最優秀新人歌手から。私は八反安未果さん。
注:伊秩ファミリーということで推しています。最近、セミヌードになりました。
NP:いや。宇多田さんでいーんでないの?ヒステリックブルーとか?
集計期間がよく分からんですけど…。
SAM:宇多田さんじゃひねりなさすぎじゃない?
長老:宇多田やヒスブルって去年なの?
トリ:では本物のレコ大通り八反さんで決定。
注:決定方法は例によって極めて強引です。
次は演歌部門。「孫」でいいんじゃない。
NP:「孫」しかしらない。あと、CMで流れまくってるえんむすびのうたって今年?
SAM:「孫」には演歌ミリオンを狙って欲しいね。
長老:↑これも知らない。
トリ:というわけで「孫」に決定。次は歌唱賞。私は宇多田ヒカル。
NP:おなじく。
SAM:じゃ次。ロック部門。
注:次々と部門が出てきますが、すべてその場の思いつきです。
トリ:GLAYでいいんじゃない。GLAYのサバイバル。
S.W.:宇多田さんて何?謎。
とりあえずハイスタ。
注:会長はマイナーバンドに詳しいです。
NP:「ロック」の定義がムズいところが気になるけど、うーむ。じゃあGLAYね。
SAM:やっぱTMNでしょ
注:SAMは小室好きです。
トリ:じゃあ、多数決でGLAY。
次は女性ソロシンガー。もちろんhiro。
注:トリはSPEED特にhiroが好きです。
BT:宇多田でいいんじゃないでしょうか。
S.W.:んー。吉田美和の声は良いと思う。
NP:相川ってかくと、だれも賛同しなそうなので、hiroを阻止するために宇多田。
SAM:というわけで、トリに聞くまでもなく宇多田ということに。
長老:まっ、hiroではないので、逆転はないです。
せーよー:いやいや、藤圭子でしょ。
注:なぜかせーよーの意見がしばしば無視されて進行することがあります。
トリ:じゃあ、いいよ。宇多田ね。次は優秀4人女性グループ。
注:当然ながら、SPEEDを意識して作られた賞です。
NP:しかたないのでMAX。他にいいのがいない。
BT:4人女性グループってMAXぐらいしかいないんじゃないでしょうか。
S.W.:MAX以外にいるの。
SAM:当然マックス。もう4票で過半数だからこれでMAXに決定。
トリ:MAXの「銀河の誓い」ということで。
注:「銀河の誓い」は伊秩氏が作っています。SPEEDにしたかったものの渋々納得。
次、今年で解散を決定したり、引退をした人にあげる賞。
というわけでSPEED。
注:もろにSPEEDを意識した賞です。
NP:聖飢魔IIってことで。
S.W.:山崎一夫。
SAM:聖飢魔IIに一票。
長老:解散を決定したりってのが強引だね。
トリ:聖飢魔IIはずっと昔から99年解散を決定していたので却下。というわけでSPEED。
次はベストプロデューサー賞。
NP:TRFのダンサーから文句がきました。現役アーチストには逆らえません。というわけで、前の項目をつづけます。ボクはT-BOLANにかえます。
SAM:聖飢魔II派はみんなT-BOLANを支持するそうです。よって、T-BOLANに決定。ということでプロデューサー賞に戻りましょう。やっぱ世界のTRFのプロデューサー小室哲哉に一票。
トリ:っていうかね、歴史的な価値を考えるとT-BOLANはないよ。この会には良識ある人はいないのかね。
注:良識ある人は浪人中のセンター直後にこんなことしてません。
BT:話題がよくわからないけど、引退した人は、T-BOLANにします。
S.W.:僕スピードのCDもってないけどねT-BOLANはCDもってるからね。T-BOLANでしょう。
せーよー:T-BOLANって“マリア”って曲出してない?よく知らないけど、“マリア”っていったら、やっぱ黒夢でしょ。っていうことで、賞はSADSの清春に。アレ、黒夢も解散、去年かな?
注:また流されています。
NP:プロデューサーはねぇ、やっぱつんくでしょ。そーいえば、日経エンタでのプロデューサーランキングで1位こむろはいいとして、2位つんく、3位яkはないだろ。B’zとZARDを生んだプロデューサーがなんでそんな連中の下なんだ!!
注:NPは織田哲郎のファンです。なおこの年代はプロデューサーにかなりの注目が集まり、そんなランキングまでありました。
トリ:そう。日経のランクで伊秩氏は10位なのになぜяkが3位。あいつの代表作は上原多香子だろ。絶対に変だって。まあ、99年だけ考えればつんくかな。
SAM:じゃあ、日経1位ということも含めてTKに決定します。
というわけで、次はベストシングル&アルバム賞。まずはシングルから。
注:これまた不思議なことにSAMのTKという意見は無視されてつんく♂が受賞しています。
トリ:シングルはだんご3兄弟でしょ。
NP:まあね。
SAM:じゃ次アルバム。
BT:ZARDのベストが話題になりました。
NP:いかにもビーイング。さすがビーイング。
トリ:でも、First Loveにはかなわないでしょ。
SAM:これも決まりかな。何か反論ある人は?
S.W.:はい「雲、射抜ヶ声」。
注:誰も知りませんでした。
トリ:次、企画賞
NP:もうつんく!
SAM:やっぱつんく、他にいないっしょ
トリ:じゃあ、つんく。
もうネタ切れなのでそろそろ大賞にいきたいと思います。
NP:だんご
BT:紅白にも出てたしいいんじゃないでしょうか。
S.W.:だんごだんご
トリ:hiroでAS TIME GOES BYがいいと思います。
SAM:はい、だんごに決まり。
NP:それでは3本じめ!
いよー!
トリ:まだ全員投票してないし。
長老:いや、いいでしょ
トリ:いや、っていうかダンゴじゃ白馬らしくないし、それにシングルはダンだからね。みなさんにはダンゴはかんべんしてもらうことにしてもらってよろしいのではないかと思っています。
というわけで、AS TIME GOES BYに決定。
注:最後まで強引でした。
今(2004年)になって読んでみると、各賞の項目はかなりいいかげんにできましたね。よくもまあ毎年続いているものです。当時はかなり音楽には詳しかったですが、最近はヒットチャートについていけなくなり、老いを痛感します。