あっぱれアパパネ〜2010秋華賞〜

 杉本清氏の著作に,かつて杉本氏が関東のアナウンサーに「杉本は評判がいいが,一生ダービーの実況はできない」と陰口を立たれたが,杉本氏は逆に「三冠の実況をできるのは関西のアナウンサーだけだ」と見返した,という趣旨の記述があったと記憶しております。出典となった本は実家に置き去りなのでしっかりとした引用はできませんが。

 そう,三冠達成は京都競馬場でのみ成し遂げられるものであり,関東人には縁遠いものなのであります。そして,そのことは一時的四国民であっても変わりません。
 「三冠達成」……競馬ファンならば一度は夢見るその瞬間。その現場に立ち会うチャンスが今ここに!!

さんふらわあの中で食べたカップラーメン
学生時代のNPを知る人は信じられないでしょうが,今年食べたカップラーメンはこれで2回目
卒業後通算でも2回目
大阪と言えばハンブルク,
なのは競馬ファンはみな知ってますね^^
ハンブルクから送られたフンメル像だそうです
サンマルクの朝食
見た目とちょっと違う味で個人的には残念
 というわけで,フェリーで海を渡り,大阪南港(ちなみに,コスモターミナルはかの有名な大阪南港事件の現場からはそれなりに距離があるので実地探検したい人は注意)から京都競馬場へ。
 途中,北浜のサンマルクで朝食。


 そして,京阪淀駅へ。

 急造お城マニアとしては,淀城をしっかり見なくて良いのか,という疑問もわいてくるわけでありますが,ここで城よりも競馬を優先させてしまうあたりが急造の急造たる所以であります。

 そんなわけで,大量のダメ人間達の流れに乗って,ダメ人間は競馬場に向かいます。
 ふと横を見ると,なにやら新しい淀駅が。以前京都に行ったときから,淀駅も進化しているようです。
 それにしても,競馬場へ向かう人の多さに感動。ちょっと前に行った佐世保のF2開催の1日総入場者数を1本の電車から降りた客で超えてるんじゃないか,とさえ思えてしまいます。
 で,競馬場入場口。周囲を見てると,記念入場券が発売されているように見えません。あれれ。三冠がかかったレース,というと,JRAが二冠馬の銅像作って三冠達成間近のお祭りムードで出迎えてるんじゃなかったでしたっけ。う〜む。

 そんなわけで普通に回数券使って入場。念のため後から確認しましたが,やはり記念入場券は存在しない様子。レーシングプログラムも普通。あれ,ポスターつけてくれないの?とりあえずどこかにあるはずのアパパネ像を探しに行くプランもあったのですが,いつもの競馬場通りの行動をとることに。

 到着は1レースが始まるかはじまらないかというタイミングだったのですが,スタンド前方の(日中日が当たる)席はがらがらで,あっさり座席キープ。あれれ。なんか昔の府中の方が混んでないか。気のせいかな。

競馬場へ向かう人 パドック 相変わらず放置されるスティルインラブ記念碑
ここにアパパネも加わるのか!?
加わるとしたらオークスのサンテミリオン分
欠けた形にしてくれるといいな
相変わらず人気のライスシャワー記念碑
何かを忘れてた,と思ったらニンジンを
買ってくるのを忘れてたのでした……
馬頭観音 いつのまにかできていた
ターフィーショップだけの建物
京都競馬場の名物と言えばこれ
カレー味のタマネギの入ったホットドッグ

 さて,馬券はというと,面白いように裏目裏目の流れでかすりつつも外れ続けます。
 途中疲れて数レースパスして(予想は当然外れている)損害を減らしつつも,あたる気配無し。
 この日は誰がどう見ても先行有利で,そこまで中途半端に分かっているから,人気薄の先行馬を買いつつ相手が抜ける抜ける。
 時系列は前後しますが,府中牝馬Sもセラフィックロンプはちゃんと買ってるのにテイエムオーロラを抜かすアホッぷり。単にコブサクを嫌っただけなんですが,宮崎買うならコブサク嫌ってる場合じゃないだろ,と自分に突っ込み。この衝撃の抜け馬券のせいで秋華賞を迎えるNPはかなり盛り下がっていたのでありました…。

 そんなわけで,第15回秋華賞!!
 写真自体は逆光で悲惨なことになってますが……。
 
馬体重発表!! レースが近づく! 誘導馬

1 レディアルバローザ 牝3 55 幸英明  
2 ベストクルーズ 牝3 55 三浦皇成
3 ショウリュウムーン 牝3 55 四位洋文  
4 アプリコットフィズ 牝3 55 武豊  
5 サンテミリオン 牝3 55 藤岡佑介  
6 コスモネモシン 牝3 55 和田竜二  
7 レインボーダリア 牝3 55 秋山真一郎
8 オウケンサクラ 牝3 55 内田博幸   
9 アグネスワルツ 牝3 55 柴田善臣   
10 アニメイトバイオ 牝3 55 後藤浩輝
11 エーシンリターンズ 牝3 55 福永祐一  
12 アンティフリーズ 牝3 55 松岡正海  
13 ディアアレトゥーサ 牝3 55 安藤勝己  
14 タガノエリザベート 牝3 55 小牧太
15 アパパネ 牝3 55 蛯名正義     
16 クラックシード 牝3 55 吉田豊  
17 ワイルドラズベリー 牝3 55 池添謙一
18 プリンセスメモリー 牝3 55 浜中俊
 ここまでさんざん三冠三冠言いつつ,馬券はアパパネ2着付け。当たっても嬉しいし,外れても三冠の現場を見られて嬉しいという外れのない(3着以下になることはまずないだろうという見立て)馬券であります。いやまあ1着抜けもあり得ますが。
 となると,1着馬を探すわけです。テーマは,タレンティドガールを探せ!……というわけで,アニメイトバイオを実質本命,その他ワイルドラズベリーやら幸(三冠ジョッキーが三冠を阻む!というのも美しい)やらレインボーダリアやらを買います。

 そんななかで,上記府中牝馬Sで心をへし折られて,秋華賞!!

輪乗り スタート!!
最後の直線に!! アパパネ!! 審議中

 というわけで,アパパネの完勝といっていいレース。
 アパパネ三冠達成!!
 ……に,水を差す審議。

 審議のせい?なのかなんなのか,蛯名コールもアッパパネ!!っというコールも特になし。いやまあ特に大騒ぎに乗っかるタイプでもないので(いまだかつてレース前に拍手したこともない),別にいいんですが,なんか拍子抜け。まあ,大騒ぎした結果降着したりしたら大変だからね。

 そして,1〜5着馬は審議と無関係なことを知らせるアナウンスが。
 すると,場内は拍手に包まれました。非常に温かく,三冠達成を迎え入れる雰囲気でした。
 飛行船も花火もない三冠達成でしたが,そんなものはなくとも,場内が温かく三冠を祝う,非常に良い雰囲気でありました。審議のせいで時間的余裕が生まれ,秋華賞外した人が最終レースのパドックに流れていっていたためかもしれませんが。

第15回 秋華賞(GI)
サラ系3歳 2000m 芝・右 (国際)牝(指定) オープン 馬齢 天候:晴   芝:良
1 15 アパパネ 牝3 55 蛯名正義 1:58.4   34.1 490 -4 国枝栄 1
2 10 アニメイトバイオ 牝3 55 後藤浩輝 1:58.5 3/4 34 458 -6 牧光二 6
3 4 アプリコットフィズ 牝3 55 武豊 1:58.6 1/2 34.4 428 -4 小島太 2
4 17 ワイルドラズベリー 牝3 55 池添謙一 1:58.7 クビ 34.2 468 -6 中尾秀正 4
5 1 レディアルバローザ 牝3 55 幸英明 1:58.7 クビ 34.3 474 -12 池江泰郎 15
6 13 ディアアレトゥーサ 牝3 55 安藤勝己 1:58.9 34.8 488 6 畠山吉宏 10
7 16 クラックシード 牝3 55 吉田豊 1:59.0 1/2 34.2 412 -12 鈴木康弘 13
8 7 レインボーダリア 牝3 55 秋山真一郎 1:59.1 3/4 34.9 452 -12 二ノ宮敬宇 12
9 9 アグネスワルツ 牝3 55 柴田善臣 1:59.1 アタマ 35.3 470 2 宮本博 7
10 18 プリンセスメモリー 牝3 55 浜中俊 1:59.2 クビ 34.2 396 16 高橋義博 17
11 8 オウケンサクラ 牝3 55 内田博幸 1:59.2 クビ 35.2 504 10 音無秀孝 8
12 2 ベストクルーズ 牝3 55 三浦皇成 1:59.3 3/4 35.3 430 -12 松田博資 14
13 12 アンティフリーズ 牝3 55 松岡正海 1:59.3 ハナ 34.7 464 6 坂口正則 18
14 6 コスモネモシン 牝3 55 和田竜二 1:59.4 クビ 35.1 448 -4 清水英克 11
15 11 エーシンリターンズ 牝3 55 福永祐一 1:59.5 3/4 35.4 462 6 坂口正則 9
16 3 ショウリュウムーン 牝3 55 四位洋文 1:59.6 1/2 35.2 460 -2 佐々木晶三 5
17 14 タガノエリザベート 牝3 55 小牧太 1:59.7 3/4 34.9 490 4 松田博資 16
18 5 サンテミリオン 牝3 55 藤岡佑介 2:00.7 35.6 460 0 古賀慎明 3

確定! 祝!牝馬三冠!

表彰式

 というわけで,三冠達成の瞬間(考えてみたら具体的にどの場面が「瞬間」なんでしょうか。ゴールの瞬間,1〜5着が確定した瞬間,全着順確定した瞬間,の3とおりが考えられるところですが……やっぱりアパパネの着順が確定した瞬間なのかな?)を現場で見ることができました。
 馬券は相変わらず裏目ってこの日の流れを象徴している感じでありましたが,競馬場全体が(注:上述のとおり,秋華賞を外した人はスタンド裏パドックに集結していたと思われる)祝福ムードに包まれ,いい雰囲気でした。
 アパパネ号,関係者の皆様,おめでとうございます。

 そして,NPはこのまま住之江ナイターで連闘。

旅行記旅打ち住之江連敗の夜