おおまちうまめぐりその2(大町観光草競馬)

 そんなわけで,運動公園に到着。近くにサークルKがあったので何か買っていこうかとも考えたのですが,とにかく早く着くことを優先させました。
 運動公園から土手を上り,河原に下りると,そこには競馬場がありました!年1回の草競馬ですが,そこはしっかりと競馬場として整備された河原でした。むしろ,土手の方がどこから登ったらいいのか迷う感じ。まあ,所詮土手なのでどこから登ってもいいんだけど。

 到着時,馬場ではトラックが水まき中でした。到着時間は10時50分頃。10時開始なので開始からまだ1時間たってないし,なによりまさか11時から昼休みなんてこともないだろう……という期待に反し,実はこの時点で既にお昼休みになっておりました。これだったら10時30分から開始にでもしてくれればよかったのに,というのは完全に観光客目線の話でして,1日に2回走る馬からしてみたら昼休みは出来るだけ長い方がいいよなー。
 ちなみに,このとき水まきを担当していたのは昭和興業さん。やはり名前が紹介されておりました。

 さて。信州の草競馬は望月以来約1年半ぶりです。で,望月には多数の店が出ており,観客も非常に多くいらしておりました。なので,同じ信州,ここ大町も似たようなもんだろうと思っていたわけです。朝,宿の方に草競馬を理解していただけなかったあたりで若干不安は覚えてましたが。
 だがしかし。これまで行った草競馬のなかでは,雨が降っていた多度に次ぐ一般観光客の少なさでありました。ちょっとというかかなり予想外。広報がいまいちなのか,それともかつて思いっきり広報したけれども空振ったためにこうなったのかは不明であります。
 でもまあ,いちおうお店は屋台が5つ出ており,近くにサークルKもあるので,観光客の環境的には多度よりもいいかなー。

 びっくりしたのは,出走表に馬名が書かれていないこと。実況では馬名を言ってもらえるので,ちゃんと登録時に馬名は出しているはずですが,それをしっかりと聞き取らないと馬名は不明なままであります。
 個人的に面白かったのは協賛者。金沢競馬が協賛しております。これまで特に協賛者に注目してたわけではないですが,地方競馬が協賛しているのは初めて見た気がします。また,高ボッチ高原と望月の草競馬会が協賛者に入っています。あれれ,安曇野は?

土手から馬場を見下ろす
いや〜,馬が並ぶ姿はいいですねー
お店 午前中のレース 散水&馬場整備中
協賛者一覧 馬場

 そんなわけで,お昼休みは続きます。
 お昼休みのイベントとしては,まずは乗馬体験。ここの乗馬体験は,ちょっと大きめの馬に乗って半径数メートルくらいの円をぐるっとまわる,というものです。特筆すべきは,乗馬体験できるのはお子様だけではなく,大きなお友達も体験できるということです。昨今競輪業界あたりは年金支給日と売上げがあまりに連動しすぎて末期症状感をあらわにしておりますが,かといって年金世代を無視できないのであります。そんなわけで,ここで馬と触れあわれた皆々様におかれましては,是非帰宅して金沢競馬の馬券を買っていただきたいものです。残念ながらPATなりなんなりの申し込み方法が書かれたビラは皆無でありましたが。そういえば,どの草競馬会場でもリアルギャンブルに関する広告を見てない気がします(今回の協賛金沢競馬が例外)。これは意図的に排除しているのか,それとも宣伝効果がないと判断されているのか,あるいはそもそも存在を認知されていないのか……。

 また,お昼にはおにぎりの無償配布がありました。あまり邪魔したら悪いので自分は手を出さず。観客数はそれほど多くない印象でしたが,それでもおにぎりは無くなっておりました。こんなことやったら屋台の方々から「営業妨害だ!」と苦情でもきそうなものですが,そんな野暮なことはしないのであります。

 それにしても,長野だから寒いのかと思ってたら暑いです。そんなわけで,近くの橋の下で涼みながら休息してました。石なのでゴロゴロできないのが残念。

馬の待機所 2角あたりから ボロ
乗馬体験中 馬とアルプス 自分の昼飯。大阪焼。 おにぎり配布中
土手から見る景色 馬運車 川とアルプス
護岸のために岸にネットがありますね

 そんなわけで,1時間30分ほど時間をつぶして,いよいよ12時30分から午後のレースであります。
 午後はほかの草競馬同様,午前中の結果を踏まえたレース構成。ここはポニーも中間種も2回走ります。とりあえず,いつものようにレースごとに場所を移動しながらレース観戦。
 まずは中間種。これは当初1周とされていたのですが,「馬主さんの希望で2周になりました」とのアナウンスが入ります。こういう自由さがいいですね。とある馬の騎手は「うちの馬2周は無理だよー」と泣きを入れておられましたが……。それでも,ちゃんと2周走りきっておりました。
 そんなわけで,最初のレースを見終えた感想として,とりあえず砂煙が凄いということ。まあいなべでもそれなりのものを見ていたのでびっくりというほどではなかったですが,それでももの凄い量の砂煙が上がっておりました。

午後のレース 4角付近から
アルプスとコースと馬を1枚で撮ろうと思ったらここしかないのですが
いかんせん腕がついてこない…
4角から3角を見る 発走を待つ

 つづいて,午後の第2レースはポニーレース。
 そういえばさっきは遠くにいたので確認できませんでしたが,ここ大町では,入場すると各馬はメインスタンド(本部席)の前に向かいます。そこでお清めの塩が渡され,塩を馬体に振りかけます。草競馬っぽさが出ていていいですね。それにしても,いつからお塩をかけてるんでしょうか。世が世なら塩って結構貴重品だったんじゃないかと思ったり。


 ここの特徴は,実況の方が騎手のことを「添乗員さん」と呼ぶことです。最初は聞き間違えかと思いましたが,そうじゃありませんでした。記憶が正しければ,望月ではそういう呼び方をしていなかったので,信州内でも統一されていないと思われます。このあとの高ボッチと安曇野が楽しみです。
 そして,ここの実況は非常に上手い。臨機応変に各馬・各人を応援します。聞いていてほほえましいです。この自由な実況こそがまさに草競馬。
 そんなわけで,ポニー大。ここはポニーレースも普通のものと比較的大きいポニーとに区分けしております。ちなみに,午前中のポニー小レースは10頭立て。そこまで馬場が広くないここ大町で10頭立てのレースをするってのはなかなか凄いな。
 ちなみに,33番の騎手は全国1位だったと紹介されておりました。JRAのベイビージョッキーズですな。いやぁ,全国1位って凄いですよね。そんなわけで,このレースも1着でした(もちろん馬の善し悪しもあるんだろうけど)。また,おそらく本格的に騎手を育ててるんだと思いますが,一部の馬主さんがお子様の騎手を非常に厳しく甘やかさずに育てているのが見えました。是非とも頑張って将来は立派な騎手としてヤジられ……もとい,大レースを制してほしいものであります。

本部席 本馬場入場して塩をまきます スタート前 スタート

 競走馬丙はビデオモードで撮ってたので写真なし。競走馬丙ということは,競走馬(おそらく軽種だと思われる)の最下級クラスですが,これでも5周走ります。1周505メートルとのことですので,5周でも2500mをこえます。この日東京競馬場で行われていたとされる日本ダービー(個人的にはどうでもいいレースになった)よりも長いことを実況で強調されておりました。まあ,長さと速さは別物なのはみんな分かってるので,突っ込むのは野暮です。2500mなので,「目黒記念よりも長い!」とアピールしてくれるとNP的にはにやにや出来たかと思われますが,それでニヤニヤできるのは競馬中毒者くらいでしょうからこれはやむなし。
 で,ビデオ見て思い出しましたが,ここはスタート時にファンファーレが鳴ります。が,JRAに汚染されておらず,独自のファンファーレでありました。ちなみに,スタートは白旗が上がるとスタート準備完了,振り下ろしてスタートという方式です。馬場の広さはいなべとそこまで違わないような気がするのにスタート成功率が圧倒的に高い(というかやり直しがなかった)のは,各馬そこまで位置取りにこだわっていないことと,1レース当たりの出走数が少ないことが理由だろうな。

 続いて,ポニーA。いわゆるポニーの決勝です。
 そういえば,結局今に至るまで串木野ほど落馬が頻発するポニーレースを見ないのだけれど,結局串木野はなんであんなに落馬と逸走が多かったのでしょう?
 このレースには金沢からの馬が2頭出てました。金沢競馬が協賛してることとなにか関係あるんでしょうか。せっかくだからJBCの宣伝すればいいのに…


 で,競走馬乙。3頭立て。出走はマツカゼショット,キタイセ,シュレックであります。3頭とも相良に,マツカゼショットとキタイセはいなべにも出ておりました。みんな陸上の川内選手並にあちこち転戦して走りまくってるな……。体調整える陣営もたいしたもんです。


シュレック

マツカゼショット

キタイセ

 続いて7レースは中間種。実況される馬名をメモろうとスタンバってたのですが,6頭もいるとダメでした。
 このレース,6頭もいて6頭が横一線になって1コーナーに入ってきます(スタートがそろってるのが凄い)。そのため,大外の馬は砂の部分ではなく,芝生部分にまで振られます。これ,見ていて落馬するんじゃないかとひやひやします。なにせ,芝とダートの境界といえば,競馬ファンはシンボリルドルフが脚を痛めた場所とインプットされているのです。いや〜,本当にレベルが高くて素晴らしい。


大外の馬はここの芝生部分を
走っていたのであります

 そんなわけで,いよいよ最終レースを迎えます。最終レースを前に,馬場整備と散水が入ります。ついでに自分も栄養と水分補給がてら,本年初かき氷。ちなみに,ここにはゴミ箱はないのでカップは駅までお持ち帰りです。


 さて,そんなわけでメインレースにして最終レース。出走は3頭。マツカゼオリュウ,シナノロード,サラノシャスール。3頭目はよく聞こえなかったので,もしかしたらシャトゥールだったりするかもしれません。
 最終も6周。約3000mですから,菊花賞とほぼ同じ。他方,午前中のレースは3周ですから,1500m。望月もそうでしたが,信州のレースは(中央競馬的)短距離と長距離の両方を走らないといけないから大変ですな。カミノクレッセ的万能力が求められます。
 長距離戦ですが,やはりスタートは大事。サラノシャスールの行き脚がつかず,結局最後までこの出遅れが響いた結果となりました。ただ,草競馬のいいところは,1頭の行き脚がつかないときに,他馬の関係者も声を出して馬を走らせようとするところです。皆ライバルではありますが,他方で協力して競馬を盛り上げようとしているのであります。
 そんなわけで,マツカゼオリュウは2番手から途中シナノロードを交わして先頭に出て,見事1着。アナウンサー氏も語っておられましたが,この日はマツカゼ軍団が最後3連勝と,やりたい放題勝ちまくるという結果になったのでした。おそらくですが,関係者の方のブログですね。自分用に勝手にリンクはっておく。


1頭出遅れ…

速すぎてなかなかピントが合わない

圧勝の跡

 そんなわけで,草競馬も無事終了。正直,相良いなべと全馬無事に終わらなかったので,自分的にも厄落としが出来たようでよかったです。

土手上の案内
使い回せる仕様です
ポスターでは葉の色が赤いのですが
いつの写真を使っているのだろうか
橋上からコースを見下ろす 川の景色 アルプスも見納め
仏崎観音寺博物館へ

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