よっしゃこい夜さ恋

 さてさて,徳島では久々に友人と飲んで,翌日は吉野川ラフティング。これはおっさんには体力的にきつかったですが,でも非常に楽しめました。
 ってな具合に皆さんと旧交を温め,阿波池田で降ろしてもらいました。これからは再度単独行動。皆さんが元気に徳島空港や電車で東京や大阪に戻られるのを尻目に,こちらはさらに東京から遠ざかって高知に向かいます。

 高知に行くのはおそらく四国から東京への転居前に土佐黒潮牧場高知競輪に行って以来です。

ビジネスホテルふじしま
大変安価で助かりました
吉野川 阿波池田

 さて,高知競馬場へは過去多分2回訪問しており,1回目は白馬10周年記念特別の日,2回目は黒船賞の日です。
 で,今回は初めてのナイターってことになります。

 3回目なので交通事情は概ね把握できてます。というのは実は嘘で,僕の頭の中では無料バスは廃止但し黒船賞当日のみ運行,だったのですが,どのタイミングだったか忘れましたがで長老が高知に行った際,実は無料バスが復活していることを教えてもらっていたのでした。
 ですが,人が徳島から到達したのに合わせて無料バスが走っているわけがなく,タクシーで突撃です。高知駅から競馬場まで,2240円でした。まあ,初期出費は仕方がない。
 あと,高知駅からスーツ着たおっさんが一目散に高知競馬へ,と言ったせいか,タクシーの運転手さんに「今日は何かあるのか」と尋ねられてしまいました。う〜ん,地元ではおそらくその程度の「何かないと行かない場所」になってるんだろうなあ。

入口 外向販売所 両替 指定券売場
今は中で買うため,完全閉鎖

 さて,居並ぶ新聞売店で福ちゃんを購入し,ちびっ子広場を横目に,スタンドに向かいます。明るいうちに撮っておける写真は撮っておきたいんだけれど,3回目なのでまあ特になにもなく,目新しいものとしては「福永洋一記念 開催記念碑」程度かな。
 ところで,場内案内を見ていて気付くことがあります。かつてあった,ハルウララ記念館(正式名称不明)がなくなってます。これ,いつなくなったんだろうか。前回の黒潮賞の訪問記を見ている限り,特に写真はないので前回訪問時に既になくなってたのだろうか。でも,前回は特にハルウララ記念館が無くなってることに違和感を覚えた記憶が無いんだよなあ。しかし,ハルウララの痕跡は,スタンド壁にくっつけられたぼろい絵だけになってしまったのか……。というか,最近競馬を始めてここを訪れた人にはなぜスタンドに「ハルウララ号」という馬の絵が飾られてるのか分からんだろうな。高知で大活躍した歴史的な馬だと思われてもおかしくない。


ハルウララの痕跡

 さて,スタンドに入ります。とりあえず荷物を預けたかったんですが,スタンドに入るところにある荷物預り所が絶賛閉鎖中。これっていつから閉鎖されてるんだろうか。というか,閉鎖するくらいなら「荷物預り所」の看板外しても良さそうなもんですが……黒船賞の日には開くのかな?
 仕方がないので,スタンドの椅子の上に荷物を置いて移動します。なお,あとでスタンド奥の事務室内にコインロッカーを発見したので,荷物はそこに移動しました。せめて荷物預り所のどこかに「奥の受付にコインロッカーあり」って書いてくれればいいのに。ちなみに,ここのコインロッカーはお金が返ってくる方式ですので,無料で使えました。


閉鎖された荷物預り所 福ちゃん 多頭数のため2枚組

 てことで,身軽になったのであとはいつも通り場内探索しつつパドック見てお金をすり減らしていくだけです。なお,この日は大井ナイターをフルに併売してました。一応映像は流れて現地で馬券を買うことは可能ですが,新聞は無かったように見受けられました。
 とはいえ,過去に2回訪れているので特段目新しいことはそんなにありません。パドック奥にある馬頭観音を訪れるのは多分初めてかと思いますが,最初に高知に行ったときの旅行記を書いてないので,当時自分が何をやっていたかは完全に記憶の外であります。
 なお,マンペイの石碑もあります。マンペイは,競走生活は国営競馬で行い,その後種牡馬として高知にて多くの競走馬を算出したようです(Wikipediaにはマンペイ単体の記事はなく,マンペイ記念のみ。ここが詳しい)。高知競馬場内に残る,この手の記念碑はマンペイ・ハルウララ・福永洋一の3つだけってことでいいのかな。あと,高知に三冠体系ができた直後に三冠を達成したカイヨウジパングや,その後の三冠馬オオギリセイコー・グランシングあたりを顕彰する顕彰碑とか,簡単なものでもあってよさそうなものですが(それこそハルウララの絵みたいな……でもあれだとあると逆にみすぼらしくて逆効果か)。
 高知の市史とか見たらいろいろ面白い高知競馬の話とか乗ってそうですが,高知の市史を見るために図書館にこもる時間がない……。あるいは,「高知競馬●年史」とかを編纂したりしてないのだろうか。

スタンドから馬場を見る
西日本で日の入りが遅いこともあり,まだ明るい
Winning Post 馬券売場 両替窓口は完全閉鎖 パドック掲示板
いつから電光になったんだろう
とりあえず前回(2009年)は手書きでした
パドックを上から 馬は奥から出てきます 周回中,ここで休む馬も
どういうルールなのか
よく分からない
地方競馬は整列して
礼する場が多いように思う
室内の係員も
礼してるのが印象的
馬頭観音と,地蔵菩薩,あと右のはなんという仏さんでしょう? マンペイ記念碑

 さて,高知は,スタンド裏の奥に食堂街があり,スタンド裏直結の場所に店が出ています。これ,今まで詳しく知らなかったんですが,どうも奥にある「まるまん」が出店してたり,かつて奥にあった「はっとり」が奥を閉鎖してこっちだけに専念したりしているようであります。このあたり,どういう経緯でどうなってるのかよく分かりません。
 それは別にいいんですが,びっくりなのが,店が閉まるのが結構早いこと。19時ころには雰囲気が怪しくなり,19:30には閉まります(とりあえずはっとりはその際一部商品に多少の割引あり)。まあ自分は完全な夜型人間で,普段夕食を20時過ぎてから摂取するので,自分を基準に物事を考えたらいけないのは重々承知はしているのですが,それにしたって最終の1時間以上前に閉まるってのは閉店早すぎないっすかね。
 とまあ,文句をたらたら言っているのは,単にアイスクリン食べ損ねたことへの逆恨みです。失礼しました。

売店名も載っている
場内案内図
「まるまん」は営業中
こっちの「はっとり」は閉鎖
シャッターの中に1店舗だけ営業 ここってもともと何のスペース? ここもシャッター街
アイスクリンは普通の日にも
ちゃんと売られてました
焼きそば やきとり スジ煮 閉店ガラガラ

 そして,ちょっと自分の記憶が定かで無いのが,「ハルウララの展示が行われていた場所」。どこでやってましたっけ?食堂街の中に1つ大きな建物へのガラス窓があったので,そこでしょうかね?あと,その中に映画関係の展示とかもあった記憶ですが,ああいうのってどこにいったんでしょうか。高知市の博物館とかに寄贈されてるのかな?

よくわからないログハウス このイベントステージは
使われてそうな雰囲気

 てことで,順番が前後しまくってますが,そんなわけで久々の高知競馬は馬券的には大惨敗でした。そんなわけで,ってどんなわけだか自分にも分かりませんが。前々回,つまり初回はパドック+人気馬でそれなりにいい成績だったので,今回も基本的にはその方法を踏襲したんですがね……。正確には,途中まで前々回の方法を忘れてて途中から踏襲したのか。でもまあ,それなりに惜しいところまではいったので,ひたすらフラストレーションだけが溜まっていくというわけではなかったので,まあヨシとします。
 そういえば,知らない間に高知でもキャッシュレス馬券機ができてました。電光掲示板とといい,それなりに設備更新はしてるようです。ナイターでそこそこのお金は入ってるんだろうな。でも,見たところキャッシュレス方式で買ってる人はごくわずかで,ほとんどの人は従来通り窓口で買っておられました。高知側も一応パンフは置いてましたが,今となっては特に積極的に勧誘するわけでもなく,なんか失敗感がありあり……。

エイシンメンフィス
3レース発走前に触れあえるようです
キャッシュレス端末 ご注意
ノミヤへの注意はですます調ですが
未成年者の注意は断定調です
一応喫煙所で分煙
ですが,線があるわけでもなく
スタンド2階の裏側 スタンド2階からの景色 スタンド3階は特観席
この日は有料と張り紙あり
多分場外の日は無料なんでしょう
エレベーターもあります
スタート(スタンドから) 奥にもちょっとだけ遊技場
馬場前ではボール遊び禁止です
(ほかの場所なら簡単なボール遊びOKってことかな)
スタート(脇から)
馬が近くていいですね
全馬枠入り完了して
係員が外に逃げます
スタート直後
車輪の跡を綺麗にしております 4コーナーを回ってくる馬たち 夜のスタンドとコース。これぞナイター
しかしレースの合間とはいえ,人がいないな……
ちびっこファームは使用中止なのか保護者同伴時のみOKなのか,
張り紙だけではよく分からないですが,とりあえず電気がついてたので保護者がいればOKなのではなかろうかと
外からだとよく分かりませんが,中には小さい和室もあるみたいですね
払戻率はこのように
変更されております
基本的に3連系は買わないので
特に問題なしです
飲み物自販機コーナー
夜のスターター パドックは基本的に
座って見ます
パドックの控え室内 トイレ
思い出したように用語辞典が貼られてますが,一体何の意味があるのか……

 てことで,荷物を回収して,帰りは無料バスに乗って帰ります。3連休の真ん中の日曜夜という,それなりに人が入っていい日だったからかもしれませんが,バスは座席が満員近くになってたように思います。
 なお,高知の帰りの無料バスと言えば置いてきぼりを食らった痛い過去を思い出すところでありますが(なので早めに出て早めに乗りました),一応普通にしてれば乗れる時間に出発してました。また,タクシーの出待ちも何台かはきてました。

受付
ここにコインロッカーあり
いまいちなにがしたいのか
分からないですが,
モバイル端末がいくつか
置かれておりました
見てはいけないものを
見てしまった気がする
帰りのバス

 てことで,素直に就寝して明日に備えます。



阪神競馬場土佐黒潮牧場

 
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