ガッツ玉野競輪

 長浜市から松山に戻るにあたり,そのまま直接戻っては面白くありません。途中,玉野で記念競輪が開催中,ということで寄ってみます。
 玉野競輪場に行くのは,かつて高松に住んでいた際に行ったとき以来となります。9年ぶり2回目。この日は岡山に泊まって,岡山からバスであります。記念競輪の日曜(かつ,決勝の日)ですから,そこそこは混雑しておりますが,かといって満員御礼,というほどではないという微妙なバスでありました。
 ちなみに,これを書いている令和2年現在,玉野競輪のバスは大幅に変更されていて,宇野行きもバスからジャンボタクシーに変更になっているようです。まあ,このあたりは時代の流れですね。令和2年の玉野記念はなんとびっくりコロナウイルスで無観客開催となってしまったので,記念競輪時の交通がどのようになる予定だったのかは分かりかねるのであります。

バス乗り場

 そんなわけで,玉野競輪場に到着です。大きなゲートがお出迎えする姿は,今は亡き船橋オートをちょっと思い出します。
 記念とは思えない静かな雰囲気は,さすが玉野という感じですね。

入場口 ペット禁止 暴力団も禁止 ガッツ玉ちゃんのおひな様 場内案内図 ガッツ玉ちゃんは
英語を使えるようです
正門サービスセンター
呼び鈴方式

 玉野のなにがいかんて,入場者数に比して観客席が多いことですね。昔はここが埋まってたのでしょうが,ちょっと信じがたいところです。もちろん,音漏れ防止とかその他の目的もあるんだろうけど。
 そんなわけで,閑散とした4コーナー観客席に座って,様子を見ます。

観客席からの眺め
傾斜が緩いので思ったよりも眺めがよくない
座席 通路 便所! 男子専用トイレ
「専用」という部分にこだわり
今は使われていない
1分前・3分前表示
便所への通路

 児島もそうですが,玉野も食事の貧弱さはなかなかのものです。瀬戸内海に面した場所なのにもったいない,と数年に1回しか来ない奴が言ったところで話になりません。これだけ客が少なかったら毎日新鮮な魚を仕入れて提供してほしい,なんて無茶な注文ですな。でもまあ,食堂跡地にヤマザキが入っただけでも上出来です。ただ,平成も終わろうとしている世の中,看板に「めし」と出てくるとタイムスリップ感がでてよいですね。私は昭和人間なので「めし」表記を見るとくにおくんの時代劇を思い出します。まあ,年1回の記念に食堂が追いついてないのは仕方ないところです。
 ただ,昭和人間を嬉しくさせるのがここに設置されている灰皿。JTじゃありません。日本専売公社です。日本専売公社時代のものにしては綺麗すぎる気もして,もしかしてどこかに公社マニアがいてあえて公社のまま塗り直してるんじゃないかと疑いたくなります。

ヤマザキチャリロトプラザ うどんラーメン丼めし カレー 日本専売公社

 この日は記念なので,ステージイベントも充実しております。まあ,予算なりな感じもありますが,他方で地元のヒーローを呼んだりしていて,地方の競輪場の記念競輪という感じが出ていてよいですね(西武園でも似たようなものを見た記憶があるな)。でも,「ヒーローショーやってるから競輪場行ってくる!」というお父様方は果たしてどれだけ車券を買うお金をお母さんにもらえてるんでしょうか。
 そして。驚かされたのがこのショーの中身。普通に正義のヒーローが悪役と戦ってアクション!みたいな感じでは無く,正義のヒーローが悪役から穴車券勧められて,しかも悪役からお金を借りる,みたいな展開です。あれ,これ消費者センターの広報でしたっけ。ほほえみマリン大使もヒロイン役やるだけかと思ったら,ブルゾンちえみのものまねとかしてるし(まあ顔の方向性がそっちなのは認めるところだが)。いやあ,ご当地ヒーローとはいえ,ここまで突っ込んだ中身を見せてくれるとは。おじさん感激です。
 そして,競輪学校合格者紹介。私は別に岡山の人間ではないので,特に誰に思い入れもないしな……と思っていたら,見覚えのあるマークのついたウェアを着てる青年がおりました。カープファンではなく,正真正銘の出身者のようです。中央出身者というと,やはり成田和也が思い出されるところで,是非とも頑張ってほしいものです。これを書いてる2020年3月時点では,4にんのうち佐伯だけがS級にあがってるようで,このまま大きな怪我無く,師匠の河端さんともども頑張ってください。

本日のイベント 岡山と言ったら本田さん マグネットもガッツ玉ちゃん 記念恒例決勝進出選手紹介。
毎度おなじみヤマコーの司会でお届けです。
佐々木さんが花輪をかけます
地元のヒーロー本田晴美!ではなく東児ライダー8のショーです
玉野ほほえみマリン大使も参加。毎年玉野の記念競輪のPRに駆り出されているようです。
グラビアアイドルの佐々木麻衣さん。恥ずかしながらまったく存じ上げない方でした
岡山の出身かと思ったらそうではなかったので元ミスマリンちゃんとしての
集客に期待したのでしょうか……
競輪学校合格者紹介
佐伯,高井,田中,山崎
これを書いている2020年3月時点で,佐伯がS級2班で出世頭です

 そして,あとは場内をぷらぷらしながら車券を買うといういつものパターンであります。
 イベントステージまわりに人は集中。

ステージ周りの雰囲気 ちょっと奥に行くと人がいなくなる
マリンスタジオ。ガッツ玉ちゃんが並んでいます
玉野
閉鎖された窓口
なぜか青森のポスターが使われている
場内を美しくしましょう
昔ながらのポスターです
みなし直線表
西宮や門司はないけれど
まだ花月園びわこ一宮がある
大量の小銭での購入は
ご遠慮ください!!
つり銭のいらないよう
お早めに投票ください
早めに投票することと,
つり銭がいらないようにすることと
関係がないのがポイント
「つり銭が出る場合には」なら
分かるのだが
ネット中継 玉野飲食店組合
持ち込みは禁止とのこと
かわいげのあるガッツ玉ちゃん 南門付近 喫煙所

 観客席をふらふらと。2角の奥まで行けます。ここまでくると人は少ない。

メインスタンド1角寄り メインスタンド4角寄り 使われなくなった掲示板
スタンド後方 スタンド内 スタンド前の様子
あらためて4角付近から 観客席の行き止まり。2角付近

 また,玉野は旧特観席に無料で入ることができます。まあ,入ったところで特にいいことがあるかというと疑問が残りますが……。

スタンド上部から旧指定席に入ることができます。あえて案内を残しておくセンスがよいですな 売店跡地 通路と穴場
使われなくなった欠場情報 指定席からの眺め
窓ガラスに限界が……
座席 視力測定できます

 また,1角スタンドの2階も室内席になっております。メインスタンドもこちらのスタンドも,柱や窓枠が多く,時代を感じさせる構造になっております。耐震性大丈夫なんでしょうか。
 それにしても,この客席が埋まるほどの入場者数だった時代があった,というのがまったく信じられないんですが……。玉野でグランプリでもやったんでしょうかね。


 ちなみに,選手入場時はガッツ玉ちゃんが先陣を切って入場。いろいろとパフォーマンスを見せてくれます。中の人大変ですね。(写真の順序は入れ替えてます)

敢闘門 先陣を切って出迎える玉ちゃん
いったん戻る 脚見せのときに再登場 走る
走る 踊る 帰る

 そんなわけで,決勝。村上が優勝です。地元の岩津は2着。

車番 選手名 年齢 府県 期別 級班 着差 上り 決まり手 H/B
1 1 村上 義弘 42 京 都 73 SS 11.6 差し
2 3 岩津 裕介 35 岡 山 87 SS 3/4車身 11.8 差し
3 9 金子 貴志 41 愛 知 75 S1 3/4車輪 11.6
4 7 石井 秀治 37 千 葉 86 S1 1/2車身 11.7
5 8 早坂 秀悟 31 宮 城 90 S1 1/8車輪 11.9
6 6 堤 洋 41 徳 島 75 S1 1/4車輪 11.9
7 2 神山 拓弥 30 栃 木 91 S1 3/4車身 12.0
8 5 原田 研太朗 26 徳 島 98 S1 3/4車身 12.2 B
9 4 吉田 拓矢 21 茨 城 107 S1 8 車身 13.0 H

お出迎え 表彰式に向かう玉ちゃん
自力で走らねばなりません
こっちは自転車で インタビュー
表彰 花束贈呈 担当は佐々木さん 記念撮影

 そんなわけで,無事記念競輪も終了致しました。これを書いている2020年は,コロナウイルスからの自粛によって玉野記念は無観客開催となり,売上も惨憺たるものになってしまいました。丁度この直前くらいに,玉野競輪場にホテル併設構想が持ち上がっていただけに,この構想の結末が気になります。
 また,2019年には宇高フェリーが完全消滅という事態も発生しました。自分が初めて玉野競輪場に行ったのは高松からのフェリー利用だったので,なんとも寂しい気持ちになります。
 なんにしても,瀬戸大橋ができた後の玉野市は市の発展のために変わらなきゃならんわけでして,そのためにも競輪が盛り上がってもらえるといいな,と無責任に思うのでありました。

 そんなわけで,おまちかねのバンクウォークです。バンク内を歩くのは立川以来でしょうかね。

中に入りました 決勝線 鐘は取り外されてます 玉ちゃん 1角へ向かいます
とりあえずのぼりたくなるのは人間の性 4角〜3角方向 座ったり記念撮影したり
NPは独り者なのでこういう作業はしませんできません
下に降りました
降りるのも危険です
見上げる 本田さんが話しながら
歩いて行きます
スタンド 選手宿舎 1角の様子
写真の撮り方が下手なので壁感が出ないな
解説を続ける本田さん スタンドやらまわりの建物やら
敢闘門 掲示板 3角 向正面の直線 2C 審判台
スタンド 地下への道 人のいなくなったスタンド 緑の玉ちゃん

 さて。玉野競輪を堪能したので,帰ります。もうバスはいなくなっているので,駅まで歩きます。まあおおよその距離感はつかんでいるので特に問題ありません。
 ただ,電車の時間が迫ってたせいで最後ダッシュする羽目になりました。いやはや。

新聞売り場 ご来場ありがとうございました あらためて,入場門 向かいにはこども文化ホール
競輪場の向かいに作るとは
英才教育ですね
今も使われてるのか謎ですが
ご来場ありがとうございました ←の裏側
本日開催
太陽輝くシーサイドバンク
山の中にあるので
あまり海沿い感の無い
競輪場なんだけどな
ザ・病院という感じの病院 港町らしく,金比羅神社があります
夜時間は無かった。無念
駅に近づく
終点大好きなのです
でも,時間が無いから
綺麗にピント合わせる時間も無かった

 んで,宇野から児島へ。児島に行くのも久しぶりでした。今はジーンズの町として売り出し中です。児島は前回行ったときに下津井城へのサイクリングをし損ねたので,再訪しなければならない町なのです(2019年,実際に再訪しました)。まあそれは次回までのお楽しみ。
 前回訪問時よりも駅構内のジーンズ色が強くなっており,また,前回行ったときにあったボートの展示がなくなってました。この野郎,裏切ったな。

宇野駅。なんか気取ってフランス語使ってますね 茶屋町で乗換
Kojima Jeans Station 悪そうな顔をした桃太郎 わしゅうくんとGパンダ コインロッカーもジーンズ 夕日とせんいのまち児島
競艇はどうした,競艇は
一応パンフレット発見
ひるね姫という映画?があるんですね 下津井の案内
前回ももっと大がかり
だったような
ジーンズ 親切に撮影スポットが
用意されております
インスタ映え!
3月なので,おひな様の展示です 自販機やエレベーターもジーンズ! しおかぜで帰ります
マリンライナーという響きが
懐かしいなあ

 帰りのしおかぜは例によって満員。高松からのいしづちとドッキングするまで座れないのでありました。でもまあ,ドッキング後はほぼ確実に座れるから十分です。
 そんなわけで,お疲れ様でした。久々に玉野に行けてなによりでありました。

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