夏の佐世保競輪
さて,海上自衛隊佐世保地方対から競輪場まで歩きます。今改めてGoogle Mapを見ると,たいした距離じゃないんだけれどな。暑い。なんというか,ただひたすらに暑かった記憶しかありません。
なお,暑いので公共交通に期待したいところですが,まあ期待している人間などごくわずかなわけでして,当然本数は貧弱であります。やはり一回だけの旅行者にとってバスを使いこなすのは困難であります。
近くのバス停のバスの本数はこんなもんです | さっき乗った船が遠くに見えます |
てなわけで,佐世保競輪場に到達。
暑すぎて体力がもたないので,特観を目指すことにします。が,中に入っても特観席が見つからない。あれれ。もしかして特観がないのか。そんなの奈良しか聞いたことないぞ。
というわけで,入口に引き返して「ここって特観ないんですか?」と聞いたところ,馬鹿を見るような眼で(実際馬鹿なことは否定しないけど),「もちろんありますよ」と返されました。バック特観方式をとっていて,1C脇を歩いてバックに向かうと特観があります。それにしても,こんな西端の競輪場にバックスタンドがあるとは。バックのない競輪場ばかりの四国をふらふらしていた身としてはびっくりです。
あと,競輪場の敷地内に「観光交流センター」なる,よく分からない建物があります。実質は観光のために交流する場所でなく,競輪客が交流している場所です(場内案内図では「第3投票所」としか書かれてないしな)。どういう経緯で,どういう費目で建てられたのでしょうか。
この日は,在校成績が優秀だった面々を集めたレースという,なんとも色々複雑な気持ちになる企画競走がおこなわれており,昼には選手紹介もありました。ちなみに,選手紹介後には例によってグッズの投げ入れと争奪戦が繰り広げられるわけですが,対来客数という意味からは,かなり大盤振る舞いされてた印象。それでも醜い言い争いが発生するわけで,ま端から見ていてなんともいえない気分になります。ただ,こういうのは競輪客の民度が低いからかと思ってたんですが,東京駅100周年Suicaを巡る攻防を見るにつけ,競輪場に限らず日本全国どこでもこういう争いは発生するんだろうな,と感心した次第であります。どうでもいいけれど,この開催に出ていた関選手のブログ記事を発見したので,記録がてらリンクしてみた。
昼は九州らしくちゃんぽん。長崎という観点からどういうレベルにあるちゃんぽんなのかはよく分からんけれど,競輪場でこれだけ野菜の入ったものを摂取できるのはなかなか難しいことだと思うので,九州のちゃんぽん文化は素晴らしいな,と思う次第です。
土曜開催とはいえ,F2開催ということもあり,場内は基本的に毎日が週末っぽい雰囲気の面々ばかり。まあ,ギャンブルやりたいと思ったらウインズハウステンボスに足が向きますよね。
食堂 | ちゃんぽん | 無料休憩所閉鎖のお知らせ | メインからの眺め | 1角あたりからメインスタンド 暑いので誰もいない |
スタンド内 |
企画競走出走選手 | イベントスペース | このノリのポスターは 街中にないと意味がないですよね |
ここはニギリを敵視 | まあ,自分が当てられる わけではないですしね |
井上を推すなら もうちょっとしっかり推してほしい |
敢闘門 | 2Cの観戦スペース | メインスタンド | バンクの名称 |
てなわけで,とにかく暑かったという印象しかない。車券もぽつぽつと当たってはいたみたいだけれど,それも含めて記憶にない……。
佐世保は記念も年末開催だし,また行ってみたい場所ではあるけれどなかなかハードルが高いな……。そういえば,自転車競技ってヨーロッパでは盛んですが,アメリカ人って自転車競技に熱中してるイメージゼロだな。米軍基地内や宿舎近くに車券売場作ったりできんもんですかねえ(誰でも思いつきそうなのにないってことは無理だったってことだろうな)。それでもラインがあったりなんだりする競輪はアメリカ人には取っつきづらそうだな。
帰りは駅まで無料バス。
そんなわけで,翌日は平戸。