佐世保の夏
佐世保というと,佐世保重工が真っ先に浮かぶわけですが,ここに競輪場があります。こんな場所に競輪場を作って,果たして造船所の職員以外誰が大枚をはたくのか,と偏見に基づいた余計な心配をしてみたりもするわけでありますが,とにかく佐世保には行けるときに行かないとなかなか行けません。トートロジー的ですが,まあ気にしない。
そんなわけで,例によって夜行フェリー小倉経由で佐世保に向かいます。小倉から佐世保にはどういう交通機関を使ったのか,もはや記憶に(写真にも)無いのでありますが,残されたいくつかの写真から察するに,小倉→博多は電車,博多→佐世保はバスで行ったのではないかと思われます。ほんと,人間の記憶って曖昧ですね。
で,残された写真は佐世保のバスターミナルっぽい写真です。ほんと,自分の旅行記を書いてるとは思えない第三者目線だ……。そして,佐世保の駅構内には大きな駒と佐世保バーガーのオブジェがありました。これらがあったことはなんとなく記憶にあります。
おそらく佐世保バスターミナル内 | 行ったのは8月22日です なにゆえ6月と7月の日程が 掲げられているのか 武雄は消されてますが, この時点ではまだ無料バスがあったような 記憶違いかな……? |
こま | 佐世保バーガー | 日本最西端 |
さて,まずは観光です。暑くて気分的に観光する気になれませんが,せっかくここまで来たのだから……。
てことで,まずは駅からほど近い場所にあるカトリック三浦町教会。運良く佐世保大空襲の被害を逃れたようです。ただ,それ以上の歴史的ななにかはとりあえず解説されておりませんでした。というわけで,外観を見て撤収。
なお,佐世保駅構内には貧乏神の榎本さんの像がありました。なぜここにあるのかいまいちよく分からん……。ですが,せっかくなので縁起にあやかるべくさわってみました。なお,その成果は佐世保競輪にて発揮されなかったことを予め報告しておきます。
カトリック三浦町教会 なかなか急峻な場所に建てられております(国道を通すためにいろいろあったようですね) |
貧乏が去る像 | 佐世保バーガー |
さて,佐世保といえば海自です。この日は,海上自衛隊佐世保基地で掃海艇の一般公開がありました(基本的に毎週末一般公開がなされているようですが,残念ながらこれを書いている平成27年4月6日時点では一時中止のようです)。というわけで,いい機会なので見学にいきます。
なお,佐世保には佐世保史料館(セイルタワー)という見学施設もあるようなのですが,残念ながら当時の自分はその存在に気付かずスルーしてしまいました。場所的には海自の敷地内ではなく,ちょっと違う場所にあるんだな。今後佐世保の一般公開イベントと競輪が重なったときに再訪してみたいところです。
そんなこんなで,この日は掃海艇やくしまの一般公開でした。親切なことに(事故&犯罪防止目的でしょうが)1組に1人,解説の方がついてくれます。いやはや,お仕事とはいえ素人どものお相手お疲れ様でございます。
掃海艇というと日常生活に全く縁が無くて(いやもちろん潜水艦や空母もないのですが)そもそも論としていったいどんな船なのか,というところから分かってないニワカでありましたが,定義としては「機雷の排除を任務とする船」ということのようです。Wikipedia師匠もそうおっしゃってます。
で,やくしまで検索したら,ひらしま型掃海艇というのがヒットしました。Wikipediaでは建造はユニバーサル造船京浜事業所とありまして,それを見ていて初めてもはやユニバーサル造船という会社がなくなっていることを知りました。
てことで,船内を案内していただきました。1人でふらついていたので(暑くて体力もきつかった)写真は少なめ。でもまあ,おそらく自衛隊の艦船に乗るのは人生初だったはずで(海保の船ならあるんだけど),いい経験ができました。
佐世保の港 | 門 | 売店がある建物 ここだけ見たら単なる役所 |
護衛艦のせんだい,とね,おおよどが並んでおります | こっちが今回の主役 | |
船内の様子 | 再度陸から | ||||
この日いただいたパンフレット |
てことで,このあとは歩いて競輪場へ。
夜は適当に町をぶらつき,レモンステーキの店が混雑してたので意味もなくメキシカンのお店へ。
それにしても,さすが佐世保というべきか,米兵さん?たちがたくさん街中を歩いておられて,非常に異国情緒あふれた町でした。
夕暮れのとんねる横町 | なぜかメキシカン |
なお,事前知識ゼロで乗り込んだためこの「とんねる横町」がなんなのかさっぱり」分かってませんでしたが,どうも防空壕をそのまま店に転用したという面白いお店のようです。知ってれば営業時間内に中を見に行ったかもしれないのになあ(時間的に多分無理)。やはり事前予習は大事です。