小松島ワイドショー

 2011年2月。あとから思えば東日本大震災前の平和な時期でした。
 そんな時期に、小松島へ日帰り旅行に行きました。

 出発点は松山インター口。徳島駅へと向かいます。

インター口バス停 座布団 行き先と料金表示

 徳島駅に到着。写真を見ると、真っ先に徳島ラーメンを食べてました。不健康万歳。
 そして、徳島駅から無料バスで小松島競輪場へ。このころはまだ無料バスがあったんですね。

ラーメン 徳島駅 バス乗り場 バスの時刻表
5本も出てます

 写真の時間を見ると、自分が乗ったのは11時30分。競輪場前の写真が12時01分なので、おおよそ30分で着いております。

 荒尾に行ったときにも書いたとおり、このころは特観席に行くマイブームがあったのでこの日も特観の入場券を購入。
 おそらくこのときにもらった出走表には「検」スタンプが押されていました。何を検査したのだろうか。そして、普通に配布されてる出走表は何を検査していないのだろうか。

入場口 特観券購入 出走表 検マークがついてる版
研究&毎日
当日版 日程表裏表 マークカード 場内案内図

 入場すると、正面にあるのはサイクルシアター。そして、その横には食堂棟。サイクルシアターのような、要するに広々スペースに大型ビジョンを設置して、その中におじさま方を詰め込める施設はどの競輪場にもありました。コンパクト化が進む昨今の競輪場では、この手の設備はなくなりつつあり、残念な限りです。

サイクルシアター 食堂とサイクルシアターの間の通路

 そんなわけで、特観席へGo。
 我ながら、どうしてもっとマシな写真を撮らなかったのか謎です。
 古いスタンドなので、窓枠が枠として視界に入ってきます。机は昔ながらの古めの狭い机。テレビ画面はもちろんのこと、カップホルダーもありません。そんな、「昭和」な特観席であります。

2階から特観にあがる入口 特観席からの眺め
特観席の座席の様子 特観席の車券売り場 外出証

 そして、特観席以上に「昭和」として名高いメインスタンドの1階(スタンド裏の第1投票所含む)。雰囲気としては、旧蒲郡や観音寺を思い出す、スタンド観戦席裏の販売所スペースです。なんでもっと写真残さなかったのだろうか。

第一投票所
(表示上は第一発売所)
床には導線を示す案内 座席もあります 馬券発売機 マークカード入れ
払戻機
2枚以上ボタンが懐かしい
ブレブレ
小松島名物の焼きそばが400円でした
徳島だけに
コーラのケースにもポカリ
無料のお茶 眠そうなたぬき
第1投票所への入口

 1階からの眺め。これ1枚しか残ってなかった。


 メインスタンド2階。天井が低いです。そして、みんなが気になる第三発売所の脇の「機械車券」の文字。もしかしたら紙ではなく何らかの機械で車券をもらえるのでしょうか。これは令和になろうがその先の年号になろうが残しておいてほしい表示ですね。

2階の様子 機械車券第三発売所 スタンドの座席
全て室内です
階段 酒類の持ち込み禁止です 小便も禁止です

 サイクルシアタースタンドからの眺め。

さわやか運動実施中 バンク 敢闘門 サイクルシアター前の観戦場所

 もう少しうろつきます。とりあえず、水で有名な小松島、名物となっているのは名水銀輪です。
 水は、その街の自然の状態をあらわすバロメーター。スタンドが国体に合わせて作り替えられ、名水銀輪も場所を移したことが分かります。



西食堂棟 色々な角度から撮ったポンスターランド
おまけ程度の遊戯施設が多い競輪場にあって、
本格的な滑り台があって子供ならテンション上がりそうです
地元選手出場
応援お願いします!!

 で、2センター方向へ向かいます。人がいませんね。

4コーナー側から 4コーナーあたりの観戦席 2センターあたりの観戦席 ここでも小便は禁止です

 ここからは行き場を失った写真(どこで撮ったか忘れた写真)を。

出口 特観席券の案内


過去の大レースのポスター
S級1班選手の紹介 その他諸々

 さて、場内をフラフラしたのはいいとして、あとは車券。
 8レースはチャレンジ決勝。96期の決着となりました。このレース、押さえのワイドだけ当たっていたようです。

8R A級チ決勝 2025m(5周)先固 発売締切 13:56 発走予定 14:01
車番 選手名 年齢 府県 期別 級班 着差 上り 決まり手 H/B
1 4 田山 誠 23 長 崎 96 A3 12.5 捲り
2 2 松尾 透 25 福 岡 96 A3 1車身1/2 12.1 差し
3 7 山口 幸太郎 32 長 崎 99 A3 1/2車輪 12.5
4 5 小玉 拓真 21 岡 山 98 A3 3/4車身 12.3
5 9 林 孝成 43 福 岡 59 A3 1 車身 12.2
6 1 松本 卓也 20 徳 島 98 A3 1/4車輪 12.3
7 6 栗駒 匡樹 24 大 分 96 A3 3/4車身 12.7
8 8 野方 宏樹 20 佐 賀 98 A3 7 車身 13.8 HB
9 3 藏野 圭一 47 熊 本 54 A3 大差

 そんなわけで、ワイド押さえという自分でもなにをやってんだかよく分からない車券を買っているわけですが、その結果としてやってきました第9レース。

9R A級特選 2025m(5周)先固 発売締切 14:26 発走予定 14:31
■ 払戻金
2枠複 5=5 14,320円 (17) 3連複 1=6=7 8,320円 (30)
2枠単 5-5 15,820円 (31) 3連単 6-7-1 119,240円 (249)
2車複 6=7 20,510円 (33) ワイド 6=7 【無投票】
1=6 【無投票】
2車単 6-7 22,520円 (52) 1=7 3,750円 (15)
■ 着順
車番 選手名 年齢 府県 期別 級班 着差 上り 決まり手 H/B
1 6 飯田 裕次 25 福 岡 97 A2 12.3 捲り
2 7 奥野 正人 36 大 阪 75 A2 1/2車身 12.2 差し
3 1 北浦 弘幹 35 和歌山 77 A1 3/4車輪 12.3
4 3 和田 友希 32 愛 媛 86 A1 1 車身 13.0 HB
5 2 安東 英博 30 大 分 87 A1 微差 12.3
6 9 佐々木 英之 35 香 川 78 A1 3/4車輪 12.9
7 8 甲斐 賢治 41 熊 本 64 A1 1/2車身 12.3
8 4 斉藤 哲也 42 徳 島 66 A2 1/2車身 12.8
9 5 米田 隆司 34 兵 庫 85 A2 2 車身 12.9

 私はこのレースのワイド1-7という、よく分からない車券を持っていたのであります。なんと37.5倍。
 それよりも、残り2つが無投票なのです。今はCOVID-19後のバブル景気が続く中なので、いくらF2だからといってワイド無投票なんてことはほぼないのではないかと思いますが(最近ワイド買ってないから気にしてない)、2011年当時の競輪冬の時代にはこんなことがあったんですね。そして、このワイド1-7、私以外に当てた人が1人いるようで(当時の私の日記によると、長老にメールして丸投げした結果2票売れてると分かったようです)、本来3つ当たりのあるワイドが2票しか当たっていないという現場を目撃できたのでした。もう少しで「自分しかワイドが当たっていない」状態になったんですが、世の中甘くないですね。まあ、近畿勢決着のワイドですから、ほかに買ってる人がいてもおかしくない。

ワイド馬券 総額200万しか売れてない

 10レースはラインで決着。3連単は外したものの、押さえの2車単は当たっていたようです。これでも14.4倍ついていたようなので、中野が飛んだのがおおきかったのでしょうかね。もはや記憶にありません。

10R A級特選 2025m(5周)先固 発売締切 15:00 発走予定 15:05
車番 選手名 年齢 府県 期別 級班 着差 上り 決まり手 H/B
1 9 永田 隼一 30 福 岡 95 A1 12.2 逃げ HB
2 5 小田 博敏 41 福 岡 70 A2 大差 12.5 差し
3 2 景山 秀之 46 広 島 61 A1 1/2車輪 12.2
4 7 長谷 隆志 42 岡 山 64 A1 1/2車輪 12.1
5 3 徳丸 佳克 50 兵 庫 46 A1 1 車輪 12.4
6 1 中野 智彦 35 福 岡 79 A1 1/2車身 12.8
7 6 廣橋 康加 38 佐 賀 72 A2 1/2車身 12.2
8 4 上土井 三昌 42 広 島 60 A1 1/2車身 12.3
9 8 奥中 竜之 34 大 阪 80 A2 5 車身 12.6

 で、11レースは外して、12レース、A級決勝。優勝は奈良の武田でした。今武田の記録を見ると、2012年にはS級で初勝利を挙げているようなので、このあと順調に昇級したのでしょう。優勝はないまま、2025年1月現在はA級3班。まだそんな年じゃないのに、怪我でもしたかな?

12R A級決勝 2025m(5周)先固 発売締切 16:15 発走予定 16:20
車番 選手名 年齢 府県 期別 級班 着差 上り 決まり手 H/B
1 9 武田 和也 23 奈 良 92 A1 12.5 捲り
2 3 重永 修平 37 福 井 74 A1 1/2車身 12.5 マーク
3 2 山田 和巧 32 熊 本 87 A1 2 車身 12.5
4 5 小原 将通 23 大 分 92 A1 1 車輪 12.7
5 1 北村 信明 25 徳 島 93 A1 1 車身 13.0
6 7 石黒 健 34 広 島 81 A1 1 車身 12.6
7 6 坂本 佳憲 25 大 阪 90 A1 3/4車輪 12.8
8 4 市山 芳宏 38 徳 島 71 A2 4 車身 13.4
9 8 芳野 匠 25 愛 媛 93 A1 大差 14.9 HB

 そんなわけで、無事全レース終わったので小松島競輪場から出ます。帰りは小松島をもうちょっと歩きたかったのでバスは使わず。
 競輪場前の細い道を渡ると、小さな神社がありました。とりあえず勝った感謝をこめて参拝。鳥居によると、蛭子神社という神社のようです。


 そして、競輪場前の道をたらたら歩いて、競輪場に別れを告げます。
 今見たら、南海地震想定津波高というものがあります。ここを訪れたのは2011年2月。これから1カ月も経たない間に東北で大津波がきてしまったわけで、のんびりとこういう写真を撮っていた自分が一歩間違えば津波に見巻き込まれていたかもしれないと思うと、恐ろしいものがあります。

競輪場西門 南海地震想定津波高 もうちょっと真面目に写真を撮りなさい 競輪実況宇宙一
アナウンサーに横断幕が出てる

 もうちょっと周囲を歩きます。とりあえず、南小松島駅方面へ。

お地蔵さん 県道から競輪場に入る道にある門 お玉大明神 水門を管理してる?建物の絵

 小松島市役所。特に競輪に関する何かはありません。ただ、国体開催地として大きな顔を出来るのも競輪場があったからなわけで(ほかに何を開催したのかは知らない)、市役所の人は競輪場に足を向けて寝られないのでありましょう。

48国体開催記念 飲み水ではないらしい 市役所正門。ここにも狸 全国観光めぐり案内
なにを案内したいのかイマイチ謎

 そんなこんなで、南小松島駅に到着。

南小松島駅 ぽんぽこ一家希望の像 主な観光地に競輪場は含まれません
ぶっちゃけ、狸の銅像より
客を集めると思うのだけど
市内詳細図

 まだもうちょっとうろつきたいので、世界一の狸の銅像とやらを見に行くことにします。

神田瀬川に停泊する船 たぬき キーワードラリーを
やってるようです
愛犬の後始末は
飼主のエチケット

 そんなわけで、小松島ステーションパークに到着。ここは小松島駅跡地であるとのことです。
 なお、このステーションパーク、今検索してみたところ、これを書いている前年(2024年)に新しい遊具が出来ていたり、再整備計画が出来ていたりと、色々と盛り上がりを見せているようです。
 なお、幾原知重氏については全く知りませんでした。記録を見ると、鳴尾競馬場でも飛行実験をしたようですね。競馬場から競輪場へ(当時は競輪なんてなかったけど)。ギャンブラーに夢を与える方でもあったのかもしれません。にしても、お名前で検索しても、Wikipediaもないのか。

小松島ステーションパーク 民間航空発祥の地碑 水飲み場は狸 母の愛。これは人間
金長たぬき希望の滝
藤の樹寺の大鷹、小鷹、熊鷹 一本松のおたけ

 そして、SL記念広場へ。

SL記念広場 道にも狸 SL記念広場案内図 広場と、正面に小松島駅 水飲み場はSL
小松島駅跡 アスベストを使ってます SL 遊具もSL
繋がれている客車 地面に線路 大きく育てみんなの広場みんなの樹

 あらためて、希望の滝と大だぬきを見て行きます。


 ちなみに、この広場のまわりには健康遊具が設置されておりました。韓国なんかだとよく見ますね(といってもたいして韓国を知ってるわけではない)。ピクトグラムが分かりやすくてナイスです。


 そして、しおかぜ公園。神田瀬川の河口にある公園です。
 そして、公園から海の方にまわりこむと、ウッドデッキが登場します。

しおかぜ公園 済州島から寄贈されたトルハルバン ウッドデッキ みなと交流センター
周辺案内図
浮桟橋 海上保安庁が安全を守っております

 そして、小松島フェリーターミナル跡地。Wikipediaを見ても、イマイチかつてどういう航路があったのか分かりませんな。どうも、和歌山⇔小松島を結ぶ競輪ラインがあったようです。

車が並んでいたであろう数字 海の方向を見る

 そんなわけで、南小松島駅に戻ります。

和菓子屋さん
お土産はここで購入
たぬき広場 狸最中 駅のKioskは閉店
改札口 ホーム 徳島行き ホーム 南小松島 剣山

 で、徳島駅に到着。駅前の王将で餃子を食べて、松山に戻ったのでした。

徳島駅改札 徳島にあった小松島競輪の広告 王将にて

 そんなわけで、東日本大震災が発生するなど全く思っていない、呑気な日帰り小松島往復旅行でした。

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