タケノケイリン

 武雄観光を終えて、武雄競輪場へ。
 繰り返しになりますが、私は2022年8月に武雄競輪場を再訪しておりまして、記憶が今の武雄競輪場で上書きされております。

 当時の武雄競輪場は昔ながらのたたずまいで、入口には階段・エスカレーター。スタンドと、スタンド裏に広々スペース、という具合です。

 色使いは赤と白で、これは非常に特徴的。おそらく、武雄温泉の楼門を意識していると思われます。意識するなら色だけでなくもうちょっとなにかしてもいいのでは、という気もしますが、まあ予算もありますからね。


 TSUTAYA図書館で武雄が一躍有名に(悪名高く?)なった際、当時の武雄市長は、武雄なんて誰も知らない、的なことをおっしゃっていたように記憶しております。こちとら当然競輪を通じて武雄を知っているわけでして、そこまで言うなら競輪をもっと宣伝すればいいのに、と思ったものです。
 とはいえ。私も初めて「武雄競輪」の文字を見たとき、これを「たけお」とは読めませんでした。というか、初見で「たけお」と読めるのは氏名が「○○武雄」さんくらいじゃないでしょうか。いや、武雄さんならかえって「たけお」が地名だと思わないか。

 そんなこんなで、場内へと入ります。
 この日はS級シリーズ、『闘将Sに挑んだ強者達』の初日です。”闘将S”というのはいうまでもなく佐々木昭彦選手のことであります。2011年2月時点ではまだまだ現役でありました。このあと、この年の6月に再度おこなわれたS級シリーズ『闘将Sに挑んだ強者達』に初めて斡旋された佐々木選手は、この開催をもって引退することとなりました。武雄競輪として、どこまでこういう展開を予測していたのかはよく分からないところではありますが、とりあえずこの時点ではまだ佐々木選手は現役だったのであります。

出走表 新聞。競輪専門紙、ホープ
開催案内 開催案内その2 チラシ

 ごたくはさておき、場内へ。S級開催ですが、平日なので、人は少ないです。

重勝式新発売 開催案内 場内案内図 武雄競輪60年の歴史
佐賀支部の選手たち
闘将Sらしき人の顔もあります
市役所内自動払戻機を
利用する方々へ
新聞売場 イベントコーナー

 この日の場内イベントは、内林さんの予想会と、地元選手トークショー。
 ここに地元選手として登場したのが……佐々木昭彦選手と佐々木祥一選手。闘将Sがこんなところに登場であります。

内林さん 闘将Sとその甥

 なお、この日のイベントやレースの模様は、東JIMAさんのブログにて詳細に記録が残されております。あれ、もはやこの旅行記いらないんじゃないか。

 そんなわけで、場内をぶらぶら。
 トタン屋根に覆われたスタンド裏スペースって、競輪場でよく見るような気がしますね。ここに一杯お客さんが来ていた時代があったのでしょう。

スタンド裏のスペース 発売所 裏の食堂スペース 物置 裏のトイレ
ノミ行為追放! 年季の入った注意
「類似」の字が特徴的
ぶれたけど、豚まん購入 みんな大好き給茶コーナー

 最後に、スタンドから見た風景。メインスタンドは何席用意されていたのか分からないけれど、この座席が埋まった日があったのかと思うとなかなか凄いですね。今となっては座席はこの何十分の一に減らされたのでしょうか……。
 そして、この入場者数でバックの特観を開けていたということにも驚きますね。

敢闘門 メインから見下ろす メインから左右を見る
1コーナー辺りからの眺め 4コーナー付近からの眺め レース前の客入り

 さて、車券はというと、愛媛の小川が勝った8レースだけ当たり、あとはスカ。

8R S級予選 2025m(5周)先固 電投締切 14:03 発走予定 14:08
2枠複 2=4 360円 (1) 3連複 2=4=9 990円 (4)
2枠単 4-2 890円 (3) 3連単 4-2-9 3,060円 (5)
2車複 2=4 380円 (2) ワイド 2=4 370円 (4)
4=9 680円 (12)
2車単 4-2 880円 (3) 2=9 490円 (7)
1 4 小川 祐司 28 愛 媛 96 S2 12.0 逃げ HB
2 2 児玉 慎一郎 36 香 川 76 S2 1 車輪 11.9 マーク
3 9 西村 正彦 41 高 知 65 S1 3/4車輪 11.8
4 1 河野 通孝 27 茨 城 88 S2 1/2車輪 11.6
5 5 伊藤 公人 54 埼 玉 40 S2 1/4車輪 11.5
6 6 齋藤 将弘 41 東 京 64 S2 2 車身 11.5
7 7 中澤 央治 43 大 阪 59 S1 1/2車輪 11.4
8 8 鷲田 幸司 25 福 井 92 S2 2 車身 11.4
9 3 西 徹 33 石 川 79 S2 6 車身 12.3

 一応、記録も兼ねて初日特選の結果だけ載せておきます。この頃は紫原や太田真一が特選に乗ってたんだなあ。今なおS1で特別の決勝に乗っている荒井はたいしたもんです。

12R S級初特選 2025m(5周)先固 電投締切 16:20 発走予定 16:25
車番 選手名 年齢 府県 期別 級班 着差 上り 決まり手 H/B 個人状況
1 7 紫原 政文 42 福 岡 61 S1 11.8 差し
2 3 荒井 崇博 32 佐 賀 82 S1 1/2車身 12.0 捲り
3 4 太田 真一 35 埼 玉 75 S1 1/4車輪 11.6
4 6 細川 洋 43 神奈川 69 S1 1/2車輪 11.8
5 2 三宅 達也 33 岡 山 79 S1 1 車輪 12.1 B
6 9 北野 武史 38 石 川 78 S1 3/4車輪 12.0
7 8 小林 大介 33 群 馬 79 S1 1/8車輪 11.8
8 1 高木 隆弘 41 神奈川 64 S1 1/2車輪 12.0
9 5 石毛 克幸 34 千 葉 84 S1 9 車身 13.0 H

 ちなみに、このシリーズ、A級優勝は棚橋勉。椎木尾拓哉なんかも出てました。S級は紫原が優勝でした。

 そんなわけで、競輪がなかったらおそらく行っていなかったであろう街、武雄。再訪することになるのは2022年になるのでありました。

どら焼き 食堂が閉店してました

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