松坂世代が松阪登城その2

 さて,一応冷気で英気を養い,荷物もロッカーに入れっぱなしにして,本丸に向かいます。
 石垣がしっかり残っていて,本丸までの枡形がしっかりしております。素晴らしいですね。ここには中御門があったようです。


振り返る
  
ここで左右に分かれる。
登城口でもそうでしたが,平時の城だけあって登城ルートが多めですね

振り返る

左に折れて本丸へ!

 そんなわけで,本丸です。
 本丸も二の丸同様,広々とした平坦な場所です。というわけで,おそらく何か建物があったんではないかと推測しますが,よくわからんです。
 そして,月見櫓台〜太鼓櫓台を歩きます。登城口に注意書きが出ていたとおり,特に柵もロープもないので,見晴らしがいいです。石垣の断崖絶壁っぷりもよく分かるし,(特に写真だと木が邪魔ですが)登城口を上から狙い撃つ構造がよく見て取れます。いやぁ,お城って本当に素晴らしいですね。

本丸
ひろびろしてます
月見櫓跡 左の「御跡」がなんなのか
よく分かりません
二の丸を見下ろす 表門登城口
冬場だと葉がなくて
もっと見やすいかもな
断崖っぷりが素晴らしい 梶井基次郎文学碑 太鼓櫓へ向かう 太鼓櫓台 二の丸から隠居丸への登城路
裏門登城口 二の丸から中御門への登城路 振り返れば本丸

 そして,本丸上段にのぼっていきます。

本丸上段への階段 中御門を見下ろす 階段下を見下ろす 金の間櫓台 本丸下段を見下ろす 松阪開府の碑
 
本丸上段も極めて平坦 なんで囲まれてるのか忘れた 隠居丸・二の丸から直接本丸上段に上がってくるとここに出る そこを上から狙う 隠居丸まわりに伸びる石垣

 そして,石垣の上を歩けるので,ここから石垣の上をひたすら歩いて行くことにしました。いや〜,こうやって石垣の上をぷらぷら歩けるなんて最高ですな。隠居丸裏手から右回りに進んでいきます。
 で,折れ曲がりながらひたすら進んでいくと……気付いたら本丸下段に到達していました。あれれ。なぜ俺はここにいるんだ。……現代にあって,攻城戦で大パニックであります。う〜ん,怖い怖い。

 そして,天守台に戻り,今度は裏手へ。裏手に降りる道は(たかがしれてますが)整備されてませんでした。まあ,平時の城だから戦時の退却ルートってわけではないだろうけれど(どちらかというとここから攻められて危ないだろうな)。ここを降りると梅林に到達です。もしかしたら梅林へのショートカットルートっていう以上の意味をもたない道かもしれんな。


埋門方向

記念館の裏手の石垣
現地では分かってなかったんですが
知らない間に希代丸に入ってました

それにしても記念館は
場違いだな……
石垣がしっかりしている分
目立たないけど

櫓台っぽいですが
特に解説も看板もなし
 
いい景色


 
藤見櫓跡

鐘の櫓跡

民俗資料館
 
民俗資料館前から上に登る坂

ここまででいったん石垣から降りる
よく分からない間に本丸下段に
戻っていた……
当時は完全に迷子状態でした

天守台

天守台から見る本丸上段

上から

下から

梅林から本丸上段を見る

梅林。当然夏はこんな感じ
 
このあたりの石垣はうらぶれつつもしっかりしてます

 そして,宣長記念館で鞄をピックアップして,最後に石垣を眺めながら戻っていきました。
 いやぁ,松阪城って自分の少ない歴史知識では歴史の表舞台に出てこない城なんですが,さすが蒲生氏郷,というべきなのかなんなのか,素晴らしい石垣のお城でした。これを10年以上掛けて修復工事した松阪市もたいしたもんです。


 そんなわけで,地図だけ見てたら300メートル四方の小さな城跡なのかと思って他のでありますが,期待以上に石垣構造が面白く,いいお城でした。ただ,やはり暑いさなかの城まわりはきついな…。

 さて,自転車に乗って,本居神社と松阪神社を参拝。隣接してますが,本居氏自身は江戸の人で,それまでここに本居神社があったはずもなく,どういう経緯でこの場所に本居神社ができたのかが気になります。また,本居宣長記念館が神社内ではなく城内に設けられたのもなにか理由があるのだろうか…。

 この本居神社は,全国でも数少ない氏子のいない神社とのことです。まあ,歴史的に見ても後発の神社だから仕方がないんだろうな。ただ,松阪神社は本宮とは関係ない,という表現(単に別のお宮さんだよ,と諭すのではなく「関係ありません」と突き放している)のにはなにか深い理由でもあるんでしょうか。「氏神」に赤傍線がひかれているあたり,松阪神社が本居宣長になにか関係があるような表現をされることを嫌っているのか?


平田篤胤も祀ってるんですね

氏神に傍線があるのが
どうしても気になってしまう

駅鈴
 
末廣稲荷

少名彦那尊神社
ここはどっちが管理してるんだろうか

松阪神社

 そんなわけで,いよいよ松阪競輪場へと進んでいきます。

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