台湾旅行記その5

 3日目です。実質2日目にして,実質最終日であります。爆睡したせいで起きたら9時。

 とりあえず,前日のミスを反省して,ホステルから歩いて15秒の場所にあるお店で朝食。麻醤麺というようです。40元。これはおいしい。

今朝の臨江市 マージャン麺 通化公園

 この日は方向として西方向に向かうわけで,当初はMRTに乗って行こうかとも思っておりましたが,昨日バスの乗り方をマスターした(というか,マスターするまでもないことが分かった)ため,バスで西に向かうことにしました。地図と組み合わさった路線マップがないので,MRTの駅と照らし合わせながら行き先を検討。実は新しく「東門駅」が出来ていたことを知らず(手元の「歩き方」に載ってなかった),そのため2本ほど無駄にバスをやり過ごすハメになりましたが,まあそれも一興。
 バスは基本的に手を挙げて止める方式みたいです。人がいたら勝手に停まる日本のバスって世界的にみてむしろ珍しいのかな?アメリカはどうだったけか。

 そんなこんなで,無事バスから降りて二二八記念公園に到着。

台湾大学病院 台湾の公衆電話
アメリカなんかでも見るタイプです
日本的な丸みを帯びた公衆電話って世界的に
珍しいのかもしれないな
歴史と風格があります 公園入口 病院から近いので
患者さんも公園に
地図

 二二八事件については,直前に伊藤潔氏の「台湾」を読んで,大まかではあるけれど一応頭に入れました。それまでは外省人・内省人という言葉は知っておりましたが,それ以上の歴史は知らなかったのです。一応NPの大学の先輩筋に当たる方々も犠牲になったようです。で,せっかくなので記念館も見て行きたかったのではありますが,時間的に断念。
 とりあえず,ニワカ庭園マニアとして,庭園部分だけ散策することにします。まずは翠亭閣から。

ここは橋がとおってます 為萬世開太平
万世のために太平を開かんと欲す
於雨間留正氣
と読めますが,ネットでヒットせず
翠亭閣
よく見るとペンキ剥げ剥げですね

 続いて,龍池。昨日至善園で見たのと同じ名前であります。至善園同様,真ん中に龍がいるっぽいです。周りを動物(鳥)が固めているのも昨日と一緒ですが,動物(鳥)の種類は昨日よりも多いですな。
 さらに鯉魚池。名前からして,鯉がいるんだろうと思いますが,日本と台湾とで「鯉」の持つ意味が違ってたらお手上げですな。

記念碑
この形の由来は不明
龍池 なぜかペンギン 赤字で「有毒植物」の文字
あえてここに植える必要があったのか…
鯉魚池 鯉は見当たらないのですが,亀が大量に…… 逆側から 野音

 この公園の隅っこにも,道教寺院がありました。福徳宮というようです。日本でもあちこちにお稲荷さんがあったりしますが,それに近いものを感じるな。
 ここも多くの人で賑わっておりました。ここは遠巻きに眺めるだけにして,先へ進みます。

左側
やはりどれもついてません
後ろからはチェックせず
右側
いずれもついてます
福徳宮
細部まで凝ってます 香炉も細かい 膝をのせられるけど,
乗せたらお辞儀できないよな…

 二二八事件が今の台湾の方々にとってどういう事件なのかは部外者かつ観光客であるNPには全く分かりかねるところであります。とりあえず,2013年の記念公園は平和な公園で,過去に悲劇があったことなど公園を歩くだけでは全く分からないのでした。
 全体的な雰囲気としては,野外音楽堂があったりして日比谷公園や上野公園に近いものを感じました。


軍馬の慰霊じゃないかと思うんですが,
特に解説っぽいものはありませんでした
和平鐘 和平鐘の縁起 児童公園
公園の雰囲気は日本と全く変わりません
平和っていいですね

 このまま歩いて,台湾総督府の前を通ります。ここで写真を撮っていると,おそらく台湾人の若者2人に「写真を撮ってくれ」と頼まれました。
 「写真を撮ってくれ」と頼まれていることはそりゃカメラを示されればすぐに分かります。カメラを渡されてカメラにサインして返したら単なる自意識過剰の迷惑野郎です。それはいいんですが,写真を撮るにしても,どういう構図にするか,やっぱり希望要望があるわけで,今はデジカメの時代だから撮ったあと確認して再チャレンジすることも可能です。最初は2人をひきめに撮ってみたところ,「もう1枚」と言われたので,今度は2人をメインに撮ってみました。この2枚が果たしてお2人の希望に添っていたのか,今に至るまで不明です。日曜昼の総督府付近って人通りが少ないんだよな。現地語が分かる人は通らなかったのでした。希望に添えていなかった場合,2人にはこの場を借りて謝りたいと思うのでありました。

総督府

 そんなこんなで,西門の繁華街を通って天后宮へ向かいます。

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