エプソムドリーム〜エプソム競馬場訪問記その2(競馬場内探索〜4レース)

 さて。いよいよです。エプソムダウンズ競馬場に入ります!

 この日はシーズンフィナーレの日曜開催。なので、入場料もお安い設定で20ポンドです。……貧乏学生にはきついなあ。

入場口 旗が完全に開くまで待てなかった ビジターはこちらから チケット売り場 20ポンドです 誰がなんと言おうと
20ポンドです


 てなわけでして、エプソム競馬場に入りました。
 ちなみに、何を着ていたか記憶にありませんが、前日と服を変える理由もない(変える服もない)ので、普通にナショナルスタッドのトレーナーを着て、下は普通のユニクロのチノパンだったのではないかと思います。日曜開催のスタンドチケットなのでドレスコードもへったくれもありません。周りを見ていても、基本的に皆さんラフな格好をされてますね(写真を見返してみると、Tシャツ短パンのおっさんもいる)。
 とりあえず場内をちょこっとぷらぷらしましたが(残っている写真を見る限り、食べ物屋の写真が多いので多分腹が減りつつあったのだと思う)、2レースが迫っているのでパドックへと向かいます。

 さあ、これがエプソムのパドックだ!


 エプソムのパドックの特徴、それはとにかく広いことと、pre-parade ringがないこと。あと、Winners Circleがパドックにないことですね。イギリスの競馬場はパドックとウイナーズサークルが一体化してることが多いですがここは別です。一瞬、「高貴な方々が来る競馬場だから、勝ったときに庶民が取り囲まないようにしてるのかな」と思ったりもしたんですが、考えてみたらAscotが普通にパドックとウイナーズサークル一体型なので、そんな理由ではないですね。

 2レースも2歳戦。6頭立てから1頭取り消して5頭出走となります。このレースはPlus10レースとなっております。これの意味はJRAのプラス10とは異なることは、サンダウンで勉強済みであります。

2:40pm /THE totepool RACING'S BIGGEST SUPPORTER CONDITIONS STAKES (CLASS 3) (PLUS 10 RACE)
Runners: 5 RUNNERS Prize Money: £12,000.00 Race Distance: 1m 114y Horse Age: 2YO
1st 4 Thanksfortellingme (IRE) Richard Kingscote Ralph Beckett Mr R. Roberts 1m 49.69s 7/2
2nd 1 Kingston Kurrajong (GB) David Probert Andrew Balding Mr Richard Hains 3 Lengths 1m 50.23s (+0.54s) 3/1
3rd 3 King's Pavilion (IRE) James Doyle Mark Johnston Sheikh Hamdan Bin Mohammed Al Maktoum 3 Lengths 1m 50.78s (+0.55s) 11/10
4th 5 Theydon Grey (GB) Adam McLean Peter Charalambous Mr E. O'Riordan 3 3/4 Lengths 1m 51.47s (+0.69s) 6/1
5th 6 Fenner Hill Neasa (IRE) John Egan Pat Phelan Mr Edward Gleeson 4 1/2 Lengths 1m 52.27s (+0.8s) 66/1
NR 2 Steel of Madrid (IRE) Non Runner Richard Hannon Mr Michael Pescod --

 勝ったThanksfortellingmeはこれでデビュー2連勝。次も勝って3連勝を果たしますが、おそらくそれで故障したのか、2016年は出走せず。2017年に馬主・調教師が変わって香港に移籍したようです。おそらく、そのタイミングで馬名もMy Giftに変わったと思われます。もっとも、香港では勝ち星を挙げることはなく、2018年が最終出走。
 Kingston KurrajongとKing's Pavilionは2020年秋まで出走がありますね。2歳戦を見る楽しみはここにあります。まあ、もちろん将来のダービー馬を見てました、とかあればもっといいんだけど。

 で、朝からあちこち回った私は2レースを見ること無く昼食をとっておりました。
 というわけで、ちょっと場内探索。エプソムの案内図はこんな感じです。ホームページによさげなのがなかった。当日撮ったレープロの案内図の方が見やすいな。


 スタンドは主に2つです。主に、と書いたのは、案内図を見ると奥に“Prince's Stand”なるスタンドがあることに今気付いたからです。もしかしたら王族はこのスタンドで見るのかもしれません。なお、先の話をしますと、2016年のダービーは女王陛下ご臨席の下でおこなわれました。女王陛下がどこでダービーを観戦されているかなんて興味が無かったんですが(なんせ自分がダービーを見るので精一杯)、このスタンドにおられたのかもしれません。
 ホームページにも案内がありますが、エプソムではダービー開催以外は基本的に貴族と貧民の区分けはなく、普通のチケット(但しどっちみち値段は高い)で両方のスタンドに入ることができます。もちろん、この日も両方のスタンドに入ることができました。
 あらためて見てみると、有料観戦ゾーン自体は非常に狭い競馬場です。ダービーデーとそれ以外とで、盛り上がりの度合いに大きな差がある競馬場なんじゃないでしょうかね?今更ですが、エプソムは2019年はダービー開催(金曜にオークス、土曜にダービー。両日とも複数G1開催)2日のほかに9日間開催していましたが(たった11日しか開催がないんですね。2015年も似たようなもんだったでしょうし、ここでエプソムにいけたのは本当にラッキーだったんだな)、ダービー開催以外では重賞の施行はありません。それどころか、Class1のリステッドレースすらやってないのではないでしょうか。
 このあたりのエプソム競馬場の位置づけは非常に興味深いですね。


 とりあえず、まずはDuchess's Stand内で昼食。ついでに少しうろつきます。
 このスタンドは大きいスタンドで、中に入ると天井も高くて開放的な空気です。一般には、Grandstand扱いを受けるスタンドということになりますね。
 このDuchess Stand、名前の由来の正式なところは分かりかねますが、JAIRSが引用翻訳するRacing Postの記事によると、コーンウォール公爵(Duchess of Cornwall)が名前の由来のようです。
 なお、この記事において、「新しいスタンドを“素晴らしい建物”と表現したエプソム競馬場の代表取締役ニック・ブロフェルド(Nick Blofeld)氏は、来賓のコーンウォール公爵を新しいスタンドに迎える直前にヒューズが飛んで停電になったときでさえ冷静さを保っていた。これによ り、3人のメディア関係者が新スタンドのエレベーターに20分閉じ込められた。」という小ネタが披露されており、こういう停電が起きるあたり、イギリスクオリティだな、とおもうのでありました。
 ちなみに。上記記事に書かれているとおり、このスタンドは2009年竣工の新しいスタンドです。新しい、といってももう10年経過してますが、私が行った時点ではまだダービーを6回しか経験していないスタンドでした。私が初めてイギリスに行ったのは2001年ですから、その当時は別のスタンドが立っていたことになります。あのときエプソムに行っていれば、別のものが見られたわけですな。その当時のスタンドが見られるのがこちらのブログ。Vodafoneが強いですね。それもそのはず、2005年のダービーの冠スポンサーはVodafoneだったのであります。今Googleでパパパパパッと検索してみましたが、過去のGrandstandを載せたサイトってなかなか見つからないですね(有料の写真販売サイトは発見した)。一応、なんかよく分からないサイトだけれどこのサイトは発見しました(後述のジェネラス像について調べてるときに引っかかった)。大人しく日本人の旅行記を探し回った方が早い気がする。
 そんな具合に検索を続けたら、工事中のグランドスタンドが写っているブログも発見しました。あと、競馬場レポートさんお馬屋.comさんが行ってたのも旧スタンド時代ですね。あの時代はデジカメも容量がきついし、残ってる写真は少ないんですよね。なお、スタンドの写真はないですが、1993年にエプソムに行かれた方のサイトも発見しました。こちらの方はスリランカやジンバブエの競馬場も訪問されていて素晴らしい。スリランカは私の行きたい国ランキングでかなり上位に位置する国でして、コロナウイルスさえなければなあ、と思うことしきりであります。

 話は逸れに逸れましたが、グランドスタンドです。ちなみに、この日は日曜開催ということもあり、スタンドまわりにいくつかの子ども向け遊具が出ております。なんか競艇場にあってもおかしくないような感じの遊具ですが、場所がイギリスになるとなんか格式高く見えてしまいます。
 Duchess's Stand内は、高い天井で広々としております。おそらくここでイベントや展示会をやったりするのでしょう。これだから地震の無い国はうらやましいです。
 この日も裏ではラグビーがおこなわれており、皆さんラグビーにも見入っておりました。

 んで。中の食事売り場は1カ所、パイ屋さんです。これまでパイは食べてこなかったので、ここでパイを食します。それにしても、7.5ポンドですよ。1300円〜1400円相当です。意味が分かりません。日本だったら牛丼1杯300〜400円。牛丼3杯食べられるお値段です。信じられません。ただまあ、これは信じる信じないではなく、買うか買わないかの問題であり、腹が減っては戦はできぬ以上買うしかないのです。ぐうぅ。

 あと、自分の写真を見返しても、2階以上を撮ったものが出てきません。興奮してて2階以上に上がるのを忘れただけの可能性もありますが、上のEpsom公式の案内図を見る限り、2階(1st Floor)には「Lammtarra, Gallops & Diomed」とあるので、これで検索してみたところ、ジョッキークラブのVenueレンタルページ発見。会議室用スペースとして用意されているようです。一般開催日には立ち入り禁止だな。Lammtarraルームの案内は見つかりませんでしたが、Gallops SuiteDiomed Roomは発見。ダービーデーには金持ちが1室を借り切るのではなかろうかと。
 3階はPrivate Boxとして用意されており、これは紛れもなく金持ちが借りる部屋です。競馬と関連付けた案内だと誰でも(大金はたけば)借りられそうですね。ダービーやオークスの日は向こう50年分くらい予約が入ってそうだけど。
 あと、1階の広大なスペースはOaks Hallというらしいですね。


Grandstand外観 手前にメリーゴーランド Grandstand裏側 子ども向け遊具 横からスタンドに入れます
スタンド裏の食べ物ブース。真っ先にこれを撮ったあたり、腹が減ってたのだと思われる Grandstand前のスペース。
レースの合間には人はいない
白線の印はブックメーカー向けでしょうかね
Grandstand内1階の様子。地震が無い国はこれだからうらやましい、という感じの、柱のない広々としたスペースです
ラグビーも放映中 GrandstandのCloakは
閉まっておりました
ダービーデーしか
開けないのかな
Betting Roomの中
EpsomにはBetfredが入り込んでいるようです
Best Oddsの意味は
よく分かりません
toteの2レースのオッズ表示
売店のお値段
イギリス価格です
ベジタリアン向けがあるのも
イギリスらしいですね
パイ。これ自体は美味しそうなんだけれど
これに1300円くらい払うか、といわれると
牛丼3杯食べた方がいいよね、と思ってしまうのです
イギリスらしく、味付けは自分でやれ方式です 食事しながら
2レースを見る

 続いて、Queen's Standへと向かいます。グランドスタンドはできたばかりですから、スタンドとしてはこっちの方が古いんですね。
 その前に、ジェネラスの銅像があります。英愛両国のダービーを制覇しさらにはキングジョージを7馬身差で圧勝した、エリモハリアーの父にしてオースミタイクーンの兄です。後半の情報をつけると一気に親近感がわきますね。ジェネラスの最大の功績はキングジョージの圧勝なんじゃないかという気もするのですが、そのあたりなぜジェネラスなのかはよく分かりません。このサイトによると、Queens Standが立てられたのは1995年のようなので、計画が持ち上がったのが1991年か1992年ころで、直近のダービー馬であるジェネラスの像を建てることにしたのかもしれません(後述の通り、スタンドがOpenしたのは1992年みたいなので、であれば、直近のダービー馬ですね)。
 いずれにしても、ここに像の建っているジェネラスが日本にいた、というのは凄いことだよな。ちゃんと墓場にせずに返したということも含め。

ここから先はQueens Stand ダービーとオークス当日の
ドレスコードについてなど
ジェネラス像

 そして、Queen's Stand。なお、打ち込むのが面倒なのでアポストロフィを省略することが多いですが、気にしないでください。
 中は白を基調とした非常に綺麗なスタンドで、天井も高く、何かとガラスで区切られていて明るい雰囲気で、なんといいますか、とても華やかなスタンドです。デザイナーズマンションにいるみたい。デザイナーズマンションに住んだことないけど。とてもギャンブル場とは思えないような場所になっています。
 こんな場所に一般庶民を入れてくれるなんて、なんて素晴らしいんでしょう。

Queens Standへ! 1992年6月3日に
女王エリザベス2世によって
開かれた建物、とのこと
あれ、1995年じゃないのか
There every step of the way
welcomes you to the Investec Derby Day
右手には騎手検量用の
体重計があります
こっちのCloak roomは
開いております
左手には記念品売店 商品はピンバッヂやカフスボタンで豊富ではないですが、
イギリスらしいと言えばらしいラインナップです
スノーフェアリー買ってみた その上には歴代ダービー馬
真ん中にこの年(2015年)のダービー馬ゴールデンホーンの勝負服展示
ゴールデンホーンの写真 その他、様々な写真が飾られております
東京競馬場って、天皇陛下や皇太子殿下がご観覧されたときの写真は飾ってないのかな?
逆に、イギリスは植樹文化はあるのだろうか
入口を振り返る
カフェがあります ぱっと見分かりづらいですが
COSTAですね
料金もCOSTA価格
中央の階段もオシャレです 2階はレストラン客向けです とはいえ、庶民がのぼる 庶民が普通に酒飲んでました
階段のクロスする部分から
下が見えます
下は検量室です
外から検量室に入るところ 検量室内部 騎手はここからあがり、スタンド内を通って
パドックに向かいます
9月のクリスマスツリー

 さて、Queens Standから外に出ます。3レースの発走が刻一刻と迫ってきております。3レースはGrandstandから観戦したので、とりあえずGrandstandからの眺めをば。

ぐるっと見回す 他場の映像が流れています

 そして、各馬返し馬に入って、レースです。
 3レースはBOBIS Race。これについてはバース競馬場で勉強しました。勉強したことは覚えているけれど、中身は覚えていません。勉強というのは往々にしてそういうものです。
 勝ったPersunは連勝で2勝目。これまで2着5回という惜しい成績が続いていたあとの連勝となりました。ただ、その後をみても2017年まで頑張って走っておりますが、1勝追加しただけで終わってしまったようです。

3:15pm /THE totequadpot HANDICAP STAKES (CLASS 3) (BOBIS RACE)
Runners: 7 RUNNERS Prize Money:£15,000.00 Rating: 76-90 Min Weight: 8st 7lbs 
1st 5 Persun (GB) Silvestre De Sousa Mick Channon Mr M. Channon 1m 48.22s 3/1
2nd 6 Cosmic Ray (GB) David Probert Andrew Balding Winterbeck Manor Stud 1 1/2 Length 1m 48.52s (+0.3s) 11/4
3rd 7 Oakley Girl (GB) Royston Ffrench Stuart Williams The Parry's Short Head 1m 48.53s (+0.01s) 12/1
4th 4 Jupiter Custos (FR) Jamie Spencer Michael Scudamore Mr J. C. G. Chua 2 1/4 Lengths 1m 48.94s (+0.41s) 14/1
5th 8 My Mate (IRE) Franny Norton Clive Brittain Mr Saeed Manana 1 Length 1m 49.14s (+0.2s) 14/1
6th 2 Intiwin (IRE) Tony Hamilton Richard Fahey Mrs H. Steel 2 1/4 Lengths 1m 49.56s (+0.42s) 10/3
7th 1 Gold Prince (IRE) James Doyle Sylvester Kirk Mr J. C. Smith 25 Lengths 1m 54.16s (+4.6s) 9/2
NR 3 First Dream (IRE) Non Runner Roger Varian Mr Nurlan Bizakov


返し馬の様子。馬蹄型コースなので、レースと同じ距離走らないとゲートに到達できません
レース前の観客席の様子 スタート前のビジョン 丘の向こうのスタートゲート付近
お客さんがそこそこおられます
スタートしました 向こう正面を駆け抜けます アップダウンがきつくて
写真が曲がってるのか
坂なのかがよく分からない
最後の直線 Persunが突き放す ゴール後の映像

 そんなわけでして、3レース終了。各馬戻ってきます。既に書いたとおり、ここEpsomはWinners Circleがパドックから分離しており、しかもスタンド前にあります。ダービー馬をスタンドで出迎えたい、ということなんではないでしょうか。

ウイナーズサークルに人が集う ジョッキーが戻ってきます 上位入選馬は外で待機 Jamie Spencer騎手 勝ったPersunの凱旋
調教師?と話す
デソーサ騎手
振り返って笑みを浮かべる
デソーサ騎手
人をかき分けるデソーサ騎手 検量室に入っていきます 馬だけのWinners Circle 記念撮影 Franny Norton騎手
表彰台に向かう人たち Horses Away 司会者がアナウンス 表彰台に上る 記念撮影

 で、これも若干順番が前後しますが、Queen's StandとDuchess's Standまわりをば。
 地味に?Winners Circle区画と芝生観覧席区画に間にも身分の壁を作る用意があるのが分かります。ダービーデーはここも封鎖されるのではないでしょうか。

Queens Standから右手。Prince's Standが見えます
芝生は馬場馬術的なことをやるためなのか、
単にダービーデーに貴族たちが飲んだくれる場所なのか
見上げてごらん Winners Circleまわり
Owner、Trainer、メディア向けの席ですが
この日は誰でも入れる状態でした
Queen's Standを見上げる Winners Circleまわり
Winning Post
簡素です
Queen's Stand前の芝生観覧席
芝生が痛まないのは観客と開催数、どっちも少ないからなのでしょうね
楽団がいるのはイギリスらしいですね
ちょっとだけ動画撮らせていただきました

 そして、Grandstand区画へ。こっちも芝生部分とコンクリ部分とに分かれます。なお、Grandstandという表現を使う場面とDuchess's Standという表現を使う場面がありますが、完全に気分次第で使い分けており、基準はありません。

Queen's Standから見上げるGrandstand Duchess's Stand前の芝生ゾーン 見上げる Grandstand側から見た
Queen's Stand
車椅子席はGrandstand前です タバコ売り場はスタンドの間 どっちのスタンドのトイレかは忘れましたが、
とりあえずエプソムのトイレ
エプソムであっても手拭き紙の扱いは雑です

 なお、パドックを回り終えた馬が本馬場入場する際には、大きく回ってスタンドの奥から入っていくことになりますが、その際にQueens Standの観客がいるゾーンを横切ることになります。というわけで、その部分は適宜バーが開け閉めされることになります。観客の目の前を通って入場していくのはイギリスあるあるですが、馬はその雰囲気に耐えねばならないので大変でありますな。

パドック 馬たちはこっちへ ここの門が動く この門にはレスター・ピゴットの顔
馬が出てくるところ 交差点からパドック Grandstand Lord Kitchenerの顕彰



そうこうしているうちに、4レースです。Class3のハンデ戦。Arabian Illisionが取り消して、14頭立て。事前知識の無い異国の地の一般戦でこんなに頭数がいて、どうやって当てたらいいんですかね、まったく。

パドック ジョッキーと打ち合わせ 人がいなくなったパドック
楽団が寂しそう
スタートゲート回りに
馬が集まります
ゲートの前で輪乗り
ゲートから引いていきます
The Hillと呼ばれる内馬場の丘のアップダウンが凄いですね
発送直前の場内の雰囲気 レース情報

 このレースはとりあえず競馬場の雰囲気の記録のために動画撮ってみました。ついでに、表彰式の雰囲気も動画撮影

 勝ったのはQuest For Wonder。このレースが最後のレースとなりました。10戦4勝、5着以下無しの成績で、オールウェザーでの勝ち星もあるのでまだまだ引退しなくてもよかったようにも思いますが、もしかしたら怪我かもしれません。ところで、何の気なしにこの馬名で検索したところ、netkeibaがヒットしました。一体何事かと思ったら、どうもこの馬は繁殖牝馬として日本に輸入されたようです。いやあ、いったいどこでどんな出会いがあるか分かったもんじゃないですね。見たところ、日本での?初年度産駒はクエストフォーラヴという名前で(これを書いている2020年11月時点で)デビュー待ちのようです。
 ちなみに、このレースの13着馬はみんな大好きイニエスタです。神戸に来る前にこんなところで走ってたんですね。

3:45pm /THE WIN A FOOTBALL FORTUNE WITH SCOOP6SOCCER HANDICAP STAKES (CLASS 3)
Runners: 14 RUNNERS Prize Money:£20,000.00 Race Distance: 1m 2f 18y Horse Age: 3YO+ Rating: 81-95 Min Weight: 8st 10lbs
1st 14 Quest For Wonder (GB) John Egan Pat Phelan Mr William Bocking 2m 12.17s 11/1
2nd 3 Mica Mika (IRE) Tony Hamilton Richard Fahey Mrs Una Towell 2 1/4 Lengths 2m 12.59s (+0.42s) 16/1
3rd 5 Illusive (IRE) Tom Marquand Lady Cecil The Done At One-O-Ones 3/4 Length 2m 12.73s (+0.14s) 7/1
4th 7 Starwatch (GB) William Carson John Bridger Mr J. J. Bridger 2 1/2 Lengths 2m 13.18s (+0.45s) 10/1
5th 1 Firestorm (GER) Kieren Fallon Michael Attwater The Attwater Partnership 1/2 Length 2m 13.29s (+0.11s) 20/1
6th 8 Burano (IRE) Pat Dobbs Amanda Perrett Burano Partnership Neck 2m 13.34s (+0.05s) 8/1
7th 4 Spirit of The Law (IRE) George Chaloner Richard Fahey The Matthewman One Partnership 3/4 Length 2m 13.47s (+0.13s) 16/1
8th 2 Croquembouche (IRE) Silvestre De Sousa Ed de Giles Mr John Manser 5 Lengths 2m 14.47s (+1s) 14/1
9th 11 Rib Reserve (IRE) Ted Durcan Sir Michael Stoute Ballymacoll Stud 2 1/2 Lengths 2m 14.94s (+0.47s) 5/1
10th 10 One Pekan (IRE) Cameron Noble Roger Varian H.R.H. Sultan Ahmad Shah 3/4 Length 2m 15.09s (+0.15s) 6/1
11th 13 Banditry (IRE) Jamie Spencer Michael Bell Sheikh Marwan Al Maktoum 11 Lengths 2m 17.07s (+1.98s) 8/1
12th 9 Gaelic Silver (FR) Hector Crouch Gary Moore The Winning Hand 2 3/4 Lengths 2m 17.59s (+0.52s) 33/1
13th 12 Iniesta (IRE) Fergus Sweeney Gary Moore Mr A. Foreman 4 Lengths 2m 18.35s (+0.76s) 33/1
DNF 6 London Citizen (USA) George Baker Chris Wall Ms Aida Fustoq 8/1
NR 15 Arabian Illusion (FR) Non Runner Andrew Balding Mrs Fitri Hay

 そんなわけで、場内探索もあらかた終えたので、あとはレースを見て馬券を外すだけです。

  長くなったので、ここでページを分けます。5レース以降は次のページへ。

エプソムターフ〜エプソム競馬場訪問記その1(競馬場に入るまで)5レース以降



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