セトノクラハシ

 さて,呉駅からバスで倉橋島に向かいます。主目的は脇に置きますが,とりあえず波多見地区の見所を。



1.波多見八幡神社

 まずは,バスで波多見に行き,波多見八幡神社です。ここの境内からの眺めは最高です。この眺めこそが,瀬戸内の島,という感じですね。
 そして,絵馬が多数飾られているのも特徴。よくぞここまで保存されているものです。

案内 神社前の海の様子 海岸保全区です
神社方向 海方向 由緒書 境内
本殿方向 とにかく,絵馬が凄い
鬼瓦が保存されてます こっちはなんなんだろうか 摂社 5万円也 この景色が好きなのです!!!

 特殊潜航艇というと,対岸の愛媛三机で訓練していたことはよく知られておりますが,ここ倉橋島大浦崎にも基地があったのですね。
 正直,特殊潜航艇については真珠湾攻撃の際の9軍神と酒巻さんの話くらいしか知らず,初めてここを訪れたとき(だったか,江田島に行ったときだったか)に「マダガスカル」の文字を見て,「なぜマダガスカル??」と思ったのを覚えております。


 特殊潜航艇については,本当に想像を絶する,という言葉しかありません。
 大浦先のP基地については,検索すればいろいろ出てくるのでそちらでお勉強ですな。

2.善行寺

 そこから,少し歩いて善行寺。浄土真宗のお寺です。ここに来たらここにお参りしないわけにはいきません。合掌。

善行寺 山門 田舎のお寺に似合わない
TEMPLEの文字
本堂 慰霊堂? 親鸞?

 それからさらにお参りを続け,バスで音戸大橋の下まで移動します。



3.音戸の瀬戸〜清盛塚

 ここを訪れた時点では,大河ドラマの平清盛は見ておりませんでした。義経はどうだったかな……。なんにせよ,「平清盛が音戸の瀬戸を切り開いた」程度の知識でここにやってきております(まあ,大河ドラマを見てもこの辺の知識は一切ブラッシュアップされないわけですが)。

ぐる〜っと見回す 音戸大橋!!

 で,清盛塚です。今は(も?)離れ小島に立っております。おそらく,それを見るために作られたであろう場所では,皆さん釣りを楽しんでおられました。
 バスから遠目に見てるだけのときは,まさかこれが小島に隔離されてるとは思ってなかったのでびっくりしました。やはり徒歩で現地をみるのは重要です。

清盛塚と清盛松 釣り中です 清盛塚と音戸大橋
奥に第2音戸大橋

4.音戸観光文化会館うずしお

 ここはいつからあるのか……。大河ドラマに合わせて作られたんでしょうかね??
 まあ,なんというか,この町とこの観光地の規模に照らして,この建物が大きすぎるんですよね。大河ドラマという瞬間最大風速が凄い奴のために作ったんじゃないかと思った理由はそこなんですが,実態は知りません。
 音戸の瀬戸が重要な場所であることは論を待たないとは思うんですが,もうちょっと色々頑張れる部分もあるんじゃないかな,という気もする。まあ,地元民向けの部分と観光客向けの部分が混じっていて,地元民向けの公民館的機能部分への予算を観光予算から引き出す,とか色々考えた末にできたんじゃないかと思っております。

 そんなわけでして,観光客が用があるのは1階の土産物屋,2階の博物館,4階の定食屋です。
 1階の物販について言うなれば,音戸の生んだ2大スター,城みちると島谷ひとみのサイン入りグッズでも売ればいいのに,と思ったり。
 2階は,なんと言っても音戸の瀬戸を見下ろすテラスはお勧めです。こういう景色が好きな人間には天国ですね。受付がじもてぃーすぎて「○○の○○です」と名乗ると知り合いっぽいのが怖いところだけど。

音戸の塩

 このテラスには,平清盛の日招像もあります。本物(という表現でいいのだろうか)は音戸の瀬戸公園にありますが,徒歩で登るのは大変なのでここで見られるのはありがたいです。まあ,像を見たからといって何があるわけでもないんだけど。
 この日は,タイミング良く石手川が音戸の瀬戸を通過する姿を眺めることができました。うむ,美しい。

インスタ映え!! 日招像 航空写真 音戸の瀬戸 清盛塚 音戸大橋
石手川が音戸の瀬戸に向かってきました 通過中
音戸大橋架橋時の写真等 音戸の瀬戸の模型

5.音戸大橋

 音戸大橋は何度も車で通過してはおりますが,螺旋の中はどうなってるのか,考えたことがありませんでした。せっかく徒歩で乗り込んでるので,中に行ってみました。
 中は駐車場なんですね。オチもなにもないお話でした。

螺旋の中へ! 螺旋の中 通過しました 橋をくぐります 螺旋に別れを

6.音戸渡船

 第二音戸大橋を正面に見ながら,音戸渡船の乗り場を目指します。徒歩じゃないと乗れない代物ですから,乗るのは初めてです。
 ところで,あらためて音戸大橋と第2音戸大橋を見比べると,アーチの吊り方が,音戸大橋は垂直になってるのに,第二音戸大橋は斜めに走ってるんですね。どっちがどうなのかは素人にはさっぱり分かりませんが,とりあえずどっちの橋かクイズに出されたら釣り方で区別すれば一発だ,ということは分かりました。あと,アーチの下に道があるのが下路アーチ,アーチの上に道があるのが上路アーチと呼ばれているようです。橋の世界は奥が深そうですね。Wikipediaを見ててもこれはやばい世界だと分かります。世界中どこにいっても橋はあるわけで(それこそ跨線橋や道路をまたぐ歩道橋なんかも加えれば),橋マニアになったら旅行で飽きることはなさそうです。でも,ちょっとそこまでの道は遠いな。

第2 第1

 そんなわけで,音戸渡船に乗ります。

 日本一短い定期航路にわかに話題のこの渡し船でありますが,この日は私以外の乗客0でした。というわけで,シャイな私が自ら桟橋に歩み出て,存在をアピールすることになったのであります。ちなみに,この時点でTripAdvisorには音戸渡船の項目はありませんでした。
 で,無事私の存在に気付いていただき,船に乗ることができました。
 もちろん,なんてことはない

呉まで7km 案内 乗り場 乗り場と音戸大橋 窓口。誰もおりませんでした
桟橋に出ます 振り返る 桟橋から見る第2・第1音戸大橋 船がやってきました
操舵室 夏休みは80円 証明書も発行して貰えます 後方 音戸大橋! 到着しました
停泊している船
予備船は重要ですな
本土側の乗り場 第2音戸大橋 奥にも小さな橋がありますね

 そんなわけで,ここまでゆっくりと倉橋島を観光したのは実は初めてのことでした。瀬戸内海の島は本当にいいところです。
 島の南部の倉橋町方面には,過去に1回行ったことはあるんですが,またゆっくりと巡りたいものです。

マツノキョクヨウ入船山



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