イケノシャーガー〜シャーガーカップ2016

 毎年8月頃、みんなの憧れアスコット競馬場において、全世界から騎手を招いてシャーガーカップと名のつくレースがおこなわれます。
 シャーガーというのは、言うまでもなく1981年の英愛ダービー馬であり、なにより引退後に誘拐されたことで有名になりました。
 シャーガーカップは1999年にグッドウッドで始まり、その後2000年からAscotへ。2005年のAscotグランドスタンド改修時の休止と2020年のCOVIDによる休止をはさみ、20年以上にわたっておこなわれております。このあたりはみんな大好きWikipediaさんを参照日本語版はこちら。なお、例によって英語のほかは日本語版しか存在しません)。

 そんなシャーガーカップ、せっかく自分がイギリスにいるあいだにおこなわれるんだから行ってみよう、というわけで、行くことにしました。今回は、元々競馬場に行きたがっていた友人と2人旅です。なお、白馬関係者はご承知の通り、オタク気質の私は「競馬初心者を競馬場に連れて行く」という作業が極めて苦手であり、いつぞやの東京の障害で好き勝手やったりと基本的に空気の読めない行動を取ることになります。
 まあそのあたりは諦めて貰いましょう。

入場&レースコースツアー

 では、入場。
 この日もClarence House Chase Dayに引き続き、バックヤードツアーに参加します。まあせっかく友人を連れて行くので、私があれこれ案内するくらいなら公式ツアーに参加させた方が良いでしょう。なお、前回も書いたとおり、レースコースツアーはFirst come, first servedでおこなわれておりますが、参加者が少ないので誰でも参加できます。シャーガーカップデーなので空気の読めない日本人が大量参加することを怖れておりましたが、そもそも日本人の来場者自体そこまで多くなかったような気がします。
 このレースコースツアー、今(2025年5月)必死になってAscot競馬場のサイトを検索したんですが、どうも見つかりません。もともと見つけにくい場所で紹介されていたので単に私が見つけられていないだけの可能性は否定できないのですが、検索しても地元向けサービスでやったようなものしかヒットしないので、COVIDやらなんやらのついでに経費削減で廃止した可能性もあります。興味ある人は問い合わせてみましょう。

チケットが入っていた封筒 チケットに同封されていたAscotの紹介
チケット売り場 チケット

 そんなわけで、バックヤードツアー。
 繰り返しますが、日本でこんなツアーやったら秒殺レベルで人が埋まると思うところ、ここは紳士の国イギリス。皆さん酒にしか興味がありません。バックヤードなんて見てどうするのか。酒でもくれるなら参加するけど、そうじゃないなら興味ないぜHaHaHa。
 てな具合に、参加者は我々のほかごく少数。まあこんなんだったらそもそもツアー自体廃止されても仕方がありませんね。

 今回のルートについては、正直もはや全く記憶しておりませんが(書いているのは2025年5月)パドックから検量室に入り、その後Podiumで記念撮影。それからスタンドの上部階にあがるという流れだったと思われます(残っている写真からの推測)。
 記憶していることとしては、今回は検量の体重計にも載せてもらったということ、一緒にいたインド人は競馬に興味が無いのでアスコットの体重計に乗っていることの意味を理解してなかったこと、そのあと表彰台で今回は記念写真撮ってもらったことといったあたり。
 自分のメモによると、私の体重は鞄つきで12.1ストーンだったようですが、どう考えても軽すぎる気がします。もしかしたらAscotの騎手重量は軽めに調整されているかもしれませんので、陰謀論がお好きな方は是非Ascot競馬の騎手体重の闇について切り込んでみてください。

Sovereign's Gate ここで待ち合わせ ぐるりと見回す Pre Parade Ring方向
Pre Parade Ring方向 検量室。偉い人がお仕事してます
ウイナーズサークル的な場所 Podium 記念撮影。インド人を見習って
もっといい服を着ていけ、という突っ込みは甘んじて受け入れます
2006年6月20日オープン 1コーナー方向 ゴール地点付近 向正面 障害育成中?
ビジョンまわり 3角形の頂点〜最終コーナーが奥に見えます 直線 アップで撮ると
アップダウンが分かりやすい
金持ちゾーン
歩きながら撮ったのでぶれぶれ
吹き抜け部
貴賓室的な場所だと思われます
2回ツアーに行って、2回とも
理解できないまま終わった自分の英語力の無さよ……
王族のレリーフ
今は先般なくなったエリザベス2世のレリーフも
加わっているのでしょうか
向かいの部屋

 ツアーが終わって、もうちょっと歩き回ります。

スタンド内から馬場方向 The story of the Quueen's colours An introduction tothe greencoats
パドックを見下ろす スタンド The Shop フランケル像

レープロ

 レースカードバウチャーを持っていたので、レープロは現金を使わずにゲットできました。
 まず気になるのが、騎手紹介。みなさん証明写真っぽい写真を使って素顔を見せているなか、1人ゴーグルを付けてレース中の人がいますね。写真提供はJRAなのかどこなのか知りませんが、日本人騎手が初参加というわけでもないのにどうしてこうなった。
 また、どの時点のどういうオッズかは分かりませんが、チーム戦とシルバーサドルのオッズも表示されております。それを見ると、Rest of the Worldは5倍。Kenichi Ikezoeなる騎手は9倍。騎乗馬の質がどこまで反映されているのかは分かりませんが、参加12人のうち6番人気。21倍のオイシン・マーフィーとかいう人とは格が違いますね。1番人気は5倍のブドー、2番人気は6倍のデットーリです。
 ちなみに、私はチーム戦やシルバーサドルへのベッティングが出来る場所が分からなかったので、賭けてません。賭けていたとして、ROWに賭けていたのか、池添騎手にだけ賭けていたのか、本当に賭けていたならばなんとなく後者だけに賭けて悶絶していた可能性が高いのではないかと予想します。


 意味もなく、ページの順番を入れ替えてスポンサー部分を上にまとめています。
 で、あとで再掲するかもしれんけどレースのページを以下に。最後に、その他の案内。


開会式

 そうこうしているうちに、開会式のお時間となりました。
 なんかチアガールが踊っています。ですが、おじさんはチアガールよりもフランキーとケンイチを見たいのであります。
 開会式、どんなことをやっていたかは通しの動画を撮ってないのでもはや記憶にも残っておりませんが、まあイギリス的な、軽いノリの奴だったと思います。Ascotを使うからといって、恭しく王族が登場して、ということはなかったはずです。

開会式前の様子 チアガール登場。ピンクと緑の順番が交互になってるのはなぜだろう
盛り上がる場内 ヨーロッパチーム
ジャルネ、ブドー、デットーリ
Rest of the World
レレナ、池添、デソーサ
デットーリと話す池添 拍手する池添 ブリテン&アイルランド
ファニング、マーフィー、
ハーリー
3チーム揃いました ガールズ
ウィルソン、ターナー、
ゴードン
勢揃い
チアの立ち位置が雑なのが
イギリスっぽくてナイスです
向かって左から偉い人がやってくる中、適当に写真を切り取ってみる 偉い人登場 デットーリインタビュー
ROWチームのインタビューがどうだったかは覚えてませんが
GBRIREチームとGirlsチームのインタビューも
なにがあったか覚えてませんが、一旦EuropeチームとROWの2人が検量室に戻ってからあらためて整列

 開会式も終わったので、Pre Parade Ringへ移動します。自分がいつも通りの行動をとってるのはいいんですが、連れてきたインド人がどうしていたのか、全く記憶にないぞ。

開会式を眺める人の様子 Pre Parade Ring方向 橋の下を抜けます 本馬場入場ロード
歩きながら撮ったのでぶれた
Motivator Pre Parade Ringまわり スタンドを見る

 全く記憶にないぞ、と書いてたら、友人を撮った写真が発見されました。どうやら私は友人をPre Parade Ringまで連れ出していたようです。まあ府中で平場の障害戦を見るために内馬場まで連れ出していたことを思えば、Pre Parade Ringごときなんてことないですが。


 なお、あえて上からいらすとやの絵をかぶせるくらいならこんな写真載せなくていいだろう、という話もあるでしょうが、まあ将来的な記憶喚起のために念のため。いつ使うことになるのか知らんけど。

 そして、その他行き場を失ったこの日の写真を適当に載せておきます。

買ったのか貰ったのか忘れましたが
Ascot仕様の水
場内案内図 裏庭 Mill Reef Bar
ワインを持つインド人 ワインを飲むインド人 Dubai Duty Free パドックまわりに咲く花
華やかなパドック 各新聞の予想 Yeates アスコットのマンホールの蓋
4チームの紹介 Conetwirl by Ellis O'Connell 2015年はGirlsチームが勝ったので
ワイヤーホースをピンク色に装飾したようです
イギリスによくある移動遊園地
Miami Dance
The Waltzer
Stay Flyer

 では、レースです。


ザワールドオブレスト〜シャーガーカップ2016


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