Roaring Patrick Cheltenham Festival 2016 Day 3 その1

注意:以下の私の駄文は個人的なCheltenham旅行記であって、読者を想定した競馬場の案内ではありません(文章力と構成力の無さの言い訳)。きちんとした競馬場案内を見たい方は2017年に訪問されたにげうまさんのブログを是非ご覧下さい。街の雰囲気も含めて、非常に分かりやすくまとまっております。

 障害レースについて詳しくないときは、イギリスの障害といったらグランドナショナルだろ、というイメージでした。そもそも、イギリスの競馬開催のイメージもついていなかった。
 以前、Made in Japanが2004年にチェルトナムフェスティバルのトライアンフハードルを勝利したというニュースが流れましたが、そのことがいかに凄いことなのかもよく理解しておりませんでした。

 そんな私ですが、イギリスにいるならばやはり興味はあります。そして、授業日程の関係で、木曜はフリーです。課題、予習、試験勉強。各要素を加味しても、チェルトナムに行く価値はある。

 さて。2020年に強行開催したことでイギリス全土にCOVID-19をばらまいたとされるこのチェルトナムフェスティバル。イギリスが誇るこの大イベントのために、国中からバスが集います。さすがNational express。なんと、我らがサウサンプトンからもバスが出ます。このことだけでも、このチェルトナムフェスティバルの凄さが分かるというものです。
 バスは7時25分にサウサンプトンを出発。10時15分に現地着。帰りは18時30分に現地発、サウサンプトンには21時20分到着予定です。これで往復33ポンド強(学割つき)なので、電車に乗るよりも楽ですね。

 ちなみに。書く場所がないのでここで書きますが、この翌日、つまりCheltenham Gold Cupが行われている金曜日の授業中、貸付と賭博的な話で、先生からチェルトナムの競馬の話題が出ました。授業でもネタになるほどの、重要なイベントなのであります。


 さて、2016年3月17日。私のメモによると、なんと1時間睡眠だったようです。遠足前日の小学生状態です。
 そして、始発のSouthamptonの時点でバスが遅延しており、出発は7時38分。まあ、早発されて乗り逃すよりはマシなのだけど。私のメモによると、9時50分頃にSwindonで10分休憩を挟んだようで、写真のタイムスタンプを見ると、到着は11時40分。1時間半遅れてるじゃないか。

早朝のSouthampton これに乗る
(Swindonで撮影)
車窓から

 競馬場行きのバスで一番大切なこと、それは帰りのバス乗り場を確認することです。私がどうやって帰りのバス乗り場を確認したのかはもはや記憶から飛んでますが、とりあえず降りた場所に戻れば良い、の精神で間違ってなかったのではないかと思います(駐車場から移動してなにかやる感じでもなかろうし)。

バスを降りて競馬場へ 線路を越える Welcome to the Festival 進みます
みんなスーツ着てるのがなんか変な感じですね
スタンドが見えてきた
left luggage 入場口へ 入場口 入場券売り場 入場します 振り返る
チケットケース チケット チケットケース裏側 GOLD パッケージ付属品
レシート 注意事項など Racecardバウチャー Racecard購入 場内案内図

 この日の入場料は、Racecard Voucherと、3ポンドのFood Voucherつきで、63ポンド。当時のレートで1万1000円あたりです。さすがの値付けですね。はあやれやれ。
 ただ、10ポンドのToteでの掛け金や、9ポンドの飲食バウチャー、5ポンドのマーチャンダイズ バウチャー、レースカードバウチャーがついているので、実質6000円程度というところでしょうか。それでも高いぞ。

 とまあ、例によって値段に文句をつけつつ、Racecard、そしてやはりCheltenhamFestivalということでこっちもテンションが上がったのでTime FormとRacing Post。泡沫サイトなのをいいことに、例によって記録しておきます。

 まずはレースカードことレープロ。


 続いて、タイムフォーム誌。


 続いて、レーシングポスト。これ、いつも思うけど、みんなちゃんと中身読んでるんでしょうか…(とりあえず私はまったく読んでません)。


 さてさて、レープロをゲットしたところで、場内を見ます。いかにも、「G1の日のイギリスの競馬場」という、不思議な浮つき感のある場所です。ただ、平日の真っ昼間ということもあってか、例えばダービーデーのような酔っ払いの祭典というよりももうちょっと大人な雰囲気があります。単なる印象に過ぎないけど。

小楽団 ぐるりと見回す

 そして、せっかくチェルトナムに来たんだから記念撮影くらいしたいですね。とはいえ、おっさんなので恥じらいがあります。さあどうしよう。
 と思ったら、なんと馬像の前に記念撮影担当のスタッフがいるではないですか。なんと、日本ならともかくイギリスでこれは珍しい、ありがたい。というわけで、撮っていただきました。おっさん興奮であります。

記念撮影 Cheltenham Gold Cupを3連覇したBest Mateの馬像です 職員が着てる赤い服

 そして、目に入ってくるのはパドック出口のRYANAIRの巨大な門。そして巨大なスタンド。さらに、自信に満ちあふれた”THE HOME OF JUMP RACING”の文字。なんというか、スタンドの大きさという意味ではAscotもEpsom Downsも大きかったんですが、これらとはまた違った、イギリスの威厳と自信を感じる、非常に大きな競馬場です。
 そして、パドックは平面にあるのですが、奥側に向かって階段ができており、大人数がパドックを見られる方式です。イギリスでこれは珍しい。これもまたさすが、障害競馬の本場ならでは。

パドックからの馬道にはRYANAIRの巨大な門 PRINCESS ROYAL STAND THE HOME OF JUMP RACING セルフィーコーナー パドックのビジョン
とても綺麗です
パドック 車いす用スペース パドックとスタンドの間 スタンド入口
パドック 少し移動 Sandownの像と同じに見えるので
おそらくQueen Motherではないかと思う
別角度からパドック 少し階段を上って
パドックを見下ろす

 Cheltenham Festivalといえば、イギリスvsアイルランドの争いであります。↓は3レースのあとに撮ったもの。


 スタンドは、今見たPrincess Royal StandとGrandstandがコース沿いにある主要な2スタンド。パドックとスタンドの間を歩いて正面にある建物群はThe Festival Buildingと呼ばれているようです。今あらためてFloor mapを見ていたら、”Hall of Fame”なるスペースがあることに気付いて、もしかしたらとんでもなく重要な物を見落としたのではないかと恐れ戦いております。ただ、検索して出てきたCheltenhamのページを見ると別に名馬の電動的なスペースというよりも単なるHallのようにも見えて、見落としても問題なかった、と自分を落ち着かせています。
 とにかく、競馬場の全体を落ち着いて見るためには、FestivalDayではなく一般開催日に行かないとダメですね。つまり、今後の人生目標としては、@CheltenhamFestivalをフルで見るA一般開催日に訪問するという2つの目標が出来たことになります。まだまだ死ねません。死にたくありません。

Grandstand前のATM Information 本屋 GrandstandとFestival Buildingの間のスペース パドック側からGrandstand方向
Dawn Runの馬像 一番高い場所から
パドックを見下ろす
ぐるっと見回す
この高さからこの角度でパドックを見下ろすのはなかなかに新鮮

 レースが始まると慌ただしくなるでしょうから、今のうちに買い物を済ませます。チェルトナムであってもここはイギリス。昼食は推して知るべし、というわけで、Pulled Porkのサンドイッチ。
 物販はそこそこ充実してました。ここでLサイズのセーターを買ったんですが、メタボオヤジである私にもちょっと大きめでした。が、特に秋シーズンの旅行なんかで活躍してくれました。

3ポンドバウチャー Roast Pork Baguetteは7ポンド。3ポンド引いて4ポンド、700円くらいなら、まあ 土産物屋

 さあ、なんかもう人も多いしおなかいっぱいになりつつありますが、まだコースのコの字も見ていないのであります。
 私の持っているTattersalls Enclosureチケットでは、Grandstand前のゴール付近へは立ち入れませんが、それを挟むかたちでゴール前とゴール後のコース脇へは進出が認められております。
 というわけで、Grandstandを大回りするかたちでコースへと向かいます。ちなみに、コース脇へは酒を持ち込めないルールになっております。これだけ混んでたら破ってもバレない気がしますが、法律で飲酒禁止場所を思いっきり制限してる国なのでバレたときになにが怒るかは保証しません。なお、私は下戸なのでなんなら全面的に禁酒にして貰っても一向に構いません。

Grandstandの奥、コースに向かうあたりのごちゃごちゃ 酒は持ち込み禁止です ここにも飲食売店が並ぶ

 さあ、そんなわけでいよいよコースが見えてきました!!

コースが見えてきた コース!! こちらは行き止まり
ゴールに向かってくる馬を見られるスタンド 間近にコースを見る ちょっと手を伸ばして奥を撮ってみた
柵が邪魔だけど、なんか雄大な図です
スマホで撮影
スタンド側 スタンドとコースの間 コース
Grandstandにのぼります Grandstandからの眺め
あらためて、ぐるりと
ちょっと下からぐるり Grandstand。
←がTattersall Enclosureで入れる場所
→はClub Enclosureじゃないと入れません

 まだレース前なのでそこそこ自由に動けますが、はてさて、レースが始まるとどうなることやら……。
 とりあえず、貧乏人はぐるりと回らないとパドックに行けないので、どうやって動くか迷いますね……。

 てなわけで、今度はPrincess Royal Standを目指します。

さっき通ったGrandstand裏を抜けていきます やっとPrincess Royal Stand裏へ
ここはまだClub Enclosure
奥はGuiness Village
アイルランド人はこっちに集まっているのかもしれません
Princess Royal Standと、奥にGrandstand Guiness Village

 そんなわけで、やってきましたPrincess Royal Stand側のコース。こっちは目の前に障害があって間近で飛越する馬を見られます。まあ、最前列を取らないと何も見えなくなるリスクもあるわけですが。

コース。目の前に障害があるのが嬉しいですね
障害 スタンド方向 人が増えてきました

 そんなわけで、いよいよ第1レースのお時間がやって来ました。

Cheltenham Festival 2016 Day 3


場内探索JLT Novices' ChaseなどRyanair Chase・World Hurdle終盤3レース(アマチュア騎手戦など)


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