オクノラドクリフ
2016年夏。無事試験を終えた私は、社会人になってから初めてやって来た「夏休み」を満喫しておりました。
しかし。そんな楽しい夏休み。喉に刺さった魚の骨のように、どうにも居心地の悪いものが存在します。それが、修論です。夏の終わりまでに修論を書き上げないと、ここまで何をしに来たのか分からなくなります。そもそも、私がイギリスを留学先に選んだ理由の1つが、「人生で一度は論文なるものを書いてみたい」という、非常に舐めた理由でした。後悔はしてません。
そんなわけで、私は、競馬の予定を見つつも、毎日毎日図書館に通う日々を過ごしておりました。で。私が使いたい本が自分の大学にない場合はどうするべきか。答えは簡単で、ほかの図書館に行けばよいのです。21世紀にもなれば、全国の図書館の横断検索なんか簡単にできます。そして出てきたのが、みんなが知ってるOxfordの図書館でした。
元々本好き、図書館好きですから、これは是非行ってみなければならない。学生の身分で堂々とOxfordに潜入できるなんて、こんなありがたいことはありません。
てなわけで、前回Oxfordにきたときは単なる観光客でしたが、今回は真面目な学生としての登場です。
ちなみに。自分の記憶ではOxford図書館には2回入っていて、うち1回はかの有名なラドクリフカメラにも入っています(求める本自体は法律本なので別の図書館にある)。で、ラドクリフカメラ内でパチパチやった記憶もあります(eduroamって凄いですよね)。で、もちろん勉強のために図書館に入っているので減速として内部の写真撮影なんて言語道断なわけだけれど、どさくさに紛れてラドクリフカメラ内の写真を撮った記憶があります。……が、今回あらためて自分の撮った写真を探索しても、ラドクリフカメラ内っぽい写真は見つかりませんでした。悪いことはするもんじゃありませんね。無念。
さて、観光旅行ではないので残された写真は非常に少ないのですが、2回分のOxfordの写真を1頁にまとめます。せっかくのOxfordなのだからもうちょっと撮っておけよ、と今にして思います。
2016年7月3日
残された写真は6枚。
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どこで取ったかも分からない牛
多分OxfordのOxです |
有名な通りですね |
シェルドニアンシアター |
図書館入り口
観光客であふれてます |
事務局棟
ここでカードを作った記憶 |
この日は、このあとブレナムパレスに向かっています。おそらくですが、カードを作ることと、一通りの資料をコピーすることが目的であったと思われます。何が困るって、ろくすっぽ日記も残ってないことです。ううむ、ちゃんと記録を取れ、自分。
一応、図書館の利用案内は残されておりました。誰かさんの誕生日が載ってますが、気にしないように。誕生日プレゼントは随時募集してます。どうも、バケーション限定の図書館カードをゲットしてますね。そして、ボードリアンライブラリー群の、LawLibraryへの道を案内されているようです。真面目に図書館使おうとしてますね。
こちらは、観光客向けの案内です。
ちなみに、私はハリーポッターを全く見ていないので、そっち方面からのOxfordへの興味はゼロです。
2016年7月5日
7月3日と7月30日の記述は元々書いていたものです。このたび、自分のメールの検索履歴を色々と見た結果、新事実が発覚しました。自分のことなのに新事実が発覚、というのもおかしな話なんだけど。
7月5日。私はロンドンにいました。この日は国際○族法会議のために渡英された日本のBな皆様に合流。お前は誰だ感を出しながら、ご一緒に行動させていただきました。その結果、ここはどこ、私は誰状態の場所に到達したのでした。
このときについて残している記録が日記にありました。曰く「○使公邸といえどこの国にあるためか、トイレはウォシュレットではありませんので、ウォシュレットじゃなければだめな人は○使になってはいけません」。普段ウォシュレットにこだわってない人間(なお、今自分が住んでる家にもありません)なくせに、なぜかトイレ情報を記録しております。
また、この翌日ロンドンで食事をしたのですが、このとき、人生で初めて「おいしくないカレー」を食べることが出来ました。
「イギリスの飯はまずいのか」という話題はイギリスを語る上で常に出てくるものでありますが、「俺はおいしくないカレーを食べた」という経験談を語ることが出来るようになったので、この経験は極めて貴重なものでした。
2016年7月7日
そんな会議組と別れて、向かった先はオクスフォード。そう、ここでオクスフォードに行っていたのです。実は、自分のメールボックスを調べたところ、7月7日にボードリアンライブラリーのコピーサービスに課金している履歴が残っておりました。図書館にいないのにコピー機に課金するのはおかしい。
そして、調べたところ、NP日記にこの日の記録が残されていました。そうか、自分はメモ以外に日記も残していたのか。日記は以下の通り。
で、そんな2日を過ごしてアジアンな一週間を終えてからの三日目は日曜に敗退した某有名大学図書館。無事入館カードゲット。なんとかの有名なラ○クリフカメラにもアクセス権が与えられました。本を盗んだり火をつけたりしません、という内容の宣誓をしなければいけないあたりが、歴史と伝統と稀少書のある大学という感じがしますね。で、ねらってた本をスキャン(スキャンに金を取られるのは予定外だったけど)できたところで体力的にも力尽きて、ラド○リフカメラには立ち入らずに退散しました。
謎が少し解けました。
7月3日にオクスフォードのボードリアンライブラリーの図書館に申し込みに行ったけれど、日曜日なのでカードをゲットできなかった、ということだな。そして、その結果7月7日に再訪して、晴れて図書館の入館カードをゲットして中で本をコピーしたりなんだりできたと。
ちなみに、このときゲットしたカードはその後紛失したはず。ああもったいない。
ちなみに、7月30日のオクスフォード訪問に関する日記もありました。
昨日はオクスフォードとか言うところでもう一回本を探しに行ったのですが、本がない、どころか本があるべきスペースに本が入っていた形跡がない、つまり紛失のおそれありということで、やや大事に。まあ、なるようになれ。
結局、このときなくなっていた本はどうなったんでしょうかね。歴史あるオクスフォード大学の図書館であるからこそ、本は大事にしないといかんものな。
とまあ、こんなわけで、自分がオクスフォードの図書館に行った回数は2回ではなく3回、ラドクリフカメラに潜入したのは7月30日であることが分かったのでした。謎が解明されると嬉しいですな。
2016年7月30日
前回の訪問からそこまで時間のないなかでの再訪です。再度資料をコピーすると共に、ちょっと余裕ができたのか、法律本の図書館内は撮影してます。
それにしても図書館内に人がいないな。
このときにラドクリフカメラ内に入ったんじゃないかと思うんですが、そもそもそっち方面に行った写真すら残ってない……。謎すぎます。
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図書館内の写真 |
路上アーティスト |
多分本屋で競馬本を物色していた図 |
ちなみに、この日はこのあとNewportに移動し、翌日はChepstow競馬場に向かっています。昨年、Chepstowに行こうとしたときに寄って以来のNewportとなります。リベンジです。
私が残したメモは以下の通り
- 0730chepstow
- ニューポートマックは前も来た。ポテトが少なくビッグマックも少ない。はずれ
「ビッグマックも少ない」という謎ワードが残ってますが、おそらくビッグマックの具が少なかったのでしょう。それにしても、ほかにNewportの感想はなかったのか。
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Swindon駅 |
Newport駅。懐かしいですね |
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この日の宿。The Queen Hotel |
そんなわけで、ここから7月3日のブレナムパレスと、7月31日のChepstowに分岐していくわけであります。さらばオックスフォード。おかげで無事修了できました。
ブレナムパレスへ
Chepstow競馬場へ
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さて、以下、泡沫サイトであることをいいことに、オクスフォードの日本語ガイドブックを参照してみます。削除要望はトップページのメアドあるいは掲示板から随時どうぞ。