インペリアルマーチ Saints marched on 2016

 2015年からの続きになります。2016年になりました。2015年は0勝2敗に終わったので、今年こそは勝ち試合を見に行きたいですね。

3 2016年1月13日 vs Watford 2-0

 2016年一発目はWatford戦です。天気は雨。イギリスの冬なんだからこれは仕方がありません。屋根があるので雨に打たれることはありません。これはありがたい。

 この日のマッチデーの表紙はシェーン・ロング。アイルランド国籍のFWであります。

シェーン・ロング特集
Watford情報
Stats On this day Foundation Season stats 裏表紙

 そして、2016年になり、ようやく勝ち試合に出会うことが出来ました。2-0で勝利。公式レポートはこちらから
 みんな大好き吉田麻也は前節はスタメンでしたが、この日はベンチスタートで81分に途中出場。終盤に出てくるDF選手というのは、きちんと試合をおさめなければなりません。てことで、無事無失点で勝ててよかったよかった。

試合前。この日もピッチサイドにおりてみました ちょっと上に上がります
吉田が出てきました
(どこかにいるはず)
MAYA~ セットプレーだし
多分どこかにいるだろう
と思って撮った写真
試合終了。雨の中お疲れ様でした

 無事勝ち試合を見届けることが出来たので、ちょっと試合後のファンサービスを探検に行くことにします。どうしても負け試合のあとにファンサービスを求めるのはどうだろう、という気持ちが出てしまうので、ここで初めて動いたのでした。よく考えたら、自分が求めるかどうかは次の問題として、これまでの試合(といってもLiverpool戦は友人と来てたので、Stoke戦だけだけど)でとりあえず状況視察だけしておけばよかったんじゃないかと思うんですが、そこまで頭が回らないのが自分の限界です。
 で、いかにもな列を発見したので、そこで待機してみました。すると……そこはアウェイ、Watford側のサイン待ち列でした。こっちはこっちで負けた側ですし、特に知ってる選手もいないので(根本的に知ってる選手が何人いるのか、と言われたら困るのだけど)そのまま様子を眺めて帰りました。
 日本だったら、こんなあからさまな列があったら仮にアウェイ側でもそれなりに人が集まりそうだけど、根本的にサインに興味がある人が少ない上に、アウェイにはなお興味が無いんだろうな。リバプール戦どうなってたのか興味あるけど(というフリで、次の試合へ)。

Watford側のサイン待機列

4 2016年3月20日 vs Liverpool 3-2

 さあ、プレミアリーグのリヴァプール戦です。時期的には、春休みになったくらいの時期じゃなかったかと思います。
 昨年見たリヴァプール戦は1-6の大惨敗でしたが、果たしてこの日はどうなるのか。ここであらためてオッズを見てみましょう。


 サウサンプトン勝利が7/5、つまり2.4倍です。リバプール勝利が8/5、つまり2.6倍です。4カ月前に1-6で大虐殺されているというのに、サウサンプトンの方がオッズが安い。これ、普通にサウサンプトン側で買ってたら本気で儲からんな。

 この日のマッチデーはファンが表紙におります。どういう理由があるのかは自分には分かりません。もしかして、カップ戦で早期敗退してたらここに吉田が入ってたのかもしれない。

表紙 裏表紙 リバプール紹介
In the news Talking Tactics 前節ストークシティ戦アウェイ
ホームでは負けましたが、アウェイでは勝利
吉田は途中出場でした
Stats 今シーズンのここまでのスタッツ

 どの試合でもらったのか忘れたのだけれど、マッチデーセットでついてきた1986-87シーズンのリーグカップ準決勝1st Reg、リヴァプール戦のマッチデー復刻版。リヴァプール戦ついでにここで少しアップ。


 そして、この試合はなんと3-2で勝利。昨年のカップ戦での1-6の雪辱を果たしました。公式のレポートはこちら

 しかも、なんと開始17分でCoutinhoに、22分にはSturridgeに続けざまに2点決められ、この試合も大虐殺ムードが高まっていた中、後半に入ってからManéとPellèのゴールで逆転。
 この日の私の席はアウェイスタンドに近い位置だったので、サウサンプトンサポがリヴァプールサポを煽るところを生で見られたので、その意味でも非常に楽しく、いいものを見ることが出来ました。いや~、これぞサッカーです。

スタジアムへ スタジアムに接近 荷物検査 リバプールのバス
特にタマゴを投げられたりもありません
試合開始前
逆転しました 煽るサウサンプトンサポと煽られるリヴァプールサポ
試合終了 ブックメーカー 私の的中ブックを換金中 マッチデータオマフ売り
オフィシャルなのかどうかは
分かりません
スタンド正面
リヴァプールの出待ち

 せっかくの勝ち試合、ということでいよいよ吉田麻也に会いに行きます。今度はホームの出待ち待機列とアウェイの出待ち待機列を間違えません。無事、それっぽい列を発見。
 そして、しばし待っていると……吉田麻也が現れ、並ぶファンに会釈しながらスタッフとともに車の方へと向かっていきました。タイミング的に、日本代表への合流かな?と思っていたところ、その後Twitterで吉田自らファンに説明しておりました。

Great come back 2nd half. Now off to 🎌. Sorry for everyone who was waiting outside after the game. I was in a rush! pic.twitter.com/3zGuNiKsAP

— MAYA YOSHIDA (@MayaYoshida3) March 20, 2016


 というわけで、きちんとファンに説明するあたり、さすがプレミアですね。なお、吉田が使った空港はHeathrowだったようです。

St Mary's➡︎heathrow➡︎Tokyo➡︎training➡︎hotel now! Good night😴 https://t.co/XKJtAMfVRs

— MAYA YOSHIDA (@MayaYoshida3) March 21, 2016


 ほかの選手に興味が無いといえば嘘になるのですが、こちらも時間の限界があったので、ここで退散。

出待ち列 一旦遠くへ行ってから戻ってきて、別の所へ向かう吉田
車の場所を勘違いしてたのでしょうかね?

5 2016年5月1日 vs Manchester City 4-2

 観戦5試合目はマンチェスター・シティ戦。昨年、吉田麻也がやらかして監督から酷評されたのがマンC戦でした。
 なお、私はマンU側の人間であり、この時期はマンチェスターシティについては特に何の印象もなかったのでした(とはいえ、前年2位でこの年も4位。明らかな各上です)。もちろん、今の知識ならばもうちょっとところがあるのですが、この頃はニワカ未満だったのでそんな知識レベルにはありませんでした。

 この試合のブックメーカーオッズを見ると、浦和が2.5倍、マンCも2.5倍。リヴァプールよりもマンチェスターシティの方が評価が高いのですね。
 個別の特典を見ていくと、サウサンプトン1-0勝利が7倍なのに対し、マンチェスターシティ1-0が6倍、というところに差が出ています。この辺りの微妙なところが興味深いです。


 この日のマッチデーの表紙はFWのジェイ・ロドリゲス。Wikipediaを見ると、イングランドとスペインの二重国籍みたいですね。
 この日は、1976年のFAカップ優勝から40年ということで、別冊の特集がついておりました。「別冊」という文字を見るとピクッと反応してしまいます。

表紙 マンチェスターシティ情報
In the news Tactics On this day シーズンスタッツ
吉田は3月1日を最後に2カ月ベンチ
別冊がついておりました
1976年のFAカップ優勝から40年

 さて、試合ですが、Saintsが先制し、その後Manéがハットトリック。2失点したものの、見事な勝利となったのでした。リヴァプールに続き、マンチェスターシティ相手にもホームで勝利。公式のレポートはこちらから
 そんな凄い試合を見ていたこと、そしてそのことをよく理解していなかったこと。我ながらラッキーというか酷いというか……。

入口まわり 試合前のまったりモード ようこそここへ
遊ぼうよパラダイス
おっさん達に賞状等が渡されております
おそらく、1976年から40周年のイベントだと思われます
試合前
シティサポから、軽く水色の煙が出ます
本日の先発 試合開始を待ちます 攻めるSaints ゴールで盛り上がって写真が斜めになったりした図
コーナーのチャンス スローイン 後半25分ころ
負けが込んできて
若干荒れ気味の雰囲気に
試合終了 試合後、なにやらサポーター同士揉めてました

 そして。この日も勝ち試合だったので、安心してサイン待ちの列に加わることが出来ます。基本的に、サインか写真のどっちかにしてほしそうな空気感だったので、ユニフォームにサイン貰いました。ありがとうございます。列の後ろに並び直して写真もセルフィー撮る作戦もあり得たんでしょうが、真面目な日本人であるところの私はそういうことはしませんでした。すればよかった、と今になって若干後悔してますが、小心者は悪いこと(かどうかも若干怪しいレベルだけど)が出来ないのであります。
 なお、きちんとサッカーを分かってる人は何が無くともこの日のヒーロー、ハットトリックを決めたサディオ・マネのサインを貰うために待機するんでしょうが、残念ながら何も分かってない私はそれくらいの労力を払うこともなく、帰宅したのでありました。

高級車っぽい車が並ぶ関係者駐車場
(本当に高級車かは知らない)
ファンサービスする吉田麻也 サインを貰ったユニフォーム その他、何人か(ワンヤマ、シーガー、ディヴィス)に
サイン貰いました

 なんにせよ、吉田のサインをもらえたのは嬉しかったですし、こうやってしっかりとファンサービスするプレミアの選手達は素晴らしい。まあ、そこまで選手サインにこだわりのないお国柄(競馬を見てればそれは顕著)だからこそ、という気もしますが、この辺は日本も見習うべき部分は多いと思うのでありました。

6 2016年8月7日 vs Athletic Club 1-0

 シーズンが変わって、2016-17シーズンです。この日は、スペインのアスレチッククラブとのプレシーズンマッチ戦。プレシーズンマッチということもあって?我らが吉田麻也がようやく先発しております。また、この日はチケット代が安いこともあって、友人2人を連れていきました。まあもちろん席はバラバラなので友人を誘っても仕方がないっちゃあないんだけど。

試合開始 アウェイ側は空席 スタメン 試合中 吉田 ゴール前の攻防
ハーフタイム。子供がピッチを一周したり、色々なイベントがおこなわれておりました

 試合は1-0でサウサンプトンが勝利。この日のYouTubeハイライトはこちらから


 この日も出待ちしようかとも思ったんですが、友人(インド人と中国人)は興味ないらしかったので、まあ巻き込むのも悪いなと思い、そのまま帰宅。この試合が最後の観戦となったので、私と吉田選手とのツーショット写真は撮らないままとなりましたとさ。

 ちなみに。私の家には2016-17シーズンのシーチケの案内が来ておりました。シーチケ料金は、プレミア19試合の料金やカップ戦の優先購入権等がついて、コーナー寄りのFamily席が最も安く、584ポンド。11万円くらいですかね。ゴール裏が678ポンド、約13万円くらい。この料金でこれだけ席が埋まるんだから凄いです。

封筒 案内 折り曲げたもの ←を広げるとこんな感じ

 てなわけで、計6試合、186ポンド、1試合平均5000円強という出費になりましたが、いい経験をさせて貰ったと思ってます。
 正直なところ、吉田麻也についてはこの時点では特に何の感慨も抱いていなかったのですが、吉田を追いかけたこの1年は充実していたと思います。たまたま1年間住むことになったサウサンプトンという街に日本人選手がいた、というのも非常にグッドタイミングで、我ながらラッキーでした。
 2021年五輪代表からの2022年ワールドカップでの吉田の奮闘は(ミスについて叩かれもしたけれど)、私にとって印象的でしたし、本当に素晴らしい試合を見せてくれて感謝感謝です。


トライアンフマーチ(2015年の観戦まとめ)



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